【2023年最新】最強のポータブル電源おすすめ44選!キャンプ&車中泊で買うべきモデル
キャンプや車中泊、災害時の備えとして活躍するポータブル電源。現在ではさまざまなメーカーから販売されているため、どれを選べば良いのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか?そこで今回は、目的に合わせて、容量別にポータブル電源を紹介。最強の大容量バッテリー搭載、出力ポートの種類が豊富など、あったらうれしい機能がいっぱい!自分にぴったりの1台がきっと見つかるはず!
ポータブル電源とは?
ポータブル電源は、気軽に持ち運べる大容量バッテリー機器。ポータブルバッテリー、ポータブル蓄電池と呼ばれることもあります。
USBポートはもちろん、ACポートやシガーソケットが搭載されているので、スマホやパソコンなどのモバイル製品をはじめ、さまざまな給電ができるのが魅力!容量によっては炊飯器やポータブル冷蔵庫などの家電も野外で使用できるため、キャンプや車中泊だけでなく、災害時にも活躍します。
モバイルバッテリーとの違いは?
ポータブル電源と同様に、スマートフォンやタブレットの給電に使用するモバイルバッテリー。カードサイズで薄型のものも多く、持ち運べる充電器として重宝されています。
しかしモバイルバッテリーの容量は、一般的に10,000mAhから30,000mAh。「電気用品安全法(PES)」により出力できる電力にも制限があるため、家庭用電化製品などのように大きな電力を使う製品を充電することはできません。また出力方法はUSBがメインになります。
一方、ポータブル電源は本体がモバイルバッテリーよりも大きい分、バッテリー容量や出力数が多いのが魅力。出力もUSB以外に、AC・DCポートを備えています。そのためアウトドアや防災時に、家庭用電化製品などを充電することができます。ただ重量感があるので、気軽に持ち運べないのが難点です。
ポータブル電源の選び方
せっかくポータブル電源を購入したのに、途中で容量が足りなくなるのは避けたいところ。
使用する電化製品によって接続するポートの形状も変わるので、選ぶ際のポイントを理解して、使用目的に合ったものを選びましょう。購入前にチェックしておきたい、7つのポイントを紹介します。
- バッテリー容量
- 出力ポートの種類と数
- 充電方法と充電時間
- 定格出力と周波数
- 出力波形
- 安全性(PSEマーク)と保証
- 災害時に役立つ機能
【その1】バッテリー容量
ポータブル電源のバッテリー容量は、「Wh(ワットアワー)」と呼ばれる1時間ごとに消費される電力の単位を確認すると良いでしょう。
使用する電化製品や同時に接続する数にもよりますが、日帰りなら100〜200Wh、キャンプや車中泊なら350Wh以上、防災用なら500Wh以上の電源容量が目安になります。
たとえば車載冷蔵庫であれば、大きさや設定温度によって異なりますが約60〜300W、扇風機は約30〜40W、電気毛布は約50〜80Wくらいの消費電力。なお、スマートフォンは5〜30Wです。
バッテリー容量が多ければ多いほど、ポータブル電源のサイズも大きく重くなるので、購入予算と使用目的に合わせて選ぶのがポイントです。
【その2】出力ポートの種類と数
ポータブル電源には、さまざまな出力ポートがあります。
モバイルバッテリーにもあるUSB出力ポートは、出力される電力が少なく主にスマートフォン、タブレットの充電がメイン。Type-AとType-Cがあり、Type-Cの方が出力できる電力が大きいです。
一方、AC出力ポートは、一般家庭でいうコンセントを差す部分で、アウトドアでは使用頻度が高め。出力できる電力が多いため、扇風機やポータブル冷蔵庫などの電化製品に使え、アウトドアシーンで活躍します。
DC出力ポートは、車載専用の電化製品をつなげることができます。最近ではシガーソケットタイプが多く、車中泊で重宝。AC出力ポートより消費電力が低いので、長時間使い続けたい時などにも便利です。
製品によって搭載している出力ポートの種類や各ポートの数、付属品が異なり、またポータブル電源によっては何口か同時に給電ができるものもあるため、購入前に確認をしましょう。
【電子機器の使用例】
- AC…家庭用電化製品
- DC…オーディオ、ビデオ機器、小型扇風機
- USB…携帯電話、携帯音楽プレーヤー、携帯型ゲーム機、ノートパソコン
【その3】充電方法と充電時間
ポータブル電源はコンセントで充電するのが一般的ですが、中にはシガーソケットや別売りのソーラーパネルで充電できるものも。キャンプや車中泊、災害時にポータブル電源を使用することを考えると、コンセント以外の充電方法にも対応しているものがおすすめです。 ポータブル電源の充電時間は平均で4〜6時間ほどですが、もっと早く充電したい方は急速充電規格に対応したものを選びましょう。
【その4】定格出力と周波数
ポータブル電源にはそれぞれ「定格出力」という、安定した電力を連続して出せる値が設定されており、定格出力を超える家電製品には給電できません。家電製品に対応した周波数のポータブル電源を使用しないと、誤作動を起こす可能性があります。
たとえばドライヤーの消費電力は600〜1,200Wと、炊飯器や電気毛布より高め。この場合、出力が1,000W以下のポータブル電源を使うのは危険です。
また、家庭用コンセントの周波数は50Hz(ヘルツ)と60Hzの2種類に分かれています。家電製品によって対応している周波数が異なるため、ポータブル電源のAC出力ポートと家電製品の周波数が一致しているかを確認してください。
購入時はポータブル電源の定格出力や周波数が、使いたい家電とマッチするか確認しながら購入しましょう。
【その5】出力波形
ポータブル電源はたくさんの電気を貯めるので、発火・発熱・爆発などの危険がないかも気になるところ。AC出力ポートを使用する際、電気の出力波形は正弦波(せいげんは)、矩形波(くけいは)、修正正弦波の3種類に分けられます。
- 正弦波…扇風機やテレビなどの家庭用家電製品に給電するタイプ。
- 修正正弦波や矩形波…スマートフォン、ホットプレート、シンプルな電子レンジや炊飯器に給電するタイプ。
安全性を重視するなら「正弦波」に注目!パソコンや精密機器をはじめ、多くの電化製品が正弦波に合わせて設計されているため、正弦波のポータブル電源を買うといいでしょう。
【その6】安全性(PSEマーク)と保証
ポータブル電源は、「PSE(電気用品安全法)」の対象ではありません。そのためPESマークなしで販売されている商品も。
しかし、そのような商品は確実な安全性が確保されておらず、事故などトラブルの原因になることもあります。購入する際はきちんと「PSE(電気用品安全法)」認証を受けた、正弦波のポータブル電源を選びましょう。
また、保証がきちんとついているか、期間はどれくらいなのかも、事前に確認しておくと安心です。
【その7】災害時に役立つ機能
災害時を想定して、ポータブル電源の購入を考える人も多いはず。ポータブル電源の中には、ライトがついていたり、防水機能を備えていたりするものもあります。停電になったときに、ライト付きのポータブル電源があれば、明かりのない緊急時に警告灯としても活躍。点滅モードの有無も確認しておけば、災害時に役に立つでしょう。
最強のポータブル電源おすすめメーカー!日本製も紹介
ポータブル電源を選ぶ上で、気になるのがメーカーです。ここでは良質なポータブル電源を発売している主なメーカーを4社紹介します。日本のメーカーもあるので、チェックしてみましょう。
Jackery(ジャクリ)
Jackeryはアメリカのポータブル電源メーカー。世界初のポータブル電源を生産し、販売したのもこのJackeryです。大容量のアイテムからバックパックに入るほどコンパクトなアイテムまで、ユーザーのニーズに合わせた製品を展開しています。鮮やかなオレンジの差し色が魅力的です。
EcoFlow(エコフロー)
中国に本社を構えるEcoFlowは2017年に設立されたポータブル電源メーカーです。最強と言えるような大容量アイテム以外にも、使い勝手の良い500Wh程度のアイテムも展開。本体を急速充電できるアイテムが高評価を集めています。
Anker(アンカー)
モバイルバッテリーでおなじみのAnkerもポータブル電源を多数発売しています。ポータブル電源としての性能はもちろん、本体にLEDライトを搭載したアイテムが多く、緊急時に役立ちます。長期間の保証サービスも魅力的です!
JVCケンウッド
音響機器メーカーとして有名な日本のメーカーであるJVCケンウッドもポータブル電源を発売しています。超大容量モデルは発売していませんが、日本メーカーならではの安心感と安全性が魅力。デザイン性の高いアイテムを多く展開しており、キャンプサイトをおしゃれに飾りたい方におすすめです。
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知っておきたいポータブル電源との上手な付き合い方
ポータブル電源を使う前に事前に知っておきたいポイントを紹介します。バッテリー寿命や捨て方など、気になる点をチェックしておきましょう。
バッテリー寿命を伸ばすには?
ポータブル電源に内蔵されているリチウムイオン電池は、使っていくうちに劣化するものです。寿命となるサイクル数は製品によって異なりますが、
一般的に500~2,500回程度、年数にして6~11年。使用方法や保管場所に気を配ることによって、寿命よりも長い期間、使用できるケースもあります。
【寿命を伸ばして長く使うコツ】
- バッテリー残量を20〜80%の間に保つ
- 高温や低温を避けた場所で保管する
- 定格出力を超える機器の給電を行わない
- こまめに充電しすぎない
- 本体を充電中に機器に給電しない
破棄するときはどうすればいい?
ポータブル電源には、一般的にリチウムイオン電池が使用されています。これは衝撃や気圧により発火する恐れがあり、通常の乾電池のように一般家庭の燃えないゴミで出すことはできません。
廃棄する際は、下記の方法が推奨されています。
・製造元メーカーに相談する
製造元メーカーで、使用済み製品を無償で回収してくれる場合があります。
・家電量販店のリサイクル回収ボックスを利用する
モバイルバッテリーと異なりポータブル電源は大きいため、リサイクルボックスでの回収が難しい場合もあります。来店前に電話などで一度確認しましょう。またリサイクル回収ボックスに入れるために分解するのはNG! 事故が起きる原因となるので、絶対にやめましょう。
・リサイクルショップなど譲渡先を探す
もしポータブル電源に不備や破損がなければ、リサイクルショップやフリマアプリなどで、買い取ってもらう、譲り先を探すのもおすすめです。
最新モデルはスマホ連動も
最新のポータブル電源の中には、スマホと連動したものも。連動アプリをインストールすれば、スマホから遠隔操作ができるようになります。
電源のオンオフはもちろん、バッテリー残量の確認、ライトの点灯、最大充電量の設定まで可能な機種も。調理などでちょっと手が離せない時なども、わざわざ近づかなくても操作できて便利です。置き忘れや盗難対策を目的とするLBS(位置情報サービス)も利用できる機種もあります。
最強の大容量ポータブル電源でキャンプを進化させよう!
大容量のポータブル電源があれば、車中泊やキャンプで電化製品を使える幅がぐっと広がります。災害時など万が一の備えとしても役に立つため、1台持っていて損はありません。使用用途に合わせたぴったりのポータブル電源を見つけて、アウトドアをより快適にしましょう!