秋キャンプ

出典:PIXTA

【初心者向け】秋キャンプに必要な暖房器具&防寒アイテムを紹介

2022.10.25ノウハウ

9月から11月はだんだんと気温が下がりはじめ、一年を通して一番過ごしやすい時期です。キャンプ場は夏のハイシーズンに比べて人も少ないため、アウトドアを楽しむ絶好の季節とも言えます。今回は、秋キャンプに必要な暖房器具や防寒アイテムを紹介!気温に適した服装や寒さ対策など、秋キャンプをする上で必要なポイント押さえましょう。

秋キャンプがおすすめの理由

昔から「食欲の秋」「行楽の秋」「スポーツの秋」と言われているように、自由に身体を動かし、おいしい食材を味わえるのが秋キャンプです!秋キャンプならではの楽しみ方とは?キャンプの新たな魅力を解説します。

理由1.晴天の日が多い

青空の下、気に吊り下げられたランタン
気象庁のデータの東京を例にとると、日照率(日の出から日の入りまでの時間に対する日照時間)が40%以上の日数は、高い順に1月:22.9日、12月:22.5日、2月:19.1日、11月:17.4日と続き、最低の6月10.9日と比べると、秋から冬にかけて晴天の日が多くなります。データから見ても分かるように、秋は好天に恵まれた暖かな日にキャンプができる可能性が高く、特に過ごしやすい絶好の時期といえます。 詳しくはこちら:気象庁(東京)日照率40%以上日数

理由2. キャンプ場が混雑せず過ごしやすい

夕日に照らされる富士山の下に張られたテント
アウトドアブームによって大型連休や夏休みのキャンプ場は賑わっているため、キャンプ場の予約も取りにくく、いざキャンプ場に行ってみるとキャンパーの多さにびっくりしがち。秋になると、夏場キャンプを楽しまれた方も一段落し、混雑具合も落ち着くので、ゆっくりとキャンプを楽しみたい方にぴったり! 秋となると空気も澄んで、夏場よりもきれいな景色が楽しめます。タイミングが良ければ、富士山のふもとでは写真のようなきれいな富士山が見えるかもしれません!

理由3. 虫嫌が少なく、子どもも安心して過ごせる

キャンプは好きだけど虫が苦手、虫に刺されるのはなるべく避けたい、というようにキャンプを敬遠している方も多いですが、秋になると蚊はもちろん、ブヨなどの害を及ぼす虫が減ってきます。秋は虫に刺される心配もなく、安心してキャンプできる絶好の季節なので、アウトドア初心者やファミリー層におすすめ!

9〜11月の冷え込み具合

綺麗な富士山の下でのキャンプの様子

【9月】昼間は夏と変わりないが夜は涼しい

9月は最高気温がようやく30度まで上がらなくなりますが、夏の暑さは続きやすいです。9月上旬は最低気温18〜23℃と過ごしやすいですが、9月半ば以降は夜になると気温が20℃を下回る日が出てくるほど冷え込みます。平地はストーブを出すほどではありませんが、標高の高いキャンプ場では寒暖差が激しいため、念のためブランケットを持っているのが吉。 【服装】
  • 羽織りもの:焚き火ポンチョ、ウインドブレーカー、フランネルシャツ、アウトドアベストなど
  • 足元:くるぶしが隠れる靴下、濡れにくい靴
  • その他:ひざ掛け、ブランケット

【10月】昼間は涼しく、夜はより冷え込む

10月の昼間は気温に応じた服装で十分ですが、太陽が沈むと急激に冷えてきます。夜は最低気温が10℃以上15℃以下のため、冷えてきたと感じたらすぐに重ね着をしましょう。この時期から平地と標高が高いキャンプ場共に、ストーブを準備するのがポイントです。 【服装】
  • インナー:ヒートテック
  • トップス:長袖Tシャツ、地厚トップス、薄手のセーター、フランネルシャツ、コットンシャツ
  • ボトムス:デニムやアウトドアパンツなど、いわゆる長ズボン
  • 足元:くるぶしが隠れる靴下、露の影響を受けにくい靴
  • アウター:ジャンパー、アウトドア系ウェアのベスト
  • その他:ひざ掛け、ブランケット

【11月】昼夜共に本格的な寒さに

11月でも秋キャンプは楽しめますが、夜の寒さ対策を万全にする必要があるほど寒さは本格的になります。最低気温は5℃以上10℃以下と、日によっては一桁まで気温が下回ることも!この時期は服装だけで寒さを凌ぐのは辛いため、電気ストーブや石油ストーブなどの暖房器具を準備しましょう。 【服装】
  • インナー:ヒートテック
  • トップス:長袖Tシャツ、地厚トップスやセーター、フランネルシャツ
  • ボトムス:長ズボン、アウトドアパンツ
  • 足元:くるぶしが隠れる厚手靴下、露の影響を受けにくい靴
  • アウター:ジャンパー、ダウンコート、アウトドア系ウェアのダウンジャケット
  • その他:ひざ掛け、ニット帽、手袋

秋キャンプの寒さ対策12選

日中は半袖でも暑いくらいの気温であっても、夕方から急激に冷え込むため、秋のキャンプでは防寒対策が欠かせません。ここからは、秋キャンプに抑えておきたい寒さ対策を解説します。
テント越しに見える富士山

基本は服装!「重ね着」を忘れずに

コロンビアの防寒具売り場
昼間の陽が当たるときは暖かくても、朝晩は凍えるように寒く感じやすいように、日が暮れる時間になると急激に冷え込み始めるのが、秋の特徴です。紺の変化に対応できるように、半袖の上に長袖のように重ね着をするのがポイント。特に女性は冷えやすいので、重ね着をして冷え対策を万全に行いましょう!

気温の変化に対応する3シーズンシュラフを用意

テント泊をする上でなくてはならないキャンプ用品、寝袋(シュラフ)。シュラフには主に、春用・夏用・春夏秋3シーズン対応用の3種類があります。秋に適しているのは、春夏秋3シーズン対応タイプ。このシュラフは、寒暖の差が大きい秋キャンプでは用意しておけば、快適な睡眠を得られること間違いなし!

シュラフに湯たんぽやホッカイロなどを入れて暖かく!

湯たんぽ
日が暮れてからの夜や朝方は、特に冷え込みが激しくなります。寒くて眠れないとなると楽しいはずのキャンプも台無しにしないように、就寝時に使用するシュラフは3シーズンのものを使用したら、毛布や湯たんぽ、使い捨てカイロを衣類やシュラフに貼るといった防寒グッズを用いて暖かく過ごしましょう。温かい飲み物用のペットボトルを使用すれば、湯たんぽの代わりになります。

ストーブを準備する

ユニフレームのワームⅡを机において使う様子
防寒対策にはストーブが欠かせません。特に、卓上カセットコンロなどで使われるLPガスが入ったカセットガスボンベを用いる暖房器具「カセットガスストーブ」は、手軽に持ち運べるので秋キャンプにぴったり!電気は必要なく、灯油などを用いる暖房器具より手軽に使えます。本格的な寒さに入る11月になったら、薪ストーブや灯油ストーブを使用しましょう。

電源付きサイトを選ぶ

電源付きサイトとは、コンセントが備わったキャンプサイトのことです。電源が設置されているサイトを選べば、ポータブル電源を用意することなく、キャンプで電気ストーブやホットカーペットといった暖房器具を使えます。少し長めの屋外用延長コードを用意するのがポイント!電源とテント自体が遠くても楽に設置できます。

マットやシートなどを敷いて地面からの冷気を遮断する

テントの中のシュラフ
テントは地面からの冷気を遮断するだけで、室内の暖かさはかなり変わります。テント下などにはグランドシートを敷くのがポイント。その上にインナーマットやコット、銀マットを敷けば、より地面からの冷気を防げます。寒さが気になる方は、電源サイトを使用して、電気カーペットを使用しましょう。

チェアにカバーをつける

服装の防寒はばっちり対策できていても、チェアに座って体を動かさなくなると、じわじわと寒さが伝わってきます。冬は冷気が体に堪えるため、チェアも冬仕様にしましょう。アウトドアチェアにカバーを取り付ければ、軽くて夏に涼しいマイチェアが、冬のあったか仕様に早変わり!ラグや毛皮でアレンジも楽しめるのも魅力です。

夜は焚き火で暖を取ろう

焚き火で燃えている炭の写真
焚き火は、キャンプの中でも特に楽しい時間です。寒い夜でも仲間と炎を囲む焚き火の時間は何物にも代えられない時間となるはず!焚き火を使って暖まりながら贅沢な秋キャンプを満喫しましょう。芝生サイトのキャンプ場などは、芝生を傷めないように焚き火禁止の場合があります。キャンプ場のルールやマナーに従い、利用しましょう。

スカート付きのテントを選ぶ

テントのスカートとは、テントと地面の間にあるひらひらとした布のことです。通常のテントは地面に空いたところから隙間風が入り、肌寒いことが多いです。秋キャンプの寒さ対策では、外からの風が入ってくることを防ぐのが大きなポイント。スカートは外から風や雨が吹き込んでくるのを防いでくれる機能があり、テント内を保温してくれる役目もあります。スカート付きのテントを使って、テント内の温度を暖かく保ちましょう。

スリッポンを履いて足元を暖める

服装を重視して防寒対策するのも良いですが、足先は一番冷えやすい箇所のため、脱ぎ履きがしやすいスリッポンを活用するのがポイント。秋冬仕様を選べば、フカフカとして暖かいです!秋キャンプにうってつけの素材はフリース。柔らかい起毛素材でできているため、室内では着やすく温かさを保ってくれます。

温まる料理を作る

キャンプの醍醐味は、自分達で作った料理を家族や友人とテーブルを囲んで食べれることです。鍋料理やカレーなど、体の芯から温まるような料理を作れば、肌寒い秋キャンプも乗り切れます。焚き火でシチューなどの煮込み料理を作ったり、温かいスープやラーメンなどを作ったりするのもおすすめです。

寒さを忘れるほどの遊びを見つけよう

寒かったら、とにかく寒さを忘れて楽しむこと!外で自由に活動するできるような広々としたスペースがあれば、じっとしていないで体を動かしてみましょう。遊びながら体を動かせば、少々の寒さなら気になりません。バトミントンや伝言ゲームのようなくだらないけど大人も子どもも盛り上がれるような遊びが人気です。

肌寒くなる秋に向け、キャンプの防寒対策を心がけましょう!

秋キャンプは、夏場ほど暑くはなく、楽しくキャンプができる季節です。想像以上に朝晩の寒暖差があり、寒さ対策が必要なため、暑ければ脱げばよいのですが、寒くても備えがないと大変辛いキャンプになってしまいます。今回紹介した寒さ対策を参考にして、秋を満喫しましょう。

今回紹介したアイテム

商品画像コールマン パフォーマーIIIマルカ 湯たんぽ Aエース 2.5Lロッテ貼るホカロン 30個入チチロバ(TITIROBA) 毛布Iwatani カセットガスストーブ マイ暖PASECO(パセコ) 対流型 石油ストーブテンマクデザイン ウッドストーブDOD グランドシートDOD ソトネノキワミ L Helinox(ヘリノックス) コットワン コンバーチブルHelinox(ヘリノックス) チェアワンオレゴニアンキャンパー ファイヤープルーフ コンパクトチェアカバーユニフレーム ファイアグリルHilander(ハイランダー) 難燃ブランケットコロンビア ユニセックス ネステント モック ツー
商品名コールマン パフォーマーIIIマルカ 湯たんぽ Aエース 2.5Lロッテ貼るホカロン 30個入チチロバ(TITIROBA) 毛布Iwatani カセットガスストーブ マイ暖PASECO(パセコ) 対流型 石油ストーブテンマクデザイン ウッドストーブDOD グランドシートDOD ソトネノキワミ L Helinox(ヘリノックス) コットワン コンバーチブルHelinox(ヘリノックス) チェアワンオレゴニアンキャンパー ファイヤープルーフ コンパクトチェアカバーユニフレーム ファイアグリルHilander(ハイランダー) 難燃ブランケットコロンビア ユニセックス ネステント モック ツー
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