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シュラフに入ってホットドリンクを飲む人

出典:zhukovvvlad / ゲッティイメージズ

「寝袋マット」の種類と選び方を徹底リサーチ!軽量モデルや快適な使い方も紹介

※本記事には一部プロモーションが含まれます

寝袋を使用して眠る際に重要なのが下に敷く「マット」。寝袋用マットとも言い、空気を注入しふかふかの寝心地が得られるものや、持ち運ぶ際の軽量化を重視したものなど種類は豊富です。また、寝袋の下に敷いて使うだけでなくシュラフの中にマットを入れて使用するなど、使い方にもバリエーションが!種類や選び方の基準を知り、夏のキャンプや冬の登山、車中泊であっても快適な眠りを実感しましょう。

寝袋(シュラフ)マットが重要な理由

きちんと整備されたキャンプ場であっても地面の凹凸や石、また地面からの冷気による底冷えなどは避けられないもの。寝心地が悪いだけでなく首や腰を痛めたり、シュラフの損傷になることもあります。それらを防ぐためにも寝袋マットは必須アイテムです。寝袋を使用する際には寝袋マットもセットと考え、しっかり準備しましょう。

寝袋(シュラフ)マットの主流は3種!

寝袋マットには3種類あり、それぞれ使い心地など違いがあります。特徴やメリット、デメリットを知った上で用途に合った寝袋マットを選び、自分にぴったりの寝袋マットを見つけましょう。

軽量・手軽さが魅力「クローズドセルマット」

【特徴】
  • 収納されている形はじゃばらかロール式
【メリット】
  • 軽くて広げるだけですぐ使える
  • 空気を入れるわけではないパンクの心配なく耐久性が高い
  • コスパが良い
【デメリット】
  • かさばる
  • 寝る際の快適性は低め
広げるだけですぐ使用でき、クッション性と保温性を高める設計になっています。設置や撤収の手間がないため、登山やツーリング、公共交通機関を利用したキャンプにおすすめです。ほかの寝袋マットと重ねてR値の調整をしたり、登山での休憩用マットにも手軽に使用できます。

寝心地重視の寝袋(シュラフ)マットなら「エアーマット」

【特徴】
  • 空気を注入してふくらませて使用する
【メリット】
  • 冷気をしっかり遮断
  • コンパクト
  • 寝心地が良い
【デメリット】
  • ふくらませるのが面倒で撤収も時間がかかる
  • 少し価格が高いものもある
  • 穴が開くと使用できない
軽量コンパクトなものから、ベッドのように厚みのある大きなサイズまであります。空気を抜けばぺたんこなのでR値が高く、軽量コンパクトなものは冬の登山にもおすすめです。厚くて大きなものはエアーポンプを使用するのが効率的なため、キャンプや急な来客用に備えておくのにも収納場所を取らず便利。

手軽さも寝心地も諦めたくないなら「インフレーターマット」

【特徴】
  • バルブを開くだけで自分でふくらませなくてもある程度まで自動的に膨らむ
【メリット】
  • 寝心地が良い
  • 設置の手間が減る
【デメリット】
  • エアーマットよりもかさばる・重い
  • 穴が空くと使用できない
空気を入れてふくらませますが中に入ったフォームがクッション性を高め、寝心地が良いマットです。ある程度まで自動的にふくらむので設置は楽ですが、収納時のコンパクト性や軽量性には欠けるため、車で移動するオートキャンプや車中泊で寝心地を良くしたい方におすすめです。

寝袋(シュラフ)マットの選び方のポイント

キャンプ・夏山・冬山・車中泊など、使用用途や場所、季節によって選び方も変わるため、寝袋マットのR値や厚みなどチェックするポイントや基準を紹介します。

地面からの冷気対策!「R値」で断熱力の基準を判断

寝袋マット

出典:PIXTA

寝袋マットの断熱力を判断する基準として大切な「R値」とは「熱抵抗値」を表します。数値が高いほど断熱力が高いことを示しますが、下がった温度を上げるものではありません。また冷気対策には季節・気温・性別・体質・体型・一緒に使用するテントや寝袋なども考慮し、総合的に判断していく必要があります。
【使用季節のR値の基準】
  • 1.0以上→春・夏
  • 2.6以上→春・秋
  • 4.0以上→初冬・初春
  • 6.0以上→厳冬期
R値はマットを重ねると足し算でR値も増え、春・夏用と冬用のマットを重ねて「R値2.0+R値4.0=R値6.0」と厳冬期用としても使用可能です。R値の記載がないものは「推奨使用気温」をチェック。断熱対策がされていないものもあるので、特に寒い時期の使用や寒さに耐性がない方はR値記載のものを選ぶと安心です。

地面の固さや凸凹を和らげ快適な寝心地にかかわる「厚み」

寝心地の良さに大きく差が出る「厚み」も大事なポイントです。寝袋マットの種類によって得られる厚みは変わってきますが、一般的には以下のようになっています。
【一般的な各寝袋マットの厚みの基準】
  • クローズドセルマット:1〜2cm
  • エアーマット:5〜20cm
  • インフレーターマット:2.5〜10cm
使用する場所や人によっても差はありますが、1.5cmほどあれば多少の凸凹は気にならないと言われています。また厚みがあればその分快適性は上がりますがコンパクト性や軽さに反比例していく傾向ですので、移動方法などバランスも考えて選びましょう。

快適性or携行性、用途に合った優先順位

快適性を上げるには「断熱性」「厚み」「素材」「サイズ感」をチェック。寝袋マットのサイズはキャンプなら1人60cm幅、登山用は50cm幅を目安に、使用する人の体格やテントサイズなども考慮しましょう。またファミリーやカップルでの使用にはダブルサイズもおすすめです。 携行性や自宅での収納性を高めるには「重量」「収納サイズ」が重要。特に登山やバイク、公共交通機関を利用してのキャンプは荷物を軽量コンパクトにするのは大切なポイントです。ほかにも「コスパ」や「設置の手軽さ」など、用途によって快適性と携行性のバランスを考えながら最適な寝袋マットを選びましょう。

寝袋(シュラフ)マットの使用方法の工夫

寝袋マットも使い方やちょっとの工夫で、機能性をさらに高める方法があります。

季節によって変える裏表

アルミ蒸着の銀面があるクローズドセルマットは、寒い季節はアルミを上にすれば体温を逃がしにくく暖かく、暑い時期はアルミを下にして使用すると地熱を体へ伝えにくくなります。裏表をひっくり返すだけなので準備もいらず、手軽にできる方法です。

下に敷くorシュラフの中にマットを入れる

通常寝袋マットは寝袋の下に敷く使用方法が一般的ですが、寒い時期には断熱性の高い寝袋マットをシュラフの中に入れて使用する方法もあり、「山と道のミニマリストパッド」や「クライミットのマット」も公式ホームページで推奨しています。もちろん下に敷いて使用することも可能です。 ほかにも寝袋マットの素材によって、寝返りのしやすさやマットから落ちるのを防ぐために入れている方も。下に敷かなくてはいけないという決まりはないですが、シュラフとの相性、また寝袋マットが入る余裕があれば試してみるのも良いですね。

軽量&手軽な「クローズドセルマット」のおすすめ

「モンベル フォームパッド180」 耐久性と断熱性の高いポリエチレンフォームを採用。裏面のフォームを硬めにすることによって地面の凹凸を感じにくくクッション性に優れた寝心地が体感できます。持ち運ぶ際に便利な収納袋付きです。
【基本情報】
  • 使用サイズ:51×181×厚み1.6cm
  • 収納サイズ:51×15×11cm
  • 重量:395g
  • R値:1.5
公式はこちら:モンベルオンラインショップ
「山と道 UL Pad 15+ L」 サイズがS・L・XLがあり、必要に応じてカットして使いやすいサイズにアレンジすることも可能です。UL Pad 15にシボ加工を施し耐久性とクッション性、保温力も30%向上させバランスのとれた寝袋マット。
【基本情報】
  • 使用サイズ:50×175×厚み1.3cm
  • 重量:198g
公式はこちら:山と道

寝心地重視「エアーマット」のおすすめ

手軽さも寝心地も!「インフレーターマット」のおすすめ

キャンプで使いたいインフレーターマット

車中泊にぴったりのインフレーターマット

ファミリーやカップルに!ダブルサイズのインフレーターマット

用途に合った寝袋(シュラフ)マットで朝まで快眠!

キャンプや登山、車中泊の寝袋に重要な役割を果たす寝袋マット。種類によって大きく特徴が異なるため、使用用途と自分の優先ポイントのバランスを考えながら選ぶことが快適な睡眠へと近づきます。自分にぴったりの寝袋マットでしっかり眠って疲れをとり、アウトドアを思い切り楽しみましょう。

今回紹介したアイテム

商品画像サーマレスト	Zライトソル	ニーモ スイッチバックレギュラーニーモ テンサーインシュレーテッド レギュラーマミーロゴス エアライトマットコールマン コンフォートエアーマットレス/Sシートゥサミット イーサーライトXTエクストリームマット レギュラーDOD ソトネノキワミ Sキャプテンスタッグ インフレーティングマットスノーピーク インフレーターキャンピングマット2.5wキャプテンスタッグ エクスギア インフレーティングマットVentlax インフレーターマットヴァストランド インフレーターマットクイックキャンプ 車中泊マットモダンデコ 車中泊エアマットWAQ 車中泊マットFIELDOOR 車中泊マットSコールマン キャンパーインフレーターマットハイピーク/ダブルキャプテンスタッグ EVAフォームマットダブルコールマン テントエアーマット300ハイランダー インフレーターマット ダブル
商品名サーマレスト Zライトソル ニーモ スイッチバックレギュラーニーモ テンサーインシュレーテッド レギュラーマミーロゴス エアライトマットコールマン コンフォートエアーマットレス/Sシートゥサミット イーサーライトXTエクストリームマット レギュラーDOD ソトネノキワミ Sキャプテンスタッグ インフレーティングマットスノーピーク インフレーターキャンピングマット2.5wキャプテンスタッグ エクスギア インフレーティングマットVentlax インフレーターマットヴァストランド インフレーターマットクイックキャンプ 車中泊マットモダンデコ 車中泊エアマットWAQ 車中泊マットFIELDOOR 車中泊マットSコールマン キャンパーインフレーターマットハイピーク/ダブルキャプテンスタッグ EVAフォームマットダブルコールマン テントエアーマット300ハイランダー インフレーターマット ダブル
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