【容量別】キャンプにおすすめのポータブル電源15選!選び方や長持ちさせるコツも紹介
キャンプをオールシーズンで楽しむ人が増え、夏は扇風機、冬は電気毛布など、快適にキャンプを過ごすための家電ギアが必須に。そんなときに便利に活躍するのがポータブル電源です。この記事では、ポータブル電源の選び方やおすすめ商品などを紹介します。
ポータブル電源とは?モバイルバッテリーとの違いは?
これまでオフシーズンとされていた「冬」にキャンプを楽しむ「冬キャンプ」が、近年注目されています。それにともない、冬キャンプに対応したテントやストーブだけでなく、キャンプサイトでより快適さを追求できる「ポータブル電源」を活用する人が目立つようになりました。
そんなポータブル電源はどのような点で優れており、よく似ている「モバイルバッテリー」とはどこが違うのでしょうか。
ポータブル電源とは?
本体に蓄電することができ、電源がない場所でも家電製品へ給電できるのが「ポータブル電源」。昨今では一般的な家電に使うAC電源だけでなく、USB電源ポートもそなえたアイテムが多く見られ、多様な家電製品の充電方法に対応しています。
モバイルバッテリーとの違い
持ち運べる電源といえばモバイルバッテリーも思い浮かびますが、アウトドアに持って行くなら断然ポータブル電源がおすすめ。
モバイルバッテリーは主にスマートフォンといったモバイル家電を充電するのが目的なため、大きな電力を必要とする電気機器は動かせません。一方のポータブル電源は、大容量、高電流、高電力でさまざまな電気機器を長時間稼働させることが可能です。
しかし、そのぶんサイズが大きくなるというデメリットも。モバイルバッテリーとポータブル電源はシーンや目的によって使い分けるとよいでしょう。
ポータブル電源があればキャンプの幅が広がる
ポータブル電源を持っていれば、キャンプや車中泊でも電気機器を使えます。ポータブル電源をアウトドアで活用すると、夏のキャンプでは扇風機を、そして冬にはヒーターを使用可能。車中泊でも電気マットや電気毛布を使用して家のように快適に過ごせるのです。
ポータブル電源は災害時にも活躍
また、ポータブル電源はアウトドアだけでなく災害時にも活躍。災害で停電した場合でも電気を使うことができます。スマートフォンを数日程度充電できるため、情報収集や安否確認も可能です。災害時に電気を使えるのは非常に心強いもの。ぜひ1台そなえておくことを検討してみてください。
キャンプに持っていくポータブル電源の選定ポイント
キャンプに持って行くポータブル電源を選ぶ際、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。6つのポイントを紹介します。
用途に合わせた容量
重量
出力ポートの種類・数・電力の波形
防水性能
日本製・外国製
使用温度
用途に合わせた容量
ポータブル電源を選ぶ際には、
どのようなアイテムに、
どのくらいの時間電源を供給したいのかという目的を明確にすることが大事。それによって選ぶべき容量が変わります。
バッテリー容量の目安
- 200Wh〜500Wh:日帰り〜1泊2日
- 500Wh〜700Wh:2泊3日
- 1000Wh以上:3泊4日〜
容量で選ぶ際に注目すべきなのが「
Wh(
ワットアワー)」という単位。1時間に使う電気量を表し、この数値が大きいほど容量が大きくなります。アウトドアでは少なくとも200Wh以上が必要。400Wh以上あれば、ミニ冷蔵庫や電子レンジにも対応でき、防災用としても十分です。
ポータブル電源は満充電にしても少しずつ放電されるため、少し多めの容量を準備しておくと良いでしょう。
重量
重量も、ポータブル電源を選ぶ際の大切なポイントです。容量が多ければ多いほど安心という理由から、大きく重いポータブル電源を選ぶと、持ち運びが困難になってしまいます。
ポータブル電源の中には40kgを超えるものもあり、大きすぎるとむしろ余計な荷物になってしまう可能性も。使用する電源の容量を確認し、持ち運びに適した重量のポータブル電源を選びましょう。
出力ポートの種類・数・電力の波形
ポータブル電源を選ぶ際には、出力ポートの種類や数、電力の波形も必ず確認しましょう。出力ポートには、AC電源・DC電源・USBポートなどがあり、給電するアイテムごとに必要なポートが異なります。
扇風機やヒーターなど、ほとんどの家電製品はAC電源タイプ。そのほかDC電源でしか給電できない機器を使いたい場合はDCポートが付属しているかもチェックしましょう。また、昨今ではUSB給電の家電やキャンプギアも増えているので、USBポートもそなえているとより便利です。
防水性能
アウトドアでは急に天気が変わりやすく、突然の雨に降られることもしばしば。そんなとき防水性能がそなわったポータブル電源なら安心です。また、水辺のキャンプでも多少の水しぶきなら気にしなくて良い点も魅力的。必須ではありませんが、自分のアウトドアスタイルに合わせて防水性能付きのものをチョイスしましょう。
日本製・外国製
日本製と海外製のポータブル電源には、価格や保証期間に差がある点にも注意が必要。大量生産されている海外製品は日本製よりも安価ですが、保証期間が短い傾向があります。また、アフターサポートも日本製の方が手厚く安心というケースも。
頻繁に買い替えるものではないため、海外製ポータブル電源を購入する場合は保証期間やアフターサポートについてもよく確認して選びましょう。
使用温度
ポータブル電源は主にリチウムイオン電池を使用しているため、環境温度によって使用の限界があります。製品によって異なりますが、一般的に低温は氷点下を下回るとポータブル電源は使用不可に。また、高温は約50℃が使用可能温度の目安です。ポータブル電源を使用する際には、使用可能温度も必ず確認しましょう。
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ポータブル電源の寿命と長持ちさせるコツ
ポータブル電源の寿命は、一般的に約6〜11年と言われています。使い方によっては、寿命の年数が大きく変わることも。ここからは、ポータブル電源の寿命を長持ちさせるポイントを紹介します。
充電回数をなるべく減らす
ポータブル電源を長持ちさせるための1つ目のコツは、充電回数をなるべく減らすこと。充電を多く繰り返していくと、リチウムイオン電池の使用可能容量が徐々に減っていき、結果的にポータブル電源の劣化を招きます。
できる限り充電回数を必要最低限で抑えられるよう、最後まで電源を使い切ってから充電するようにしましょう。
使用可能温度を守る
2つ目ののコツは、使用可能温度を守って使うことです。使用温度より低温または高温下で使用すると、放電したり電源を無理に使ったりして効率が下がり、ポータブル電源自体を劣化させてしまいます。使用温度をしっかり守ることはポータブル電源にとって非常に重要なことなのです。
キャンプの時だけポータブル電源をレンタルする手もある
ポータブル電源は安価なものでも数万円、大容量の高価なモデルは数十万円程度が主流です。手軽に購入できるものではないので、使用頻度によっては購入だけでなくレンタルを検討するのも良いでしょう。購入するより安価で気軽に試すことができ、寿命や劣化を気にしなくてもいいのがレンタルのメリットです。
一方、長く使えば使うほどレンタルでは割高になることも。そして、キャンプに行くときだけレンタルする場合、突然の災害に対応できず防災用としては使えないというデメリットもあります。自分の使用頻度や目的に合わせて、購入するかレンタルするかを検討してみてください。
車の買い替え検討中ならバッテリーになる車を選ぶのも
車の買い替えを検討しているなら、防災・キャンプなどで活躍する車を購入するのもひとつの手です。こちらの「MITSUBISHI アウトランダーPHEV E:POP」は三菱自動車の技術の粋を集めて作られたモデル。満充電の状態で一般家庭の最大約1日分、エンジンでの発電も組み合わせれば、ガソリン満タンで最大10日分の電気が供給できます。
ガソリンと電池の複合燃費に加えてハイブリッド燃費にも優れ、電池だけでの走行も可能です。
ポータブル電源でキャンプをもっと快適に!
キャンプの際にポータブル電源があれば、扇風機やヒーターなどの家電を使って快適に過ごすことができます。また、キャンプだけでなく、防災用品としても非常に便利なのがポータブル電源。電気の通っていない場所でもコンセントから給電できるのはとても心強いものです。
さまざまなシーンで活躍するポータブル電源。この機会にぜひ導入を検討してみてください。