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おしゃれなコットンテント

耐水圧はたったの300mm台!?買う前に知りたいコットンテントの雨事情

※本記事には一部プロモーションが含まれます

今流行りのグランピングにも使われている、おしゃれ感満載なコットンテント。一本のポールで立ち上げるティピ型や、サファリテント型などさまざまなタイプが存在します。このコットンテント、見た目はかわいいけれど、雨天時の撤収、メンテナンス方法など、初心者が購入するには少しハードルの高さが懸念されてしまうのも事実。そこで今回は、コットンテントの気になる雨事情にスポットライトをあてて解説していきます!

おしゃれで人気のコットンテント

テントの第一印象ってとっても大事ですよね。ナイロンやポリエステル素材のテントが多いなか、コットン素材のテントは、見た目もおしゃれで、なんといってもコットンの持つ風合いとそのたたずまいは、自然にとても溶け込んで見えます北欧ブランド ノルディスクのテントをはじめとして、今とても人気でコットンテントが雰囲気重視のおしゃれキャンパーや、2代目のテントを探している人に人気なのもうなずけますね。 その風合いと同時にコットンテントの利点として注目したいのは、生地の丈夫さ。コットンテントならば、中で火を使って多少火の粉が飛んでも大丈夫。冬場に薪ストーブや鍋を使って暖かく過ごす、そんな楽しみがコットンテントで広がりそうです♪

気になる雨の日キャンプ・・・

コットンテントは、天然素材である“綿”で作られています。100%コットンの場合、気になるのはやはり雨。コットン自体に水を吸収するという特性があります。 はっ水加工をしているテントも多いため、雨漏りを防ぐことができます。しかし、あらかじめ雨の予報の場合は「撤収後になるべく早く乾かす」というメンテナンスができるかどうか、ということも考慮に入れることが必要です。 最近ではコットンの持つ素朴な風合いはそのままに、コットン素材にポリエステル素材を組み合わせたテントも登場。こちらはより水に強い素材となっているので、雨が突然降るなど、天気が変わりやすい山でのキャンプを楽しみたい人におすすめです。

コットンテントの耐水圧は?

テントがどれだけ水に強いか、という一つの判断基準として、各テントメーカーが製品に表示しているのが生地の“耐水圧” です。一般的に、傘の耐水圧は200~500mm程度、レインウェアーは2,000mm以上に設定されています。 一方、ポリエステルとコットン素材を合わせたポリコットン製のノルディスク「アルヘイム」は耐水圧350mm、コットン100%製のキャンバスキャンプ「シブレー400」は耐水圧360mm。この数値だけでみると低く感じてしまいます。しかし、コットンには湿気や水を含むと、膨張して空気を通さないという特徴があり、防水性が高くなるんです。なので、内側からテントに触れると水がしみだしてくるものの、雨水がしたたるような雨漏りは心配ありません。「でもやっぱり雨にはさらしたくない…」そう考える人には、フライシートでカバーして使うことを想定したコットンテントもおすすめです。
商品名ノルディスク Asgard7.1m2ノルディスク Alfheim12.6m2 コールマン オアシステント(ターコイズ)キャンバスキャンプ SIBLEY 500アルティメット
イメージノルディスク Asgard7.1m2ノルディスク Alfheim12.6m2コールマン オアシステント(ターコイズ)キャンバスキャンプ SIBLEY 500アルティメット
断水圧350mm350mm1500mm500mm
素材メッシュコットン&ポリエステルポリエステルコットン

コールマン オアシステント(ターコイズ)

コットン素材のインナーテントで夏も涼しいテント! Coleman70年代の名作オアシステントのリバイバルモデル。インナーはコットンを使用し、フライシートは耐水圧約1,500mmのポリエステル製なので、雨の中のキャンプも楽しめます。 【hinataのおすすめポイント】
  • 夏でも涼しい

キャンバスキャンプ SIBLEY 500アルティメット

防水加工済の厚手コットン生地のテント! 丈夫なグランドシートとテント壁面をファスナーで一体化できるキャンバスキャンプ製の「シブレー500アルティメット」。ファスナーを外せば、幕を巻き上げることができるので、テントの表情も一変します。グランドシートは底面から約8cmの高さまで立ち上がるので雨が染み込む心配がありません。 【hinataのおすすめポイント】
  • 防水加工済み
  • 幕を巻き上げられる

コットンテントが濡れたらどうなる?

アルティメットのコットンテント
コットンは吸水性がとても高い素材。そのため雨が降ると、水分を吸収してとても重くなってしまいます。それでも、乾かせばそのまま使うことができます。防水加工がしてあるテントの場合は、直射日光を受けることで少しずつ生地の防水性が低下するので、防水性が弱くなってきたなと感じたら、防水剤でメンテナンスするのがおすすめです。

コットンテントが濡れた時の対処法は?

森の中に張られたコットンテント
コットンテントは、濡れたまま保管するとカビやニオイが発生するので、完全に乾燥した状態で保管しなければいけません。でも、撤収日が雨だった場合は、やむなく濡れたまま撤収しなければならないこともありますよね。雨を含んだテントはずっしりと重みを増しているので、複数の人で撤収を済ませましょう。 雨の場合の撤収をラクにするために、キャンプに持って行きたい手軽なアイテムが、テントが入る大きめのゴミ袋。濡れているテントをそのまま収納袋に入れる必要がなく、水を含んで多少膨張しているテントをさっと入れることができるので便利です。 撤収する時、あとのメンテナンスを少しでもラクにするために、泥汚れはできるだけふき取りましょう。防水加工がしてあるテントなら、いらないタオルなどでさっと拭くとある程度汚れが取れるはず。葉っぱや草などは、テントにくっつけたままにしないでくださいね。濡れた状態でくっついていると葉の色がテントに移る時もあるそうですのでご注意を。

持って帰った後のメンテナンスは?

8人用のノルディスク大型コットンテントの外観
コットンテントは濡れた後、しっかりとメンテナンスが必要。特に夏場など、湿った状態で放置しておくとカビやニオイの原因にもなり、へんなシワがついてしまいます。持ち帰ったらなるべく早く2日以内に干しましょう。部屋の中や自宅の庭が難しい場合は、大きい公園などに持っていくのもおすすめ。コットンの特性から生地が多少縮むことがあるので、できればもう一度テントを張って、そのままの状態で陰干しすることが理想です。時間に余裕がある場合には、市販のはっ水剤を使うといいでしょう。 コットンテントの汚れが目立ち、はっ水加工が落ちてきたな、と感じたら、プロのクリーニングに頼むのも一つの手。合繊繊維でできたテントと違って、コットンテントのほうが手間がかかる分、料金もすこし高いのが一般的ですが、自分でやる時間や場所がない場合には、選択肢の一つとして検討してみてくださいね。

まとめ

手間のかかる子ども(テント)ほどかわいい」…ユーザーなら誰もがそう思うに違いないコットンテント。生地が丈夫なので手をかける分だけ長く使えます。そして、使うほどに愛着がわいてくるのがコットンテントの魅力です。 雨のなかのキャンプでも、そのあとのメンテナンスさえしっかりやっておけば、アウトドアライフをいっそう充実させるアイテムになります。以上、憧れのコットンテントが欲しいものの、雨事情について気になっていた方、ぜひ参考にしてみてくださいね!

今回紹介したアイテム

商品画像ノルディスク Asgard7.1m2ノルディスク Alfheim12.6m2メンテナンスに便利なはっ水剤!
商品名ノルディスク Asgard7.1m2ノルディスク Alfheim12.6m2メンテナンスに便利なはっ水剤!
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