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キャンプストーブ

冬キャンプ用ストーブおすすめ28選|小型も紹介、薪・石油・ガス・電気別に寒川一さんが監修【2024】

※本記事には一部プロモーションが含まれます

ストーブは冬キャンプを快適に過ごすための必須アイテム。燃料は主に薪、石油、ガス、電気の4種類で、それぞれにメリット・デメリットがあります。アウトドアライフアドバイザー・寒川 一さん監修のもと、選び方や使い方の注意点、小型でおしゃれなおすすめ製品を紹介します。

監修者

寒川 一

アウトドアライフアドバイザー 寒川 一

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テレビ、雑誌への出演など多方面でアウトドアでのガイド・指導を行う。神奈川県・三浦半島にある「焚火カフェ」主宰。著書に『アウトドアテクニック図鑑』(池田書店)、『焚き火の作法』(学研プラス)など。
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キャンプ用ストーブの代表的な4タイプ

アウトドアでよく使われるストーブは、石油ガス電気と大きく分けて4つの種類があります。それぞれの特徴を知った上で使うシーンによって最適なものを選ばないと、せっかく持参しても役に立たないことも。メリット・デメリットを、アウトドアアドバイザー・寒川一さんに教えてもらいました。
種類薪ストーブ石油ストーブガスストーブ電気ストーブ
画像ogawaの薪ストーブトヨトミの石油ストーブアラジンのポータブルカセットガスストーブアラジンの電気ストーブ
メリット・寒冷地でも暖をとりやすい ・天板で調理ができる・燃料が入手しやすい・温度調整しやすい ・速暖性が高い・安全性が高い
デメリット・煙の処理など配慮が必要 ・本体が高温になる・独特のニオイがする・暖められる範囲が狭い・電源が必要

薪ストーブ

薪ストーブを使っている様子

出典:PIXTA

薪ストーブは、名前のとおり薪を燃やして周囲の空気を温める仕組み。寒冷地でも暖をとりやすいのがメリットです。ストーブ本体がかなり高温になるため、ストーブの上に鍋をのせれば調理もできます。直火と違い、熱伝導でじっくりと調理するため焦げ付きにくく、おでんやシチューなどの煮込み料理にぴったり。 また薪をゆっくりとくべたり炎の揺らめきに癒やしを感じたりと、アウトドアならではの楽しさを感じることもできます。 デメリットは、まわりへの配慮がほかのストーブよりもいること。煙が出るため、まわりのテントに煙がいかないようにサイトを設営する位置にも注意が必要です。テント内で使用する場合は、煙突穴周辺に耐熱・難燃素材が使われたものでないと穴が空くリスクもあります。
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石油ストーブ

石油ストーブ

出典:PIXTA

石油ストーブの燃料は「灯油」。ガソリンスタンドで販売されているケースも多く、燃料が入手しやすいのでキャンプで愛用する人も多くいます。また、薪ストーブほどではありませんが炎の揺らめきを楽しむことも可能。 石油ストーブには「対流式」と「反射式」があり、対流式は空間全体を、反射式はストーブの前を中心に暖めてくれます。長時間利用したい場合は対流式、すぐに温まりたい場合は反射式など、目的によって選ぶのが良いでしょう。 デメリットは、灯油を使うため、使用時に独特のニオイがすること。
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ガスストーブ

ガスストーブ

出典:PIXTA

ガスストーブは薪や石油に比べて、点火してからすぐにまわりを暖められる速暖性が魅力。寒くてすぐにでも暖をとりたいときに便利で、ガスの噴出量で火力を絞りやすいので温度調整がしやすいというのもメリットです。 ただ、薪などに比べるとどうしてもパワーは落ちるため、十分に暖まるためにはかなりの燃料が必要。また、ガス自体が寒さに弱い特徴があるため、高所や寒冷地、真冬には向きません。「朝晩の冷え込みが少し心配なので、念のために小さな暖房を持っていきたい」という状況に最適です。
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電気ストーブ

自宅などで使っている人も多い電気ストーブは、火を使わないため安全性が高く手軽に使えるのがメリット。電源に繋いでスイッチを入れるだけと、扱いやすさは群を抜いています。 ただ、電気が必要なため、電源付きのサイトやポータブル電源がないと動かすことができません。ガスストーブと同様、薪や石油と比べると暖かさはダウンします。
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プロ厳選!冬キャンプにおすすめのストーブ4選

アウトドアライフアドバイザーである寒川さんに、種類ごとにストーブを4アイテム紹介してもらいました!小型で持ち運びやすいものや、見た目にこだわったおしゃれなものなど、買って間違いなしのモデルは必見です。

薪ストーブ

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寒川さん

私自身も実際に5、6年使用していますが、煙突まで含めて収納バッグに入れてコンパクトにできるため、使い勝手が非常に良い一台です。

石油ストーブ

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寒川さん

低重心のつくりによって転倒に強く、天板が広めなので上に鍋ものせやすい。キャンプシーンで何かと使い勝手の良いアイテムと言えそうです。

ガスストーブ

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寒川さん

アラジンストーブのかわいらしいデザインは唯一無二。スーパーやコンビニで手に入る、カートリッジタイプのガスの使用が可能なことも、おすすめできる理由です。

電気ストーブ

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寒川さん

遠赤外線によって空気を暖めるセラミックヒーターは、電熱線を熱源とするヒーターに比べて安全性が高いので安心です。

キャンプ用ストーブの選び方

薪ストーブ

出典:PIXTA

アウトドアで使用するストーブを購入する際に、どのようなことに気をつけて選ぶのが良いのでしょうか?注目すべきポイントを、寒川さんに教えてもらいました。

キャンプ用ストーブの5つのチェックポイント

  1. 【使用範囲・場所】どこで使うかをイメージ

  2. 【継続燃焼時間】余裕を持った時間設定に

  3. 【タンク容量】大きさだけで判断しない

  4. 【安全機能】テント内で使えるかを確認

  5. 【携帯性】できるだけ小型のストーブが便利

【使用範囲・場所】どこで使うかをイメージ

ストーブ

出典:PIXTA

当たり前ですが、どのような場所や環境で使うのかを想定してから購入することがおすすめ。 使う季節が秋、春、真冬のいずれかによって、効果を発揮するストーブは変わります。また使う場所もテントの前室なのか、寝室なのか、さらに使うテントはどれぐらいのサイズなのか…と、広さによって暖める必要のある範囲は異なります。どのようなシーンで使うかを考えながら選ぶようにしましょう。 また燃料の調達のしやすさも見極めのポイント。離島や近くに商店がないような場所では、薪は拾えますが、灯油を追加で調達するのは困難な場合も。周囲の環境も事前に確認しておきましょう。

【継続燃焼時間】余裕を持った時間設定に

10時間くらいの燃焼時間があればほとんどの場合は一晩持ちますが、自然の中にいるため少し余裕を持った燃焼時間を想定しておいたほうが安心。一晩過ごすのにギリギリの燃料しかなければ、心に余裕がなくキャンプを楽しめなくなってしまいます。

【タンク容量】大きさだけで判断しない

容量が多いほど燃焼時間は長く、継ぎ足す手間もかからずにすみます。また少し重いほうがストーブに安定感が出るため、足を引っ掛けて倒れる心配も軽減。ただし、運べなくなっては意味がないので、自分で運べる重さを気にしながら調整するのが良いでしょう。

【安全機能】テント内で使えるかを確認

薪ストーブと石油ストーブをっ設置している様子

出典:PIXTA

子どもやペットがいる場合は特に注意が必要!一酸化炭素中毒や火傷など、不慮の事故が起きる場合もあるので、テント内でストーブを使用する際は、安全対策を徹底しましょう。 薪ストーブは本体や煙突に手をつかないよう、子どもやペットと十分に距離をとるように、石油ストーブや電気ストーブなども転倒させた際に自動で消える安全装置付きのものを選ぶのが安心です。 家族でキャンプに行く際は、ストーブ周辺を囲い、うっかりストーブ本体に触ってしまわないようにする「ストーブガード」を準備しましょう。 また、ストーブの中には上記の理由からテント内で使用できないものや、屋外使用NGのモデルもあるので、購入前に自分が使いたいシーンで使用できるかどうかをしっかり確認することが大切です。

【携帯性】できるだけ小型のストーブが便利

PASECOWKH-3100S
キャンプで使う場合は、当然「運搬」の問題がついてまわります。テントなど必要なギア一式に加え、車に載せることができるサイズを選びましょう。どんなストーブにも長所と短所があるため、積載に余裕がある場合は、ひとつではなく、いくつか組み合わせて持っていくのがおすすめです。 たとえば薪ストーブは暖かくなるまでに1時間ほどかかるため、その間に暖をとるためにガスストーブを持っていくなど、組み合わせることでより快適に過ごすことができます。
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おすすめの薪ストーブ7選

ここからは、冬キャンプにおすすめのストーブを種類別に紹介します!まずは、暖かさ抜群で真冬でも活躍する薪ストーブ。煙突があるので、どれだけコンパクトに収納できるかも気になるところです。

おすすめの石油ストーブ9選

燃料が手に入りやすいのがメリットの石油ストーブ。デザイン性の高いアイテムも多く、空間をおしゃれに演出してくれます。

特に小型のアルパカストーブはキャンプ人気高し!

車に載せやすく、キャンプサイトでも邪魔にならないコンパクトなストーブがキャンパー人気の高いアイテム。中でも特に「使い勝手が良い!」と支持の厚い、アルパカストーブを紹介します。

おすすめのガスストーブ5選

速暖性が魅力で、限られた範囲をピンポイントで暖められるガスストーブ。薪ストーブなどと組み合わせ、サブ使いにするのがおすすめです。

おすすめの電気ストーブ4選

ストーブ初心者でも使いやすいのが電気ストーブ。形状もデザインも豊富なので、自分のサイトの雰囲気や、テントのサイズに合ったものを選びましょう。

キャンプでストーブを使用する際の注意点

キャンプでストーブを使用する様子

出典:PIXTA

ストーブを使う際には、知っておくべきいくつかの注意点があります。命にかかわる重大事故につながることもあるので、使用前にしっかり確認しましょう。

一酸化炭素中毒に注意して小まめに換気をする

ストーブの使用で最も怖いのが一酸化炭素中毒です。一酸化炭素は無味無臭なので、密閉された空間で換気せずにストーブを焚き続けると、死に至ることも。東京消防庁によると、平成29年から令和3年までの間で、30件を超える一酸化炭素中毒事故(住宅内)が発生しているといいます。テント内で使うときは必ず定期的に換気することが大切です。
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)によるテント内での一酸化炭素中毒実験の様子
おすすめなのは一酸化炭素チェッカーを持参すること。ある一定の濃度に達すると警告音が鳴るため、一酸化炭素中毒をしっかりと防ぐことができます。チェッカーがない場合は1〜2時間おきにスマホのタイマーをかけ、それを目安に換気を行うように心がけましょう。 特に飲酒をしてストーブをつけたまま寝てしまうと大変危険です。寝る前に必ずストーブがついていないか確認し、寝るときの暖は湯たんぽやシュラフでとるようにしましょう。

使用燃料を必ず確認する

ストーブに誤った使用燃料を入れてしまうと大変なことになります。特に注意したいのが液体で、灯油、ホワイトガス、アルコールは互換性がないため、間違ったものを入れて電源を入れると爆発を起こすことも。 実際に事故が起きたことも過去に多くあります。購入時はもちろん、使用前にどの燃料を入れて使うものなのかしっかり確認するようにしましょう。

ストーブの周囲に燃えやすいものを置かない

ストーブの熱はどんどん上にたまっていきます。そのためストーブの上にタオルや洋服を干すのはNG!最初は濡れていたとしても、乾いて火がついてしまうこともあるので注意が必要です。 また煙突などは熱いので、ダウンなど穴が開きやすい素材も近づけないようにしましょう。

より効果的に暖めるなら「ストーブファン」を活用する

ストーブファン

出典:PIXTA

どのストーブにおいても、ストーブ周辺と少し離れた場所とでは温度差が発生するため、なかなかテント全体に暖かい空気が行き渡らないことも。そのような時は、ストーブ天板に置いて空気を循環させる「ストーブファン」を併用するのがおすすめです。

ストーブ別・キャンプで使用する際の注意点

キャンプで使用する際の注意点を、ストーブ別に紹介します。薪、石油、ガス、電気の4種類の特徴を理解して安全に使用しましょう。
薪ストーブ火の粉が飛んで、テントやタープなどさまざまなものに穴があく可能性が。煙突などの定期的なメンテナンスが必要
石油ストーブ特に一酸化炭素中毒に気をつけたいタイプ。一酸化炭素チェッカーをはじめ、しっかりとした対策が必要
ガスストーブガスも一酸化炭素中毒の危険性が大きい燃料のひとつ。火力がそこまで強くなく、小型だからと甘く見ずに、必ず換気が必要
電気ストーブ電源の確保はもちろんだが、電化製品なので雨など水に弱いのが弱点。漏電やショートに注意

冬キャンプもストーブを使って快適に!

寒さがつらいとキャンプから離れがちな冬ですが、ストーブがあれば快適に過ごすことができます。使い方さえしっかり理解すれば、初心者でも次のキャンプから簡単に取り入れることが可能。ぜひ今年の冬はストーブを買って、冬キャンデビューしてみてください。

今回紹介したアイテム

商品画像ANEVAY(アネヴェイ) フロンティアプラスストーブALPACA PLUS(アルパカプラス) アルパカストーブ(専用バッグ付)Aladdin(アラジン) ポータブル ガス ストーブPanasonic(パナソニック) セラミックファンヒーターWINNERWELL(ウィンナーウェル) Nomad View MCAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) KAMADO(かまど) 煙突 角型ストーブホンマ製作所 ステンレス ストーブコンロセットホンマ製作所 時計1型薪ストーブtent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン) ウッドストーブサイドヴュー Mサイズ ケース付き2点セットG-Stove(ジーストーブ) ヒートビュー 薪ストーブogawa(オガワ) ちびストーブ3PASECO(パセコ)  対流形石油ストーブTOYOTOMI(トヨトミ) レインボーストーブ RB-2524トヨトミ 対流形ストーブ(スタンダードタイプ) KS-67Hトヨトミ ラウンドストーブCORONA(コロナ) ポータブル石油ストーブ SL-6624コロナ ポータブル石油ストーブ RX-22YAコロナ 小型対流形石油ストーブ SZ-F32アラジン ブルーフレームヒーターSnow Peak(スノーピーク) グローストーブアルパカプラス アルパカストーブIwatani(イワタニ) カセットガスストーブ ポータブルタイプ“マイ暖”アラジン ポータブル ガス ストーブ シルバークイーンイワタニ カセットガスストーブ“マル暖”LOGOS(ロゴス)×アラジン パノラマ ガス ストーブFORE WINDS(フォアウィンズ) アウトドアヒーター山善 電気ストーブ DSE-KE101アラジン グラファイトヒーター AEH-G100Dアラジン グラファイトヒーター 遠赤外線 AEH-G407N IRIS OHYAMA(アイリスオーヤマ) 遠赤外線電気ストーブBemixc 一酸化炭素チェッカーキャンプ用アラーム
商品名ANEVAY(アネヴェイ) フロンティアプラスストーブALPACA PLUS(アルパカプラス) アルパカストーブ(専用バッグ付)Aladdin(アラジン) ポータブル ガス ストーブPanasonic(パナソニック) セラミックファンヒーターWINNERWELL(ウィンナーウェル) Nomad View MCAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) KAMADO(かまど) 煙突 角型ストーブホンマ製作所 ステンレス ストーブコンロセットホンマ製作所 時計1型薪ストーブtent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン) ウッドストーブサイドヴュー Mサイズ ケース付き2点セットG-Stove(ジーストーブ) ヒートビュー 薪ストーブogawa(オガワ) ちびストーブ3PASECO(パセコ) 対流形石油ストーブTOYOTOMI(トヨトミ) レインボーストーブ RB-2524トヨトミ 対流形ストーブ(スタンダードタイプ) KS-67Hトヨトミ ラウンドストーブCORONA(コロナ) ポータブル石油ストーブ SL-6624コロナ ポータブル石油ストーブ RX-22YAコロナ 小型対流形石油ストーブ SZ-F32アラジン ブルーフレームヒーターSnow Peak(スノーピーク) グローストーブアルパカプラス アルパカストーブIwatani(イワタニ) カセットガスストーブ ポータブルタイプ“マイ暖”アラジン ポータブル ガス ストーブ シルバークイーンイワタニ カセットガスストーブ“マル暖”LOGOS(ロゴス)×アラジン パノラマ ガス ストーブFORE WINDS(フォアウィンズ) アウトドアヒーター山善 電気ストーブ DSE-KE101アラジン グラファイトヒーター AEH-G100Dアラジン グラファイトヒーター 遠赤外線 AEH-G407N IRIS OHYAMA(アイリスオーヤマ) 遠赤外線電気ストーブBemixc 一酸化炭素チェッカーキャンプ用アラーム
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