焚き火シートを徹底比較!ワークマンや100均などのおすすめアイテム10選
人気の「焚き火シート」10商品を厳選し、その実力を「断熱性」「焦げつきにくさ」の観点でhinata編集部が徹底比較。検証結果を元に、おすすめの焚き火シートをランキングで紹介します。ワークマンや100均で買えるコスパの良いアイテムも必見です!
焚き火シートとは?
焚き火シートは、焚き火の熱や火の粉で芝生や地面が焦げるのを防ぐ、焚き火台の下に敷くアイテムです。ガラス繊維や耐炎繊維などの燃えにくい素材でできていて、耐熱性に優れています。
多くのキャンプ場では直火禁止なので、焚き火シートは焚き火を楽しむための必須アイテムといえるでしょう。
焚き火シートのメリット
「焚き火シートを利用するのはルールだからと当然」思う人もいるかもしれません。しかし焚き火シートには、焚き火を安全で快適に楽しむためのメリットがたくさんあります。メリットを知ってキャンプの醍醐味である焚き火を十分に楽しみましょう。
火災の予防
焚き火シートは火災の予防として役立ちます。芝生や雑草はシーズンによっては黄色く枯れて燃えやすい状態になり、小さな火の粉が落ちただけで簡単に燃え広がってしまうことも。燃えやすいナイロン製のテントやガス缶などが近くにあると、大きな火災につながる可能性もあります。
火のまわりは私たちが思っているよりずっと早く、とても危険です。しかし、正しく焚き火シートを利用すれば、火災のリスクを減らすことができます。
地面を焦がすリスクを減らせる
地面を焦がさず、自然へのダメージを軽減できることも大きなメリットです。「焚き火台だけで十分なのでは?」と思うかもしれませんが、燃えた薪が焚き火台から落下したり、はぜて飛び散ったりすることも少なくありません。焚き火台からの熱でも芝生は簡単に枯れてしまいます。
地面を焦がしてしまった場合、修繕費を請求されたり、キャンプ場の利用を禁止されたりしまうケースも。みんながきれいな自然の中で気持ちよくキャンプを楽しめるように、焚き火シートを利用しましょう。
炭の後処理が楽になる
燃え残った炭を焚き火台に入れたまま運ぶのは、思いの外危険です。焚き火シートを使用すれば、焚き火のあと片付けが楽になります。
焚き火のあとは火が完全に消えたことを確認して、焚き火シートに炭を移して捨てるのがおすすめ。重い焚き火台を持ち歩く必要がなく、片付けもはかどります。
焚き火シートの選び方
安全に利用できる焚き火シートの選び方を解説します。焚き火シートには大きさや形の違いだけでなく、素材や耐熱性など、製品によってそれぞれ特徴があります。焚き火台や利用環境に合わせて、ぴったりの焚き火シートを選びましょう。
連続使用温度が700℃以上のものを選ぶ
焚き火シートを選ぶときは、連続使用温度(耐熱温度)が700℃以上のアイテムが一つの目安。連続使用温度とは、継続して熱が加わったときに耐えられる温度を示します。
焚き火の温度は700℃以上にもなるといわれているため、薪の灰や火の粉が落ちたときの地面へのダメージを軽減するには、連続使用温度が700℃以上の焚き火シートが理想です。特に高さの低い焚き火台や長時間焚き火を楽しみたい人は、連続使用温度が高いものを選ぶようにしましょう。
焚き火台+薪を置くスペースが取れるサイズを選ぶ
焚き火シートは、焚き火台に加え、薪や火ばさみなどを置くスペースのある大きめのサイズを選びましょう。目安としては焚き火台の4倍程度。大きめのアイテムを選ぶことで、広いスペースで地面へのダメージを防げます。
焚き火シートがあれば、地面が濡れていても薪を湿らさずに済む点も魅力。焚き火に必要なものを一カ所にまとめておくと、暗闇の中で道具を紛失しにくくなります。
角にペグ穴が付いているものを選ぶ
焚き火シートは、角に穴があり、ペグで固定できるものがおすすめです。固定することで風が強い日のキャンプでも焚き火シートがあおられず、安心して焚き火を楽しめます。芝生や雑草が伸びている場所では、焚き火シートが浮いてしまい見た目が不格好になることもあるので、ペグでしっかり固定して見た目もかっこよく、安全に焚き火を行いましょう。
素材(繊維)で選ぶ
焚き火シートの素材は、主にガラス繊維、シリカ繊維、耐炎繊維の3つ。元の素材にコーティングが施されたものや、水や汚れに強いアイテムも販売されています。
それぞれ価格や連続使用温度などが異なるため、環境や予算にあったアイテムを選びましょう。
ガラス繊維の焚き火シートは、安価で種類が豊富です。グラスファイバーと表記されているものもガラス繊維の一種で、細い糸状にしたガラスを布状に織ってつくられています。布状ですが、素材はガラスのためチクチクする感触があり、手袋を着けて扱うのがおすすめです。
これからキャンプをはじめる人は、まずはガラス繊維の焚き火シートから試してみるのがおすすめです。
シリカ繊維も元の素材はガラスですが、特殊な加工を施しているため通常のガラス繊維より耐熱性が高いのが特徴です。連続使用温度が1,000℃以上のアイテムが多く、焚き火での利用はもちろん、火を使う現場作業では「スパッタシート」という名前で利用されているそう。価格はやや高めですが、長時間焚き火を楽しみたい人は、安心して使えるアイテムです。
耐炎繊維の焚き火シートは、シリカ繊維と同様に耐熱性の高さに加え、柔らかな素材でガラス繊維のようにチクチクしないのが特徴です。細い繊維をギュッと固めたような質感で、カーボンフェルトと表記されることもあります。シリカ繊維と同等の耐熱性がありながら、コスパのよさも大きな魅力です。
焚き火シートおすすめランキング10選
人気の焚き火シートを「断熱性」「焦げつきにくさ」の2つの観点で、hinata編集部が徹底検証。おすすめのアイテムを、総合評価が高かった順にランキング形式で紹介します!
※各数値はhinata編集部が測定したものです。メーカー公表値とは異なります
※ランキング一覧表の価格はランキング公開時のもので、変動している場合があります
【1位】Montagna 焚き火グランドシート
【総合評価5.00】
断熱性5.00|焦げつきにくさ5.00
【2位】バンドック 焚き火シート
【総合評価4.99】
断熱性4.98|焦げつきにくさ5.00
【3位】DOD タキビバビデブーS
【総合評価3.94】
断熱性4.88|焦げつきにくさ3.00
【4位】YIEMAESHUM 焚き火シート
【総合評価3.89】
断熱性3.78|焦げつきにくさ4.00
【5位】ロゴス たき火台シート(80×60cm)
【総合評価3.50】
断熱性3.99|焦げつきにくさ3.00
【6位】コールマン ファイアープレイスシート
【総合評価3.38】
断熱性3.76|焦げつきにくさ3.00
【7位】ゼンキャンプス 焚き火専用シート(ブラック シリコン加工モデル)
【総合評価3.16】
断熱性4.31|焦げつきにくさ2.00
【8位】ワークマン 焚火耐熱シート
【総合評価2.83】
断熱性3.66|焦げつきにくさ2.00
【9位】キャプテンスタッグ 焚火シート80×80cm
【総合評価2.97】
断熱性2.93|焦げつきにくさ3.00
【10位】ダイソー 焚き火用シート
【総合評価2.57】
断熱性3.14|焦げつきにくさ2.00
卓上用のおすすめバーナーシートは以下の記事でも紹介しています!
焚き火シートの使い方
焚き火シートの使い方は至ってシンプル。焚き火台の下に敷くだけでOKです。焚き火台が安定する平らな地面で使いましょう。大きめの焚き火シートを選べば、燃えた薪が転がっても安心。余ったスペースに薪を置いておけば薪入れがしやすいうえ、焚き火で薪の水分が蒸発して燃えやすくなります。
ちなみに、焚き火シートの上に薪を置いて直に焚き火をするのは絶対にNG!焚き火シートを広げておけば瞬間的には地面へのダメージは軽減できますが、高熱が続くと芝生は簡単に焦げてしまうので要注意です。
親子で直火を楽しむ!「地面を傷つけない焚き火のやり方」徹底マニュアル
子どもと、キャンプで何をして遊ぼうか?と悩むなんてナンセンス!「キャンプに行こう」と決めた瞬間から“遊び”は始まり、準備から後片づけまで、ぜんぶが遊びです。焚き火もそのひとつ。プロが教える「自然にダメージを与えない直火」のやりかたを覚えて、楽しみながら火の扱い方、自然との上手なつき合い方を身につけましょう。子どもにとって、ゼロから育てた火を愛でる経験はかけがえのないものに。親子で挑戦してみてください!
焚き火シートを利用してマナーを守って焚き火をしよう!
芝生や草花を焚き火の熱や灰から守る焚き火シート。焚き火シートを使えば、面倒な炭の片付けもはかどります。
多くのキャンプ場では、直火禁止、焚き火台や焚き火シートの利用がルールになっていますが、マナーを守らない利用者が多いのも悲しい事実。美しい自然の中で焚き火やキャンプを楽しめるように、焚き火をする際は焚き火シートを用意しましょう。