コンパクトな寝袋おすすめ19選!夏用・冬用・3シーズン用別に紹介
キャンプにおいて寝袋は、快適な睡眠をもたらしてくれるアイテムです。しかしかさばるものが多く、収納スペースを圧迫しがちです。そこで今回は、コンパクトな寝袋の選び方とおすすめの製品を紹介します。コンパクトな寝袋でキャンプの利便性を高めましょう!
コンパクトな寝袋だとキャンプでの利便性が高まる!
キャンプで快適な睡眠をもたらしてくれる寝袋。さまざまな種類のアイテムが展開されていますが、軽量でコンパクトに収納できる寝袋は、収納スペースを圧迫せず持ち運びやすいのが魅力です。
寝袋の収納サイズの大きさは、マミー型で約13×25cm、封筒型で約20×30cmが基準。目安は、2Lのペットボトルと同じくらいの大きさで、重さは500g~1kgに満たない製品を選ぶのがおすすめです。
ただし、冬用は中綿が多めに封入されている製品が多いため、収納サイズもその分大きい傾向にあります。
昨今、寝袋は防災用具としても注目されているため、なるべく持ち運びやすいサイズのアイテムを選びたいもの。スペックと収納サイズのバランスを見ながら、使用シーンに適した寝袋を選択しましょう。
コンパクトな寝袋のメリット
コンパクトな寝袋は、持ち運びの負担が軽減されることと、自宅でも収納がしやすいことがメリット。ここでは、それぞれのメリットについて詳しく解説します。
持ち運びの負担が軽減される
テントやチェアなど多くのギアを持ち運ぶキャンプは、どうしても荷物が多くなってしまうもの。
ただでさえ荷物が多いファミリーキャンプでは、持ち運びする寝袋も多いため、より荷物がかさばってしまいます。また、バイクや自転車などで移動する場合は、収納場所が限られるため、荷物を最小限にまとめる必要があります。
コンパクトに収納できる寝袋は、収納場所のスペースを圧迫せず、キャンプ先での荷物の運搬も楽にしてくれるアイテムです。
自宅での収納がしやすい
コンパクトな寝袋は、クローゼットやタンスなどの収納場所を圧迫しないのがメリット。
家族と暮らしている人の場合、人数分の寝袋を保管する必要があるため、収納スペースを圧迫してしまいます。また、一人暮らしの人は家に収納場所が少ない傾向にあり、寝袋以外のアイテムで収納スペースが埋まっていることも。
コンパクトな寝袋を選択すれば、収納スペースが少ない人でも自宅で保管しやすくなります。
コンパクトな寝袋の選び方
コンパクトな寝袋と一口にいっても、形状や素材などが異なるさまざまな製品が展開されています。ここではコンパクトな寝袋の選び方をシーズンや形状、素材に着目して解説します。
使用シーズンで選ぶ
前提として、寝袋は快適に睡眠するためのアイテム。コンパクト性もさることながら、そのシーズンに合ったスペックを兼ね備えているかどうかも大切です。特に気温が低いシーズンは、環境に適した保温性能が必要になります。
寝袋は大きく分けて、「夏用」「冬用」「3シーズン用」の3種類があり、それぞれ保温性能が異なります。
保温性能は、メーカーによって多少表記が異なるものの、快適使用温度や限界使用温度と記載されています。名前のとおり、快適使用温度は快適に使用できる温度、限界使用温度は使用できる限界の温度を意味します。
寝袋は、快適温度から約5℃高い環境で使用するのがおすすめです。想定される温度よりも下まわらないような限界使用温度の製品をチョイスしましょう。
夏・冬・3シーズン用それぞれの特徴は以下の表を参考にしてみてください。
形状で選ぶ
寝袋の形状は、大きく分類するとマミー型と封筒型の2種類。コンパクト性に優れているのは、もともと山岳用として使用されていたマミー型です。体に密着する形状で保温性に優れていますが、慣れるまで窮屈に感じることも。ストレッチ機能が搭載されている製品を選ぶと、窮屈さを緩和してくれます。
コンパクト性は多少劣るものの、ゆったりと寝たい人には封筒型がおすすめ。布団で寝ているような寝心地で、掛け布団としてアレンジすることも可能です。ただし、密着性に劣るため冷気が侵入しやすく、就寝中に寒さを感じることがあります。
使用時のサイズで選ぶ
寝袋を選ぶときは、自分の身長に合っているサイズの製品を選びましょう。いくらコンパクトに収納できても、使用時のサイズが合っていないと快適に就寝できません。寝袋はどの製品も使用目安のサイズ(身長)が表記されているので、選ぶ際に必ず確認しましょう。
仮に大きすぎるサイズを選択すると、ゆったり眠れるものの、冷気が侵入して保温性が低下してしまうことも。小さすぎると、足がはみ出たり曲げたりして熟睡しにくいでしょう。
身長ごとの適した幅のサイズは以下の通り。心配は人は一度自分の肩幅を測ってみるのもおすすめです。
中綿の素材で選ぶ
保温性に直結する中綿は、ダウンと化学繊維の2種類があります。ダウンは、価格が高いものの軽量な素材。水に弱いため、撥水や防水加工が施されている製品を選択するのがおすすめです。化学繊維は、水に強く、速乾性に優れています。
次の表にそれぞれの特徴を詳しくまとめたので、素材を比較するときの参考にしてください。
【夏用】おすすめのコンパクトな寝袋8選
気温の高い夏に最適なコンパクトな寝袋を紹介していきます。山では、夏でも就寝時の気温が低くなるため、ある程度の保温性能をそなえている寝袋を選択しましょう。
【冬用】おすすめのコンパクトな寝袋9選
気温が低い冬におすすめのコンパクトな寝袋を紹介します。冬のアウトドアでは、氷点下以下の気温の中で就寝するため、しっかりと温めてくれる保温性の高い製品を選ぶのがポイントです。
【3シーズン用】おすすめのコンパクトな寝袋12選
最後に、3シーズンに対応しているコンパクトな寝袋を紹介していきます。さまざまな季節で使用できるため、初心者や利用シーンがはっきりとしていない人は、3シーズン用を購入するのが無難です。
寝袋をコンパクトにたたむコツ
せっかくコンパクトな寝袋を買っても、うまくたためなければ本末転倒ですよね。
寝袋は空気を抜きつつ小さくしていくのが基本的なたたみ方です。中綿がダウンの場合は足元から丸め収納袋に押し込んで入れ、化学繊維の場合は体重をかけながらたたんでいくのがコツです。
さらにコンパクトにしたい人は、寝袋を圧縮できるコンプレッションバッグを活用するのもおすすめです。
寝袋のお手入れ方法
布団よりも体に密着する寝袋は、就寝時に皮脂汚れが付着して、嫌なにおいやカビなどの原因になる可能性があります。また、ダウンに皮脂が入り込むと保温性が低下するため、定期的な手入れが必要です。
手入れの方法は主に、洗濯機と手洗いの2つ。洗濯表示や水の温度を確認し、化学繊維なら中性洗剤、ダウンならダウン用洗剤を使用して洗濯していきます。
手洗いの場合は、基本的にぬるま湯で優しく押し洗いするのがおすすめ。しっかりとゆすいで、風通しがいい日影に干しましょう。頻繁に洗濯すると生地が傷んでしまうため、30〜50回の使用を目安に手入れを行います。
コンパクトな寝袋で快適なキャンプを!
今回は、コンパクトな寝袋の選び方とおすすめ製品を紹介しました。スペースを圧迫しがちな寝袋をコンパクトにすることで、持ち運びの負担を軽減することができます。今回紹介した内容を参考に、お気に入りのコンパクトな寝袋を見つけてくださいね。