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【2024年】防災用の寝袋おすすめ12選!選び方や便利なアイテムも解説

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もしものときにあると便利な防災グッズのひとつがアウトドア用の寝袋です。この記事では、おすすめの寝袋12選を防災の観点から紹介します。キャンプ経験のない人でも、寝袋の選び方のポイントや避難所生活を快適にするアイテムがわかるようになるはずです。

防災用に寝袋はいらない?やっぱり必要?

寝袋

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地震や台風などの大きな災害時にそなえて、寝袋の用意は必要といえます。もしも避難生活をせざるを得ない状況になっても、寝袋があれば少しは快適に過ごせるからです。 内閣府の「防災情報のページ」によれば、防災備蓄は次の4種類にわかれるとのこと。
  • 常備品…常に持ち歩く防災グッズ
  • 一次品…災害発生時にさっと持って非難するための最低限のそなえ
  • 二次品…災害発生から3日間の避難生活へのそなえ
  • 三次品…長引く避難生活をできるだけ快適にするためのそなえ
  • 寝袋はこの防災備蓄のうち、三次品に該当します。 夏場のキャンプでも、夜中や明け方には肌寒さを感じることがあります。避難場所が体育館や車の中など屋内であっても、それは同じ。春や秋、ましてや冬であれば、非常に冷え込むことが想像できます。寝袋があれば暖がとれて、睡眠の質が向上するはずです。 体力確保のために良質な睡眠は非常に大切。避難所生活を強いられてしまうケースを想定すると、寝袋を用意しておくと安心といえます。 内閣府|防災情報のページ

防災用寝袋の選び方

寝袋といっても種類が豊富で、どれを選べばいいのか迷う人も多いはずです。そこで、4つの観点で防災用の寝袋の選び方を解説します。

寝袋の形状で選ぶ

寝袋は主に「マミー型」「封筒型」の2種類の形状にわけられます。 【マミー型】 ミノムシのように身体にピタッと沿った形状が特徴です。 身体にフィットしやすいため寝袋内の暖かい空気を逃しません。また頭部を冷やさないフードや首元まで締められるチャックが付いていることがあるので、暖かく眠れます。北海道や東北などの寒い域、標高が高く気温が低い場所に住んでいる人におすすめです。 封筒型に比べると収納サイズがコンパクトになるのもポイント。持ち運びがしやすいのはもちろん、小さくしまえるので避難先でも邪魔になりません。 【封筒型】 名前のとおり封筒のように長方形の寝袋です。 封筒型はマミー型に比べると、寝袋内の空間に余裕があります。ファスナーを全開にすれば、掛け布団のようにも使えます。身動きが取りやすく、すぐに出られるのも避難時にはうれしいポイントです。 収納サイズは大きめのため、車中泊での使用や避難所のスペースで十分に取れる場合におすすめです。
 メリットデメリット
マミー型・保温性が高い ・コンパクトになる・寝ごこちが窮屈
封筒型・身動きが取りやすい ・寝ごこちが布団に近い・収納サイズが大きい

中綿の種類で選ぶ

寝袋の中綿には「化学繊維」「羽毛」の2種類が使われているケースが多いです。それぞれの特徴を解説します。 【化学繊維】 化学繊維の一番のメリットは、価格が安い点にあります。もしものときのそなえとして寝袋を用意する場合、高額なものを家族全員分そろえるのは厳しいという人も多いはず。化学繊維が使われている寝袋であれば、コストを抑えられます。 ただし値段が安い分収納サイズが大きく、かさばるのがやや難点です。置き場所にある程度のスペースが必要なため、車の中で避難生活を送る人に向いています。 【羽毛】 羽毛は保温力に優れているのが特徴。化学繊維の寝袋に比べるとコンパクトに収納できて持ち運びもしやすいため、寒い地域で避難所生活を送る場合に向いています。 一方で、羽毛が使われている寝袋は高額になりがちです。WORKMAN(ワークマン)をはじめとする、コスパの良いメーカーの製品もチェックしてみましょう。
 メリットデメリット
化学繊維・価格が安い・収納サイズが大きい
羽毛・保温性が高い ・コンパクトになる・価格が高い

快適温度で選ぶ

車の中で寝袋で眠る人

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寝袋は形状や中綿などによって、保温性が大きく変わります。寝袋を選ぶ際は、快適に眠れる温度の指標を示す「対応温度」に着目するのが大切です。 メーカーによって対応温度の表記はやや異なりますが、主に「快適温度」「下限温度」「限界温度」などの表記が用いられています。
  • 快適温度…この温度域までであれば、快適に眠れる
  • 下限温度…男性が身体を丸めれば朝まで眠れる
  • 限界温度…使用を推奨されていない温度域だが、工夫次第で使用できる
  • たとえば快適温度が5℃と記載されている寝袋の場合、5℃以上の気温なら朝までぐっすり眠れるという意味です。寒さの感じ方は人それぞれ異なりますが、快適温度より+5℃の環境下での使用なら、心地よく眠ることができるでしょう。 なお、シーズンごとに快適温度は変わるので、季節に合わせた寝袋の用意が必要です。シーズン別の快適温度については居住地域の気温に合わせて判断してください。 東京都の過去10年の最低気温を元に考えると次のようになります。
    季節快適温度の目安 (最低気温に+5℃)平均最低気温
    18.0℃13.0℃
    18.0℃12.5℃
    8.0℃2.9℃
    東京都では冬場でも最低気温が0℃を下回りません。冬場の避難でも、春〜秋の3シーズンで使える寝袋に支給された毛布を併用して調節するのがおすすめです。 居住地域の季節ごとの気温を調べて、環境に適した寝袋を選ぶようにしましょう。 気象庁

    コンパクトさ・重さで選ぶ

    寝袋の収納袋

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    収納サイズと重さも重要なチェックポイントのひとつ。寝袋の収納サイズが大きく、さらに重いとなると避難所までの移動が困難になるのが理由です。「避難所が自宅から離れている」「途中の道が崩壊しているかもしれない」などを想定し、できるだけコンパクトで持ち運びしやすいものを選びましょう。 持ち運びしやすい収納サイズの目安は、直径15×長さ30cm以下。これは2Lのペットボトルとほぼ同じ大きさです。 また重さに関しては、1kg以下を目安にしてください。1Lの牛乳パックがおよそ1kgなので、寝袋のほかの荷物も背負って避難するのが大変と感じる場合は、より軽い寝袋を選びましょう。 なお、車中泊を検討している場合は重さはあまり気にせず、使い勝手の良さで検討してみてください。

    機能も最強!安心のアウトドアメーカー

    数あるメーカーのなかでも機能の高さから信頼の置けるアウトドアメーカーの寝袋の特徴を解説します。寝袋選びに迷ったら、次のメーカーの寝袋から選んでみましょう。

    Coleman(コールマン)

    優れた品質と実用性を兼ねそなえ、アウトドア愛好者に長く愛され続けているアウトドアメーカーです。 コールマンの寝袋は豊富なラインナップが魅力。特に封筒型のシュラフの取り扱いが多く、子ども向けの小さいサイズから親子で一緒に寝られる大きなサイズまで幅広いサイズが用意されています。また使う気温に合わせて生地を追加したり、フードを取り外したりとカスタムできる寝袋があるのも特徴のひとつです。 封筒型はマミー型に比べると対応温度が高めに設定されているので、比較的暖かい地域に住んでいて、豊富な選択肢のなかから家族一人ひとりに合わせた寝袋を選びたい人におすすめです。

    mont-bell(モンベル)

    高い品質と先進的な技術で知られ、アウトドア愛好者に信頼されているメーカーです。 モンベルの寝袋は優れた機能性をそなえ、厳しい環境でも頼りになる保温性が魅力。厳選された高品質な羽毛を使った寝袋が多く、過酷な高山登山にも対応できます。 また「スパイラルストレッチシステム」というのは、モンベル独自縫製。一般的な生地では不可能な伸縮性を生み出す縫製で、身体の動きに合わせて生地が伸縮するため快適な寝ごこちが得られます。寒い地域に居住していて、寝ごこちを強く追求する人にモンベルの寝袋はおすすめです。

    ワークマン

    手頃な価格と高い機能性で注目されているメーカーで、コストパフォーマンスの高さが魅力です。 ワークマンの寝袋は春から秋向きの製品が多いものの、なかには羽毛の寝袋もあります。メーカーによっては5万円を超える冬用の羽毛寝袋であっても、ワークマンなら1万円代で購入可能。安かろう悪かろうな品質ではなく、‐11℃まで対応できるような高スペックな寝袋もあります。 ワークマンは手に取りやすい価格と実用性を兼ねそなえた製品をそろえているので、なるべく安く寝袋を購入したい人にとっては魅力的な選択肢といえるでしょう。

    マミー型寝袋

    ここからは防災用寝袋のおすすめ製品を紹介します。まずは保温力に優れ、全身を包み込むことで安心感が得られるマミー型寝袋からです。

    封筒型寝袋

    寝袋に不慣れな人でも使いやすい封筒型寝袋のおすすめを紹介します!ファスナーを全開にすれば布団代わりやブランケットになるアイテムもピックアップしました。

    子ども用寝袋

    災害が起こる前に、自宅やキャンプ場で親子一緒に寝袋の練習をしてみるのはいかがでしょうか。寝袋で眠ったという経験が、お子さんの力になるときが来るはずです。

    マット付き寝袋

    マットが付属されているタイプの寝袋です。自宅に近い環境で眠れるので、寝ごこちにこだわりたい人におすすめですよ。

    マット・インナーシュラフ・コットを併用すると快適!

    避難所生活を快適にするには、寝袋だけではなく次のようなアイテムもあると便利です。
  • マット
  • 寝袋用インナー(インナーシュラフ)
  • コット
  • これらのアイテムを追加で用意しておくと、慣れない環境下での生活も少しは楽になるはずです。

    マット

    防災目的でマットを購入するなら、山岳用のエアマットがおすすめ。その理由は、山岳用のマットはバックパックにサッと入れられるように、コンパクトかつ軽量につくられているものが多いからです。もちろん、キャンプ用のマットでも問題ありませんが、持ち運びしやいマットが避難時は重宝します。

    寝袋用インナー(インナーシュラフ)

    寝袋の中に入れて保温機能をアップさせたり、清潔に保ったりするために使うインナーシュラフ。暑い日はそのままインナーのみで眠ることも可能です。非常にコンパクトに収納できるので、予備として用意しておきましょう。

    コット

    「コット」とはポールと丈夫な生地でつくられた、簡易ベッドのようなアイテムです。寝ごこちが良いのはもちろん、床から高さを保った状態で寝られるため、床や地面が冷たい場所でも寒さを感じにくいのがポイント。マットと比較すると収納サイズはかさばりますが、寝ごこちを重視したい人にはおすすすめです。

    寝袋が用意できなければアルミシートで代用!

    「エマージェンシーシート」とも呼ばれるアルミシートは、災害時に身体を保護するアイテムのひとつです。断熱性があるため、身体にシートを巻き付けることでシート内に熱がこもり、体温の低下を防ぐ効果があります。屋外で過ごすことになっても、強風や雨による寒さから身を守れる便利なアイテムです。

    防災用の寝袋をさっそく準備しよう!

    突如、日常が一変してしまうのが災害のおそろしいところ。しかし、いざというときでも避難所で良質な睡眠がとれれば体力を温存でき、心の安定も保てます。住んでいる地域の気候や避難所の様子なども事前にリサーチして、自分や家族に合う防災用の寝袋を前もって探しておきましょう。

    今回紹介したアイテム

    商品画像モンベル バロウバッグ #3Snugpak(スナグパック) ソフティー エリート2 レフトジップNANGA(ナンガ) オーロラライト450DXHAWK GEAR(ホークギア) マミー型シュラフNucca(ヌーカ) Hygge Sleep Standard -16℃Bears Rock(ベアーズロック) 封筒型寝袋-6℃コールマン マルチレイヤースリーピングバッグLOGOS(ロゴス) 丸洗いスランバーシュラフ・-2とわ 防災備蓄用の真空圧縮寝袋モンベル ホローバッグ Kid's #3CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) エッグシュラフ(ジュニア)SnowPeak(スノーピーク) グランドオフトンダブルコールマン コンパクトインフレーターマット/SNEMO(ニーモ) オーラ レギュラー マミーUnigear(ユニジア) インナーシュラフキャプテンスタッグ サーモライト インナーシュラフシーツTHERMAREST(サーマレスト) ラグジュアリーライトウルトラライトコットWAQ(ワック) 2way フォールディングコットVGEBY  アルミ 寝袋緊急用寝袋WOWHOUSE サバイバル アルミ 簡易寝袋
    商品名モンベル バロウバッグ #3Snugpak(スナグパック) ソフティー エリート2 レフトジップNANGA(ナンガ) オーロラライト450DXHAWK GEAR(ホークギア) マミー型シュラフNucca(ヌーカ) Hygge Sleep Standard -16℃Bears Rock(ベアーズロック) 封筒型寝袋-6℃コールマン マルチレイヤースリーピングバッグLOGOS(ロゴス) 丸洗いスランバーシュラフ・-2とわ 防災備蓄用の真空圧縮寝袋モンベル ホローバッグ Kid's #3CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) エッグシュラフ(ジュニア)SnowPeak(スノーピーク) グランドオフトンダブルコールマン コンパクトインフレーターマット/SNEMO(ニーモ) オーラ レギュラー マミーUnigear(ユニジア) インナーシュラフキャプテンスタッグ サーモライト インナーシュラフシーツTHERMAREST(サーマレスト) ラグジュアリーライトウルトラライトコットWAQ(ワック) 2way フォールディングコットVGEBY アルミ 寝袋緊急用寝袋WOWHOUSE サバイバル アルミ 簡易寝袋
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