虫除けスプレー人気おすすめ28選!手作り方法も解説
外で遊ぶことが多い夏の時期は、虫除けスプレーが大活躍します。しかし虫除けスプレーの種類が多く、「どの虫除けスプレーが使いやすいのか」悩みますよね。今回はおすすめの虫除けスプレーとともに、意外に知られていない成分の違いや、赤ちゃんでも使える製品も紹介していきます。あわせて「手作り虫除けスプレー」の作り方も紹介するので、自分で作成してみたい!という方はぜひ参考にしてください。
虫除けスプレーに使われている2大成分をチェック!
意外と知られていない虫除けスプレーの成分。虫除けスプレーの成分は、「ディート」「イカリジン」タイプの2種類に分かれます。また虫除けスプレーは適用される害虫と有効成分の濃度により、医薬部外品と医薬品に分かれています。
「医薬部外品」の適用害虫は、蚊成虫、ブヨ(ブユ)、サシバエ、ノミ、イエダニなど。一方「医薬品」は医薬部外品の適用害虫に加え、重大な感染症である「ツツガムシ病」の原因、ツツガムシに対する忌避効果が加わっています。
有効成分では、ディートの濃度が12%以上のものは「医薬品」、10%以下は「医薬部外品」と分類され、医薬品の方が濃度が濃く、虫除け効果の高い製品といえます。
ここからは「ディート」「イカリジン」タイプの特徴についてお伝えしていきます。
キャンプにおすすめ!効果が高い【ディートタイプ】
ディートタイプは虫除けスプレーで最も使用されている成分。主に昆虫などの忌避剤として用いられる化合物で、吸血害虫の感知能力をかく乱し、吸血行動を阻止する効果を持っています。虫除けとしては非常に効果的で適用害虫は、蚊・ハエ・ノミ・イエダニ・マダニ・アブ・ナンキンムシ・ツツガムシなど。アウトドアで避けたい虫がメインなので、キャンプやハイキングで大活躍します。
しかし
赤ちゃんや子ども(12歳未満)に対しての使用には制限があるため、注意が必要です。
【使用制限】
製品によってはディートの濃度で使用条件が変わるタイプもあるので、ディートタイプを購入する場合は使用方法を必ず確認しましょう。
赤ちゃん・子どもでも安心【イカリジンタイプ】
赤ちゃんや子どもにも優しい虫除け成分「イカリジン」。1980年代にドイツで開発され、日本では2015年に承認されました。イカリジンは開発後30年以上にわたり、子どもに対する大きな健康被害がなく、50カ国以上で使用されている成分です。
ディートとほぼ同様の強さを発揮しますが、適用害虫は蚊・ブユ・アブ・マダニの4種類。しかし年齢による使用・回数制限がなく安全性が高いため、6カ月未満の乳児にも安心して使用できます。
大人だけでなく、赤ちゃんや子どもも一緒に使えるため、家族全員で使う場合はイカリジンタイプの虫除けスプレーがおすすめです。
オーガニック派には【アロマタイプ】がおすすめ
植物の花や葉などから抽出された天然成分のアロマタイプ。植物由来のため肌に優しい製品が多く、「ディートタイプ」や「イカリジンタイプ」を肌に使うのが不安な方におすすめです。
「ディートタイプ」や「イカリジンタイプ」に比べると虫除け効果は少し弱くなりますが、植物由来の天然成分のため、赤ちゃんや子どもに使える製品が多いのが特徴。またデザインがおしゃれなものが多いので若い女性にも人気のあるタイプです。
スプレーの噴射タイプは2種類
虫除けスプレーの噴射には「ミストタイプ」と「エアゾールタイプ」の2種類があります。それぞれメリット・デメリットがあるので、どちらが使いやすいか好みで選びましょう!
使いたい場所がピンポイントなら【ミストスプレータイプ】
霧吹きのようにミスト状になるミストスプレータイプは、噴射量があまり多くないため、使いたい場所だけに吹き付けられます。広範囲に吹き付けたい場合は多少手間がかかりますが、服などに付着してしまう危険性も少なく、付けたい場所だけに重ね付けしやすいのがメリットです。
また虫除けスプレーの飛び散りが少ないミストタイプは子どもにもピッタリ。手が汚れてしまうデメリットもありますが、手で塗り広げることでべたつきもなく、塗りむらなく広げられます。使用者の年齢や塗る場所&範囲に合わせてスプレータイプを選ぶのがおすすめです。
広範囲に使用するなら【エアゾールタイプ】
エアゾールタイプの虫除けスプレーは押し続ければ薬液が出続けるため、楽に広範囲にスプレーできるのがメリット。素早く虫除けをしたい場合にはとても便利です。
デメリットとしては噴射量が多いため、空気中に散乱した薬液を口や鼻から吸い込んでしまう恐れがある点。そのため使う際には風向きや、周囲に人がいないかなど注意して使用しましょう。
虫除けスプレーを手作りしよう!
市販の虫除けスプレーを、赤ちゃんや子どもに使うのは不安という方も多いですよね。そんな方におすすめなのが手作りの虫除けスプレーです。ドラックストアや雑貨屋さんで手に入る「ハッカ油」を使って、簡単に作れる虫除けスプレーのご紹介です。
「ハッカ油の虫除けスプレー」作り方
ハッカの葉茎から抽出して作られるハッカ油は天然成分なため比較的、安心して赤ちゃんや子どもに使用できます。「刺激が強すぎるかも…」と心配な場合でも手作りなら調節可能。ハッカ油の濃度を薄めて自分好みの虫除けスプレーを作りましょう!
【
用意するもの】
ハッカ油・・・・・・・・5~6滴
無水エタノール・・・・・10ml
水・・・・・・・・・・・90ml
スプレー容器(100ml)・・1つ
【
作り方】
- ハッカ油と無水エタノールをスプレー容器に入れ、よく混ぜ合わせる
- ハッカ油と無水エタノールがうまく混ざり合った後、水を入れてさらによく混ぜ合わせる
- 手作り虫除けスプレーの完成
ポイントは
最初にハッカ油と無水エタノールを混ぜ合わせている「1」の工程。ハッカ油は「油分」なので油の性質上、先に水と一緒にしてしまうとよく混ざりません。
先にハッカ油を無水エタノールに溶かすことで、ハッカ油と水がうまく混ざります。順序を間違えるとハッカ油と水が分離してしまうので、必ずこの順序で作成してください。
完成したら冷蔵庫で保管し、
1週間程度で使い切ってしまうのがおすすめ。使う前にはよく振ってから使用しましょう!
プラスチック容器はハッカ油に溶けるので注意!ガラス容器がおすすめ
ハッカ油で虫除けスプレーを作成する際は遮光性のあるガラス容器がおすすめ。プラスチック製のスプレーボトルはハッカ油の成分で溶けてしまう可能性があります。
プラスチック容器でもアルコールや精油対応の製品であれば使用できるので、プラスチック容器を使用する場合は対応しているかどうか確認しましょう。
好みでレモングラスなどハーブを入れてもOK!
レモングラスには蚊が嫌う成分が入っているため、柑橘系の香りが好きな方はハッカ油代わりにレモングラスオイルでも虫除けスプレーを作成できます。
香りが物足りない場合は、ラベンダーなどお好みでアロマオイルを追加すると、より自分好みの虫除けスプレーに仕上がります。ただしオイルが濃くなると肌へ負担がかかってしまうため、適宜薄めながら作成しましょう。
ディート・イカリジン・アロマの成分別!人気おすすめ虫除けスプレー28選
ここからは「ディート」「イカリジン」「アロマ」の3成分別に、おすすめの虫除けスプレーを紹介していきます。特徴もお伝えしていくので、自分のスタイルに合った虫除けスプレーを探しましょう!
【ディート配合】虫除けスプレーおすすめ10選
適用害虫が多く虫除け効果の高い【ディート配合】虫除けスプレーのおすすめ商品のご紹介です。
【イカリジン配合】虫除けスプレーおすすめ10選
赤ちゃんや子どもにも安心して使用できる、【イカリジン配合】虫除けスプレーのおすすめ商品を紹介します。
【アロマ配合】虫除けスプレーおすすめ8選
植物由来の柔らかい香りや使い心地を持つ【アロマ配合】虫除けスプレーの、おすすめ商品を紹介します。
虫除けスプレーが目に中に入った時の対処法
虫除けスプレーが目に入った場合、目薬をつけたり目のごみを取るような商品は使ったりせず、流水で目を洗いましょう。原因となる液体を取り除くためには流水で洗うのが1番です。
流水で洗い流した後、目がゴロゴロしたり瞼が腫れたりするようであれば病院を受診してください。また腫れるなどの症状がなくても、見え方が悪く違和感がある場合も病院を受診しましょう。
虫除けスプレーって飛行機に持ち込みできるの?
虫除けスプレーは機内へ持ち込み可能です。しかし国内線と国際線で持ち込める容量や条件が異なるのでチェックしておきましょう。
【国内線】
機内に持ち込む場合は500ml以下で、チャック式透明袋に入れればOK。虫除けスプレーに関わらず、持ち込み・お預けともに制限が合計2L以下と制限があるので注意しましょう。
【国際線】
機内に持ち込む場合は100ml以下で、ジッパー式透明袋に入れればOK。ただし透明袋のサイズ指定がある場合もあります(JALでは1辺40cm以内が目安)。国際線は国内線より厳しい条件なので、持ち込む場合は必ず航空会社のHPをチェックしましょう。
自分の使い方や肌質に合った虫除けスプレーを見つけよう!
虫除けスプレーは成分によって虫除け効果や、使用できる年齢などさまざまな違いがあります。また同じ成分でも濃度によって持続時間などが違うため、使用するシーンに合わせて購入するのがおすすめです。ディートタイプやイカリジンの成分に不安がある場合はアロマタイプでこまめにスプレーしたり、今回紹介したハッカ油で手作りに挑戦するのも良いですね。自分に合った虫除けスプレーを見つけて、快適な夏を過ごしてください。
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