夏用寝袋のおすすめ12選!快適に過ごせる寝袋の選び方も徹底解説
昼夜の気温差や寒さを感じやすい場所もある夏のアウトドアで、気持ちよく寝るために必要な夏用寝袋。本記事では夏用寝袋のおすすめ12選や、快適に過ごせる寝袋の選び方などを紹介します。薄手の寝袋を探している人はぜひ参考にしてください。
夏用寝袋の必要性
アウトドアは夏でも昼夜の気温差や標高、風の影響により寒さを感じやすいため、快適に過ごすには夏用寝袋が必要です。
なお、標高が100m上がると気温は0.6℃低下するため、平地で気温が30℃あっても標高2,000mの場所では18℃まで下がります。加えて、風速1mにつき体感温度は1℃下がるといわれており、テントのすき間から入る風により想像以上に冷え込むことも理由です。(※)
寝るときに寒さを感じると十分な睡眠がとれず体調を崩すおそれがあります。そのため、アウトドアライフを満喫するためにも暑い季節は夏用寝袋を用意しましょう。
夏用寝袋の選び方
ここからは夏用寝袋の選び方を4つ紹介します。暖かいシーズンでも寒さを感じるシチュエーションがあるため、快適に過ごせるようにチェックしてみてください。
1
夏用・3シーズン(春夏秋)用にて対応季節を把握する
2
快適使用温度を目安に選ぶ
3
温度調整のしやすさを考慮する
4
洗濯方法をチェックする
夏用・3シーズン(春夏秋)用にて対応季節を把握する
暑い季節に使える寝袋には「夏用」「3シーズン用」の2種類があるため、まずは対応季節を把握しましょう。夏だけ使用する人や携行性を重視する人は夏用寝袋が向いています。春秋の寒さには耐えられませんが、肌寒さを少し感じる夏の夜にぴったりです。また、薄いのでコンパクトになり、荷物のボリュームを抑えられます。
一方、標高の高い場所や春秋も使用するなら3シーズン用が良いでしょう。夏用寝袋より保温性に優れており、寒いときはブランケットを併用したり、暑いときは掛け布団にしたりするなど、使い方を工夫すれば幅広いシーンで役立ちます。
快適使用温度を目安に選ぶ
寝袋は快適に寝られることを基準とした快適使用温度を目安に選ぶことが重要です。なお、快適使用温度は使用する場所の最低気温からマイナス5℃とされており、気温20℃のところで使うなら快適使用温度が15℃の寝袋を選ぶと良いでしょう。
なお、快適使用温度が記載されていない場合は「使用温度目安」や「適応温度目安」などをチェックしてみてください。加えて、製品を購入した人のレビューを参考にすることもおすすめです。使用したときの気温や場所などを記載している場合があり、より使い心地をイメージできます。
温度調整のしやすさを考慮する
対応季節や快適使用温度を目安にして選んでも天候により暑いときがあるので、温度調整のしやすさを考慮することも大切です。たとえば、寝袋を両端から開閉できるダブルジッパーが搭載されていれば、足もとを開けて手軽に温度調整できます。また、フルオープンできる寝袋は掛け布団としても利用でき、気温に応じて使い方を変えることが可能です。
このように少し工夫するだけで快適性をアップさせられるため、夏用寝袋を選ぶときに温度調整のしやすさもチェックしてみてください。
洗濯方法をチェックする
寝袋によりお手入れの仕方が異なるので、洗濯方法もチェックしましょう。清潔に保ちながら長く使い続けるには、寝袋のメンテナンスが欠かせません。特に夏場は寝ているときにも汗を多くかき、汚れやすいためメンテナンスの頻度が高くなりがちです。そのため、お手入れのしやすさを考慮しながら洗濯方法をチェックしてみてください。
なお、冬用寝袋とは違い夏用寝袋には自宅で洗える製品も多いので、お手入れの手間を楽にしたいなら洗濯機で丸洗いできる製品がおすすめです。
夏用寝袋のおすすめ12選
使い勝手の良い製品やリーズナブルな製品などを厳選しました。夏用寝袋の選び方で紹介したポイントを参考にしながら、ぜひチェックしてみてください。
夏用寝袋の知っておきたいポイント
ここからは夏用寝袋の知っておきたいポイントを3つ解説します。より幅広いシーンで使うポイントや、夏用寝袋では暑い場合などの対策を紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
1
夏用と冬用寝袋の違い
2
夏用寝袋は工夫すれば冬でも使える
3
夏用寝袋が暑いときはインナーシュラフがおすすめ
夏用と冬用寝袋の違い
夏用と冬用寝袋の大きな違いは使われている素材です。気温の高いときでも過ごしやすいように、夏用寝袋には軽量性・通気性が良く保温性の低い化繊が使われています。化繊の使用量も少なく、コンパクトにできることが特徴です。
一方で、冬用寝袋は寒さをしっかり防ぐために保温性の高いダウンを使用しています。また、ダウンの使用量が多いことで収納時のサイズも大きくなりがちです。
このように、夏用と冬用寝袋それぞれ特徴が異なり、シチュエーションに合わない寝袋では夜を快適に過ごせません。そのため、使用する季節や気温に対応した寝袋を用意することが大切です。
夏用寝袋は工夫すれば冬でも使える
夏用寝袋は薄めにつくられていますが、保温力をそなえているため工夫すれば冬でも役立ちます。保温力を高める方法として冬用寝袋の中に夏用寝袋を入れる使い方があり、手持ちのアイテムで快適性を高められるのでおすすめです。
冬の寒い日でも温かい服装や厚手の毛布などを組み合わせれば夏用寝袋だけで過ごせます。しかし、防寒力が十分でない場合は凍傷のリスク、状況によっては凍死のリスクもあるため、いきなり寒い場所で夏用寝袋を使うことは避けましょう。
夏用寝袋が暑いときはインナーシュラフがおすすめ
真夏の平地では気温が高い場所もあるため、夏用寝袋が必要ない場合もあります。そんなときは、インナーシュラフを寝袋として使用することもおすすめ。もともとインナーシュラフは汗や汚れから寝袋を守るアイテムですが、生地が薄く暑さが厳しいときの寝袋にぴったりです。保温効果を高める効果もあるため1枚持っていると重宝します。
夜間の寒さを防ぐ夏用寝袋を使って快適に過ごそう
本記事では夏用寝袋のおすすめ12選や、快適に過ごせる寝袋の選び方などを紹介しました。夏でも場所やシチュエーションにより夜間は寒さを感じる場合があります。記事内で紹介したポイントを参考にして夏用寝袋を選んでみてください。寒さ対策をしっかりして、アウトドアをより快適に過ごしましょう。