ハッカ油を使った「置き型虫よけ」のつくり方!ゴキブリや蚊の対策に
虫よけの効果で注目を集めているハッカ油。ゴキブリや蚊などの対策に導入したいと考えている人も多いのではないでしょうか。本記事ではハッカ油を使った置き型の虫よけの効果やつくり方、注意点を紹介。虫に困っている人は対策の参考にしてくださいね。
ハッカ油はゴキブリよけに効果がある?
ハッカから抽出してつくられるハッカ油。清涼感がありリラックス効果をもたらしてくれるだけでなく、
一部の虫を寄せつけないようにする忌避効果があります。
実際にハッカ油などの天然製油を使って蚊やチャバネゴキブリの忌避効果について実験がおこわれており、
嗅覚的忌避効果があることが認められています。(※)人間にとっては良いにおいでもゴキブリなどにとっては逃げたくなってしまうくらい嫌なにおいに感じているのでしょう。
【参考文献】
※
J-STAGEハッカ油を使った置き型虫よけ剤のつくり方
自宅で使う虫よけには置き型がおすすめ。簡単にできるハッカ油の置き型虫よけのつくり方を紹介します。消臭・芳香・除湿の効果もあるので、複数個つくって虫が入ってきそうな場所に設置しましょう。
必要な材料
ハッカ油の置き型虫よけに必要な材料について紹介します。用意するのはハッカ油・重曹・空き瓶・不織布・輪ゴムです。空き瓶は良く洗ってラベルははがしておきましょう。フタにする不織布はガーゼやマスクでも大丈夫です。
つくり方
ハッカ油の置き型虫よけのつくり方はとても簡単です。空き瓶に重曹を入れてハッカ油をたらしてフタをするだけ。量の目安は重曹100gに対してハッカ油を10滴程度。空き瓶のサイズや置き場所によって調整しましょう。また、においが強くなりすぎる場合もあるので、少しずつ確認しながらハッカ油をたらすのがポイントです。
1
空き瓶に重曹を入れる
2
ハッカ油をたらす
3
かき混ぜる
4
不織布でフタをして輪ゴムで留める
小皿に油をたらすだけでもOK!
ハッカ油でもっと手軽に虫よけがしたいという場合には、小皿にハッカ油をたらすだけという方法もあります。また、ティッシュやガーゼに染みこませて設置するだけでも効果的です。ただし、ハッカ油は揮発性が高いため重曹を使った置き型虫よけよりも効果が早くなくなってしまうデメリットもあります。
持続期間は1週間から10日程度
ハッカ油の効果が持続する期間は1週間から10日程度です。置き型虫よけを複数設置する場合には、持続期間を目安にハッカ油を追加するのがおすすめです。また、ハッカ油はにおいがあるときに効果を発揮するので、においがしなくなったときも追加するタイミングと覚えておきましょう。
おすすめのハッカ油
ここからは置き型虫よけにおすすめのハッカ油を紹介します。2~3年で使い切ることを目安に容量を選ぶのがおすすめです。
ハッカ油の虫よけ剤の効果的な置き場所
ハッカ油で虫よけを効果的におこなうには虫が侵入しやすい場所に設置する必要があります。寄せつけたくない虫の種類や自宅の環境を一度思い浮かべてみましょう。置き型の虫よけは簡単につくれるので、複数の場所に設置するのがおすすめです。
ハッカ油を使用する際の注意点
ハッカ油を安全に使うためにも保管の仕方や使用上の注意点について知っておくことが大切です。虫よけとしてハッカ油を使う際の注意点について見ていきましょう。
ハッカ油は冷暗所で保管する
ハッカ油は紫外線にさらされたり温度が高い場所に保管したりしていると品質が変化してしまう可能性があります。ハッカ油を入れている容器が遮光ビンでない場合には、蛍光灯などの光でも同様のことが起こる可能性があるので注意しましょう。使ったら冷暗所で保管するのがおすすめです。
また、揮発性のハッカ油は引火しやすい特徴があります。ストーブなど火のそばでは使わないようにして、置いておく場所も注意が必要です。さらに別の容器に入れてハッカ油を保管したいときにはポリスチレン以外の容器にしましょう。ポリスチレンの容器をハッカ油が溶かしてしまいます。プラスチックの容器で素材がわからないときはガラス製の容器を使うのが安全です。
猫を飼っている人は置き場所に注意
猫は一般的にハッカ油に含まれている成分が苦手といわれています。科学的な根拠は明確にはなっていませんが、代謝する機能を持っていないため中毒症状を起こす可能性も。念のため猫が居る空間にはハッカ油の置き型虫よけは置かないようにしたほうが良いでしょう。
シバンムシが発生する可能性も
体長1.5~3mmほどの大きさで赤褐色の昆虫がシバンムシです。古くて乾燥したものを好んで食べる昆虫なので人体への影響はありませんが、このシバンムシに寄生するアリガタバチに刺されることで腫れを伴った痛みやかゆみを引き起こします。
ハッカ油にシバンムシが誘引されるという風説がありますが科学的根拠はないのが実情です。シバンムシが気になる場合はひば油を使用しましょう。
ヒノキチオールを主成分としたひば油。
抗菌効果・防虫効果・鎮静効果・消臭効果・脱臭効果などが期待される精油です。シバンムシ対策に使う場合には、スプレーに水100ccに対してひば油を5滴ほど入れて発生源に振りかけて使用します。
【基本情報】
- 使用サイズ:直径2×高さ7cm
- 重さ:-
- 容量:10mL
原液が肌につかないようにする
ハッカ油を使用する際には原液が直接肌につかないように注意。変質(変色)など肌のトラブルを引き起こすおそれがあります。また、目や鼻などの粘膜や傷口などにハッカ油がつくととても痛いです。付着した場合は流水で洗い流すようにしましょう。
ハッカ油の置き型虫よけをDIY!
ハッカ油の効果やつくり方、注意点を紹介しました。ハッカは消臭・芳香効果も期待できる今注目の和ハーブです。置き型の虫よけは、ハッカ油をはじめとした材料を用意すればすぐにつくれるほか、虫が入りやすい場所に設置するだけなのでとても手軽に挑戦できます。この記事の内容を参考に置き型の虫よけをDIYしてみてはいかがでしょうか。
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