ストーブファン最強おすすめ12選!キャンプで暖房効果を高める仕組みも解説 「ストーブファン」は、ストーブの上に置いて空気を循環させることで暖房効率を高めてくれるアイテム。アウトドアライフアドバイザーの寒川 一さんに、ストーブファンの効果や仕組み、おすすめの商品を教えてもらいました。
薪ストーブや石油ストーブを使用している人
暖房効率を高めて光熱費を抑えたい人
エコな暖房器具を求めている人
ストーブファンとその効果とは ストーブファンは薪ストーブや石油ストーブの上に置いて使用するもので、空気を循環させることで暖房効率を高めてくれる アイテムです。
扇風機のような2〜6枚の羽を回転させることで、空間の上部に溜まった暖かい空気を全体に広げてくれます。これがあることで、「ストーブを使っているのに足元が寒い」というような、場所による暖かさのムラを防いでくれるというわけです。
電力不要!「ゼーベック効果」で動くエコな仕組み ストーブファンを動かすのに、電源やコンセントなどの外部電力は必要ありません。ストーブファンの動力には「ゼーベック効果」という電気エネルギー が使われていて、これは2種類の異なる金属間に温度差が生まれると電圧に変換される現象が応用されたもの。
ファンをストーブの上にのせると、ストーブに直接触れて熱されるファンの下部と、ファンの上部に温度差が発生。それによりファンが回転しはじめるのです。
ストーブファンのメリット アウトドアライフアドバイザーの寒川一さんによると、「ストーブファンは実はアウトドアで使いやすいアイテム」だそう。冬キャンプにおすすめな3つの理由を教えてもらいました。
1
すばやくまんべんなく暖まる
2
外部電源が不要でどこでも使える
3
おしゃれな雰囲気を楽しめる
【その1】すばやくまんべんなく暖まる 安全性が高く、充電不要で気軽に使えるうえ、空間を効率的に暖めてくれる のがストーブファンの魅力。2ルームテントのリビングは広さがあるため、ストーブで暖めるのにはどうしても時間がかかりますが、ストーブファンがあれば滞留しがちな空気をかき混ぜてくれます。
【その2】外部電源が不要でどこでも使える アウトドアで大変なのが電源の確保。電源付きサイトは数が限られるうえ、ポータブルバッテリーを持っていくにも容量に限りがあります。そんな中、ストーブファンはストーブから発せられる熱を動力にして動く ので、その心配が不要。まさにアウトドアにもってこいのアイテムです。
【その3】おしゃれな雰囲気を楽しめる スタイリッシュなデザインが多いストーブファンは、あるだけで冬のキャンプサイトをおしゃれに演出 してくれます。
安全に使える!温度計付きのストーブファンおすすめ3選 ストーブファンには耐熱温度が設定されているため、安全に使うためにも温度計が必要 。アイテムによっては温度計が標準付属するものもあるので、これから購入を検討するなら、温度計付きのモデルがおすすめです。
コンパクトなつくりで持ち運びやすく、アルミニウム合金が使われているため軽めの設計。羽は小ぶりですが性能は十分あります。
静音性も自慢です 。
【基本情報】
使用サイズ:幅14×奥行き7.5×高さ21.5cm
稼働温度:60℃
最高温度:345℃
素材:アルミニウム
6ブレードで
風力が強く 、
安定した回転速度 で空間を満遍なく暖めてくれます。安全装置付きで300℃を超えると前部が持ち上がり、モーターなどを保護してくれて安心です。
【基本情報】
サイズ:幅10.5×奥行き7.5×高さ18.3cm
稼働温度:60℃
最高温度:250℃
素材:アルミナ
送風効率の高い6枚ファンの一台 。最高350°の温度でも使用でき耐久性にも優れているため、幅広いストーブに使えるほか、長時間の使用も可能です。
【基本情報】
サイズ:12×5.5×8cm
稼働温度:60℃
最高温度:345℃
材質:アルミニウム合金
インテリアにも!デザイン性に優れたストーブファンおすすめ8選 せっかくならば自宅でもキャンプサイトでも映える、おしゃれな1台を選びたいもの。機能だけでなくビジュアルも満足できるストーブファンを、厳選してお届けします。
最大風速3m/sの心地良い風を起こせるストーブファンです。アルミニウム製で530gと軽量な点もポイント。
カラー展開はブラックのほかにシルバーもある ので、キャンプサイトを明るい色にしたい人はシルバーがおすすめです。
【基本情報】
サイズ(約):幅11×奥行10.5×高さ20cm
稼働温度:60℃
最高温度:340℃
材質:アルミニウム
45°の稼働範囲へ風を送れる首振り機能付きのストーブファン。ファミリーやグループキャンパー向けの
大きなテントでの使用におすすめ です。モーター部分には耐熱板が取り付けられており、ストーブから発せられる熱から守ってくれます。
【基本情報】
サイズ(約):幅12×奥行11.5×高さ22cm
稼働温度:[本体]50℃ [首振り]90°
最高温度:345℃
素材:アルミニウム
ブランドロゴが映えるおしゃれなヒーターファン。
人気のヒーターアタッチメントと組み合わせて使用することも可能 です。稼働音は25dBととても静かなので、静かにキャンプを楽しめます。
【基本情報】
サイズ:幅17.5×高さ19.5cm
稼働温度:50℃
最高温度:300℃
素材:アルミ
静音運転なのでほとんど音がせず、
別売りのモーターは交換可能で、長く愛用できます。 ミニマルなデザインが洗練された雰囲気で、ブラック、シルバー、ゴールドの3色展開もうれしいポイント。
【基本情報】
サイズ:幅21×奥行き21×高さ12.5cm
稼働温度:85℃
最高温度:350℃
素材:陽極酸化アルミニウム、ステンレス
ストーブファンの代表的メーカー・カナダのカフラモ社による定番アイテム。2枚羽ながら空間をしっかり暖めてくれる機能性はもちろん、
高級感ある見た目 で、自宅のギア保管棚に無造作に置いておいてもサマになるのがうれしいポイント。
【基本情報】
サイズ(約):幅16×奥行き9×高さ15cm
稼働温度:75℃
最高温度:200℃
素材:アルミニウム
薄型で自宅のインテリアとしてもなじむシンプルなデザイン。
ファンにもガードが付いている ので、子どもやペットのいる場所でも怪我の心配が少なく済みます。
【基本情報】
サイズ:幅17×奥行き11×高さ17cm
稼働温度:90℃
最高温度:320℃
材質:[本体]アルミニウム製 [ガード]鉄
風量の多い6枚羽設計 で、空間の隅々まで暖かさが広がる
ことが特徴。角のない、花のようなシルエットがおしゃれで、温度の調整やオーバーヒートを予防できる温度計が付属しています。
【基本情報】
サイズ:幅11.2×奥行き14.3×高さ17.1cm
稼働温度:50℃
最高温度:345℃
素材:アルミニウム製
アラジンの「ブルーフレームヒーター」や「ポータブル ガス ストーブ」に合わせた設計のストーブファン。
熱を遠くまで届ける創風リング は、誤って羽根に触れてしまわないようにする効果もあり安全に使用できます。
【基本情報】
サイズ(約):幅20×奥行き16×高さ24cm
稼働温度:200℃
最高温度:350℃
材質:アルミニウム、ステンレス、鉄
ストーブファン使用時の注意点 基本的には安全に使うことができるストーブファンですが、使用にはいくつかの注意点があります。事前にしっかり確認しておきましょう。
熱されているので素手で触らない ストーブの上に置いて使うファンは、ファン自体も熱くなっています 。見た目ではなかなかわかりにくいので、使用後すぐに片付けるのではなく、しっかり冷ましてから片付けるようにしましょう 。ストーブと同じタイミングなどで片付けるのが安心です。
耐熱温度以下での使用に限る ストーブファンには耐熱温度 があるので、それがストーブ本体の最高温度 を超えないように注意が必要!特に薪ストーブは600℃前後まで温度が上がることもあるので危険です。
耐熱温度を超えたまま使用するとファンが壊れてしまうこと もあるので、購入の際にはそれぞれの耐熱と最高温度をしっかりと確認するようにしましょう。
ストーブファンで効率良く暖かさをアップしよう ストーブファンは、ストーブの暖房効果を効率良く引き出す便利なアイテム。購入しやすい価格帯のものから、デザイン性に優れたモデルまで、意外と選択肢が多いので、冬の必須ギアとしてぜひ試してみてください!
【2023年】冬キャンプでストーブは必須!プロが選ぶおすすめ商品34選|小型なものやおしゃれなものも
ストーブは冬キャンプを快適に過ごすために必須の暖房アイテム。使用する燃料は石油、薪、ガス、電気の4種類で、それぞれにメリット・デメリットがあります。そのため用途に合わせて選ぶのがおすすめです。
ただし、ストーブの使用には一酸化炭素中毒になる危険性があるため、取り扱いには十分に注意する必要があります。
今回は、アウトドアライフスタイルアドバイザーである寒川さん監修の下、各4種類のストーブのメリットから選び方や使い方、ストーブを安全に使うための注意点まで幅広くお届け!寒川さんセレクトおすすめ商品も紹介するので、ぜひ参考にしてください!