【徹底比較】最強の保冷バッグ29選|編集部が保冷力・使いやすさを検証
暑い季節のキャンプや買い出しに必須な「保冷バッグ(ソフトクーラー)」。 この記事では、保冷力最強なモデルを探している人に向けて、全29アイテムの検証を実施!氷の残量などのリアルな保冷力を数値化し、最強の保冷バッグをランキング形式で紹介します。
「保冷バッグ」とは?
冷気を逃がさず、食材の鮮度や冷たさを守ってくれる保冷バッグ。より本格的な箱型のものは「ソフトクーラーボックス」とも呼ばれています。
武骨な見た目で頑丈なハードクーラーボックスと比べると保冷力に劣りますが、とても軽くコンパクトに折りたためることが最大の特徴です。スーパーの買い物に役立つトートバッグ型や、お弁当を運ぶのに便利なポーチ型など、配色をおしゃれに仕上げ、機能性も維持するモデルも豊富。
近年は性能が向上し、キャンプやバーベキューのメインクーラーとして使える保冷力をそなえた、高性能な保冷バッグが続々と登場し、ますます注目を集めています!
保冷バッグの選び方
保冷バッグは多様なサイズやデザインが揃っているのも魅力のひとつ。とはいえ、どれを選べばいいか迷ってしまいがちです。容量やデザイン、保冷時間など、さまざまなポイントに注目して選んでみましょう。
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【形状で選ぶ】形状によって使い勝手が大きく変化
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【容量・サイズで選ぶ】目的に合ったサイズを選ぼう
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【保冷力で選ぶ】断熱材の種類が性能を左右する
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【機能性で選ぶ】収納のしやすさや独自の機能にも注目
【形状で選ぶ】形状によって使い勝手が大きく変化
ソフトなつくりの保冷バッグにはさまざまな形状が存在します。持ち手が付いたタイプが一般的ですが、ほかにもさまざまな形やおしゃれなデザインのものがあるので、シーンや持ち運ぶ物に合わせたモデルを選びましょう。
また、液体ものは重くバッグの中で安定しにくいので、持ち手のつくりが丈夫なものが安心!長時間腕に掛けたり、手に持ったりしていると、重みで手や肩に痛みが出ることもあります。そのため、重さを分散できるような、リュックのようなショルダーをそなえているかもチェックしてみましょう。
【容量・サイズで選ぶ】目的に合ったサイズを選ぼう
保冷バッグには、お弁当用の小型タイプから、大人数分の食材や飲み物を収納できる大容量タイプまで、さまざまなサイズがあります。大容量タイプはたくさんの物を入れられて便利ですが、幅や重量が大きくなる点には注意が必要です。購入時は、使用する人数や用途に応じて容量を見極めましょう。
今回、全29製品を検証した結果、食材や飲み物を「冷やす」機能には大きな差は見られなかったものの、「保冷力」には明確な違いがありました。保冷力の差は、バッグ内部の空間(エアスペース)の大きさと、冷気をどれだけ逃がさないかという密閉性の高さによるものです。
サイズに関係なく、エアスペースが少なく、密閉性の高いモデルほど優れた保冷力を発揮していました。ジッパーの隙間が大きいものや、簡単に外せる面ファスナータイプのランチバッグは、性能が低くなる傾向が見られます。
このように、大容量の保冷バッグはたくさん収納できる一方で、空間ができやすく保冷効率が下がるというデメリットもあります。日常的に使いたい場合は15L前後、バーベキューなどには25L程度など、目的に合ったサイズを選ぶことが大切です。
【保冷力で選ぶ】断熱材の種類が性能を左右する
アウトドアで使う際に重要な「保冷力」は、使用されている断熱材の種類によって大きく左右されます。
保冷バッグに使われている主な断熱材は、熱を反射して内部の温度上昇を抑える「アルミ」、性能と価格のバランスに優れた「ポリウレタン」、そして耐久性が高く経済的な「ポリエチレン」の3種類。それぞれに保冷性能はそなわっていますが、断熱材が厚くなるほど重量も増す傾向にあります。特に、三層構造を採用しているモデルは、しっかりした保冷力があるぶん、やや重さを感じやすいことも。
キャンプやバーベキューなど、長時間の保冷が必要なアウトドア用途にはポリウレタンやポリエチレン素材のモデル、日常的に使いやすい軽量モデルを探している場合は、アルミ素材がおすすめです。
【機能性で選ぶ】収納のしやすさや独自の機能にも注目
今回、全29製品を検証した結果、持ち運びやすさには大きな差は見られませんでしたが、収納性や開閉のしやすさには明確な違いが見られました。
高い保冷性能を実現するために厚みのある断熱材を使用している製品の中には、折りたたんでもかさばるものや、そもそも折りたたみが考慮されていないモデルもあります。車での持ち運びには問題ない場合でも、バイクや自転車など積載スペースが限られるシーンでは不便に感じる可能性があります。そのため、購入前には収納時のサイズをしっかり確認することが大切です。
特にリュックタイプのような大型の保冷バッグであっても、コンパクトに折りたためる機能をそなえたモデルは、使い勝手がよく高評価を得やすい傾向にあります。
なお、ジッパータイプの中には、金具部分が固く、開閉時に力を要するモデルもいくつか確認されました。
【保冷バッグを比較検証】2つのポイントで性能を評価
今回はAmazonなどで人気の29アイテムを、冷たさをキープする「保冷力」と、物の出し入れのしやすさや収納時にどこまでコンパクトになる「かなどの使いやすさ」の2つのポイントで比較しました。
※検証結果はhinata編集部が測定した数値です。メーカー公表値とは異なります。
【〜9L】人気保冷バッグおすすめランキング12選
【1位】CB JAPAN(シービージャパン) 保冷ランチトートバッグ maneuver 7L
【2位】Lunchichi ランチバッグ 7L
【3位】TABERUNY(タベルニー) クーラーポーチ S
【4位】MERCIE(メルシー) ランチバッグ
【5位】padou ECORIPクーラーおりがみポーチ
【6位】THERMOS(サーモス) ソフトクーラー/RFD-005 5L
【7位】サーモス スポーツ保冷バッグ/REY-003 3L
【8位】DOD(ディーオーディー) ソフトくらら(4)
【9位】CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) CSネイティブ クーラーバッグ6L
【10位】ASVEL(アスベル) 保温・保冷ランチバッグ(1段・2段共用) 1L
【11位】DEAN & DELUCA(ディーン&デルーカ) ランチバッグ
【12位】DEAN & DELUCA クーラーバッグ ブラックM
【10L〜】人気保冷バッグおすすめランキング7選
【1位】MJMJ クーラーボックス 18L
【2位】Coleman(コールマン) デイリークーラートート 15L
【3位】キャプテンスタッグ スーパーコールドクーラーバッグ 12L
【4位】ICEMULE(アイスミュール) クラシッククーラー 10L
【5位】キャプテンスタッグ デリス シルバーソフトクーラーバッグ 15L
【6位】サーモス 保冷ショッピングバッグ/REV-012 12L
【7位】LOGOS(ロゴス) ハイパー氷点下クーラーM 12L
【20L〜】人気保冷バッグおすすめランキング7選
【1位】SUMATE クーラーバッグ 28L
【2位】TOURIT(トウリト) 保冷リュック 25L
【3位】トウリト 保温保冷バッグ 28L
【4位】Leechatwin 保冷リュック 20L
【5位】キャプテンスタッグ キャンプアウト トートクーラーバッグL 22L
【6位】LHZK 保冷バッグ 28L
【7位】GUSCIO ITALY(グッシオ イタリー) レジカゴ
【30L〜】人気保冷バッグおすすめランキング3選
【1位】コールマン アルティメイトアイスクーラーII 35L
【2位】キャプテンスタッグ リュック型クーラーバッグ 30L
【3位】ロゴス ハイパー氷点下クールマスター・リュックXL
保冷バッグを効果的に使うには?
常温のバッグに食材を入れると、熱が放出されず、効果的に冷やせません。保冷バッグを効率的に冷やし、保冷時間を伸ばしたいなら、保冷剤が必須!保冷剤をふた裏に設置したり、仕切りのように食材の間に挟んだり、上下に配置して冷気のサンドイッチ構造をつくったり、と冷気を上手く利用して配置しましょう。
また、物を取り出す頻度を減らしたり、直射日光や直置きを避けたりすることも、保冷効果を持続させる上で大切です。
最強の保冷剤おすすめランキング21選!冷却力・持続力で比較検証
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保冷剤の捨て方を解説!気になる中身と注意点は?
夏のキャンプに必須の保冷剤。ケーキや要冷蔵のスイーツを買うと貰え、ついつい家にたまってしまいがち。保冷剤の中身がよく分からず、捨てずにとっている方のために、今回は保冷剤の正しい捨て方と注意点、再利用法を解説。ぜひ日々の生活に役立ててください。
保冷バッグに関するよくある質問にお答え!
ここからは保冷バッグに関するよくある疑問とその回答を紹介!事前に不安な点や分からないことを解決して、製品選びの失敗がないようにしましょう。
保冷バッグとハードクーラーの違いは?どちらを選べばいい?
保冷バッグ(ソフトクーラー)は、軽量で折りたためるのが特徴。買い物や通勤、デイキャンプなど持ち運び重視のシーンに向いています。
一方で、ハードクーラーは高い保冷力と頑丈な構造が魅力で、長時間のアウトドアや車移動が多い人におすすめです。
保冷バッグの寿命はどれくらい?買い替えの目安は?
保冷バッグの寿命は、
使用頻度や素材・保管環境によって異なります。明確な年数は製品ごとに異なりますが、数年程度で保冷効果や素材の劣化が見られるケースも。
明らかな保冷性能の低下や破損が見られた場合は、
買い替えを検討しましょう。
【保冷バッグの買い替え目安】
- 内側の防水シートの破れや剥がれ
- ジッパーの不調や気密性の低下
保冷バッグを長く使うために気をつけることは?
使用後は水分をしっかり拭き取り、完全に乾燥させてから収納しましょう。湿ったまま保管すると、カビや臭いの原因になります。
また、高温や直射日光は劣化を早める原因になります。屋内の涼しく乾燥した場所で保管し、数ヶ月に1度は取り出してカビが生えていないかなど、状態を確認するのがベターです。
使用中は、重いもの・鋭利なものを直接入れず、内張りや断熱材が破れないよう工夫することも長く使うポイントです。
夏のキャンプに!買い物に!頼れる保冷バッグを手に入れよう
保冷バッグはハードクーラーと比較して容量や形状など多種多様。それ故に自分の使いたいシーンやスタイルに合ったものを見極めることが大切です。保冷バッグの購入を検討している人は、この記事を参考に「自分にとっての最強保冷バッグ」を探してみてくださいね。