コスパ最強の安い寝袋(シュラフ)おすすめ12選!使用シーズン別に紹介
キャンプで必須アイテムである寝袋。できれば安い寝袋で快適にキャンプをしたいと思っている方が多いのではないでしょうか?そこでこの記事では、安いけどキャンプで活躍する寝袋を12選紹介します!安い寝袋のメリットとデメリット、選び方も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
安い寝袋(シュラフ)のメリットとデメリットは?
値段の安い寝袋を選んでも大丈夫なのか心配になっている方が多いでしょう。まずは、安い寝袋のメリットとデメリットを紹介します。
安い寝袋(シュラフ)を使うメリット
■安くても暖かいアイテムがある
寝袋を選ぶ際に一番気になるのは、寒さを感じずぐっすりと眠れるかどうかです。安い寝袋でも、冬のキャンプにおいても十分使える暖かいアイテムが豊富に展開されています。後ほど解説しますが、「快適温度」や「使用可能温度」を確認すれば、どの程度の気温で使えるかの確認が可能です。
初めてのキャンプで、どのくらい寒くなるのか心配な場合は、重ね着できるように衣類を準備したり、毛布を持っていったりりしましょう。予想外の寒さでも、就寝時の温度を調整ができるので、おすすめです。
■キャンプの初期費用を抑えられる
テントやマット、イスやテーブル、焚き火台など、キャンプ道具を一式そろえるためには、まとまった金額が必要となります。まずは、安い寝袋を選べぶことで、キャンプを始める際の初期費用を抑えることが可能です。安い寝袋でも使用する季節に合わせて最適なアイテムを選べば、暖かく快適な寝床を確保できます。
テント内での寝心地は寝袋よりも、スリーピングマットが影響します。睡眠の質を向上させたい場合は、寝袋の購入価格を安く抑えて、ワンランク上のスリーピングマットを手に入れる方法がおすすめです。
■手入れに気を使わなくていい
価格の高い寝袋は取り扱いが難しい素材を使用していることが多くなっています。特に、中綿に高級ダウンを使用している場合は自宅で洗濯ができません。価格が高いだけに、取り扱いにも慎重になるでしょう。
対して、安い寝袋にはポリエステルが使われていることがほとんどです。水に強く、自宅で洗濯できるアイテムも。価格が安いので、多少手荒に取り扱って傷んでしまっても、気軽に買い替えられることがメリットです。中綿にダウンを使っている安い寝袋を選ぶ場合は、手洗いするようにしましょう。
安い寝袋(シュラフ)を使うデメリット
■収納サイズが大きく重たい
なにかと持っていくものが多くなりがちなキャンプでは、ひとつひとつのアイテムのサイズや重量が気になるもの。中綿の素材にポリエステルを使用している安い寝袋は、ダウンを使用している高い寝袋と比較すると、収納サイズが大きく重たいアイテムが多くなっています。安い寝袋で暖かさを重視すると、収納サイズが想像より大きくなることがあるため、購入する前に必ず収納サイズを確認しましょう。
■高い寝袋と比較すると寝心地が劣る
高い寝袋と安い寝袋は、収納サイズや暖かさだけでなく寝心地にも違いがあります。高い寝袋には寝心地を重視して、ストレッチ素材を使用しているアイテムがあります。安い寝袋にはストレッチ性があるアイテムはほとんどありません。高い寝袋と寝心地を比較すると、安い寝袋の寝心地は劣ってしまいます。
安い寝袋(シュラフ)の選び方
ここからは使い方に合わせた最適な安い寝袋の選び方を解説します。暖かさと素材、形状、携帯性を考慮して選んでみましょう。
暖かさを快適温度・下限温度から選ぶ
まずは、寝袋選びで最も重要な暖かさを選びましょう。寝袋の暖かさはメーカーによって多少異なるものの、「快適温度」や「下限温度」で記載されていることがほとんどです。キャンプ場で暖かく、ぐっすりと眠るためには快適温度を参考にしてください。
快適温度とは、女性が快適に眠れる温度を指します。体感温度には個人差があるので、あくまで参考としましょう。冬のキャンプで快適温度が15℃以上のような寝袋を選んでしまうと寒くて眠れないだけでなく、最悪の場合低体温症となり命の危険となることも。初心者の場合は、自分がどの程度の寒さに耐えられるか把握できていないので、カイロや湯たんぽ、重ね着の準備をしておきましょう!
中綿の素材をダウンと化繊から選ぶ
寝袋の中綿に使われている素材は「ダウン」と「化繊」に分けられます。ダウンは軽くてコンパクトに収納できることがメリット。ただし、化繊に比べると値段が高くなります。また、水に弱いので、取り扱いに注意が必要です。
対して、ポリエステルなどの化繊は、水に強く乾きやすいので手入れが容易です。値段もダウンに比べるとかなり安くなっています。ただし、収納サイズはダウンに比べると大きく重量も重たくなります。
なるべく安い寝袋を購入したい場合は、化繊を使ったアイテムを選択しましょう。軽自動車やコンパクトカーに乗っていて、持ち運べる荷物に制限がある場合はダウンのアイテムをおすすめします。
形状を封筒型とマミー型から選ぶ
寝袋の形状は封筒型とマミー型に分かれており、それぞれにメリットとデメリットがあります。好みのタイプを選びましょう。
■封筒型
その名の通り、封筒のような形状をしたタイプ。長方形なので、肩周りや足元が広々としていて窮屈さを感じにくいことがメリットです。丸めるだけで収納できるため、片付けに時間がかかりません。就寝に少しでも体を自由に動かしたい場合におすすめです。ただし、マミー型と比べると寝袋と体の間に冷気が入りやすく寒さを感じやすいことも。加えて、マミー型よりも収納サイズが大きくなります。
■マミー型
人の体にフィットする形状をしたタイプ。寝袋と体の隙間が少なく冷気が入り込みにくい形です。保温力を重視するならマミー型を選びましょう。収納サイズがコンパクトなこともメリットです。フィット感を高めるために足元にかけて幅が狭くなっていく形状なので、身長や体格によっては窮屈さを感じることもあります。
収納サイズのコンパクトさと軽さも確認しよう
移動手段や車のサイズによっては収納サイズと重量も重要になります。徒歩や電車、バイク、自転車でキャンプに向かう場合はなるべくコンパクトで軽量な寝袋を選びたいところ。また、軽自動車やコンパクトカーの場合は積み込める荷物に限られます。
安い寝袋でコンパクトかつ軽量なものを選ぶなら、中綿素材がダウンで形状がマミー型のアイテムを選びましょう。化繊素材の寝袋よりも値段は高くなりますが、携行性がグンと高くなります。
コスパ最強の安い寝袋(シュラフ)おすすめ12選
コスパが高く使いやすい寝袋のおすすめアイテムを、冬用と3シーズン用に分けて12選紹介します。ここまで紹介した選び方を参考に、気になる寝袋を見つけてみてください!
冬のキャンプにおすすめの安い寝袋(シュラフ)7選
老舗アウトドアメーカー「コールマン」のコスパに優れた寝袋。
マミー型で保温性を確保しつつ、寝返りが打てる快適性を兼ね備えています。中綿にはポリエステルを使用、洗濯機で丸洗いできる点が魅力的。-15℃以上で使用できるため、冬のキャンプで活躍する1枚です!
【基本情報】
- 使用サイズ:約83×200cm
- 収納サイズ:約直径31×49cm
- 重さ:約3.4kg
- 使用可能温度:-15℃以上
- 形状:マミー型
- 中綿素材:ポリエステル
中綿素材にポリエステルを採用して、さらに
表地を撥水加工を施した水に強いアイテム。快適温度-3℃の、オールシーズン対応モデルです。上下に開閉できるダブルファスナーを採用しているので、暑く感じた時には足元のファスナーを開けて温度調節が可能。圧縮して収納できるコンプレッションバッグが付属しています。
【基本情報】
- 使用サイズ:80×220cm
- 収納サイズ:直径27×39cm
- 重さ:1.8kg
- 快適温度:-3℃
- 使用限界温度:-9℃
- 形状:マミー型
- 中綿素材:ポリエステル
化繊素材を使用しつつ軽さとコンパクトさを持つアイテム。
-15℃まで使用可能です。頭部に断熱材を詰め込んでいるため、寝袋でありがちな頭の寒さをやわらげてくれます。表地に簡易防水を施しており、洗濯機で丸洗いもできる取り扱いやすさが魅力。豊富なカラー展開の中からお気に入りを探してみましょう。
【基本情報】
- 使用サイズ:72.5×210cm
- 収納サイズ:直径27×39cm
- 重さ:1.62kg
- 使用限界温度:-15℃
- 形状:マミー型
- 素材:ホローファイバー
大きめの作りで高身長の人でもゆったりと入れることが特徴の寝袋。内側の生地に吸水性が高く肌触りの良い素材を使用しており、汗をかいても蒸れにくくなっています。中綿はポリエステルで洗濯機で丸洗いが可能。快適温度は0℃までとなっています。
【基本情報】
- 使用サイズ:約80×230cm
- 収納サイズ:約40×27cm
- 重さ:約1.75kg
- 快適睡眠温度域:20℃〜0℃
- 使用可能温度域:0℃〜-15℃
- 形状:マミー型
- 素材:ポリエステル
リーズナブルな登山ギアやキャンプ用品を展開しているネイチャーハイクのダウンシュラフ。
今回紹介するアイテムの中で最軽量モデルです。快適温度は2℃で重ね着をすれば真冬のキャンプでも十分に使用可能。スムーズに開閉できるYKKのファスナーを使用している点も魅力的です!
【基本情報】
- 使用サイズ:80×205cm
- 収納サイズ:直径19×40cm
- 重さ:約1.05kg
- 快適温度:2℃
- 使用限界温度:-20℃
- 形状:マミー型
- 中綿素材:90%ダウン(650FP)
-10℃〜5℃という低温までが快適温度の冬におすすめの寝袋。中綿にダウンを使用しているのにもかかわらず非常にリーズナブルな価格で購入できます。ダウンならではの収納サイズのコンパクトさが魅力的!
【基本情報】
- 使用サイズ:約80×210cm
- 収納サイズ:約直径24×37cm
- 重さ:約1.5kg
- 快適温度:-10℃〜5℃
- 使用限界温度:-20℃
- 形状:マミー型
- 中綿素材:ダウン(650FP)
ダウンを使用した寝袋なのに洗濯機で丸洗いできるアイテム!取り扱いが難しいことから購入をためらっていた方におすすめです。化繊モデルでは収納サイズや重量が気になる場合は、こちらのダウンシュラフを検討してみましょう!
【基本情報】
- 使用サイズ:約80×210cm
- 収納サイズ:約直径19×40cm
- 重さ:約1.25kg
- 使用下限温度:0℃
- 形状:マミー型
- 中綿素材:50%ダックダウン、50%ダックフェザー
春・夏・秋3シーズンのキャンプにおすすめの安い寝袋(シュラフ)5選
非常にリーズナブルなバンドックの寝袋。2枚用意すれば連結して使用できます。適応温度は10℃以上、暑い日には掛け布団としても使うのもおすすめ。安くて軽くてコンパクト、取り扱いも簡単なポリエステル素材を使用しているので、
最初の1枚としてもおすすめです!
【基本情報】
- 使用サイズ:約80×190cm
- 収納サイズ:約37×20×20cm
- 重さ:約1.25kg
- 適応温度目安:10℃〜
- 形状:封筒型
- 中綿素材:ポリエステル
今回紹介するアイテムの中で最安値の寝袋!裏地にマイクロファイバーを使用しており、肌触りが良くなっています。推奨温度は15℃以上なので、夏のキャンプや冬のキャンプの毛布代わりとして使用することをおすすめします。
【基本情報】
- 使用サイズ:約75×185cm
- 適応温度目安:15℃〜
- 形状:封筒型
- 中綿素材:ポリエステル
洗濯機で洗える手軽さが魅力の封筒型の寝袋。コールマンのアイテムとしてはリーズナブルなアイテムです。快適温度は5℃以上で、春から秋まで3シーズンにわたって活躍してくれます。ファスナーを全開にすれば掛け布団として使うこともできます。
【基本情報】
- 使用サイズ:約80×190cm
- 収納サイズ:約直径24×41cm
- 重さ:約1.4kg
- 快適温度:5℃以上
- 形状:封筒型
- 中綿素材:ポリエステル
大人2人と子ども2人が余裕を持って入れる大型の寝袋!
家族4分の寝袋を購入しなくても済むので経済的。慣れると約40秒で片付けられ、収納サイズも4枚分の寝袋と考えるとコンパクトです。小さいお子様がいるファミリーキャンパーにおすすめです!
【基本情報】
- 使用サイズ:約230×200cm
- 収納サイズ:約36×36×66cm
- 重さ:約4.8kg
- 推奨使用温度:5℃〜
- 形状:封筒型
- 中綿素材:ホローファイバー
表地と裏地ともに柔らかいフランネル素材を使用しており、肌触りの良いアイテム。汚れても洗濯機で丸洗いできます。適正温度は0℃までで、春から秋まで3シーズンに対応。ポリエステル質感が苦手な方におすすめです。
【基本情報】
- 使用サイズ:約75×190cm
- 収納サイズ:約直径30×41cm
- 重さ:約2.3kg
- 適正温度:0℃まで
- 形状:封筒型
- 中綿素材:ダイナチューブファイバー
安い寝袋(シュラフ)で快適にキャンプを楽しもう
寝袋はキャンプ用品の中でも重要なアイテムです。価格の高いものでないと寒くて眠れない思われがちですが、使用する季節に適したアイテムを選べば、安い寝袋でも快適な寝心地を得られます。寝袋を選ぶ際は、メーカーが記載している快適温度などを参考にしてください。お気に入りの寝袋で快適に眠って、気持ちの良いキャンプ場の朝を楽しみましょう!
【2023年】寝袋(シュラフ)のおすすめ商品30選紹介!選び方も徹底解説
寝袋(シュラフ)とひとくちに言っても、マミー型や封筒型から、ダウンや化学繊維、リーズナブルな商品まで種類もさまざまです。今回は、アウトドア専門店のチーフの監修のもと、選び方や性能について解説します。また、形状別におすすめの寝袋を厳選して紹介!ナンガやイスカ、モンベルなどの有名ブランドから、自分に合った寝袋を見つけましょう。