制作者
ほかぞの
キャンプ歴4年。かたちにとらわれず、自然の中でのんびり過ごすのが好きなアラサーソロキャンパー・フリーランスライターです。主に桜島を眺められるキャンプ場を利用。日本の高い技術が用いられ、丁寧で繊細につくられたギアにロマンを感じます。好きなアウトドアブランドは「UNIFLAME」。
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もくじ
コットンタープの魅力
コットンタープは、ナチュラルな風合いや結露しにくいなど、ポリエステル製のタープにはない多くの魅力があります。コットンタープの購入を悩んでいる人は、どのような点が優れているのかチェックしてみましょう。
重厚感があり、おしゃれな雰囲気UP
コットン素材を使用したタープは、重量感とおしゃれな雰囲気が魅力。つやのないマットな見た目と、天然素材独特の優しい肌ざわりがポリエステル製タープとの大きな違いです。コットン素材のテントと組み合わせると、重厚感やおしゃれ感はさらにアップ。見た目の雰囲気や質感、風合いにこだわりたい人はコットン素材がおすすめです。
難燃性が高く、焚き火しやすい
出典:PIXTA
コットンタープは燃えにくい素材のため、焚き火や調理の火の粉が触れても穴が開きにくいのが特徴です。風が強い日は、火の粉が飛んでテントやタープに穴が開くことがあり、雨漏りや火が燃え広がって火事の原因になることも。
コットンタープであれば、このようなダメージやトラブルを軽減できます。完全に燃えない素材ではないので、ポリエステル製のタープ同様、火の扱いには十分に注意しながら焚き火を楽しみましょう。
優れた断熱性で冬暖かく、夏涼しい
出典:PIXTA
コットンは繊維の中に空洞があり、空気を蓄える性質があります。蓄えた空気は断熱効果を発揮し、冬は暖かく、夏は涼しく過ごせるのがコットンタープの大きなメリットです。夏の暑さや冬の冷気を遮断して、タープ下やテント内の温度変化を軽減します。
また、ポリエステルのタープより厚みがあるため、日光や紫外線を通しにくく、濃い影ができるのも特徴です。
結露ができにくい
出典:PIXTA
コットンは水分を吸収するため、結露ができにくいのも大きな魅力です。気温の変化が大きい季節はタープの内側に結露が発生し、服がぬれたり片付けたりするのも大変です。しかし、全くゼロにはできないものの、コットンのタープは水分を吸収してくれるので、びっしょりぬれるのは回避できます。
また、コットンは蒸気や水分を通す透湿性も高いため、内側に付いた結露の水分を外に逃がしてくれるのも結露対策として支持されるポイントです。
防水性がある
出典:PIXTA
コットンのタープは、ポリエステル製には劣るものの、防水機能も持ち合わせています。一般的なポリエステル製のタープは耐水圧2,000mm以上。コットンタープの耐水圧は300~400mm程度と、数値的には低く感じますが、傘の耐水圧が300~500mm程度なので、大雨や台風でない限り雨を防いでくれます。
TC素材とコットン100%素材の違い
ポリコットン(TC素材)は、コットンとポリエステルを混紡した生地を示し、それぞれのメリットを生かした素材です。コットンのやわらかさや風合い、断熱性と、ポリエステルの軽量さや防水性の高さを兼ね備えています。コットン100%との違いは以下の通りです。
コットン100% | ポリコットン | |
難燃性 | ◯ | △ |
防水性 | △ | ◯ |
軽さ | × | ◯ |
コンパクトさ | × | △ |
コットンタープの選び方
コットンタープを選ぶときのポイントを解説します。何を基準に選べばいいか分からないという人は参考にしてみましょう。
サイズ・重さ
利用人数やテントの大きさに合わせて、適切なサイズを選びましょう。ソロキャンプであれば3~4m、ファミリーであれば5~6m前後が目安。小さすぎると範囲が狭くなって動きにくく、大きすぎると設営や撤収が大変なので、サイズ選びは重要なポイントです。
コットン素材は重いので、大きいタープがほしいならやや軽量のポリコットン素材がおすすめ。大型でも5kg前後と持ち運びの負担も大きくありません。そのほか、ツーリングキャンプやバックパックスタイルでのキャンプも、コンパクトになるポリコットン素材が最適です。
付属品
タープを選ぶときは、付属品もチェックしましょう。はじめてタープを購入するなら、ポールやペグ、収納袋がセットになったオールインワンがおすすめです。タープ設営は、ポールの長さや太さも重要なポイント。正しく設営するためには、あらかじめタープに適したポールがセットになっているものを選ぶのが賢い選択です。
デザイン
サイトの雰囲気を左右するタープは、デザインも大切なポイントです。テントと色やメーカーを合わせたり、そのほかの道具と一緒に使ったりする場面を想像しながら選びましょう。おしゃれなサイトをつくるポイントは、統一感を出すこと。コットン素材のタープはナチュラルな雰囲気が魅力なので、ベージュやブラウン、カーキなどのアースカラーの道具でそろえるのもおすすめです。
コットンタープおすすめ6選
出典:Amazon
タープの名称の通り「木陰」をイメージしたタープです。遮光性の高いコットン素材を使用し、夏の炎天下でも快適に過ごせます。1~3人で利用するのに最適なサイズで、設営や片づけも簡単!ポールの本数や位置を調整すればさまざまなアレンジが可能です。
【基本情報】
- 使用サイズ:(約)300×400cm
- 収納サイズ:(約)21×10×56cm
- 素材:コットン100%
- 重さ:(約)3kg
出典:楽天市場
コットン100%の生地に、オイルとワックスを染み込ませた蝋引き加工で、防カビと撥水性を持たせており、耐久性を上げています。生地に加え蝋引き加工で重さはありますが、ミリタリー調のシックな風合いと無骨感が魅力。
【基本情報】
- 使用サイズ:(約)340×410cm
- 収納サイズ:‐
- 素材:コットン100%
- 重さ:(約)10.0kg
出典:Amazon
車のルーフに取り付けられるタープです。生地はコットン100%で防カビ、耐水加工が施されています。SUVやミニバンなどに最適なサイズ。高さ調整可能なポールとペグが付属されています。
【基本情報】
- 使用サイズ:(約)272×262×366cm
- 収納サイズ:(約)122×15×15cm
- 素材:コットン100%
- 重さ:12.7kg
出典:Amazon
NVA(旧東ドイツ軍)の官給品であるシェルターハーフテントです。密に編まれたコットンで、水を含むと生地がより密になり、高い防水性能を発揮します。コットンは通気性も良く、断熱効果も高いので冬でも安心して使用できます。
【基本情報】
- 使用サイズ:(約)175×175cm
- 収納サイズ:‐
- 素材:コットン100%
- 重さ:‐
出典:Amazon
ソロキャンプに最適な3×3mのコットン100%タープです。シワ加工で無骨な雰囲気があり、野営スタイルにおすすめです。16カ所のハトメがあり、アレンジは自由自在。小さめのサイズなので重さ3.4kgと軽量です。
【基本情報】
- 使用サイズ:300×300cm
- 収納サイズ:(約)20×42cm
- 素材:コットン100%
- 重さ:3.4kg
出典:Amazon
180×180cmのコンパクトサイズのタープです。バックパックスタイルやツーリングでのコンパクト装備に最適な大きさ。見た目はシックですが、裏面にはハンギングループが付いていて機能性も充実しています。
【基本情報】
- 使用サイズ:180×180cm
- 収納サイズ:‐
- 素材:コットン100%
- 重さ:1.44kg
ポリコットン(TC)タープおすすめ10選
出典:楽天市場
コットンより軽く、ポリエステルより丈夫なポリコットンのヘキサタープです。遮光性が高く、炎天下でも濃い影ができるので紫外線対策もばっちり。コンパクトに収納して持ち運べる、専用キャリーバッグが付属しています。
【基本情報】
- 使用サイズ:(約)420×420cm
- 収納サイズ:(約)55×14×14cm
- 素材:ポリエステル65%、綿35%
- 重さ:(約)3kg
出典:Amazon
サイトをクールに演出できるブラックのオクラタープ。風の抵抗を受けやすい大型タープですが、固定カ所を増やして欠点をカバーしています。また、より多くのアレンジを楽しめるのも大きな魅力です。
【基本情報】
- 使用サイズ:(約)510×510cm
- 収納サイズ:(約)直径18×61cm
- 素材:ポリエステル65%、綿35%
- 重さ:(約)4.2kg
出典:Amazon
火の粉が触れても穴が開きにくい、丈夫なコットン生地を使用しています。表面加工はありませんが水にぬれるとコットンの繊維が気密になり、防水性が高まります。厚みがあり遮光性の高いコットン製のタープを探している方におすすめです。
【基本情報】
- 使用サイズ:(約)480×420cm
- 収納サイズ:(約)直径18×68cm
- 素材:ポリエステル65%、コットン35%
- 重さ:(約)5.52kg
出典:Amazon
表面に撥水加工が施されたスモアのタープです。UVカット、防水、防カビ、難燃と機能性が充実しています。ポール、ペグ、ロープがセットで、すぐに設営できるのも魅力です。
【基本情報】
- 使用サイズ:(約)400×260cm
- 収納サイズ:90x18x15cm
- 素材:コットン35%、ポリエステル65%
- 重さ:(約)5.4kg
出典:Amazon
ドイツのアウトドアブランド「タトンカ」のタープ。ファミリーや大人数でも利用できる大きさですが、2.8kgと軽量なのが魅力。中央部分にもループが4カ所あり、よりハイグレードなタープ設営に挑戦できます。
【基本情報】
- 使用サイズ:425×445cm
- 収納サイズ:(約)60×30×6cm
- 素材:ポリエステル65%+コットン35%
- 重さ:(約)2.8kg
出典:Amazon
汎用性の高いスクエア型で、シーンに合わせたアレンジが楽しめるTC素材のタープです。4m超えの大型サイズで、広々とした日陰スペースを確保きます。
【基本情報】
- 使用サイズ:(約)430×460cm
- 収納サイズ:(約)直径35×80cm
- 素材:ポリエステル65%、綿35%
- 重さ:(約)5.4kg
出典:Amazon
コスパの良さと、スタンダードなデザインが人気のブランド、フィールドアのヘキサタープです。大型タープをしっかり支えるスチール製の25cmペグが付属。ポールは別売りですが、同メーカーでそろえるのもおすすめです。
【基本情報】
- 使用サイズ:(約)530×570cm
- 収納サイズ:(約)75×17×17cm
- 素材:ポリエステル65%、コットン35%
- 重さ:(約)5kg
出典:Amazon
ナチュラルな色合いとシンプルな構造が魅力。単体利用はもちろん、テントと組み合わせやすいヘキサタープです。ソロやデュオキャンプにおすすめのサイズ。ロープとペグが付属されています。
【基本情報】
- 使用サイズ:380×360cm
- 収納サイズ:37×17×17cm
- 重さ:2.7kg
- 素材:コットン35%、ポリエステル65%
出典:Amazon
ポールやペグ、ハンマーも付いたキャンプ初心者にうれしいタープセット。長方形の形状を生かし、屋根としてだけでなく壁のように設営して、太陽光や雨を遮断できます。
【基本情報】
- 使用サイズ:500×300cm
- 収納サイズ:‐
- 重さ:‐
- 素材:コットン35%、ポリエステル65%
出典:Amazon
ファミリーや友人など大人数での利用はもちろん、テントのように設営もできる大型タープ。結露しにくく、夏は涼しい素材なので1年を通して快適に過ごせます。収納しやすい大きめの収納袋付き。
【基本情報】
- 使用サイズ:(約)500×500cm
- 収納サイズ:(約)60×23×23cm
- 重さ:(約)7.2kg
- 素材:ポリエステル、コットン混紡素材
タープというとポリエステルのものが多いですが、我が家ではポリエステルとコットンが混紡された「ポリコットンタープ」を愛用しています。コットンならではの遮光性と難燃性、ポリエステルならではの軽さを生かした魅力について紹介します。
コットンタープを使用する際の注意点
ほかの素材よりも重量がある
コットン100%の生地は、密に編み込まれているため重いです。1人でコットン100%のタープを設営するのは大変なため、なるべく複数人で協力しながら立てるのがおすすめ。
また、徒歩やソロキャンプ、女性1人では、持ち運びの負担になる可能性があります。車での移動やオートキャンプでは問題ありませんが、自分の移動手段やキャンプスタイルに合っているか確認しましょう。コットン素材にこだわりたい場合は、やや軽量のポリコットン製がおすすめです。
ぬれると乾きにくい
出典:PIXTA
コットンやポリコットンは、ポリエステル素材に比べて乾きにくい素材です。雨や結露でぬれた場合は、しっかりと時間をかけて完全に乾かしましょう。半乾きで収納するとカビや嫌なにおいの原因になります。また、あらかじめ防水処理をしてぬれにくくするのも一つの方法です。その際は、コットンの通気性を損なわないフッ素系の防水スプレーを使用しましょう。
出典:Amazon
雨のキャンプで心強い強力防水スプレーです。通気性を損なわないので、コットンタープの機能性を保ちながら防水効果を得られます。
【基本情報】
- 容量:420mL
- 成分:フッ素系
コットンタープは有能で焚き火に最適
優しい風合いと肌ざわり、ナチュラルな雰囲気が魅力のコットンタープは、多くのキャンパーに人気のアイテムです。ポリエステル製のタープに比べると、メンテナンスの手間や重いなどのデメリットがありますが、結露しにくいことや、1年を通して快適に過ごせるのは大きなメリット。焚き火の近くで利用しても穴が開きにくいので、焚き火を安心して楽しみたい人は、コットン、ポリコットンタープを試してみましょう。
【2024年最新】タープおすすめ31選!人気YouTuberによる選び方解説と愛用アイテム紹介も
タープは日除けになったりリビングスペースをつくったりと便利で優秀。また、おしゃれなキャンプサイトを目指す人にとっても重要なアイテムです。今回はYouTubeのキャンプギア紹介動画が人気のチキューギ.さん監修のもと、失敗しない選び方を徹底解説。愛用商品の紹介も見逃せません!
今回紹介したアイテム
商品画像 | |||||||||||||||||
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商品名 | SotoLabo(ソトラボ) cotton KOKAGE tarp | キャンバスタープ 16oz ターポリン | Kirkham's(カーカムス) ハイライン スプリングバー オートフライ コットン | 東ドイツ軍 NVA(国家人民軍)テントシェル レインドロップカモ | HOBI(ホビ) 軍幕タープ | asobito(アソビト) 焚き火軍幕 | DOD ヘーキサタープ | DOD オクラタープ | tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン) 焚火タープTCマルチネクトレクタ | S'more(スモア) ターピ R-400 | TATONKA(タトンカ) TARP 1 TC | VISIONPEAKS(ビジョンピークス) ファイアプレイスTCレクタタープ | FIELDOOR(フィールドア) ヘキサタープ TC Lサイズ | TOMOUNT(トゥーマウント) ポリコットン タープ | Overmont ポリコットンタープ | VASTLAND(ヴァストランド) TCレクタタープ スクエア型 Lサイズ | LOGOS(ロゴス) 強力防水スプレー |
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