夏・冬に使えるインナーシュラフおすすめ10選!キャンプ好きによる使用感レポ
キャンプの寝具で基本の寝具がそろったら枕やコットより先に「インナーシュラフ」を買うのがおすすめ!インナーシュラフを選ぶ上で重要なコスパ、コンパクト、肌触り、保湿性の点といった要素も解説!さらにインナーシュラフが必要な理由とhinata編集部おすすめのインナーシュラフを細かい写真と一緒に紹介します。
インナーシュラフを利用するメリット
インナーシュラフとは、寝袋の中に入れて使うアイテム。寝袋だけでもしっかり就寝できるという方も多いと思います。しかし、インナーシュラフを使うと夏や冬といった気温の変化が大きい季節でも、さらに快適に過ごすことができます。そんなあると便利なインナーシュラフが持つ3つのメリットを紹介!
寝袋をより暖かくできる
高価な寝袋をシーズンに合わせて何個も購入することは大変です。そんな時は、持っている寝袋にインナーシュラフを追加すれば、寒いシーズンでもキャンプを楽しむことができます。インナーシュラフを使うことで、保湿性が上がり寝袋内の温度を10度以上向上させることも可能です。
また暑い夏キャンプでは、インナーシュラフのみで寝ることもできます。通気性が良いものも多いので、汗をかいても快適!布生地のものは汗で肌に張り付く感覚が少ないので、汗でシュラフが張り付く感じが苦手な方にもおすすめです。
寝袋を清潔に保てる
インナーシュラフを使う2つ目のメリットは洗濯できるということです。何度も使っていたり、汚してしまうと洗濯して清潔な寝袋で寝たいもの。インナーシュラフを使用していれば、直接肌が触れる内側だけ簡単に洗濯が可能なので、キャンプ時に衛生的な睡眠環境を作り、寝袋を清潔に保てます。
感染症対策になる
昨今、感染症や衛生対策としてのインナーシュラフの利用が注目されています。宿泊施設などの共有寝具においても、自分のインナーシュラフに包まれていれば、感染を移したり移されたりする可能性も低くなるからです。
また、最近では感染症対策の一環としてインナーシーツの持参をお願いしている山小屋や宿泊施設が増えてきています。なかには、インナーシーツがなければ宿泊できない施設もあるため、事前に情報を確認しましょう!
インナーシュラフの選び方【利用シーン別】
次にインナーシュラフの選び方を紹介します。選ぶ際には、コスパ・軽量・肌触りの良さ・保温性・形状の5つのポイントを考慮するようにしましょう。
【コスパが良い】お手頃価格で高品質、初心者向け
「とにかくインナーシュラフが欲しい!」という方は、コスパ重視で低価格帯の製品を購入することをおすすめ。安いものであれば2,000円〜5,000円前後のものが販売されています。信頼できるメーカーが販売しているインナーシュラフであれば、品質や性能がいいものが多いので、初心者の方でもゲットしやすく使いやすいです。
【軽量かつコンパクト】登山・ツーリング・ソロ向け
荷物をできるだけ減らしたい方は、軽量かつコンパクトに収納できるインナーシュラフがおすすめ。特に登山やソロキャンプ、ツーリングキャンプなどは荷物を減らして向かいたい方も多いはず。
コンパクトなものでは、500mlペットボトルサイズ以下で、300g以下のものなどパッキングしやすいものもあります。バックパックやバイクの積載量なども視野に入れて、収納サイズや重量などもチェックして購入を検討しましょう!
【肌触りの良さ】快適な寝心地を重視
インナーシュラフの肌触りや伸縮性も大切なポイント。起毛で毛布のようなものから、密度が高く滑らかなものまで種類によって肌触りが異なります。快適な寝心地を重視する方は、肌触りを確認するためアウトドアショップなどに行き、実際に触って確かめてみるのもおすすめです。また伸縮性の高いものは窮屈さを感じにくく、寝心地もよいです。
【保温性】夏は単体、冬は寝袋と重ねて使える
冬はメリノウールやフリース生地、ダウンを選ぶと保温性が増し、シュラフのみでの使用よりも暖かく寝れます。首元がすぼめられるものであれば熱を逃がしにくく、冬の利用に最適。注意点として、保温性が高いインナーシュラフは生地が若干厚くなるので、収納時の大きさも少し大きくなってしまいます。
夜も暑い夏ではインナーシュラフだけで寝ることも可能です。薄手の生地のものであれば、温度調節もしやすく夏でも快適に過ごすことができます。布製のものであれば、汗を吸収してくれるため汗で張り付く感じが少なく、寝やすいのも魅力です!
【形状】自前寝袋のサイズに合わせる
インナーシュラフの形には2種類あります。一般的な寝袋と似たような形の「マミー型」と、長方形でサイドにジッパーがある「封筒型」です。
フィット感が好きな方はマミー型を、圧迫感を感じたくない人は封筒形のシンプルなものを選びましょう。さらには使用しているシュラフの形に合わせると生地のもたつきがないのでおすすめです。
コスパが良いインナーシュラフ
初心者の方におすすめ!高品質で低価格な、購入しやすいインナーシュラフを紹介します。
表面はつるつる、
裏面は起毛で保温性も肌触りもよいです。公式サイトに向上温度の記載はありませんが、夏はこれ一枚で充分な暖かさ。ジッパー付きで、着脱もらくらくで伸縮性も抜群です。コンパクトなので登山やツーリングキャンプにもおすすめ!
【基本情報】
- サイズ:205×78cm
- 収納サイズ:8×8×21cm
- 重量:320g
生地の密度が高く、さらさらとした滑らかな肌触りで通気性もよいです。お手頃な価格にもかかわらず、品質のよさはさすがモンベル。コンパクトなので登山やツーリングキャンプにおすすめです!
【基本情報】
- サイズ:184×77cm
- 収納サイズ:直径9×15.5cm
- 重量:252g
大手メーカーではありませんが、使い勝手のよいインナーシュラフ。麻のシーツのような質感で肌触りもよいです。右側と下側にジッパーがついており、脱着が簡単。
横幅が広いため、窮屈さは感じず、通気性も抜群です。
【基本情報】
- サイズ:220×90cm
- 収納サイズ:10×10×21cm
- 重量:450g
コンパクトサイズのインナーシュラフ
ツーリングやキャンプでの使用を前提にしている方にとって、コンパクトに収納できるかは非常に重要なポイントです。機能性も収納性も抜群な商品を紹介します。
シュラフと併用することで保温性を8℃向上します。
実際に使うと確かに暖かく、夏はこれ一枚で問題ありません。生地は薄く、滑らかな質感で、伸縮性は抜群。窮屈さを感じることはありません。収納サイズもかなりコンパクト!
【基本情報】
- サイズ:210×90cm
- 収納サイズ:10×10×16cm
- 重量:248g
サーモライトリアクターの向上温度8℃に対して
コンパクトプラスは11℃と女性におすすめ。質感、伸縮性は抜群です。公式サイトでは180cm以下におすすめと記載がありますが、
広々利用するには165cm以下が丁度よいサイズ感でした。
【基本情報】
- サイズ:182.9×88.9cm
- 収納時サイズ:10×10×16cm
- 重量:286g
肌触り抜群のインナーシュラフ
肌触りの良いインナーシュラフを導入することで、湿度や温度などが適切になり、睡眠の質が向上します。シルクからニットまであるのでお好みの生地を探してみてください。
画像では生地が厚く見えますが実際はとても薄く、通気性はとてもよいです。
シルク素材で高級ホテルのシーツのような肌触り。両側面のストレッチ素材で伸縮性も担保。サイズは超コンパクト。重量も140gなので荷物になりません。
【基本情報】
- サイズ:210×92cm
- 収納サイズ:5×9×10cm
- 重量:140g
向上温度は15℃で、
実際に使ってみると生地が薄いにもかかわらず、保温性はバッチリ。一枚でも暖かく、夏はシュラフ代わりに利用できます。ニット素材の滑らかな手触りも特徴。伸縮性も抜群で着脱しやすいです。
【基本情報】
- サイズ:210x90cm
- 収納サイズ:直径11×17.5cm
- 重量:399g
高い保温性を備えたインナーシュラフ
手持ちのシュラフの保温性が心許なくても買い替える必要はありません。保温性の高いインナーシュラフを導入すれば、手持ちのシュラフも使い続けられます。そんな保温性が高いインナーシュラフを紹介!
同ブランドの中で最も暖かい冬用タイプ。向上温度は18℃とある通り、
実際に使ってみると確かに暖かく、毛布にくるまっているような感覚!これさえあれば、春夏秋3シーズン用の寝袋で冬キャンプに行けます。伸縮性もあるため窮屈さは感じません。
【基本情報】
- サイズ:200×92cm
- 収納サイズ:直径13×13×20cm
- 重量:420g
シュラフと一緒に使ってみると文句なしの保温性。夏用シュラフが冬用に、冬用シュラフが冬登山用に変わります。もちろん夏はこれ一枚でも全く問題なし。さらさらとした生地感にくわえ、独自のストレッチシステムにより、快眠をサポートします。
【基本情報】
- サイズ:175×72cm
- 収納サイズ:直径12×28cm
- 重量:562g
こちらのサーマルシーツはダウンを使用。
実際に利用してみると、保温性は抜群。持ち運び用の袋から取り出すと空気が入り、フワッとした使い心地。ダウンは収納時にはコンパクトになるので、冬登山に行く方など、上級者におすすめです!
【基本情報】
- サイズ:175×72cm
- 収納サイズ:直径12×24cm
- 重量:406g
インナーシュラフでキャンプの睡眠をワンランクアップ!
インナーシュラフは、キャンプの睡眠環境を簡単に改善できる便利なアイテム。冬でも夏でもオールシーズンで役立つでしょう。また大事な寝袋を清潔に保つのにも非常に有効です。まだインナーシュラフを持っていない方は、ぜひ検討してみてください!
【2023年】寝袋(シュラフ)の選び方&人気のおすすめ寝袋25選!
「寝袋(シュラフ)」とひとくちに言っても、マミー型・封筒型・ダウンに化繊と、種類もさまざま。寝袋が欲しいけど、結局どの寝袋を選べばいいのか悩んだことはありませんか?この記事では寝袋の種類や選び方について徹底解説!シチュエーションごとにおすすめしたい寝袋も厳選して紹介します。ナンガやイスカ、モンベルなど有名な寝袋ブランドの特徴についても解説。自分に合った寝袋を見つけましょう!