【2024年】着火剤おすすめランキング36選!使い方や代用品もあわせて紹介【徹底検証】
Amazon・楽天などで人気の着火剤をhinata編集部が徹底検証。「点火しやすさ」「燃焼時間」「耐水性」の3つのポイントを比較して、最強のおすすめ着火剤をランキング形式で紹介します。安全に使うための注意点や着火剤がないときの代用品も解説!
※各数値はhinata編集部が測定したものです。メーカー公表値とは異なります
着火剤とは
着火剤とは、火おこしをしやすくするための補助的な燃料のこと。炭や太い薪にライターなどの火を直接当てても火はつかないので、着火剤の出番となります。細く割った薪の下に着火剤を置いて点火すれば、その火が細い薪に燃え移るので、そこにより太い薪を投入していくことで火おこしが簡単にできるというわけです。
細く切った薪を毛羽立たせた「フェザースティック」をつくったり、「麻ひも」をほぐしたり、枯れた木の枝や松ぼっくりなど自然にあるものをその場で集めて火をつける方法もありますが、着火剤があればその手間は不要。スムーズに火おこしできれば、そのぶん食事や遊びの時間にあてられるので、特にキャンプ初心者は着火剤をぜひ活用しましょう。
着火剤の選び方
ひとことで着火剤といっても、市販されているものは多種多様。選ぶうえで覚えておきたい「形状」「燃焼時間」「防水性」「ニオイ」の4つについて解説していきます。
【形状】固形とジェルから選ぶ
まずは着火剤の「形状」に注目。火おこしに慣れていない初心者は固形タイプ、湿った薪に使ったり、湿度の高い日にキャンプするなら高火力のジェルタイプがおすすめです。
【燃焼時間】10分以上のものを選ぶ
着火剤は薪や炭に火が回るまで燃焼し続ける必要があるので、燃焼時間も重要なポイント。着火のしやすさは、天候・風の強さ・気温・薪の状態などによって変わり、環境によっては着火剤から薪や炭に火が移るまで、少し時間がかかることも考えられます。
したがって最低でも5分、余裕をみて10分以上のものを選んでおくと安心です。とはいえ、最初の投入量で燃焼時間は調整できるので、火が回る前に消えてしまう場合にもそなえて、着火剤は余分に持っていきましょう。
【耐水性】水に濡れても燃えるものだと安心
悪天候やアクシデントにそなえて、水に濡れても火がつけられる耐水性の高い着火剤を選ぶと安心感がアップ。突然の雨で着火剤が濡れてしまったりと、アウトドアではさまざまなアクシデントが起こりうるので、着火剤を選ぶ際は耐水性もチェックしておきましょう。
防水性の高い着火剤なら、湿気にも強いので、災害や緊急用の備蓄品としてもおすすめです。
【ニオイ】灯油系はニオイ移りに注意
着火剤には、ガソリンや植物油など、可燃性の強い成分が多く含まれており、燃焼の際にニオイを発する場合があります。洋服や、食材へのニオイ移りが気になる人は、着火剤の成分に注目することがポイント。
比較的燃焼時のニオイが強い、灯油系の着火剤を避けることで、ニオイ移りを最小限にとどめることができます。ニオイの少ない着火剤を選んで、快適にアウトドアイベントを楽しみましょう。
着火剤の正しい使い方
火おこしに役立つ着火剤ですが、正しい使い方をしなければ効果が得られないどころか、誤った使い方をすれば重大な事故につながる恐れもあります。固形タイプとジェルタイプ、それぞれ使い方のポイントをおさえて、効果的に活用しましょう。
固形タイプの使い方
【固形タイプ】
- 焚き火台・グリルの中央に着火剤を置き、周囲に薪や炭を置く
- 着火剤に火をつけ、周囲の薪や炭に火が回るまで待つ
- 薪や炭に火が回ったら、うちわ・火吹き棒などで空気を送り火力を上げる
ジェルタイプの使い方
【ジェルタイプ】
- ジェルを乗せた新聞紙などの上に薪を組むか、ジェルを全体に塗った薪を組む
- 着火剤に点火し、薪や炭に火が回るのを待つ
火おこし器を使えば効率的に着火可能
もっと簡単に火をおこしたいなら「火おこし器」がおすすめです。煙突効果を利用した火おこし専用の器具で、主にバーベキューなどで炭に火を付けたい際に大活躍。新聞紙や着火剤を入れ、その上に炭を組んで火をつけたら、そのまま放置しておくだけでOK。初心者でも簡単に火がおこせます。
人気「着火剤」36商品おすすめランキング
ここからは、実際に比較検証してわかった、
着火剤のおすすめランキングをお届けします!
※各数値はhinata編集部が測定したものです。メーカー公表値とは異なります
※ランキング一覧表の価格はランキング公開時のもので、変動している場合があります
【1位】ロゴス 防水ファイヤーライター
【総合評価4.61】
点火しやすさ5.00|燃焼時間4.50|耐水性4.34
コンパクトで軽いキューブ状の着火剤。簡単に着火し、1個あたり13~17分燃焼してくれます。防水性能に優れており、水に濡れていても容易に着火し、燃焼し続けるのも大きな特徴。コスパも良いので、はじめてキャンプやバーベキューにもおすすめ!
【基本情報】
内容量:350g
タイプ:固形
点火までの時間:1秒(検証値)
燃焼時間:600秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:25回(検証値)
【2位】キャプテンスタッグ ビガー チャコール プリケット
【総合評価4.51】
点火しやすさ4.03|燃焼時間4.50|耐水性5.00
必要なぶんだけ割って使えるブロックタイプの着火剤で、名前のとおりバーベキューで炭に火をつけるの活躍。今回の検証では、火がつくまでに40秒と、やや時間がかかったが耐水性は抜群で、満点の評価でした。手が汚れないよう、触るときは手袋を忘れずに。
【基本情報】
内容量:1,110g
タイプ:固形
点火までの時間:40秒(検証値)
燃焼時間:600秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:32回(検証値)
【3位】富士屋 文化たきつけ
【総合評価4.46】
点火しやすさ5.00|燃焼時間4.42|耐水性3.97
オガクズを圧縮して油を染み込ませた固形タイプの着火剤。マッチ1本でスムーズに着火できるのが魅力。燃焼時間も長めで、耐水性も問題なし。
【基本情報】
内容量:315g
タイプ:固形
点火までの時間:1秒(検証値)
燃焼時間:580秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:21回(検証値)
【4位】THE MAGIC HOUR 今治のホコリ
【総合評価4.24】
点火しやすさ5.00|燃焼時間3.29|耐水性4.44
名愛媛県今治地方の名産品として知られる今治タオルを染色する際に出る「ホコリ」を使った、カラフルでおしゃれな着火剤。わずかな火花でも一瞬で着火し、多少の水がかかっても消えない耐水性をそなえています。ふわふわしていて風で簡単に飛ばされてしまうため、風が強いときの使用は注意。
【基本情報】
内容量:40g
タイプ:固形
点火までの時間:1秒(検証値)
燃焼時間:310秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:26回(検証値)
【5位】ユーコ スイートファイヤー ファイヤータブス
【総合評価4.20】
点火しやすさ4.95|燃焼時間4.25|耐水性3.41
必要なぶんだけ使える、ユーコ(UCO)の固形着火剤。再生可能なバイオ燃料「バガス」にオイルを染みこませてあり、簡単に着火できます。検証では、上位の着火剤と比較すると火力が弱く、風にも弱い印象がありました。
【基本情報】
内容量:136g
タイプ:固形
点火までの時間:3秒(検証値)
燃焼時間:540秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:15回(検証値)
【6位】 ザレロ NATURAL オーガニック 着火剤
【総合評価4.20】
点火しやすさ4.95|燃焼時間4.79|耐水性2.84
ドイツのブランド・ザレロ(ZARELO)の着火剤。パイン材を細く巻き上げたような形状が特徴で、焚き火やバーベキュー、暖炉にストーブと、幅広く活躍する優れものです。着火しやすく、安定した炎で薪や炭に火をつけられます。検証では耐水性はやや劣りました。
【基本情報】
内容量:560g
タイプ:固形
点火までの時間:3秒(検証値)
燃焼時間:670秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:9回(検証値)
【7位】バンドック らくらく炭320
【総合評価4.14】
点火しやすさ4.98|燃焼時間4.50|耐水性2.94
着火剤というよりも「火の付きやすい炭」といった印象で、火力は非常に強く、持続性も◎。焚き火よりも、バーベキュー等で炭を使いたいときに活躍してくれます。
【基本情報】
内容量:320g
タイプ:固形
点火までの時間:2秒(検証値)
燃焼時間:600秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:10回(検証値)
【8位】シンプレジャー パック燃料 着火剤 四角タイプ(12個入り)
【総合評価4.08】
点火しやすさ4.93|燃焼時間4.29|耐水性3.03
釣具の販売を手がけるフィッシングジャパンのブランド・シンプレジャー(simPLEISURE)の着火剤です。ジェルタイプの着火剤が個別包装されているので揮発せず、長期の保管が可能。パックに直接点火できて手を汚しません。ジェルタイプなので火力もあり、検証では燃焼時間の長さもなかなかの成績でした。
【基本情報】
内容量:334g
タイプ:ジェル
点火までの時間:4秒(検証値)
燃焼時間:550秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:11回(検証値)
【9位】ファイヤーアップ 着火剤(1パック28個入り)
【総合評価4.02】
点火しやすさ4.98|燃焼時間5|耐水性2.09
オランダのブランド・ファイヤーアップ(FIRE-UP)の着火剤で、パイン材のおがくずを圧縮したオーソドックスな固形タイプです。検証では、燃焼時間は720秒と長く、火のつきやすさも優秀で、火力もある印象でしたが、耐水性はやや物足りない結果になりました。
【基本情報】
内容量:224g
タイプ:固形
点火までの時間:2秒(検証値)
燃焼時間:720秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:1回(検証値)
【10位】ファイヤーサイド ドラゴン着火剤(24個入り)
【総合評価3.98】
点火しやすさ4.98|燃焼時間4.50|耐水性2.47
ファイヤーサイド(FIRESIDE)の着火剤は、火力の強さと燃焼時間の長さでキャンパーに人気のアイテム。検証では着火が早く、燃焼時間も長めだったが、耐水性に劣ったためこの順位に。キューブ状になっており扱いやすいが、白い粉が落ちやすいので注意。
【基本情報】
内容量:350g
タイプ:固形
点火までの時間:2秒(検証値)
燃焼時間:600秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:5回(検証値)
【11位】ファイヤーサイド ファイヤースターター D100
【総合評価3.96】
点火しやすさ4.93|燃焼時間3.54|耐水性3.41
ファイヤーサイドの着火剤でも、小分けになった袋のまま着火できるタイプ。1箱約100個入りで、キャンプ頻度が高い人におすすめ。火のつきやすさや燃焼時間は上位陣に劣るが、火力があり小分けされているので扱いやすいのが◎。
【基本情報】
内容量:700g
タイプ:固形
点火までの時間:4秒(検証値)
燃焼時間:370秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:15回(検証値)
【12位】ブッシュクラフト ティンダーウッド 100g
【総合評価3.89】
点火しやすさ4.65|燃焼時間4.46|耐水性2.56
ブッシュクラフト(Bush Craft)の、天然の松の木から切り出した自然の着火剤。松脂を多く含んでいて、ライター等で火をつけるほか、フェザースティックに加工することでファイヤースターターでも点火可能です。検証では着火に時間がかかりましたが、燃焼時間は好成績でした。
【基本情報】
内容量:100g
タイプ:固形
点火までの時間:15秒(検証値)
燃焼時間:590秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:6回(検証値)
【13位】ニチネン トップトレーパックA-25g
【総合評価3.89】
点火しやすさ4.98|燃焼時間4.50|耐水性2.19
食事処や旅館で鍋物の加熱に使われる固形燃料。点火のしやすさや燃焼時間は高レベルですが、耐水性はイマイチ。最後にアルミホイルが残ってしまうのが不便に感じることも。20個入りでコスパは良好です。
【基本情報】
内容量:500g
タイプ:固形
点火までの時間:2秒(検証値)
燃焼時間:600秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:2回(検証値)
【14位】三和金属 着火剤 ノンアルコールタイプ
【総合評価3.88】
点火しやすさ4.78|燃焼時間4.67|耐水性2.19
ブロックタイプのオーソドックスな着火剤。割って使用するタイプだが、少々割りにくいのが気になるところ。検証では、燃焼時間は優秀だったが点火まで時間がかかり、耐水性も今一歩。
【基本情報】
内容量:200g
タイプ:固形
点火までの時間:10秒(検証値)
燃焼時間:640秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:2回(検証値)
【15位】ノルウェジアンスタイル ファイヤースターター 着火剤 バレル(約100個入り)
【総合評価3.86】
点火しやすさ5.00|燃焼時間3.83|耐水性2.75
ノルウェジアンスタイル(NorwegianStyle)の着火剤。個別包装されていて、袋ごと火をつけられるので、手を汚さずに使えます。検証では、点火しやすさで高評価!ただ、燃焼時間と耐水性はもう一歩といったところでした。風が吹いても消えにくく、火力も十分でした。
【基本情報】
内容量:800g
タイプ:固形
点火までの時間:1秒(検証値)
燃焼時間:440秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:8回(検証値)
【16位】キャプテンスタッグ ペーパー着火剤6枚組 (※売り切れ中)
【総合評価3.83】
点火しやすさ4.95|燃焼時間3.04|耐水性3.50
軽量で、自在に使用量を調整できるペーパー着火剤。紙がちぎりにくいものの、面積が大きいので薪に着火させやすい印象でした。耐水性が高いのもうれしいポイント。
【基本情報】
内容量:1000g
タイプ:固形
点火までの時間:3秒(検証値)
燃焼時間:250秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:16回(検証値)
【17位】キャプテンスタッグ ファイアブロック 着火剤9片入
【総合評価3.77】
点火しやすさ4.88|燃焼時間3.88|耐水性2.56
ブロックタイプの着火剤だが、やや割りにくい印象も。検証では、点火のしやすさと耐水性が今一歩。火力の弱さと風への弱さも気になった。
【基本情報】
内容量:110g
タイプ:固形
点火までの時間:6秒(検証値)
燃焼時間:450秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:6回(検証値)
【18位】キャプテンスタッグ ファイアジェントパック燃料(着火剤) 30g 10個組
【総合評価3.75】
点火しやすさ4.90|燃焼時間4.17|耐水性2.19
ジェルタイプの燃料を個別包装したタイプの着火剤で、携行性の高さと使い勝手の良さが魅力。今回の検証では、点火のしやすさ・燃焼時間の長さともに標準的なレベル。耐水性の低さからこの順位に。
【基本情報】
内容量:30g
タイプ:ジェル
点火までの時間:5秒(検証値)
燃焼時間:520秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:2回(検証値)
【19位】 スウェーデンマッチ ファイヤーライターズ(20本入り)
【総合評価3.73】
点火しやすさ5.00|燃焼時間4.00|耐水性2.19
スウェーデンマッチ社のマッチ感覚で使える着火剤。通常のマッチ同様、箱の側面にこすりつけて着火する方式で、点火のしやすさは抜群です。ただ、火力が強くなるまでに時間がかかり、風が強いとすぐに消えてしまうのもネック。耐水性も低めでした。
【基本情報】
内容量:130g
タイプ:固形
点火までの時間:1秒(検証値)
燃焼時間:480秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:2回(検証値)
【20位】ウェーバー 天然点火キューブ(48個入り)
【総合評価3.72】
点火しやすさ4.90|燃焼時間4.17|耐水性2.09
バーベキューグリルで知られるウェーバーの(Weber)の着火剤です。ヨーロッパ産おが屑を100%使用、食材に着火剤のにおいが移らないのが魅力。点火のしやすさと燃焼時間の長さは標準レベルで、固形着火剤のなかでは火力に優れていました。耐水性は低評価でした。
【基本情報】
内容量:400g
タイプ:固形
点火までの時間:5秒(検証値)
燃焼時間:520秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:1回(検証値)
【21位】ニチネン チャッカネン
【総合評価3.69】
点火しやすさ4.98|燃焼時間3.25|耐水性2.84
ジェルタイプの着火剤で、一度出た燃料が容器内に戻らない逆止弁を採用しているほか、炎が赤色で目視しやすく、火がついているのがわかりやすくなっています。検証では、点火はしやすいものの火力はジェルタイプにしては弱め。燃焼時間も短めでした。
【基本情報】
内容量:240g
タイプ:ジェル
点火までの時間:2秒(検証値)
燃焼時間:300秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:9回(検証値)
【22位】バンドック ジェル燃料 260g
【総合評価3.63】
点火しやすさ5.00|燃焼時間3.42|耐水性2.47
ジェルタイプの着火剤。主成分がメタノールなので着火性は抜群。火力も高いので気温が低い時期の火おこしにも活躍しそう。燃焼時間と耐水性は今一歩でした。液体漏れ防止弁がわかりづらいので最初に使うときは要注意。また、出し口が広くてジェルを出し過ぎてしまいそうなのが気になりました。
【基本情報】
内容量:290g
タイプ:ジェル
点火までの時間:1秒(検証値)
燃焼時間:340秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:5回(検証値)
【23位】キャプテンスタッグ ファイアゲット着火剤 180g
【総合評価3.58】
点火しやすさ5.00|燃焼時間3.38|耐水性2.38
ジェルタイプの着火剤。スムーズに点火できてストレスフリー。中身が減るとボトルが潰れてしまうのがやや使いにくく感じました。燃焼時間や耐水性は低評価でした。
【基本情報】
内容量:180g
タイプ:液体
点火までの時間:1秒(検証値)
燃焼時間:330秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:4回(検証値)
【24位】尾上製作所 ハイチャッカー・L
【総合評価3.57】
点火しやすさ4.95|燃焼時間3.67|耐水性2.09
尾上製作所(ONOE)の固形タイプの着火剤。パラフィンワックスを主成分とするオーソドックスなタイプで、ブロックタイプだが少々割りにくく感じました。検証では、点火しやすさは高めの評価でしたが耐水性は低評価。火力と耐風性も物足りなさを感じました。
【基本情報】
内容量:135g
タイプ:固形
点火までの時間:3秒(検証値)
燃焼時間:400秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:1回(検証値)
【25位】バンドック ファイヤースターター ブロック30
【総合評価3.56】
点火しやすさ4.85|燃焼時間3.75|耐水性2.09
オーソドックスなブロックタイプの固形着火剤。上位の固形着火剤と比較すると、点火しやすさや耐水性ともにやや物足りない結果に。火力や耐風性ももうちょっと。
【基本情報】
内容量:360g
タイプ:固形
点火までの時間:7秒(検証値)
燃焼時間:420秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:1回(検証値)
【26位】エスビット 固形燃料5g×16
【総合評価3.56】
点火しやすさ5.00|燃焼時間3.50|耐水性2.19
海外諸国の軍隊でも使用されるタブレット型の固形燃料。火力と耐風性に優れ、煙も出ないなど使い勝手に優れます。点火のしやすさも抜群ですが、燃焼時間と耐水性は低めでした。使用時に白い粉が出るのもマイナスポイント。
【基本情報】
内容量:80g
タイプ:固形
点火までの時間:1秒(検証値)
燃焼時間:360秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:2回(検証値)
【27位】TUISKU 麻 火口 着火剤
【総合評価3.48】
点火しやすさ5.00|燃焼時間2.13|耐水性3.31
焚き付けとして使われる麻紐はほぐす作業が必要ですが、こちらはそのまま使用可能なのが特徴です。必要なぶんだけ小分けにできるチャック袋が付属するのもグッド。点火のしやすさは抜群ですが、燃焼時間は短いので、着火にファイヤースターターを使うキャンパーには特におすすめです。
【基本情報】
内容量:100g
タイプ:麻
点火までの時間:1秒(検証値)
燃焼時間:30秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:14回(検証値)
【28位】ユニフレーム 森の着火材
【総合評価3.47】
点火しやすさ4.88|燃焼時間3.25|耐水性2.28
間伐材を利用した環境に優しい着火材。灯油などの揮発成分を含まないため乾いてしまうことがなく、手の汚れや匂いを気にせずに使えます。必要なぶんだけ割って使えますが、固形が崩れてしまうためやや使いづらく感じます。検証では、点火のしやすさや燃焼時間、耐水性ともに今一歩でした。
【基本情報】
内容量:170g
タイプ:固形
点火までの時間:6秒(検証値)
燃焼時間:300秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:3回(検証値)
【29位】ユーコ スイートファイヤー ストライカブル
【総合評価3.45】
点火しやすさ5.00|燃焼時間3.25|耐水性2.09
再生可能なバイオ燃料であるサトウキビのバガスに、ベジタブルワックスを染みこませた着火剤。箱の側面をこすって火をつけるマッチ型で、点火のしやすさは抜群です。同じマッチ型のファイヤーライターズと同じく火力が強くなるまでに時間がかかり、こちらはより風に弱い印象でした。
【基本情報】
内容量:127g
タイプ:固形
点火までの時間:1秒(検証値)
燃焼時間:300秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:1回(検証値)
【30位】ロゴス 着火燃
【総合評価3.44】
点火しやすさ4.98|燃焼時間3.17|耐水性2.19
ジェルタイプの着火剤。火気吸引防止キャップを採用しているので、引火事故のリスクを低減しています。ジェルが勢いよく出てくる場合があるので要注意。検証では、点火しやすいものの、燃焼時間や耐水性は評価低めでした。
【基本情報】
内容量:250g
タイプ:ジェル
点火までの時間:2秒(検証値)
燃焼時間:280秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:2回(検証値)
【31位】ひまわりの会 着火材
【総合評価3.42】
点火しやすさ4.93|燃焼時間3.25|耐水性2.09
間伐材を原料とした環境に優しい着火材。灯油などの揮発成分を含まないので手が汚れず、刺激臭もありません。簡単に割れる反面、すぐに崩れてしまうので扱いにくく感じました。検証では燃焼時間や耐水性の評価がいまいちでした。
【基本情報】
内容量:650g
タイプ:固形
点火までの時間:4秒(検証値)
燃焼時間:300秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:1回(検証値)
【32位】東海製蝋 らくらくチャッカー 50gマッチ付
【総合評価3.41】
点火しやすさ4.98|燃焼時間2.42|耐水性2.84
ローソクの製造過程でできる副産物を再利用した着火剤。分量を細かく調整して使用できるのが◎。検証では、点火しやすく、耐水性もなかなか。火の安定性も印象に残りました。燃焼時間は物足りない結果に。
【基本情報】
内容量:50g
タイプ:固形
点火までの時間:2秒(検証値)
燃焼時間:100秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:9回(検証値)
【33位】スノーピーク フィールド着火剤
【総合評価3.40】
点火しやすさ4.98|燃焼時間3.13|耐水性2.09
小分けの袋ごと着火できるので、手が汚れる心配無し。燃焼時間はやや物足りないが、火力があるため薪に着火させやすく、風にも強い印象です。専用の収納ケースが付いているのがうれしいポイント。
【基本情報】
内容量:360g
タイプ:固形
点火までの時間:2秒(検証値)
燃焼時間:270秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:1回(検証値)
【34位】キャプテンスタッグ ファイアマックス着火剤240g
【総合評価3.38】
点火しやすさ4.93|燃焼時間3.04|耐水性2.19
ジェルタイプの着火剤。今回の検証では、ジェルタイプのなかでは点火しにくく、耐水性も低め。ジェルタイプなので固形タイプの着火剤よりは火力に優れていました。逆止弁付きで飛散防止剤入りなのはうれしいポイント。
【基本情報】
内容量:240g
タイプ:ジェル
点火までの時間:4秒(検証値)
燃焼時間:250秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:2回(検証値)
【35位】ブッシュクラフト ファイヤーキャンディ
【総合評価3.35】
点火しやすさ4.90|燃焼時間3.04|耐水性2.09
名前のとおりキャンディのような見た目がかわいい着火剤。使用時には潰すかカットして中から綿を出す必要があり、やや面倒に感じるかも。点火にも少し時間がかかり、耐水性も低めでした。
【基本情報】
内容量:100g
タイプ:固形
点火までの時間:5秒(検証値)
燃焼時間:250秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:1回(検証値)
【36位】ロゴス エコココロゴス・ミニラウンドストーブ4
【総合評価3.15】
点火しやすさ2.03|燃焼時間4.58|耐水性2.84
着火剤というよりも「火の付きやすい炭」として使えるアイテム。点火はしづらいものの、火がつけば持続性は抜群で、火力は強力です。焚き火には向かないものの、バーベキューなど炭を使いたい場面で大いに活躍しそう。
【基本情報】
内容量:600g
タイプ:固形
点火までの時間:120秒(検証値)
燃焼時間:620秒(検証値)
霧吹きで火が消えるまでの回数:9回(検証値)
着火剤を使う際の注意点
着火剤の継ぎ足しはしない
ジェルタイプは可燃性・引火性が高いので、燃えている薪に対して継ぎ足すのは厳禁です。
容器やジェルに引火したり、着衣に燃え移る恐れがあります。火力が弱いと感じても、燃焼中の薪や炭に入れるのは絶対にやめましょう。
ジェルタイプのふたは必ず閉める
可燃性ガスの漏出を防ぐため、容器のふたは開けたままにせず必ず閉めるようにしましょう。点火の際は火から十分な距離を取り、近くに水を組んだバケツ、濡らした布を用意しておく安全です。
最後まで使い切る
着火剤は原則使い切ってから捨てましょう。空容器を捨てる場合も、自治体によって捨て方やゴミの分類が異なるため、必ず住んでいる自治体の公式サイトなどで確認が必要です。
着火剤を忘れてしまったら
消耗品、かつあまり目立つアイテムではないため、キャンプ場に着いてから「しまった、着火剤を忘れた…」と気づくケースも多いもの。売店があるキャンプ場では現地で購入できる場合が大半ですが、もしもの時のために、着火材が買える場所や、代用となるアイテムを覚えておくと安心です。
近くの100均・ホームセンターで購入する
着火剤を忘れてしまっても、意外と100均ショップやホームセンター、コンビニなど身近なお店で購入できます。
ダイソー・セリア・キャンドゥなど大手の100均ショップでは大体取り扱いがあり(2023年7月現在)、コンビニでも、キャンプ場の近くであれば売っているケースがあります。もし着火剤が売っていなくても、新聞紙や割りばしなどの代用品なら入手可能。
身近なもので代用する
購入する以外に、身近なものでも代用できます。
・新聞紙
着火剤の代用品として定番のアイテムです。汚れた食器やカトラリーを包んだり、油を拭きとったり、キャンプでは役立つ場面が多くあります。くしゃくしゃと丸めるのではなく、棒状にして燃やすと火持ちがよくなります。
・牛乳パック
牛乳パックは、着火剤にも使われるパラフィンワックスで内側がコーティングされているため、燃焼しやすいのが特徴。細かく千切って重ね、その上に薪をセットして着火しましょう。
・割りばし
キャンプやバーベキューでは必需品の割りばしも代用品として活躍<します。積み上げて中心から着火しましょう。ナイフを使ってフェザースティックをつくるのもおすすめです。
・松ぼっくりや杉の葉
天然の着火剤と呼ばれ、特に松ぼっくりは松脂を含むため着火剤として優秀。しっかりとかさが開いて乾燥しているものを選ぶのがポイントです。杉の葉は一気に燃え上がりますが火持ちが悪いため、多めに用意するとスムーズに着火できます。
自作する
着火剤は自作できるので、ランニングコストを抑えたい人や、DIY好きな人はチャレンジしてみましょう。今回は料理で使った廃油を使う方法を紹介します。
- 揚げ物に使った廃油の不純物を取り除き、温めて処理用の凝固剤を入れる
- おがくずを少しずつ入れながらかき混ぜ、ちょうどいい硬さになったら表面を平らにならす
- 木べらなどで固め、1時間ほど静置
- 固まったらふちにへらを入れてはがし、形を崩さないように鍋から取り出す
- 使いやすい大きさに切り分け、密閉できる容器で保管
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着火剤はアウトドアをより手軽に楽しむために欠かせないアイテムです。初心者でも簡単に火おこしできたり、準備時間を短縮できる優れもの。タイプや製品によって使い勝手も異なるので、この記事の検証結果を参考に、用途や熟練度に合ったものを選択してください。着火剤を上手に活用して、アウトドアを楽しみましょう!
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