カセットガスストーブおすすめ10選!キャンプでの燃費やデメリットも解説
CB(カセットガスボンベ)缶を使う「カセットガスストーブ」は、軽量で持ち運びやすく、取り扱いも簡単です。この記事ではキャンプにおすすめのカセットガスストーブ10選と、メリットやデメリット、気になる燃費や使用時間、選び方のポイントを詳しく紹介します。
キャンプに電源不要の暖房器具を取り入れたい人
灯油よりも手軽な燃料の暖房器具に替えたい人
災害時の備えとして暖房器具を用意したい人
キャンプには手軽なカセットガスストーブがおすすめ
冬のキャンプには、手軽に暖が取れるカセット式のガスストーブが重宝します。薪ストーブや石油ストーブという選択肢もありますが、薪割りや重い灯油の持ち運びは重労働。手軽に暖まりたい人には、カセットガスストーブがおすすめです。冬のキャンプは、寒さ対策を怠ると十分に楽しめない可能性もあるため、しっかり準備しましょう。
編集部おすすめのカセットガスストーブ3選!
まずは編集部で厳選したキャンプにおすすめのカセットガスストーブを3製品紹介します。おしゃれでキャンプサイトで映えるモデルを厳選したので、ぜひアイテム選びの参考にしてみてください。
カセットガスストーブのメリット
カセットガスストーブのメリットを解説します。ほかの暖房器具と比較して、「便利でここがいい!」というポイントを解説しますので、どの暖房器具がいいか迷っている人は参考にしてください。
1
燃料の購入・取り扱いが簡単
2
素早く点火できる
3
コンパクト・軽量で持ち運びやすい
4
災害時に役立つ
1. 燃料の購入・取り扱いが簡単
「カセットガスストーブ」の燃料のカセットガスボンベは、ホームセンターやスーパー、コンビニなどで手軽に購入できます。液体燃料の灯油と比べると簡単に取り扱えることが大きなメリット。カセットガスは液漏れの心配や、薪を割ったり切ったりする手間がなく、安全性と手軽さを求める人に最適な燃料です。
2. 素早く点火できる
寒い時期のキャンプでは、「できるだけ早くあたたまりたい」と思いますが、薪ストーブや石油ストーブは、燃料の準備や組み立てなどの手間がかかります。一方のカセットガスストーブは、本体の組み立ては不要。カセットガスボンベをセットして、スイッチを入れるだけでOK。キャンプ場について真っ先に暖が取れれば、手をあたためながら設営できて効率もアップします。
3. コンパクト・軽量で持ち運びやすい
カセットガスストーブは折りたたみはできませんが、30cm前後の大きさでコンパクトなため、車に積むときもさほど場所をとりません。また、軽量で女性でも運びやすいのもうれしいポイント。燃料のカセットガスも灯油や薪に比べて軽量なため、荷物の積み下ろしや設営を楽にしたい人には、カセットガスストーブがおすすめです。
4. 災害時に役立つ
カセットガスストーブは、停電や災害時にライフラインがストップしたときなどでも役立つアイテムです。電気を必要としないため、カセットガスボンベがあればすぐに暖をとることができます。アウトドアはもちろんですが、万が一にそなえて、カセットガスストーブを準備しておくと安心です。
カセットガスストーブのデメリット
カセットガスストーブには多くのメリットがありますが、もちろんデメリットも存在します。自分のキャンプスタイルでは許容範囲なのか、それとも求めている道具とは違うのかを確認してみましょう。
暖房効果が低い
長時間使用には不向き
一酸化炭素中毒のリスクがある
趣(おもむき)を感じにくい
1. 暖房効果が低い
カセットガスストーブは、ほかの暖房器具に比べてあたためるパワーがやや劣ります。例えば、イワタニの「マイ暖」の発熱量は、約1.0kWに対し、スノーピークの石油ストーブ「グローストーブ」の発熱量は、2.54kWと倍以上の差があります。広範囲を暖めたい、強い熱量でしっかり暖まりたいという場合は、パワー不足に感じることがあるかもしれません。しかし、ソロキャンプや雪中キャンプでなければ、グローストーブのようなアイテムはオーバースペックになることも。利用環境に合わせて使いわけるのも一つの方法です。
2. 長時間使用には不向き
カセットガスストーブの燃料であるカセットガスボンベは、燃焼時間が短く、こまめな燃料交換が必要なため、長時間の使用には不向きです。カセットガス1本の燃焼時間は約3時間程度。しかし、石油ストーブであれば、20時間程連続使用できるものも珍しくありません。冷え込む朝晩だけの使用なら、カセットガスストーブでも十分ですが、氷点下になる地域で終日使うには、ほかの暖房器具がおすすめです。
3. 一酸化炭素中毒のリスクがある
カセットガスストーブに限ったことではありませんが、個室やテントなどの狭い空間で暖房器具を利用する場合は、一酸化炭素中毒のリスクが伴います。燃料が燃えて酸素が少なくなると、一酸化炭素が発生しやすくなります。一酸化炭素を継続的に吸い込むと頭痛や吐き気をおこし、重症化すると死亡に至るケースも。
対策としてテント内で利用する場合は、一酸化炭素チェッカーを必ず使用し、定期的な換気を行いましょう。また、多くの暖房器具はテント内での利用は推奨されていません。安全に利用できる保証はないことも頭に入れておきましょう。
4. 趣(おもむき)を感じにくい
カセットガスストーブは、薪ストーブの揺らめく炎を眺めるといったキャンプ特有の趣(おもむき)は感じにくいです。デザインによっては、おしゃれなキャンプサイトの雰囲気を壊してしまうことも。しかし、手軽さとビジュアルの良さを両立させた、おしゃれなカセットガスストーブも販売されています。見た目にこだわりたい人でも満足できる、サイトにぴったりのアイテムがあるかもしれません。
カセットガスストーブの選び方
カセットガスストーブを選ぶときは安全性が重要なポイント。そのほか、必要な機能性など、失敗しない選び方を把握しておきましょう。
利用人数で選ぶ【ソロ・ファミリー】
カセットガスストーブは、ソロやデュオの少人数で利用するのか、大人数のファミリーで利用するのかで選ぶアイテムが変わります。大人数で暖を取りたい場合は360℃熱を放射するタイプや、広いテントもあたためられる発熱量の大きいものがおすすめです。少人数であれば、小型で持ち運びやすいものがテント内でも邪魔になりません。利用人数、テントの大きさなどに合わせたアイテムを選びましょう。
安全装置があるアイテムを選ぶ【4つの機能】
カセットガスストーブは安全に利用するために
「安全装置」が搭載されたものがおすすめです。安全装置は主に以下の4つ。
不完全燃焼は一酸化炭素中毒の原因にもなるため、重要視したいポイント。そのほか、屋外では風が強かったりうっかり倒してしまったりすることもあるので、安全装置が搭載されたものを選びましょう。
認証マーク付きを選ぶ【ポイントは安全性】
カセットガスストーブを選ぶときは「PS LPG」マークが付いているものを選びましょう。PS LPGマークとは、国による安全規制で、2020年6月よりPS LPGマークのない屋外式のカセットガスストーブは販売できないルールとなっています。この規制は輸入品も対象。海外製品だからといって例外は認められないので、PS LPGマークが確認できない製品は購入しないようにしましょう。(※1)
また、「JIA認証」マークは日本ガス機器検査協会の認証制度で、製品検査と製造工場、2段階の厳しい審査をクリアし、安全性を確認できた製品に表示されるマークです。購入するときは、PS LPGマークとJIA認証があるかチェックしてください。(※2)
アウトドアで使えるカセットガスストーブおすすめ7選
キャンプなどのアウトドアシーンで活躍する、おすすめのカセットガスストーブを紹介します。デザインや大きさなど、自分のキャンプスタイルに合ったものを見つけましょう。
手軽なカセットガスストーブで快適なキャンプを満喫しよう
カセットガスストーブは、燃料の準備が簡単で、キャンプ初心者でも扱いやすいのが大きな魅力です。薪ストーブや石油ストーブのような火力の高さはありませんが、ソロキャンプや、秋や春先などの肌寒い時期のキャンプに携帯しておくと役立ちます。大きさやデザインなど、自分のキャンプスタイルに合ったアイテムを見つけましょう。
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