耐水圧はたったの300mm台!?買う前に知りたいコットンテントの雨事情
最終更新日:2020/09/11
キャンプ用品

今流行りのグランピングにも使われている、おしゃれ感満載なコットンテント。一本のポールで立ち上げるティピ型や、サファリテント型などさまざまなタイプが存在します。このコットンテント、見た目はかわいいけれど、雨天時の撤収、メンテナンス方法など、初心者が購入するには少しハードルの高さが懸念されてしまうのも事実。そこで今回は、コットンテントの気になる雨事情にスポットライトをあてて解説していきます!
目次
おしゃれで人気のコットンテント

出典:Amazon
その風合いと同時にコットンテントの利点として注目したいのは、生地の丈夫さ。コットンテントならば、中で火を使って多少火の粉が飛んでも大丈夫。冬場に薪ストーブや鍋を使って暖かく過ごす、そんな楽しみがコットンテントで広がりそうです♪
気になる雨の日キャンプ・・・

出典:ノルディスク
はっ水加工をしているテントも多いため、雨漏りを防ぐことができます。しかし、あらかじめ雨の予報の場合は「撤収後になるべく早く乾かす」というメンテナンスができるかどうか、ということも考慮に入れることが必要です。
最近ではコットンの持つ素朴な風合いはそのままに、コットン素材にポリエステル素材を組み合わせたテントも登場。こちらはより水に強い素材となっているので、雨が突然降るなど、天気が変わりやすい山でのキャンプを楽しみたい人におすすめです。
コットンテントの耐水圧は?

出典:Noam, Jemima & Lila / flickr
一方、ポリエステルとコットン素材を合わせたポリコットン製のノルディスク「アルヘイム」は耐水圧350mm、コットン100%製のキャンバスキャンプ「シブレー400」は耐水圧360mm。この数値だけでみると低く感じてしまいます。しかし、コットンには湿気や水を含むと、膨張して空気を通さないという特徴があり、防水性が高くなるんです。なので、内側からテントに触れると水がしみだしてくるものの、雨水がしたたるような雨漏りは心配ありません。「でもやっぱり雨にはさらしたくない…」そう考える人には、フライシートでカバーして使うことを想定したコットンテントもおすすめです。
コールマン オアシステント(ターコイズ)

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Coleman70年代の名作オアシステントのリバイバルモデル。インナーはコットンを使用し、フライシートは耐水圧約1,500mmのポリエステル製なので、雨の中のキャンプも楽しめます。
キャンバスキャンプ SIBLEY 500アルティメット

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丈夫なグランドシートとテント壁面をファスナーで一体化できるキャンバスキャンプ製の「シブレー500アルティメット」。ファスナーを外せば、幕を巻き上げることができるので、テントの表情も一変します。グランドシートは底面から約8cmの高さまで立ち上がるので雨が染み込む心配がありません。
コットンテントが濡れたらどうなる?

コットンテントが濡れた時の対処法は?

雨の場合の撤収をラクにするために、キャンプに持って行きたい手軽なアイテムが、テントが入る大きめのゴミ袋。濡れているテントをそのまま収納袋に入れる必要がなく、水を含んで多少膨張しているテントをさっと入れることができるので便利です。
撤収する時、あとのメンテナンスを少しでもラクにするために、泥汚れはできるだけふき取りましょう。防水加工がしてあるテントなら、いらないタオルなどでさっと拭くとある程度汚れが取れるはず。葉っぱや草などは、テントにくっつけたままにしないでくださいね。濡れた状態でくっついていると葉の色がテントに移る時もあるそうですのでご注意を。
持って帰った後のメンテナンスは?

コットンテントの汚れが目立ち、はっ水加工が落ちてきたな、と感じたら、プロのクリーニングに頼むのも一つの手。合繊繊維でできたテントと違って、コットンテントのほうが手間がかかる分、料金もすこし高いのが一般的ですが、自分でやる時間や場所がない場合には、選択肢の一つとして検討してみてくださいね。
まとめ
雨のなかのキャンプでも、そのあとのメンテナンスさえしっかりやっておけば、アウトドアライフをいっそう充実させるアイテムになります。以上、憧れのコットンテントが欲しいものの、雨事情について気になっていた方、ぜひ参考にしてみてくださいね!