ファミリー向けコットンテント・ポリコットンテントのおすすめ13選

コットンテントは、天然素材である「綿(コットン）」を主に使用してつくられたテントです。コットンの特性として吸湿性と通気性が高く快適に過ごすことができます。ナチュラルで上質感のあるおしゃれなデザインからグランピングにもよく使われ、近年人気の高いテントです！

ポリコットンテントもコットン素材を使用したコットンテントのひとつですが、「ポリエステル」と「コットン」を混合した混紡素材を使用してつくられています。TCテントとも呼ばれます。コットンとポリエステルの両方のメリットを持っているのが特徴で、快適性が高く、丈夫で、初心者にも使いやすいテントです。その扱いやすさから近年はポリコットンテントの商品が増えています！

コットンテントは、通気性が高く、暑い夏の季節でも内部の空気がよく循環し、テント内部にこもった熱気を逃がして涼しさを保ちます。同時に、コットンの吸湿性が優れているため、汗や湿気を効果的に吸収して快適な空間をキープします。さらに、繊維の間に空気を含むことができるため、断熱性が高く、冬の寒い季節では外気の冷たさを一定程度遮ってくれるので、あたたかく過ごすことができます。こうした特性によって、オールシーズンにわたって使え、暑さ寒さ、湿気に悩むことなくキャンプを快適にしてくれる理想的なテントとなっています。

コットン素材は化学繊維と比べて、耐久性が高く丈夫です。適切にお手入れを行えば、最大で15〜20年程度も使用することができます。価格は化学繊維のテントに比べて高めですが、その分長期間にわたって利用できるため、コスパが高いのがメリットです。

コットン素材は難燃性に優れており、焚き火の火の粉などにも耐えることができるのが特徴です。簡単に穴が開いたりしないため、安心して焚き火を楽しむことができます。

コットンテントは、天然素材のためナチュラルであたたかく、かつ上質さもあわせ持つ雰囲気が魅力！白やベージュなどの色合いのテントが多く、自然の景観にもよく馴染んで、おしゃれなキャンプが楽しめます。

コットンテントのデメリットは生地が重いことが挙げられます。ファミリー向けの大型のテントとなると、重さは数十キロになるものも。さらにコットンは水を吸収するので、雨が降ると水分を含みより重くなってしまうこともあります。そのため持ち運びができる重さかを考えて購入する必要があります！悪天候時はテントが重くなることや濡れることを考慮して使用を避けるのもおすすめです。

雨に濡れると、その水分を含んでしまうことでカビや臭いが発生してしまうリスクがあります。さらに生地に厚みがあるので、乾燥しにくいという特徴も。使用後はしっかり乾燥させて正しく保管することが大切です！

ポリコットンのテントは、コットンテントのメリットとポリエステルのメリットを両方備えたハイブリッド素材です。ポリエステルの特徴である、丈夫でシワになりにくく、乾きやすいというメリットもそなえています。雨天時のコットンテントの乾きにくさというデメリットを克服しているのはうれしいポイントです。

コットンテントの選ぶときのポイントを解説します！以下のポイントに注意して、自分たちにぴったりのテントを選びましょう。

コットンテントを選ぶ際に大切なポイントの一つは、テントのサイズです。メーカーが推奨する使用人数は「横になることができる最大人数」と考えて、使用する人数に加えて1〜2人分の使用人数のテントを選ぶと余裕をもって快適に過ごせます。

キャンプ初心者やファミリーにとって、テントの設営と撤収が簡単なテントを選ぶのは、楽しい時間を過ごすための大きなポイントです。商品によって、設営にかかる時間や方法が違うので、事前に確認して購入しましょう。コットンテントの中でも1本のポールでテントを支える「ワンポールテント」は、フレームがシンプルで設営に時間がかからないためおすすめ！設営がシンプルなものは、耐久性が高くない場合もあるので、設営の簡単さと合わせて耐久性についても確認しておきましょう。

コットンテントといっても形状はさまざま。代表的なもので、円錐型の「ティピテント」、グランピングで人気の「ベルテント」山小屋のような形の「ロッジ型テント」があります。それぞれ居住空間に違いがあり、大人数向きなのはベルテントやロッジ型テントです。形状の好みや居住空間の使い方を考えて形状を選びましょう。

人気のあるブランドは独自のデザインやスタイルを持っているので、そのブランドの特徴を知ることで、自分に合ったテントを選びやすくなります。コットンテントはさまざまなブランドが発売していますが、代表的なブランドを紹介するので参考にしてください。

1.Nordisk（ノルディスク） 北欧デンマークで生まれた世界的な老舗アウトドアブランドノルディスク。Regacyシリーズと呼ばれるテントは、最近トレンドのグランピング火付け役と言われ、コットンテントの王道ブランド。白をベースとしたデザインはナチュラルで上質感がありおしゃれ。高いデザイン性だけでなく、品質の高さも両立しているのが魅力のブランドです！

2.テンマクデザイン アウトドアショップ「WILD-1」が展開している日本生まれのブランドで、扱いやすいポリコットンテントの商品が多く、焚き火に強いのが特徴！中でもワンポールテントの「サーカスTC」は、入荷するたびに売り切れてしまう人気のテント！小型のテントだけでなく、ファミリー、大人数向けのコットンテントも展開しています。

人数別にファミリー向けのおすすめテントを紹介します！

コットンテントは、その性質上水分を含みやすいので、雨には向きません。しかし最近のコットンテントは、ポリエステルとの混紡生地であるポリコットン製のものが多く、コットン100％のものより雨に強くなっています。耐水圧が350mmあれば、小〜中雨程度であれば使用できます。とはいえ、カビや悪臭が発生しやすい面もあるので、雨天時の使用は工夫が必要です。

水はけの良いサイト選び、雨が降った場合は水の通り道になるような場所は避けましょう。テントの下にグランドシートを敷き、浸水や水濡れを防ぐことが大切です。また可能であれば、耐水性の高いタープの下にテントを張るのもおすすめです。

濡れた状態でそのままにせずしっかり乾燥させることが重要です。キャンプ場で晴れるまで待ち、乾かしてから撤収するか、できる限り表面の水分を拭き取り、帰宅後2日以内には家のベランダや室内、もしくは公園などの広いスペースで干して乾燥させましょう！

コットンテントは正しくお手入れすることで、格段に寿命が延び長持ちします。お手入れのポイントを解説します！

カビを発生させないためには、使用後乾燥させてから保管しましょう。キャンプ場で設営した状態で乾燥させてから収納するのが手間もかからず乾燥させやすいのでベストです。撤収日が雨でテントが水分を含んでしまっている場合は、帰宅後に2日以内には、広いスペースで干して乾燥させましょう。

倉庫の地面に直置きなどで保管すると、梅雨などの湿気が高い時期に地面からの湿気を吸ってカビが発生する場合もあります。できるだけ棚など地面から離れた場所に保管し、湿気が少ない場所で保管しましょう。

テントを長く使っていると、はじめに施されていた防水・防カビ加工は経年で弱くなってしまいます。定期的にクリーニングに出し、防水・防カビ加工までしてもらうことで、テントを長持ちさせることができます。最近は店舗でなくても、ネットで申し込みできるところもあります。オフシーズンに2年に一度、年に一度ほどのタイミングで定期的にプロにメンテナンスしてもらうことでお気に入りのテントをきれいに長く愛用することができます！

コットンテントとポリコットンテントは、オールシーズン快適に過ごせるテントとして人気です！機能性だけでなく、コットンテントのおしゃれで上質な外観も近年人気の理由です。ナチュラルな風合いと温かみのあるデザインは、より心地よい空間を演出してくれます。また、居住性も高く、設営もシンプルで簡単なものが多いので、ファミリーにもおすすめです。 この記事で紹介したテントを参考に、ぜひお気に入りのテントを見つけて、おしゃれで快適なキャンプを楽しんでください！