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ダウンシュラフ徹底比較!モンベル、ナンガ、イスカ、おすすめはどれ? キャンプや登山に欠かせないシュラフ・寝袋。その中でもダウンシュラフは軽くて暖かいので魅力的です。今回はそんなダウンシュラフを、モンベル・ナンガ・イスカの有名3ブランドで徹底比較しました。あなたにおすすめなダウンシュラフブランドとシュラフを紹介します!
軽くて暖かいダウンシュラフ 出典:zhukovvvlad / ゲッティイメージズ
ダウンを使用したシュラフ(寝袋)の最大の特徴は軽くて暖かいこと!羽毛と羽毛の間に暖かい空気の層を作るので、保温力は抜群です。また収納するときは、空気を抜いて丸めるので、軽くてコンパクトになります。キャンプから登山まで幅広く使えますが、バックパックで荷物を持ち運ぶ登山におすすめです!
一方でダウンシュラフの欠点は、水分に弱いことが挙げられます。湿気や結露でダウンが濡れてしまうと、保温力が低下してしまいます。本体を濡らさないようにシュラフカバーを使用をすることが大切です。また汚れてしまったら、洗ってしっかりと乾かせば問題ありません。
【モンベル・ナンガ・イスカ】ダウンシュラフ徹底比較 一口にダウンシュラフといってもブランドや形まで様々。今回はダウンシュラフの主要3ブランドをピックアップ!各ブランドの特徴や違いを徹底比較します。
今回選んだブランドは、登山用品で有名なモンベル、国産のダウン製品を扱うナンガ、シュラフ専門ブランドのイスカです。各ブランドから秋のキャンプに対応していて、初心者でも買いやすいベーシックなモデルをチョイスしました。
【基本情報】
素材:表地30デニール・スーパーマルチ・ポリエステル・タフタ[撥水加工]/裏地:30デニール・スーパーマルチ・ポリエステル・タフタ
重量:695g(総重量:720g)
カラー:バルサム
コンフォート温度:3℃
リミット温度:-2℃
エクストリーム温度:-18℃
適応身長:183cm
【基本情報】
生地:表地15dn オーロラテックス・裏地:15dn リップストップナイロン
内部構造:上面ボックスキルト構造 / 下面シングルキルト構造
フィルパワー:スパニッシュダックダウン90-10% (760FP)
ダウン量:450g
サイズ:レギュラー サイズ(身長178cmまで)最大長210 cm × 最大肩幅80cm
総重量 : 865g
【基本情報】
表地:ポリエステル100%
裏地:ポリエステル100%
ダウン量:300g(90/10 720フィルパワー)(ホワイトダックダウン)
サイズ:78(肩幅)X208(全長)cm
平均重量:774g
収納サイズ:15(底直径)X30(高さ)cm
上の3つのシュラフはすべて秋のキャンプに対応したマミー型シュラフです。価格と重さは、モンベル>ナンガ>イスカとなっており、収納サイズはナンガが最も小さいようです。
基本性能を見ると軽くて安いイスカか、収納サイズの小さいナンガが良いように思えますね。他にはどんな違いがあるのかも、一緒に確認して生きましょう!
3ブランドの違いは・・・? 同じ秋キャンプ対応モデルのブランド別の違いをまとめると、、、
モンベル ・・・寝心地も追求したいという方におすすめ
ナンガ ・・・永久保証で長く安心して使いたいという方におすすめ
イスカ ・・・軽くてお財布に優しいシュラフがほしい方におすすめ
3ブランドの違いはこのような感じです。すべての商品に当てはまるとは限りませんが、秋モデルのベーシックなシュラフに限定するとこのような結果となりました。
モンベルのシュラフの特徴 出典:zhukovvvlad / ゲッティイメージズ
モンベルのシュラフの特徴は、よく伸びること。このダウンハガーは、伸縮率が135%と脅威の伸びを実現しています。睡眠中に寝返りを打つ回数が多い方でも、窮屈さを感じさせません。体を起こしてあぐらをかくこともできます!また、このストレッチ素材は快適な寝心地だけでなく、体にフィットして隙間を埋めるため、保温力もアップさせてくれるんです!
モンベルのシュラフ15選! 定番〜冬キャンプや登山に使える寝袋を紹介!
モンベルの寝袋(シュラフ)はアウトドアの睡眠環境を良くする高性能さが魅力です。快適温度域を目安に夏用・冬用・3シーズン用と分類して、モンベルのおすすめシュラフを紹介します。種類や選び方、洗濯方法など、初めてシュラフを購入する人に役立つ知識を解説!登山に使える高性能シュラフが欲しい方、必見です。
ナンガのシュラフの特徴 出典:catalin_grigoriu / ゲッティイメージズ
ナンガのシュラフの特徴は、永久保証サービスがついていること。ナンガは、ダウンの洗浄・精製からシュラフの縫製まで、すべて日本の職人が行っています。そんな安全で高品質のシュラフを長年使い続けてほしいという思いから、業界唯一の永久保証がついているんです。破れたり、生地が劣化しても無料で修理してくれるというサービスです!!
ナンガのダウンシュラフ全解説!オーロラ&別注・アウトレット情報も
「ナンガのダウンシュラフ(寝袋)」は、キャンプでも大人気!国産にこだわった高品質のダウンを封入し、「軽く」て「暖かい」と評判です。今回は、そんなナンガのダウンシュラフを全種類徹底紹介。定番のオーロラをはじめそれぞれの違いがわかるので、シュラフ選びに悩んでいる人は必見です!お得なアウトレット情報もお見逃しなく。
イスカのシュラフの特徴 イスカのシュラフの特徴は、立体的な構造であること。ほかのシュラフと比べるとかまぼこのように上部が膨らんだ3Dシルエットです。保温力を高めるとともに圧迫感の少ない設計になっています。また、場所によってダウン量を調節・最適化することによって軽量化しています。これがモンベルやナンガよりも軽量で低価格な理由のようです。
ダウンシュラフは車中泊でも活躍! 出典: Charlie Blacker / ゲッティーイメージズ
季節に合わせてシュラフの形を選ぼう シュラフを選ぶ時は季節に合わせて、その季節に合った形のシュラフを選ぶようにしましょう。春夏など比較的暖かい時期には、圧迫感がなく開放的で布団のように寝れるシュラフがおすすめです。ファスナーで温度調節ができるなど、便利な機能を持ったものも多いので、春夏の熱い夜でもしっかり対応できます。布団のような形にもなるので、比較的大きい作りになっています。秋冬におすすめのシュラフは、マミー型のアイテムです。密着性が高く、体とシュラフの隙間も作りにくくなっているので、保温性の高いシュラフとなっています。また、マミー型のシュラフはコンパクトなものが多いので持ち運びも楽にできるのも嬉しいポイントですよね。
自分の体に合わせて大きさを選ぼう シュラフを選ぶ際に注意して欲しいポイントが、シュラフの大きさです。自分の身長のプラス5cmくらいを目安にして選ぶことをおすすめします。自分の体より大きすぎると体の密着性が下がり、隙間ができて保温性が下がってしまいます。反対に、小さすぎると圧迫感を感じてしまい、睡眠の邪魔になったり、寝返りが打てないなどといったことが考えられるので、シュラフを選ぶ時は自分が一番過ごしやすいサイズのアイテムを選びましょう!
モンベルのダウンシュラフの洗濯方法を解説! 出典: Charlie Blacker / ゲッティーイメージズ
モンベルのダウンシュラフは、クリーニングに出さなくても家で部分洗いや、丸洗いも可能です。シュラフに入っているダウンや化繊綿に皮脂が付くと、空気を蓄えることができなくなり、保温性が低下してしまいます。それを防ぐために、定期的に手入れをするようにしましょう!
洗濯の手順 ① ぬるま湯に浸す
大きなおけや浴槽にぬるま湯を溜めて、洗剤を入れます。寝袋のジッパーをきちんと閉めて、寝袋から空気を押し出して、ぬるま湯に浸します。ここで、注意する点は寝袋のジッパーをしっかり閉めることです。ジッパーを閉めずに洗うと寝袋の中の生地を痛めてしまうので、注意しましょう。
② 洗いとすすぎ
ぬるま湯が少し濁る程度に、足で優しく踏み洗いをします。踏み洗いをした後に、汚れを流すためのすすぎを行います。寝袋を浸していた汚れた水を流し、寝袋から水分を押し出します。ある程度水分が取れたら、再度綺麗なぬるま湯に浸し、寝袋から汚れ水がでなくなるこのすすぎを繰り返して、寝袋から汚れを取り除きます。
③ 脱水
寝袋から汚れを取り綺麗にしたら、脱水をします。すすぎの作業である程度の水っ気をとったら、脱水の作業をしますが、寝袋を絞って脱水をすると、羽毛にダメージを与えてしまうので、上から抑えるようにして脱水をするようにしてください。ある程度の水分が取れたら、寝袋にバスタオルなどを挟んで優しく押して、水分をしっかり取るようにして下さい。
④ 乾燥
ジッパーを開けた状態にして、低音に設定した乾燥機で乾燥をします。自宅に乾燥機がない場合は、コインランドリーなどの乾燥機を使って乾燥をかけて下さい。乾燥をする際に、メンテナンススプレーを表面にかけておくと、撥水性の回復に効果的なのでおすすめです。
秋冬おすすめのダウンシュラフ10選! 先ほどはベーシックなモデルのシュラフを紹介しましたが、さらなる機能を搭載したモデルがまだまだたくさんです!秋冬のアウトドアを存分に楽しめるおすすめのシュラフをご紹介します。
登山やツーリングにおすすめなマミー型 ダウンの性能を最大限に生かすにはマミー型のシュラフがおすすめです。荷物を少なくしたい登山やツーリングキャンプでは、マミー型のダウンシュラフが大きな力になってくれること間違いなし!3ブランドのおすすめシリーズをピックアップしました!
低価格ながら、持ち運びやすい軽さとコンパクトな収納サイズを誇ります。初心者でも安心の耐久性と寝心地を兼ね備えており、登山デビューにおすすめのシュラフです!リミット温度が2℃なので、標高の低いテント場なら秋口まで使えます。
ナンガのシュラフで一番人気のシリーズです。超撥水加工ダウンを使用し、ダウンの弱点である濡れを克服。乾きやすいのでメンテナンスも簡単になっています!しかも最初に上で比較した3つのシュラフ同等の保温力ながら、重さは680gと軽量で、より登山向きのモデル。リミット温度が-2℃なのも安心です。
超高品質なダウンを使用した、モンベルで最高価格のシュラフです。冬山にも対応しているモデルでありながら、800gにも満たないという驚きの軽さ!とにかく荷物を軽量化したいという方におすすめです。リミット温度は-8℃、快適温度は-2℃なので冬でも安心!
表面に高防水素材を採用し、シュラフカバーを使用しなくても、自分でダウンを守ってくれるシュラフです。汗などの内側の湿気は外に逃がしてくれるので、寝心地は快適!荷物をとことん減らしたいプロフェッショナルな登山家におすすめです。
リミット温度:-5℃
オートキャンプにおすすめな封筒型 封筒型のシュラフは窮屈さを感じず広々と眠れるシュラフ。マミー型と比べると収納サイズは大きくなりますが、オートキャンプなら問題ありません。オートキャンプを得意とするアウトドアブランドのスノーピークも追加し、キャンプ場での使用におすすめなシュラフを紹介します!
ダウンを500g使ったふかふかで温かいシュラフ。春から秋まで使用でき、寒さを感じるときはドローコードで温度調節できます。また、マミー型とほとんど変わらない収納サイズで登山にもっていくことも可能!
サイズが100×200cmと、今回紹介する封筒型のシュラフでは最大の大きさです!一人で広々と寝るのもよし、子供と一緒に温かく寝るのもよしです。ファスナーを広げれば、家の中でダブルサイズの掛布団としても使用できる、インドアとアウトドア兼用シュラフです。
こちらはスノーピークの定番シュラフ、オフトン!肌寒い秋のキャンプでも使用できます。中綿には防水加工されたウォッシャブルダウン使用し、ダウンの弱点である水に強く、そのまま洗濯できちゃうんです!
リミット温度:5℃
こちらもウォッシャブルダウンを使用したスノーピーク最強シュラフ。寝袋の概念から外れ、保温力と寝心地を追求しました。どんなに寒い冬キャンプでも、快適に過ごせてしまうオフトンです。
リミット温度:-15℃
寒い時期のキャンプでもダウンシュラフで快適に! お気に入りのダウンシュラフは見つかりましたか?寒い時期の登山やキャンプにはダウンシュラフはとても重要ですよね。自分にぴったりなものを選んで、寒いアウトドアでもぬくぬく快適に過ごしてみてください!
【2023年】寝袋(シュラフ)の選び方&人気のおすすめ寝袋25選!
「寝袋(シュラフ)」とひとくちに言っても、マミー型・封筒型・ダウンに化繊と、種類もさまざま。寝袋が欲しいけど、結局どの寝袋を選べばいいのか悩んだことはありませんか?この記事では寝袋の種類や選び方について徹底解説!シチュエーションごとにおすすめしたい寝袋も厳選して紹介します。ナンガやイスカ、モンベルなど有名な寝袋ブランドの特徴についても解説。自分に合った寝袋を見つけましょう!