焚き火で穴だらけになる前に!難燃性抜群のタープおすすめ4選
最終更新日:2020/08/24
キャンプ用品
出典:sotolabo
焚き火時間をより堪能するために、くつろぎのアウトドアリビングを作ってみませんか?タープがあれば雨や風を避けながら、暖かく快適な居住空間ができますよ。そこで、今回は焚き火をしても大丈夫な難燃性の高いタープ「焚き火タープ」の特徴やおすすめのアイテムをご紹介します。
一般的なタープの下で焚き火をするとどうなる・・・?
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アウトドアでの突然の雨や強い紫外線などを遮ってくれるタープは、キャンプをするうえでの大切な道具のひとつです。タープとはもともとは、防水シートという意味で「TARPAULIN」を短縮してつけられた名称であり、いまや雨の多い日本の気候には欠かせない存在となっています。 軽量の化学繊維でできているものが一般的ですが、これらのタープはビニール製であるがゆえに火に燃えやすいという弱点があります。そのため、火の粉が飛びやすい焚き火は、燃えやすい化繊素材のタープの下ですることはできません。ほんのわずかな火の粉でも穴が開いてしまったり、最悪の場合、燃え広がってしまったりする危険性があるのです。
焚き火ができるタープの特徴は?
出典:テンマクデザイン
登場したのが難燃性の高い素材を用いたタープです。雨が降っても外で濡れることなく、タープのなかで大好きな焚き火を楽しめるというのが、焚き火タープの最大のメリットです。 それでは焚き火タープの特徴を見ていきましょう!
素材
難燃性の高い素材とは、簡単に言うと「燃えにくい」性質を持つということです。糸になる原料そのものに化学反応を起こし、燃えにくい性質にした糸を使用したり、綿やポリエステルなどの繊維製品に難燃剤を付着させたりと様々な加工方法があります。 例えば、「TC」「テクニカルコットン」「ポリコットン」などと呼ばれるポリエステル糸とコットン(綿)糸を混紡した繊維を使用したタープは、ポリエステルとコットンそれぞれの特性がうまく発揮できるよう混紡割合を工夫して作られたもの。水分を含むと水漏れしにくくなる防水性と、火の粉などによる穴あきを減少させる難燃性に優れています。
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また、「コットンタープ」と呼ばれる綿100%を使用したタープもあります。コットンタープは火に強いコットンで作られているため、多少火の粉が飛んできたとしても穴が開いたり、燃え広がったりする心配がない上に、コーティングの加水分解や経年劣化が少ないのも特徴です。
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植物から採れるコットンの質感は、化繊にはない優しい風合いです。シミや色むらさえも、味わいとして楽しめるナチュラルさが何といっても魅力的!自然と調和する風合いは、おしゃれなサイト作りの強い味方となってくれるはずです。使い込むうちに、どんどん愛着が湧いてきそうですね! いずれの素材も燃えにくい特性がありますが、「不燃(燃えない)」というわけではありませんので、その点は注意しながら使用しましょう。
大きさと形
様々な大きさがあるので、選ぶ際にはキャンプをする人数とタープの形状で考えると良いです。荷物の量をなるべく軽くしたいのであれば、テントのような収納サイズになってしまう「スクリーンタープ」や「ラウンドタープ」ではなく、ポールと生地だけで設置できる「オープンタープ」を選びましょう。 オープンタープを使用する人数で選ぶ場合には、4名程度なら「ヘキサタープ」、大人数であれば「レクタタープ」という種類がおすすめです。
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美しい六角形が特徴「ヘキサタープ」は1~4名の少人数向けです。
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長方形で開放的な居住性「スクエアタープ」は4名以上の大人数向けです。
重さ
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同じ大きさのナイロン素材のタープと比べると、難燃性のタープは比較的重いです。綿素材は化繊に比べて重いため、TC(綿とポリエステルの混紡)タープで約3倍、コットン(綿100%)タープで約4倍の重さとなります。 しかもタープのような大きなアイテムであれば収納面積が大きいだけでなく、濡れるとずっしりと重くなってしまいます。そういう点では、焚き火用タープはじっくり腰を据えて楽しむキャンプか、荷物の量をあまり気にしなくてもよいオートキャンパー向きのアイテムと言えますね。
難燃性抜群!おすすめの焚き火ができるタープ4選
焚き火用タープの特徴がわかったところで、おしゃれなキャンパーから支持を得ている焚き火用タープをご紹介します。
タトンカ
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コットンとポリエステルの良いとこどり!軽くて耐熱性もあるタープ
ポリコットンというコットン65%・ポリエステル35%の素材を使用。1〜2人で使うのにベストなサイズ感です。 【基本情報】 使用サイズ:285×300cm 重量:1.35kg
ドイツ生まれのアウトドアブランド。特徴として、ポリコットンというコットン65%・ポリエステル35%の素材を使用している点です。 コットン素材の弱点である重さや防水性の少なさを補いながら、コットンの特性である遮光性の高さや火の粉などに対する耐性は損なうことなく、タープの中で焚き火ができます。 タトンカタープは1〜3までバリエーションがあり、1は先ほど紹介したように少人数にぴったりなサイズ感、2は、ポールを刺す穴がいくつもあるので、用途や気候によってタープの形を自由にアレンジすることができます。3はもっともシンプルな形状になっています。
SOTOLABO
出典:sotolabo
『そとを楽しむ人のためのLaboratory』をコンセプトに、2013年2月に誕生したガレージブランド。アウトドアギアだけでなく、洋服やオリジナルギアなども取り扱い、チェアファブリックや洋服にいたっては自社縫製工場で熟練のスタッフが製作にあたり、ハイクオリティなMade in Japanのこだわり商品がラインアップされています。
Made in Japanにこだわり設計し、防水性の高いコットン100%素材を採用【レクタタープ】
張り姿の直線的なフォルムの美しさや、厚手のコットン素材が表現するドレープカーテンのような重厚感が目を引きます。 透湿防水加工さているので防水性があり、実用的かつデザインにまでこだわりが感じられるスクエア型タープ! 【基本情報】 サイズ: 約300×400cm 素材:コットン100%透湿防水、パイピング/ポリエステル100%、ガイライン/ポリエステル100%(5mm)、ループ部分/ポリプロピレン100%、自在/プラスチック 重量 : 約3kg(収納袋込) ※ポールは含みません カラー: 幕体/サンドカラー、パイピング/ブラック、ループ部分/ブラック、ガイライン/ブラックミックス(※幕体及びパイピングについては今後カラーが変更になる場合あり)
テンマクデザイン
絶版となっていた堀田貴之氏プロデュース、伝説のウイングタープ『TULSATIME ムササビウイング』が「日本のアウトドア」をテーマに掲げるtent-Mark DESIGNSとのコラボレーションで復刻!美しくカーブを描く独特な形状と、ソロ~少人数での使用に最適なサイズ感が魅力のタープです。
焚火 タープ TC ウィング
耐久性の高い大型ウイングタープ。タープ本体には防炎加工は施されていませんが、難燃シート(別売り)を取り付けることが可能。雨の日も安心して焚き火キャンプをゆっくり楽しめます。 【基本情報】 サイズ:約560×580cm 素材:コットン混紡生地(TC)撥水加工済み(ポリエステル65%コットン35%) 重量 :本体/3,390g、総重量/4,040g
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スノーピーク
スノーピークから発売されている、難燃性に優れた商品ライン「TAKIBI」シリーズに、タープが新しく登場しました!TAKIBIシリーズのウェアと一緒に使えば、焚き火を気にすることなく快適にキャンプできること間違いなし!
TAKIBIタープ オクタ TP-430
八角形を意味する「オクタ」タープであるため、六角形を意味する「ヘキサ」タープよりも広々とした空間が実現します! 使用する時は、インナールーフと一緒に使う必要がある点には注意してくださいね。 【基本情報】 使用サイズ:510×450×280(h)cm 収納サイズ:83×25×26cm 重さ:8.9kg
難燃性タープで焚き火を満喫しよう!
出典:Pixabay
いかがでしたか?快適なアウトドアリビングには焚き火タープが必須!焚き火用タープは一般的なタープに比べると重量があり、お値段も高めですが、そのデメリットを超えた実用性や焚き火タープの醸し出すこなれたおしゃれ感が何とも魅力的です。 天候や季節を気にすることなく、タープの下でのんびり焚き火ができたら、キャンプでの楽しみがぐっと広がりますね!あなたもお気に入りの焚き火タープを見つけて、ゆらめく炎を眺めながらの癒しキャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか♡
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hinata編集部
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