火消し壺のおすすめ16選!間違えない使い方と選び方も紹介
「火消し壺」は炭を安全に消火して持ち帰ったり、また再利用できる便利なアイテム。キャンプで燃えカスを残さないようにすることにもつながります。ここでは、おすすめの火消し壺を紹介!また、火消しバッグやホームセンターや100均にあるもので代用する方法もわかります。この機会に、使い方や選び方もチェックして、用途に合った製品を見つけましょう。
火消し壺はなぜ必要?メリットを紹介!
火消し壺とは、ふたをすることで火のついた状態の炭を安全に消火できる入れ物のこと。「密閉することで酸素の供給が断たれ、それにより火が消える」という、とても単純な原理を利用しています。
どうして火消し壺が必要なのかと、そのメリットを紹介します!安全にキャンプができるようチェックしておきましょう。
消化時間の短縮になる
一番のポイントは、火を消す時間が短縮できること!炭や薪は基本的に自然と火が消えるのを待つ必要があり、炭や薪の量や燃え具合によっては数時間かかることも。キャンプで帰る準備は完了したけど、残り火がなかなか消えないので片付けが終わらない、帰る時間が遅くなる、なんてことがよくあります。
そこで役立つのが、火消し壺です。早く鎮火したい時も火消し壺があれば時短に!後片付けに時間を取られることはありません。
炭が入っていても安心して持ち運べる
炭は火が消えたように見えても熱を帯びているため、取り扱いには十分注意しましょう。キャンプ場によっては捨てられず、持って帰るしかないのに火は消えても熱くて車に積めない!なんていう時も、火消し壺があれば解決です!密閉するようにふたを閉めれば、鎮火速度が早まるので、長時間冷めるのを待つことなく安心して持ち帰れます。
実はコンパクト!?
火消し壺は写真で見ると大きく見えますが、持ち運びやすさを意識し、コンパクトなつくりが多いです。また、アイテムによっては火おこし器とセットになっているものもあるため、場所も取らず快適に火おこしから火消しまでができます!1台で2役こなすのは、荷物を極力少なくしたいキャンパーにとってうれしいポイントです。
炭を再利用できる
炭を水で消火するのもいいですが、一度水をかけると乾いてから再利用するまでに天日干しが必要となり、手間がかかります。火消し壺があれば、一度着火した炭は壺に入れると消し炭となり、再び着火できます。水を使わずに短時間で消火できるため、手間なく再利用できます。
火消し壷の正しい使い方
火消し壺に炭火を入れるだけというのが基本的な使い方ですが、
使い方をもっと知ることで、怪我をせず安心して使えます。
- 使い終わった炭火は熱いので火傷をしないように軍手や皮手袋を装着する。
- 近くにものを置いておくと焦げる可能性があるため、火消し壺の下には何も置かないこと。
- 炭火を1つずつトングで火消し壷に入れる。
- 炭をいれてふたを閉めたら、消火のため1時間以上はふたを空けないこと。
※炭を入れた火消し壷はとても熱いため、子どもやペットが近づかないように注意!
火消し壺を使うときの注意点
火消し壺は素早く安全に消火できますが、熱い炭を入れてすぐにふたをきつく閉めると、炭が冷めたときに内部の気圧が下がり、ふたが開かなくなります。
特に、ネジ式のふたの場合は、次に使おうとする時、気圧差でふたが開かないトラブルが数多く発生しているため、炭が熱いうちはふたを緩めに閉めて、炭が十分冷めてからしっかりとふたをしましょう。
しかし、陶器の火消し壺を使用する場合は、熱い炭を入れた直後にふたを閉めても気圧差で開かないということはありません。ただし、使用中はかなり熱くなるため火傷には十分気をつけましょう。
火消し壺の選び方
火消し壺の選び方を紹介します!素材やメーカーによって機能が違うので、店舗で確認しておくのがおすすめです。
素材
火消し壺で採用されている素材は、金属と陶器の2種類。
- 金属…主にスチール・アルミ・ステンレスの3種類があります。割れにくく、耐久性に優れているのが特徴です。初心者も安心して使えますが、炭を入れると容器自体が熱くなるため取り扱いには注意しましょう。アルミ製は軽量なので楽に持ち運びやすく、ステンレス製は高価ですが、さびにくいので手入れが簡単です。
- 陶器…和のテイストを楽しめます。ふたを被せて置くだけとシンプルな構造です。容量は大きめの製品が多く、大量の炭を使用する方におすすめ!ただし、金属製より割れやすいため、ヒビが入ってしまうと火消し壺本来の機能である密閉性が失われ、炭を消火しにくくなります。
ふたのロック有無
火消し壺の中には、ふたを置くだけで開かないようにするロック機能が付いていない商品があります。ふたがしっかりと閉まる商品かチェックしましょう。ふたが閉まる密閉性に優れた火消し壺であれば、内部に空気が入らないため、しっかり消火できます。
また、ふたをロックできる火消し壺の場合、不用意に本体が倒れても中身がこぼれる心配がありません。
サイズ
サイズはメーカーによって異なります。いざ使うときに炭が入り切らないということがないように、必ずチェックしましょう。
- 大きいサイズの場合…持ち運びにくいですが、たくさん炭を入れられます。車で移動する大人数のキャンプにおすすめです。
- 小さいサイズの場合…炭を入れられる量は少ないですが、コンパクトで持ち運びやすいです。
【サイズ例】
- 小 :約21×17cm
- 中 :約22×18.5cm
- 大 :約25×20cm
キャンプにおすすめの火消し壺12選
安全で簡単に消火出来る火消し壺。火おこしが楽にできる火おこし器とセットになった一台二役のタイプや持ち運ぶことを考えて設計された安全なタイプがおすすめです。
小サイズの火消し壺
中サイズの火消し壺
大サイズの火消し壺
ホームセンター・ワークマンの火消し壺4選
カインズ エコ楽火消し壺
炭火の後始末が簡単、使った炭の再利用ができる火消し壺。本体のふたを開けて、バーベキューなどの残り炭を入れたら、ふたを閉めるだけです。
【基本情報】
- 使用サイズ:21×35cm
- 重さ:900g
- 材質:スチール
詳しくはこちら:
カインズ エコ楽火消し壺コメリ ナチュラルシーズン 火消し壷
壺に入れてふたを閉めるだけ!消した木炭を再使用できて経済的な火消し壺。バーベキュー木炭、オガ備長炭用ですが、木炭の保管に便利です。
【基本情報】
- 使用サイズ:18×21cm
- 重さ:1kg
- 容量:4.5L
- 材質:スチール
詳しくはこちら:
コメリ ナチュラルシーズン 火消し壷ワークマン 火おこし兼用火消しつぼ
炭を再利用できる環境に配慮したサステナブルな火おこし兼用火消しつぼ。バーべキューはもちろん、キャンプでも活躍するアイテムです。煙突効果で簡単に火おこしできます。消化は上下のふたで密閉すれば、火を消す手順も楽!火の後処理がしやすくなります。
【基本情報】
- 使用サイズ:19×15.5×26cm
- 重さ:1.5kg
詳しくはこちら:
ワークマン 火おこし兼用火消しつぼ100均で販売されている火消し壺の代用品
ダイソーのオイルポットは火消し壺の代用品としておすすめ!サイズは小さいため、ソロの焚き火や炭火調理をした際の後片付けに便利です。しかも200円(税込220円)と安価なので、手に入れやすいのもポイント。火がついた炭や薪をステンレスカトラリーラックに入れた後、オイルポットに入れてからふたをして数十分ほど待つだけと、使い方はとてもシンプル!
しかし、ハンドルは容器からの熱が伝わりやすいため、燃え残った炭や薪を入れたオイルポットを素手で持つと、火傷の恐れもあります。またぴったりとふたが閉まらないと、上手く鎮火できないケースもあります。
あくまで代用品であることを理解し、安全使用を心がけましょう。
【基本情報】
- 使用サイズ:14×13.5×11cm
- 材質:スチール
詳しくはこちら:
ダイソーのオイルポット火消し壺の代用品に!軽量コンパクトな火消しバッグ3選
火消し壺の代用品!気軽に持ち運べる火消しグッズを紹介します。軽量かつコンパクトなので、キャンプ場の処分場所へ灰や燃えカスを運ぶだけでなく、楽に自宅へ持ち帰れて便利です。
火消し壺の賢い再利用の仕方
火のついた炭を投入し、自然に消火させる火消し壺を利用すると「消し炭」ができます。この「消し炭」は、次回の火おこしの時や、調理途中で炭が足りなくなったときなどの足し炭として再利用が可能です。また、新しい炭と違って火がつきやすくまた、炭の節約にもなります。エコでお財布にも優しいため、キャンプに必需!
火消し壺で安全に炭を消化しよう
キャンプを楽しんだ後は、環境にも配慮することが大切です。特に、炭の消火には気を使いたいもの。よく炭を埋めてしまう人を見かけますが、炭は自然に還りません。「炭は手早く安全に消火して持ち帰る」マナーを守って、楽しいキャンプライフを満喫してください。
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