グランドシートおすすめ23選|徹底比較!失敗しない選び方&人気商品の快適性・耐水性を検証
人気の「グランドシート」23選の実力を「快適性」「耐水性」「機能性」「携帯性」の観点でhinata編集部が徹底比較。検証結果をもとにおすすめのグランドシートをランキングで紹介。グランドシートを使うメリットや選び方のポイントも解説します。
グランドシートを使う5つのメリット
「グランドシート」は使わなくても問題ないと思う人もいますが、実はさまざまなメリットがあります。例えば、雨による浸水防止やテントの保護、地面の凸凹軽減など。グランドシートはキャンプの快適性を上げるためには欠かせないアイテムです。
この記事では、hinata編集部がグランドシートを実際に比較した検証結果を下に、本当におすすめのグランドシートをランキング形式で紹介します。グランドシートを効果的に使うために、まずはメリットをしっかり確認しておきましょう。
地面の凸凹を軽減する
テントを張る場所は屋外のため、整備されているキャンプ場でも砂利や小石、小枝などが地面に落ちています。そのままテントを張ると横になって寝るときに体が痛くなることがありますが、グランドシートを敷けば砂利や小石による地面の凸凹を多少は軽減してくれます。ただし、グランドシートはクッション性がそなわっているわけではないので、目に付いた砂利や小石はシートを敷く前に取り除いておくとよいでしょう。
テントの底を保護する
グランドシートは、テントの底が汚れたり破れたりするのを守ってくれます。キャンプ場の地面は土や芝生、砂利などさまざま。地面に何も敷かずテントを張ると汚れてしまい、尖ったものがあると傷ついたり破れたりしてしまうことも。
グランドシートを敷くと汚れも付きにくくなるので、撤収時の片付けやお手入れも楽々。お気に入りのテントを長くきれいに使うためにも、グランドシートを敷くことをおすすめします。
浸水や底冷えを防ぐ
キャンプの途中で雨が降って地面が濡れることがあります。寒いシーズンは、地面からの冷気によってテント内が思った以上に冷え込むでしょう。
そんな時は、グランドシートを敷いておけば大丈夫。グランドシートは、汚れ以外にも、雨水や湿気による浸水や地面からの冷気を防ぐ効果が期待できます。耐水性が高いグランドシートを選ぶと、より安心です。
レジャーシートや荷物置きとしても使える
キャンプの荷物は多くなりがちですが、グランドシートにまとめて置いてしまえば、設営前や撤収時にスペースを確保できるので楽に作業できます。
耐水性に優れているグランドシートは、レジャーシート代わりにも当然使用可能。キャンプはもちろん、ピクニックやレジャーなどに使えることもグランドシートの魅力のひとつといえるでしょう。
ハトメ付きならタープとして使える
グランドシートにハトメが6個付いていれば、ポールやロープを使って立てられるので、タープとしても使用可能。デイキャンプなど「テントを使うのは少し大げさかも…」という場合に便利です。
ハトメ付きのグランドシートを選べば、新たにタープを購入する費用の削減にもつながります。本来は地面に敷くものですが、タープとして使うことも視野に入れるなら、ハトメが付いたグランドシートがおすすめです。
なお、グランドシートはタープ専用としてはつくられていないため、強度は高くありません。特にハトメ部分は破れやすいので、テンションのかけすぎや強風時の利用には注意しましょう。
グランドシートを選ぶ6つのポイント
グランドシートの選び方を6つのポイントに分けて紹介します。最適なグランドシートを選ぶために、ぜひ参考にしてみてください。
テントよりも10cm小さいサイズを選ぶ
グランドシートはテントの底面サイズより、少し小さいサイズを選ぶことが重要です。テントより大きいものだと、フライシートから流れてきた夜露や雨水が、シートづたいに入り込んでしまいます。
一方、小さすぎても、テントが地面に触れてしまい保護できません。グランドシートは、テントの底面より10cmほど小さいサイズを選ぶとよいでしょう。
テントのメーカーと同じだと安心
適切なサイズのグランドシートを探すには、テントと同じメーカーのものを選ぶのがおすすめです。同じメーカーであれば規格が統一されていることが多く、テントによっては「〇〇テント用グランドシート」と販売されている場合も。専用のグランドシートであれば、サイズも適切なので安心です。
ちょうど合うサイズのグランドシートを、別のメーカーで探すより手間がかかりません。特にこだわりがなければ、テントと同じメーカーのグランドシートを確認してみてください。
耐水圧1,500mm以上のものを選ぶ
キャンプでは雨が降ることもあるので、グランドシートの耐水性を確認することが大切です。グランドシートの耐水性は「耐水圧(mm)」で示されており、どれだけ生地に浸水しにくいかを表しています。値が大きいほど耐水性が高いと判断できます。
例えば耐水圧1,500mm以上のグランドシートなら、ある程度の雨でも問題なく過ごせるといわれています。それより低いと長時間の雨により浸水する可能性が高いので要注意。グランドシートは、耐水圧1,500mm以上を目安に選ぶようにしましょう。
生地(素材)をチェックする
グランドシートの生地は主に3種類。それぞれ特徴が異なるので、自分のニーズやキャンプスタイルに合う生地を選びましょう。
糸の太さ(D/デニール)に注目する
グランドシートが簡単に破れないよう、生地に使われている糸の太さを確認しましょう。糸の太さはデニール(D)で示されており、値が大きいほど耐久性が高いと判断できます。
グランドシートは100~200Dが一般的ですが、なかには400D以上のものもあります。数値が高いほど耐久性が優れている一方、重量が増すので持ち運びがしにくくなるデメリットも。移動手段や使用シーンに応じて、バランスを考えて選ぶことが大切です。
ペグダウンができるものだと安心
グランドシートは、地面にただ置くだけだと使っている間にズレてしまい、グランドシートを敷いた効果が薄くなってしまいます。特に雨のときにズレると、テントからはみ出ていることで浸水するリスクが高まる可能性も。
しっかりと地面に固定するために、ペグダウンができるものだと安心です。ハトメやループがグランドシートに付いているかを確認しましょう。
【テントサイズ別】グランドシートおすすめランキング
人気のグランドシートを「快適性」「撥水・防水性」「機能性」「携帯性」の4つの観点で、hinata編集部が徹底検証。おすすめのアイテムを、総合評価が高かった順にランキング形式で紹介します。より快適に使えるグランドシートを探している人は、検証数値も参考にしてみてください。
※各数値はhinata編集部が測定したものです。メーカー公表値とは異なります
※ランキング一覧表の価格はランキング公開時のもので、変動している場合があります
- ファミリー向けグランドシートはこちら
- ソロ向けグランドシートはこちら
- デュオ向けグランドシートはこちら
- 総合ランキングはこちら
【ファミリー向け】グランドシートおすすめランキング
23商品のなかで「ファミリー向け」におすすめな、260×260cm以上のサイズから上位3選を紹介します。
【1位】 Yueranhu グランドシート(270×270cm)
【総合評価4.44】
快適性4.00|耐水性5.00|機能性4.00|携帯性4.77
【2位】FIELDOOR(フィールドア) テント用グランドシート(260×260cm)
【総合評価4.37】
快適性3.83|耐水性5.00|機能性4.00|携帯性4.65
【ソロ向け】グランドシートおすすめランキング3選
23商品のなかで「ソロ向け」におすすめな、1人が寝られる180×70cm以上のサイズから上位3選を紹介します。
【1位】BZGLAM(ビズグラム) OUTDOOR グランドシート サンド(200×145cm)
【総合評価4.49】
快適性4.33|耐水性5.00|機能性4.50|携帯性4.11
夜露が降りたあとも地面からの湿気を感じることがなく快適に過ごせる!厚みがある分、地面の凸凹も気になりにくい。
総合評価2位のしっかり厚みのある丈夫なグランドシート
丈夫なだけではなく、
はっ水加工により汚れがつきにくかったり、ハトメとループがついていたりするなど、細部にまでこだわった使いやすさも魅力。自然になじむカラーを採用しているので、よりキャンプにひたりたい人におすすめです。
【基本情報】
素材:ポリオックスフォード
使用サイズ:200×145cm
収納サイズ:-
重さ:1.36kg
耐水圧:8,000mm
洗濯機丸洗い:NG
ハトメ・ループ:ハトメ×4、ループ×4
収納袋の有無:あり
【2位】DOD(ディーオーディー) グランドシート(190×120cm)
【総合評価4.47】
快適性4.00|耐水性5.00|機能性4.00|携帯性4.86
【3位】Oregonian Camper(オレゴニアンキャンパー) 防水グランドシート L-HALFサイズ(200×70cm)
【総合評価4.44】
快適性4.57|耐水性5.00|機能性4.00|携帯性4.18
【デュオ向け】グランドシートおすすめランキング3選
23商品のなかで「デュオ向け」におすすめな、3畳程度の210×180cm以上のサイズから上位3選を紹介します。
【1位】GOGlamping(ゴーグランピング) グランドシート四角テントシートブラック(215×180cm)
【総合評価4.65】
快適性4.33|耐水性5.00|機能性4.50|携帯性4.75
【2位】OneTigris(ワンティグリス) SOLO HOMESTEADテント専用グランドシート(240x240cm)
【総合評価4.49】
快適性4.17|耐水性5.00|機能性4.00|携帯性4.77
【3位】Yueranhu グランドシート(240×240cm)
【総合評価4.44】
快適性4.00|耐水性5.00|機能性4.00|携帯性4.77
人気のテントにはこのグランドシートを!
次に人気のテントに最適なグランドシートを紹介します。人気のテントをすでに持っている人や、購入を検討されている人は、チェックしてみましょう。
コールマン ツーリングドームLXに合うグランドシート
DOD ヤドカリテントに合うグランドシート
DOD カマボコテント3Mに合うグランドシート
テンマクデザイン サーカスTCDX+に合うグランドシート
バンドック ソロティピー1 TCに合うグランドシート
グランドシートの正しい使い方
誤った使い方をすると、効果を得られないばかりか、劣化を早めてしまう可能性があります。そこで、グランドシートの正しい使い方を紹介します。
グランドシートはテントの下に敷く
グランドシートは地面とテントの間に敷いて使いますが、効果をより得るには設置場所の確認が大切です。
【グランドシートの効果的な敷き方】
- できるだけ平らで湿っていない場所を選ぶ
- 地面に落ちている目立った砂利や小枝を取り除く
- グランドシートを地面に敷く
- ペグダウンをして固定する
- グランドシートからはみ出ないようテントを設営する
適切な場所選びや整地をすることで、そのままグランドシートを敷くより、砂利や小枝などによる摩耗や湿気による劣化を防ぐことができます。テントからはみ出ないこともしっかり確認して、効果的にグランドシートを使いましょう。
定期的な防水・撥水剤によるメンテナンスを
グランドシートを長く使うためにメンテナンスは欠かせません。まず使用後はしっかりと乾燥させて保管しましょう。湿った状態で保管するとカビが生えてしまったり、防水性が著しく落ちてしまったりする場合があります。また、何度か使用していると摩擦や経年劣化により、防水加工が落ちてくるため、定期的に防水・撥水剤を塗るのも効果的です。
お気に入りのテントをしっかり保護するために、グランドシートも適切にメンテナンスしましょう。
グランドシートの代用品&自作方法を紹介!
グランドシートは、購入せずに代用品を利用したり自作したりする手もあります。それぞれ方法を紹介するので、興味のある人は参考にしてください。
厚手で防水性の高いビニールシートで代用
ビニールシートは作業用の名目で売られているのもあり、厚手で耐水性の高いものはグランドシート代わりに使えます。商品が多くサイズも複数あるため、自分に必要なサイズを選んでみてください。
なお一般的なレジャーシートは、つくりが薄く耐水性も低いのでグランドシートには向いていません。グランドシートの代用としてビニールシートを使いたい人は、以下の商品を参考にしてみてください。
自作するならタイベックのシートがおすすめ
グランドシートを自作するなら「タイベック」という特殊不織布がおすすめです。
タイベックは耐久性・引き裂き強度・通気性・耐水性がどれも高い優秀な素材です。また腐食やカビも発生しにくいので保管にも向いており、グランドシートを自作する素材に適しています。一方で摩擦にあまり強くないため、長く使用していると毛羽立ってくる場合もあるため覚えておきましょう。
【自作方法】
- タイベックをテントの大きさより10cmほど短く裁断する
- ミシンですべての辺を直線に縫う
- ハトメ用の工具を使い四角に穴を開けハトメを装着する
検証方法と総合ランキング
【1位】ゴーグランピング グランドシート四角テントシートブラック
【総合評価4.65】
快適性4.33|耐水性5.00|機能性4.50|携帯性4.75
【2位】ワンティグリス SOLO HOMESTEADテント専用グランドシート
【総合評価4.49】
快適性4.17|耐水性5.00|機能性4.00|携帯性4.77
【2位】ビズグラム OUTDOOR グランドシート サンド
【総合評価4.49】
快適性4.33|耐水性5.00|機能性4.50|携帯性4.11
ハトメとループどちらも付いた機能性の高いタイプ。
耐水性も優秀で生地はしっかりしているためやや重みがありますが、地面の凸凹を感じにくいのが特徴です。
夏もムレにくそうなさらっとした手ざわりなので、使い心地が良いのもポイント。撥水加工がされており、汚れが付きにくいためお手入れがしやすいグランドシートです。
【基本情報】
素材:ポリオックスフォード
使用サイズ:200×145cm
収納サイズ:-
重さ:1.29kg
耐水圧:8,000mm
洗濯機丸洗い:NG
ハトメ・ループ:ハトメ×4、ループ×4
収納袋の有無:あり
【4位】DOD グランドシート(2人用)
【総合評価4.47】
快適性4.00|耐水性5.00|機能性4.00|携帯性4.86
【5位】Yueranhu グランドシート
【総合評価4.44】
快適性4.00|耐水性5.00|機能性4.00|携帯性4.77
【5位】オレゴニアンキャンパー 防水グランドシート L-HALFサイズ
【総合評価4.44】
快適性4.57|耐水性5.00|機能性4.00|携帯性4.18
【7位】CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) テントグランドシート210×100用
【総合評価4.43】
快適性3.33|耐水性4.50|機能性5.00|携帯性4.87
【8位】BUNDOK(バンドック) グランドシート
【総合評価4.40】
快適性3.83|耐水性5.00|機能性4.00|携帯性4.77
【8位】QUICKCAMP(クイックキャンプ) 防水マルチシート
【総合評価4.40】
快適性4.50|耐水性5.00|機能性4.50|携帯性3.58
【10位】LAD WEATHER(ラドウェザー) グランドシ-ト (売り切れ)
【総合評価4.39】
快適性3.67|耐水性5.00|機能性4.00|携帯性4.89
【11位】Whole Earth(ホールアース) アーストリッパーグラウンドシート
【総合評価4.38】
快適性3.67|耐水性5.00|機能性4.00|携帯性4.83
【12位】フィールドア テント用グランドシート
【総合評価4.37】
快適性3.83|耐水性5.00|機能性4.00|携帯性4.65
【13位】ogawa(オガワ) マルチシート 220×150用
【総合評価4.36】
快適性3.67|耐水性5.00|機能性4.00|携帯性4.75
【14位】Soomloom(スームルーム) キャンバスグランドシート (売り切れ)
【総合評価4.20】
快適性4.17|耐水性5.00|機能性4.00|携帯性3.63
【15位】oxtos(オクトス) アンダーグランドシート 2人用
【総合評価4.13】
快適性4.00|耐水性3.50|機能性4.00|携帯性5.00
【16位】JIMENCE(ジーメンス) プレミアムグランドシート
【総合評価4.05】
快適性4.33|耐水性4.00|機能性3.50|携帯性4.38
【17位】concos(コンコス) ground sheet
【総合評価4.01】
快適性4.33|耐水性5.00|機能性3.00|携帯性3.70
【18位】LOGOS(ロゴス) テントぴったりグランドシート・L
【総合評価3.96】
快適性3.67|耐水性5.00|機能性2.50|携帯性4.68
【19位】Coleman(コールマン) マルチグランドシート/210W
【総合評価3.93】
快適性3.83|耐水性3.00|機能性4.00|携帯性4.89
【19位】TOP FILM グリーンシート
【総合評価3.93】
快適性3.67|耐水性5.00|機能性3.00|携帯性4.03
【21位】VISIONPEAKS(ビジョンピークス) グランドシートライト2ルーム
【総合評価3.86】
快適性3.83|耐水性3.00|機能性4.00|携帯性4.60
【22位】VASTLAND(ヴァストランド) グランドシート 帆布生地
【総合評価3.76】
快適性4.17|耐水性5.00|機能性2.50|携帯性3.35
【23位】FUTURE FOX(フューチャーフォックス) 帆布グランドシート
【総合評価3.67】
快適性4.67|耐水性3.00|機能性3.50|携帯性3.50
グランドシートを準備してキャンプを快適に!
グランドシートのメリットや選び方とあわせて、24商品を比較検証したおすすめランキングを紹介しました。大切なテントをダメージから守り、快適性も高めてくれるグランドシートはキャンプに欠かせないアイテムです。
自分に合った商品を選び、正しく使うことで適切な効果を得られます。まだグランドシートを使ったことがない人や、買い替えを検討している人は、本記事の内容を参考に購入を検討してみてはいかがでしょうか。グランドシートを準備して、キャンプをより快適に過ごしましょう!