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ハッカ油スプレー

今話題「ハッカ油スプレー」の作り方!虫除け以外の効果やデメリットも解説

2024.07.31ノウハウ

※本記事には一部プロモーションが含まれます

アウトドアやキャンプで欠かせないのが虫除けアイテム。近年、植物由来の「ハッカ油」を使って自作の虫除けスプレーをつくる人が増えています。本記事では自宅で簡単にできるハッカ油スプレーの作り方と効能、デメリットや注意したいポイントについて解説します。

万能アイテム「ハッカ油」とは

ミントの香りが特徴の「ハッカ油」

ハッカ油とは、ハッカソウを乾燥させて抽出した植物油のこと。葉の量の2%しか摂れない、非常に貴重な成分です。ハッカにはスーッとした清涼感のある香りに加え、消臭効果や虫除け効果、さらにはリラックス効果があるとされており、日常生活のさまざまなシーンで役立てることができます。

ミントとハッカは同じ?

ミントとハッカに違いはあるの?と疑問に感じる人も多いですよね。厳密にいうとミントとはシソ科ハッカ属の植物の総称で、その中にハッカやペパーミント、スペアミントなどが含まれます。ミントは世界中に多くの品種があるため、日本産のミントを「ハッカ」と呼ぶことが多いです。 和製ハッカはメントールの含有量が多いのが特徴。その量は、ミントの代表とも言えるペパーミントの2倍以上ともいわれています。

日常で大活躍!ハッカ油の特徴と効能

ミントの葉とハッカ油

出典:PIXTA

日常で役立つ「ハッカ油」の効能と特徴を解説します。虫除けや掃除など、万能に使う方法も紹介するのでチェックしてみてください。

うれしい「消臭&抗菌効果」

ハッカの特徴でもある清涼感のある香りは、メントールによるもの。メントールには、消臭や抗菌・殺菌効果があり、古くから湿布や咳止めなどの医薬品に使われてきました。現在も天然の除菌剤として、歯磨き粉やシャンプー、防虫剤など幅広いアイテムに使用されています。

爽やかな香りの「リラックス、清涼効果」

メントールには覚醒作用もあるため、頭をスッキリさせたいときや、眠気覚ましにも効果アリ!ハッカのスーッとした香りが気持ちをリフレッシュしてくれます。ハッカの量を抑えて、ほんのり香るように部屋にふきかけると、気持ちを落ち着かせてリラックスさせる効果も。眠気覚ましに使われるハッカ油が安眠効果をもたらすアイテムに変わります。使い方や量によってさまざまな効果が感じられるのもハッカ油の魅力です。

アウトドアに最適!「虫除け効果」

人間にはリラックス効果をもたらしてくれるハッカ油ですが、虫には苦手な香りだといわれています。蚊やブユ(ブヨ)、アブ、カメムシなどの害虫を遠ざけてくれる効果があります。ハッカ油は天然成分のため、肌に優しいのもうれしいポイント。殺虫剤の成分に不安がある人や子どもでも安心して使えます。アウトドアだけでなく家の中や外出先でも使えるため、常備しておくと便利です。

ハッカ油スプレーの作り方

ハッカ油の効能を手軽に活用できるのが「ハッカ油スプレー」です。ここからは基本の作り方と、肌に優しいエタノールなしでの作り方、使用期限などを紹介します。いずれも簡単&手軽なので、キャンプの備えにつくってみてください。

基本の作り方

さっそく作り方を紹介します。 【材料】
  • ハッカ油…5~6滴
  • 無水エタノール…10mL
  • 水(精製水・水道水)…90mL
  • スプレー容器(ポリスチレン製でないもの)…1本
【作り方】
  1. ハッカ油と無水エタノールを容器に入れ、よく混ぜ合わせる
  2. 水を入れてさらに混ぜれば、完成!

ポイント

  1. ハッカ油とエタノールを先によく混ぜる

  2. 直接肌につける場合は純度の高い精製水がおすすめ

  3. 長持ちさせたい場合は塩素が含まれる水道水がおすすめ

▼hinata TVで作り方をチェック!

エタノールなしの作り方

無水エタノールを使わなくてもハッカ油スプレーをつくることは可能です。水とハッカ油が分離してしまうため、使う度にしっかり振る必要がありますが、コストを抑えたい場合やアルコールの成分が苦手な人にもおすすめです。無水エタノールが入っていない分、保存期間が短くなることも覚えておきましょう。
【材料】
  • ハッカ油…5~6滴
  • 水(精製水・水道水)…50mL
  • スプレー容器…1本
【作り方】
  1. ハッカ油と水を容器に入れる
  2. よく振って混ぜれば、完成!

ポイント

  1. 水と油は分離するため使用前によく振る

  2. 直接肌につける場合は2~3日で使い切る

ハッカ油スプレーの注意点とデメリット

万能ともいえるハッカ油スプレーですが、ハッカ油ならではの注意点がいくつかあります。デメリットを理解して、正しく安全に使用しましょう。

目や粘膜周辺は避けて使おう!

目の痛みを感じている女性
ハッカ油は刺激が強いため、目のまわりには使用しないようにしましょう。目の中や粘膜の近くにハッカ油が付着すると強い痛みを感じることもあります。万が一、ハッカ油が目に入ってしまったときは、流水でしっかりと洗い流してください。

赤ちゃんや妊娠・授乳中の人の使用は注意

赤ちゃんの写真
ハッカ油はもともと医療や食用として使用されている天然素材のため、基本的には安心して使用できます。しかし肌の弱い人が触れると、肌荒れなどを引き起こす恐れも。抵抗力の低い赤ちゃんにも刺激が強すぎる場合がありますので、薄めて使用するようにしましょう。 また、妊娠中にハッカ油を使用すると、体が冷えたり、お腹が張りやすくなったりすることがあります。ハッカに含まれるメントンには神経毒性もあるため、妊娠中や授乳中の使用は避けましょう。

動物への使用も要注意!

ハッカ油スプレー

出典:PIXTA

消臭やダニ対策にも効果を発揮するハッカ油ですが、猫などの動物は精油を体内で分解できないため、中毒症状を引き起こすことがあります。小鳥やモルモットも同様。ペットを飼っている家庭での使用には注意しましょう。

ポリスチレン製のボトルはNG!

ハッカ油には、ポリスチレン素材を溶かす作用があります。ガラス製や陶器などは問題ないので、スプレー容器を選ぶ際は、しっかり素材を確認しましょう!スプレー容器は、安いものであれば100円ショップでも購入できます。

「虫除け」であって「殺虫剤」ではない

ハッカ油スプレーには虫が嫌がり避けていく効果がありますが、殺虫能力はありません。そのため室内から外へ虫を追い払うには、効き目が薄い場合もあります。あくまでも、香りで虫を遠ざけるためのスプレーであることを覚えておきましょう!

涼しく感じても…身体の熱は放出しない

熱がる男性

出典:PIXTA

ハッカ油を使用すると、スーッとした清涼感から熱さを感じにくくなりますが、それはあくまで体感温度が下がっただけ。ハッカ油には身体の熱を放出する効果はありませんので、夏場は特に水分補給や適度な休憩をとることを忘れないようにしてください。

使いすぎや引火に注意!

メントールは刺激が強いため、使いすぎには注意が必要です。原液を直接肌につけるのもNG。感じ方には個人差がありますので、最初は薄く希釈したものを使い、様子を見ながら用途に合わせて分量を調節しましょう。また、引火を防ぐため、ストーブやコンロの近くには置かないようにしてください。

持続効果は約1~2時間

ハッカ油の虫除け効果は強力ですが、天然成分ゆえに、市販の虫除けスプレーほど効果が持続しません。効き目があるのは1〜2時間ほど。こまめにハッカ油スプレーを吹きかけるようにしましょう。

使用期限は1週間〜10日

ハッカ油スプレーは時間がたつにつれて香りが変化して、虫除けとしての効果が低くなっていきます。つくったハッカ油スプレーは、1週間から10日くらいで使い切るようにしましょう。残ったスプレーは直接肌にはつけず、生ゴミやトイレに吹きかけて、処理するのがおすすめです。

ハッカ油スプレーの使い方と活用術

虫除け以外にも日常生活で役立つハッカ油スプレーの使い方を紹介します!虫除けとしてだけでなく、キャンプやお風呂でも使えるのです。

アウトドアでの虫除け、消臭に

屋外で帽子をかぶった女性2人

出典:PIXTA

ハッカ油には消臭・冷却効果があるため、汗をかく夏場のアウトドアにはぴったり!身体はもちろん、テントに吹きかけても効果が期待できます。空気がこもりがちなテント内の消臭ができる上に、虫除け対策もできるので一石二鳥。暑くて寝苦しいときは首や腕・脇などにシュッとひと噴きするだけで清涼感に包まれます。

マスクに数滴垂らせば、鼻詰まりもすっきり

花粉症や風邪で鼻が通らないときは、マスクにハッカ油を一吹きしてみましょう。メントールの成分が、鼻づまりを緩和してくれることがあります。医薬品ではないので風邪を治す作用はありませんが、気分もリフレッシュできますのでぜひ試してみてください。マスクのにおいが気になる場合は、マスクケースにハッカ油を染み込ませたティッシュを入れておく方法もおすすめです。

自宅での防虫、ゴキブリ対策にも!

ゴキブリを退治する親子

出典:PIXTA

ハッカの香りには、ゴキブリを寄せつけない効果もあります。キッチンや玄関など、気になるところに吹きかけておくだけでゴキブリ対策になるので、害虫駆除剤を使いたくない人にもおすすめです。ただし、殺虫能力はないのでゴキブリに直接吹きかけても退治できないことがほとんど。ハッカ油はあくまでもゴキブリの侵入の予防策として使いましょう。

お風呂場で爽快!ハッカ油風呂やシャンプーに

せっかくお風呂に入っても、すぐに汗をかいてしまう…そんなときは、ハッカ油を湯船に数滴垂らしてみましょう。いつもと同じ温度のお湯でも、さっぱりとした清涼感が得られます。天然アロマの心地よい香りは、まるでエステサロンにいるかのような気分にさせてくれます。 シャンプーやボディソープに1滴のハッカ油を混ぜて使用するのもおすすめ。ハッカ油が持つ消臭・殺菌効果のおかげで汗臭さや加齢臭の緩和も期待できます!

グリセリンを混ぜればディフューザーに変身

ハッカ油スプレーにスティックを刺せば、簡単にリードディフューザーをつくることも可能です。香りを長持ちさせる効果のあるグリセリンを混ぜれば、よりアロマ効果を楽しめます。香りが少なくなったらハッカ油を足せば繰り返し使えるのも魅力的!ハッカ油はスプレー以外にも幅広い用途で使えるので、家庭に常備しておくと重宝します。

+1アイテムで家中のお掃除に大活躍

ハッカ油は重曹やクエン酸などと一緒に使うことで、家のお掃除に活用できます。 【ハッカ油+重曹】 重曹は皮脂汚れや油汚れを落とすのに適しているので、お風呂掃除やキッチンまわりの掃除におすすめ。油のベタつきを落とすのに効果的です。また、ハッカ油の虫除け効果により、ゴキブリや小バエの対策にもなります。 【ハッカ油+クエン酸】 クエン酸は水垢や石鹸カス、尿石などの水まわりの汚れを落とすのに有効なので、シンクやトイレ掃除におすすめ。特に、尿石のできやすい便器のふち裏はハッカ油スプレーで掃除する習慣をつけると、尿石の付着防止につながります。 【ハッカ油+炭酸水】 炭酸水100mLにハッカ油を3滴たらして混ぜたら、自家製ガラスクリーナーの完成。炭酸がガラスの表面の汚れを浮かせてくれます。さらに、ハッカ油がカビの発生を抑えてくれるので、きれいな状態が長く保たれるのもうれしいポイントです。

ハッカ油スプレーづくりにおすすめの「ハッカ油」5選

ここからは、ハッカ油スプレーをつくるのにおすすめのハッカ油を紹介します。ビンタイプがほとんどですがボトルタイプもあるので、それぞれの特徴を把握して購入の参考にしてください!

ハッカ油スプレーおすすめ4選

最後に、「つくる手間を省きたい」と考えている人におすすめの、買ってすぐに使える「ハッカ油スプレー」を紹介します。

ハッカ油スプレーで快適に過ごそう!

アウトドアを楽しむファミリー

出典:PIXTA

ハッカ油は、除菌や消臭、虫除けなどうれしい効果が満載。天然成分なので、子どもから大人まで安心して使えます。気持ちがすっきり明るくなる爽快感のある香りは、一度使うと病みつきになりますよ。ネット通販をはじめ、ドラッグストアなどでも購入できるので、ぜひ生活に取り入れてみてください。

今回紹介したアイテム

商品画像健栄製薬 天然 ハッカ油 瓶タイプ北見ハッカ通商 ハッカ油 ボトルペパーミント商会 天然ハッカ油200ml武内製薬 ハッカ油 20mLこまもり ハッカ油 天然 100%北見ハッカ通商 ハッカ油スプレー ハローキティ健栄製薬 ハッカ油 スプレータイプペパーミント商会 天然ハッカスプレー純滴 高級和種ハッカ油スプレー
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