キャンプ・アウトドア情報メディア | hinata〜もっとそとが好きになる〜
焚き火

出典:PIXTA

焚き火を徹底解説!できる場所、やり方、必須アイテムを完全網羅!

2023.08.21ノウハウ

※本記事には一部プロモーションが含まれます

アウトドアの醍醐味である焚き火。「キャンプの夜の締めくくりはやっぱり焚き火」という人も多いのではないでしょうか。この記事では焚き火の道具や手順など、焚き火に関する情報を徹底的に紹介!これから焚き火をはじめたい人も、おさらいしたい人もチェック必須です!炎を眺めて癒されたり、調理をしたり… 。暖をとるだけではない、焚き火の魅力をたっぷりお伝えします。

焚き火とは?その歴史と魅力

キャンプといえば焚き火を楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。50万年前の北京原人の洞窟からも焚き火の痕跡が発掘されており、古くは100万年前から人類の歩みとともに続いてきたとされる焚き火。現代でも形を変えて人々に親しまれています。 まずは焚き火の魅力を3つの視点から見てみましょう。

暖をとれる

キャンプ場といえば夏場でも涼しいことが多く、冬は厳しい寒さに見舞われます。そんなとき焚き火は暖をとる方法として最適。シンプルな方法ながら熱エネルギーがダイレクトに伝わるため、全身が温まります。 普段使う暖房器具とは一味違った焚き火のぬくもりは格別。焚き火で暖まるひとときはまさにアウトドアの醍醐味です。

調理ができる

焚き火台に網やダッチオーブンなどをセットして調理を楽しめることも魅力のひとつ。別でバーベキューコンロなどを用意しなくても、肉や野菜を焼いたりお湯を沸かしたり、お米を炊いたりさまざまな料理が楽しめます。

癒される

焚き火の炎を眺めていると、つい時間を忘れてしまいます。都会では味わえない大きな炎のゆらぎや、パチパチとはぜる音は気持ちが落ち着き癒される人も多いのではないでしょうか。この癒し効果もまた焚き火の大きな魅力と言えるでしょう。

焚き火をやってみよう!

それでは実際に焚き火をやってみたいと思ったときにはどのようなことに気を付けて、何から始めればよいのでしょうか。3つのポイントを解説します。

ルール・マナーを守って安全に

当然ですが、焚き火は火を扱うアクティビティなので一歩間違えると大きな事故につながりかねません。そういったことを常に心にとめて、ルールやマナーを守って楽しみましょう。 焚き火をしてもよい場所や時間のチェックはもちろん、燃えた炭や灰の処理なども適切に行うことが最低限のルールです。

焚き火用のギアを楽しもう

焚き火には必要な道具がいくつかあり、それらを選んだり集めたりする過程も楽しいもの。自分の好きなブランドでそろえるもよし、それぞれ定番と言われるアイテムをチェックするもよし、人とかぶりにくいこだわりの一品を探すもよし。自分のスタイルにぴったりのギアを楽しみましょう。 また、焚火台など大きめのギアは、レンタルでサイズ感や運搬のしやすさなどを試してみるのもおすすめです。

焚き火ができる場所

さっそく焚き火をしに出かけよう!と思っても、どのような場所で焚き火をするべきか迷う人もいるかもしれません。焚き火をするためにはどのような場所を選べばよいのでしょうか。

焚き火はキャンプ場が基本

基本的に、焚き火をするのはキャンプ場がふさわしいと言えます。公園や河川敷など、なんとなく焚き火をしてもよさそうなイメージがあるかもしれませんが、それらの多くが自治体により禁止されています。 また、自宅で軽微な焚き火やバーベキューを楽しみたくても、近隣へ煙やにおいで迷惑をかけてしまう可能性が高いのでおすすめできません。キャンプ場なら煙を気にする必要もありませんし、灰を処理する設備などが整っているため、焚き火はキャンプ場で楽しむことを強くおすすめします。

「直火禁止」のルールを守ろう

焚き火をするためにキャンプ場を調べていると「直火」という言葉を目にするのではないでしょうか。直火とは、キャンプ場の地面に直接薪を置いて焚き火をすること。直火での焚き火は周辺に火が燃え移ったり、地面が汚れたり傷んだりする危険があります。そのため直火での焚き火を禁止にしているキャンプ場は少なくありません。
直火禁止の場所で焚き火をする際は必ず焚き火台を使用し、さらに焚き火シートで地面を保護すればより安心です。

焚き火に必要な道具

ここからは焚き火をはじめるときに必須といえる基本アイテムを紹介します。アウトドアメーカー各社がさまざまな焚き火用アイテムを展開しているので、自分のスタイルに合うものを選びましょう!

焚火台

多くのキャンプ場が直火での焚き火を禁止しているため、焚き火台はまず最初に手に入れるべきアイテムと言えます。サイズや重さなど、使用する人数や運搬方法に合わせてチョイス。

焚き火シート

焚き火台の下に敷いて、舞う火の粉や灰から地面を守るのが焚き火シート。難燃性に優れており、焚き火の安全性を高めます。焚火台のサイズや形状に合わせて選んでみましょう。

トーチ、着火剤

焚き火に火をともす際に使用したいのがトーチと着火剤。薪に着火剤をセットして、火をつける際にはトーチなど先が長いアイテムがあれば便利です。ガスを充填して使うコンパクトなトーチや、ガス缶をセットして使用する火力が強いトーチなど、特徴を考慮して選んでみてください。

火消し壺

焚き火を終えるとき、くすぶって高温の炭などを手早く安全に消火して片付けられるアイテムが火消し壺。キャンプ場によっては灰など持ち帰らなくてはいけない場合もあるため、燃えた後の灰や炭を密閉して安全に持ち帰るためにも必須のアイテムです。

火バサミ、トング

焚き火の途中で薪を動かしたり、小枝をくべたりするときに便利な火バサミ。焚き火を終えるときに炭を片付ける際にも使用します。手掴みできない高温の炭などを扱うために必要なアイテム。

グローブ、軍手

高温の焚き火台を運んだり、灰を火消し壺や灰捨て場に移す際に焚き火台を持ち上げたりするとき便利なのがグローブ。軍手では薄すぎて火傷してしまうような温度でも、耐熱性の高いグローブがあれば安全です。

斧、ナタ、ナイフ

販売されている薪は太めのものが多く、状況に応じて自分が使いやすいサイズに薪を割る必要があります。その際に使うのが斧、ナタ、ナイフ。持ち運びしやすい小型のものを選べば、キャンプ場でも大活躍します。

焚き火に使う薪

焚き火に使う薪には、針葉樹と広葉樹があります。針葉樹は火がつきやすく、燃え尽きるのが早いという特性があります。一方広葉樹は火がつきにくいものの、一度火がつくとゆっくり燃えて炎の持続力が高いところが特徴。 最初は針葉樹で焚き付けて、広葉樹に移した炎をゆっくり楽しむのがポイントです。

焚き火のやり方

ここからは基本的な焚き火のやり方を解説します!実際に焚き火をする前に、手順をイメージしてみてください。

(1)焚き火シートと焚き火台を設置

焚き火シートを敷き、焚き火台を設置します。安定のよい場所、周囲に燃え移るものがない場所を選びましょう。 キャンプの際に焚き火を行う場合はテントやタープから離して設置します。

(2)着火剤を置いて薪を組む

焚火台と薪

出典:PIXTA

焚き火台の中央に着火剤を置き小枝や新聞紙、針葉樹の細い薪などをふんわりかぶせます。その上に、空気の通り道を作りながら薪を組んでいきましょう。 中サイズの薪→大きめの薪という順番で組んでいくのがポイントです。

(3)チャッカマンなどで着火

中央の着火剤付近に火をつけます。着火剤じたいはすぐに燃え尽きてしまいますが、周囲の小枝や薪に燃え移りながら炎が大きくなっていきます。中サイズの薪が燃え、大きな薪に火がつくと炎が安定してくるので、適宜薪をくべながら炎を持続させましょう。

焚き火の片付け方

焚き火は正しく片付けることが非常に重要。燃え残りによる火災などが決して起きないよう、施設のルールに従って片付けを行いましょう。

(1)薪を燃やし尽くす

焚き火を片付けるとき、薪は燃やし尽くすのが理想。つまり焚き火の終了予定時間から逆算して薪を調整する必要があります。炎が小さくなり熾火(おきび)になっても、そこから燃え尽きるまで時間がかかるので要注意。 焚き火を終了する2時間ほど前から、薪を調整して片付けを意識し始めるとよいでしょう。

(2)炭や燃え残りを火消し壺に移す

燃え残った炭や灰は火消し壺に移します。施設によっては灰捨て場が設けられていることもありますが、灰を捨てられない施設の場合は火消し壺で安全に持ち帰りましょう。 灰は無機物のため、自然の環境で分解されることはありません。したがって、灰を土に埋めたり地面に撒いたりする行為は厳禁。必ず適切な方法で処理しましょう。

水をかけて消火はNG!

急いで消火したいあまりに、焚き火に水をかけたくなることもあるかもしれません。しかし焚き火に水をかけることは避けたい行動です。水蒸気の発生により灰が遠くへ舞い散り、周囲へ迷惑をかけてしまうほか、焚き火台が傷んだり変形することも。焚き火が自然に燃え尽きるのを待ちましょう。 また、煤がついたアイテムをキャンプ場などで洗うと施設を汚してしまう可能性があり、迷惑がかかります。自宅で洗浄するようにしましょう。

焚き火にあると便利な道具

ここからは、あると便利な焚き火アイテムを紹介します。サイトが充実し、焚き火もぐんと楽しくなりますよ!

薪ラック

薪を置いておくラックを紹介します。地面に置いておくと意外と邪魔になったりつまづいたりすることもありますが、薪ラックがあるとすっきり片付いておすすめです。

火吹き棒

炎を大きくしたいときに空気を送り込む火吹き棒。火吹き棒を使うとピンポイントで空気を送れるため、団扇などであおぐより灰の舞い散りも抑えられます。焚き火の周囲は高温になるので、長くて耐熱性が高いものを選ぶのがポイント。

リフレクター

風から焚き火をガードするリフレクターを紹介します。風が強い日などでも炎が安定し、火が消えたり火の粉が飛んでしまうことを防ぎます。

焚き火に強いタープが安心

化学繊維は火の粉で穴が空いてしまうことがありますが、耐熱性が高く火の粉に強い「焚き火タープ」があれば安心。ポリエステルとコットンの混紡生地である「TC素材」によるタープが定番です。 TC素材は化学繊維より重いため、使う人数や運搬方法を考慮してサイズを選んでみてください。

焚き火ウェアにも注目

難燃素材のウェアにも注目してみましょう!たくさん配置されたポケットなど、難燃性以外にも高い機能性を持つウェアが数々ラインナップ。タウンユースしてもおしゃれなところがポイントです。

焚き火テーブルで焚き火を囲もう

焚き火サイドには熱に強い焚き火テーブルを設置するのがおすすめ。ロータイプのコンパクトなテーブルから、囲炉裏のように焚き火を囲めるものまでさまざま。人数やシチュエーションに合わせて選んでみましょう!

焚き火レシピもチェック!

焚き火台に網やダッチオーブンをセットして、焚き火調理を楽しむのもおすすめ。本格的な料理はもちろん、ホットサンドや焼きマシュマロなど手軽なレシピでも、家のコンロとは違った特別な体験を楽しめますよ。

楽しく安全に焚き火の時間を過ごそう!

アウトドアならではの楽しみである焚き火。火を扱うからには責任を持って行うことが必要ですが、ルールを守って正しい方法で楽しめば素敵な思い出になること間違いなし。 お気に入りのギアとともに炎を囲んで、ゆったりとした時間を過ごしましょう。

今回紹介したアイテム

商品画像スノーピーク 焚き火台L スターターセットコールマン ファイアーディスクロゴス たき火台シートDOD タキビバビデブーSOTO スライドガストーチスノーピーク フォールディングトーチキャプテンスタッグ 大型火消しつぼ 火起し器セットユニフレーム 火消し壺SUSラルファ オリハルコン野良道具製作所 野良ばさみペトロマックス アラミドプロ 300スノーピーク ファイヤーサイドグローブ ユニフレーム 燕三条乃斧モーラナイフ コンパニオンヘビーデューティーロゴス ワイド薪ラックウッドテーブルバンドック 薪キャリースタンドDoribiru 火吹き棒キャプテンスタッグ スライド火吹き棒 Lキャプテンスタッグ 風防ウインドスクリーンユニフレーム ウインドスクリーンテンマクデザイン ムササビウイング13ft. TC“焚き火”バージョンエバニュー ポリコットンタープ Tarp TC4グリップスワニー ファイヤープルーフプルオーバーナンガ タキビリップストップ フィールドベスト尾上製作所 マルチファイアテーブルⅢユニフレーム 焚き火テーブル
商品名スノーピーク 焚き火台L スターターセットコールマン ファイアーディスクロゴス たき火台シートDOD タキビバビデブーSOTO スライドガストーチスノーピーク フォールディングトーチキャプテンスタッグ 大型火消しつぼ 火起し器セットユニフレーム 火消し壺SUSラルファ オリハルコン野良道具製作所 野良ばさみペトロマックス アラミドプロ 300スノーピーク ファイヤーサイドグローブ ユニフレーム 燕三条乃斧モーラナイフ コンパニオンヘビーデューティーロゴス ワイド薪ラックウッドテーブルバンドック 薪キャリースタンドDoribiru 火吹き棒キャプテンスタッグ スライド火吹き棒 Lキャプテンスタッグ 風防ウインドスクリーンユニフレーム ウインドスクリーンテンマクデザイン ムササビウイング13ft. TC“焚き火”バージョンエバニュー ポリコットンタープ Tarp TC4グリップスワニー ファイヤープルーフプルオーバーナンガ タキビリップストップ フィールドベスト尾上製作所 マルチファイアテーブルⅢユニフレーム 焚き火テーブル
商品リンク


あわせて読みたい記事