出典:Sergio Yoneda / ゲッティイメージズ
アウトドアにおすすめのテント21選!選び方や設営法まで紹介
テントの種類や選び方をキャンプ未経験者の方にも分かりやすく紹介しています。形状、ブランド別にテントの種類を紹介、設営の仕方やテントに使われるパーツの基礎知識など、この記事だけでテントの選び方から設営までばっちり!
テントの種類
出典:Sergio Yoneda / ゲッティイメージズ
まず、テントと一口に言っても利用するシーンや使う人数によってさまざまな種類があります。買おうと思ってもどんな形のものがあって、どんな使い方をするかを把握しなければ本当に自分に合ったテントを選ぶことはできません。テントをこれから選んでいく前にどんな種類があるのかを知っておきましょう。
「テント」と言われて思いつく形はどんな形ですか?おそらく多くの方がドーム状のテントを思い浮かべたのではないでしょうか。
テントの形状は多種存在し、種類によって骨格や構造が違うため居住性や設営・撤収のしやすさ、荷物の多さに違いが出ます。自分のキャンプスタイルをきちんと把握して自分のスタイルに合った形状を選ぶことが、よりよいキャンプライフを過ごすために重要です。
ドーム型テント
テントの形状の中でも最も定番で、初心者の方にもおすすめのタイプです。大きさのバリエーションも豊富で人数に合わせて選べます。
大きなメリットは、コンパクトで持ち運びやすい収納性と、設営する場所を選ばずに済むというオーソドックスさです。風をうまく逃がす構造になっているため、風に強いというメリットもあります。
デメリットとしては居住性が挙げられるでしょう。半円上のドーム型をしているので全体的に低い天井なので、高さを確保できないという点でやや圧迫感を感じるかもしれません。
代表的なドーム型テントとしては、
・コールマンのタフワイドドーム
・スノーピークのアメニティドーム
などがあります。
一般的なドーム型テントの設営方法はこちら▼
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ツールームテント
ツールームテントは寝室となるドーム型テントとリビングスペースが一体化したタイプのテントを指します。屋根のある広いリビングスペースを確保できるため、急に雨が降ってきたときにも寝室部が濡れずに済むので安心です。
しかし、大きなリビングスペースが特徴なので、荷物が多くなりテントそのものが重くなってしまうというデメリットがあります。収納時の状態でもコンパクトさはなく、パーツが増える分設営も難しくなります。初めて使うときには説明書を事前に読んでおいたほうがいいでしょう。
一般的なツールームテントの設営方法はこちら▼
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ティピー型テント
ティピーとは円錐型のテントのことで、アメリカインディアンの平原に住む部族が住宅テントとして使っていたため、インディアンテントとも呼ばれています。
おしゃれなルックスと重量に対して広い居住空間を得られることができて、本格的なキャンプから野外フェスまで幅広いシーンで活用されています。
メリットはなんといっても収納時のコンパクトさと軽さでしょう。またドーム型と比べて背が高いこともあり、見た目よりも居住空間は広いです。ただし、キャノピー(ひさし部分)がないティピーテントは雨に弱く、出入りするたびにインナーに雨が入っていしまうという難点も。
一般的なティピーテントの設営方法はこちら▼
▼ティピーテントを詳しく知りたい方はこちらもチェック!
ベル型テント
ティピー型テントと似ている形のテントにベルテントがあります。ティピー型テントは円錐のような形をしているため、端の部分がどうしても使えません。
しかし、ベルテントは円錐と円柱を組み合わせたような形、きのこのような形にすることで端まで使えるようにしています。設営作業はその分増えてしまうのですが、より効率的に空間を使える設計になっています。
ティピーテントよりも広く感じるので、
大人数でキャンプするならベルテントもおすすめです。
▼ベル型テントを詳しく知りたい方はこちらもチェック!
ロッジ型テント
ロッジ型テントはその名の通り、小屋のような形をしたタイプのテントです。その見た目からも分かるように居住性の高さが最大のメリットで、もはや長期滞在さえできてしまうほどの空間を持ちます。広々としたリビングスペースを確保できるため大人数でも安心。雨が降っても問題になりません。
さらに、見た目に反して、テントの設営はあまり難しくなく、設営に必要な面積もそれほど大きくありません。屋根が高く居住性が高いので、場所を取っているように感じますが、必要な面積は大抵が大きめのドーム型テントほどです。
大きなメリットがある反面デメリットも大きく、収納時の大きさと重量は他のテントと比べると圧倒的です。
ロッジ型テント(コールマンのオアシステント)の設営方法はこちら▼
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テントを設営できる場所から設営・撤収のコツを解説!
「今年こそはキャンプでテント泊にチャレンジしたいけど、ちゃんと建てられるかなぁ」なんて不安を感じているあなた!よく分かります、その気持ち!そんな不安を払拭するべく、テントが設営できる場所や、テントの設営・撤収のコツを解説します。
アウトドア用テントの選び方
テントは形も大きさもさまざまでどれを選べばいいか迷ってしまいます。ここでは、どのようなポイントでテントを選べばいいかを紹介します!
使用人数
テントの使用人数を確認する際は、「最大収容可能人数」を確認しましょう。テントの中でゆったりと快適に過ごしたいのであれば、「最大収容可能人数」から1~2人ほど引いた人数の使用がおすすめ!テントでは荷物をテント内に搬入する場合も多いと思いますので、少し余裕をもった大きさがいいでしょう。
耐水圧は1,500mmを目安に
テントを購入する際は、生地の「耐水圧」にも注目しましょう。耐水圧とはテントが水にどれだけ強いかの指標です。
耐水圧はテントによってさまざまです。コットン生地以外のテントであれば、耐水圧1,500mm前後のものが多く、2,000mm以上もあればゲリラ豪雨にも耐えられるほどの強さを持っています。最低でも1,500mm以上のものを選ぶと、突然の雨でも安心して使えるためおすすめです。
予算にあったテント
テントは素材や使用人数、機能性によって金額もさまざまです。テントだけでなくチェアやテーブル、焚き火台などのアウトドア用品を購入する予定があると思いますので、ある程度予算を決めておきましょう。
テントはただ安いという理由で購入すると、素材や耐水圧が十分でないため、すぐに壊れてしまうことも多いです!安全性と予算のバランスを見極めて慎重に選びましょう。
設営のしやすさ
設営に自信のない初心者の方は、ワンポールテントやドームテントがおすすめです。なかにはポンプでチューブに空気を注入するだけで設営できるタイプのテントもあります。1〜2人程度で設営するテントが、比較的設営しやすいためおすすめです。一見簡単そうに見えても実は重たいテントもあるため、選ぶ際にはスペックをしっかりチェックしましょう!
デザイン性
テントを選ぶ際、デザイン性を重視して選ぶこともおすすめです。他のテントとは一味違う変わった形のテントを使用するだけでも、テンションが上がること間違いなし!キャンプでレイアウトを楽しみ、日常生活では味わえないおしゃれな雰囲気を体験しましょう!
【人数別】おすすめテント9選
おすすめテントを人数別に紹介します。ソロキャンプからファミリーキャンプまで幅広く紹介しているため、自分のキャンプスタイルに合わせて選んでみましょう!
1〜2人用テント
テンマクデザインのPANDAは、女性キャンパーこいしゆうかさんが手がけたワンポールテント。
女性一人でも運搬や設営ができる軽量モデルで、室内は通気性も良く快適です。ソロキャンプや登山、フェスなど身軽にしたいシーンで大活躍。
ロゴスのSOLOドーム(カモフラ)は、カモフラシリーズとして登場した1人用テント。
ソロキャンプやツーリングで使用するコンパクトなテントにも高いデザイン性を求めたい方におすすめです。同じカモフラシリーズのツーリングタープと連結できます。
メイドインジャパンを貫く、老舗テントメーカー、アライテント。中でも、長年登山キャンパーに愛されているのが、こちらのエアライズシリーズ。厳選された素材を使用しており、軽量でありながら十分な強度があります。
ロゴがメイプルリーフを使っていてとても特徴的なブランドです。テントはもちろんのことアウトドア用品を幅広く扱っていて、特にファミリーキャンプ用品を中心に多くのラインナップがあります。
3~4人用テント
スノーピークのアメニティドームMの魅力を、サイズ比較や設営方法、グランドシートやインナーマットのセット商品と合わせてご紹介。
高品質なスノーピークの製品をお手頃価格で購入できるため、ファミリーキャンプのエントリーモデルとしては大人気のテントとなっています。
開閉時テント内に雨の侵入を防ぐ前室を備えたシンプル構造のティピー型テント。広い前室とユニークなシルエットが魅力です。大人でも立ち上がって移動できるほどの天井の高さも魅力の一つ。
軽量で丈夫な折りたたみチェアで世界中に人気が広まったヘリノックス 。さまざまなアウトドアブランドに高品質、高強度のアルミポールを提供するDAC社のブランドです。テントに関しても、信頼性の高いポールはもちろん、その強度を生かした独自性の高いデザインとなっています。
こちらのタクティカルフィールド6は、十字形のポール2本で構成された大型のシェルターです。6人がゆったりと寝ることができる広さを持ち、サブポールを用意し、幕体をオープン状態にすれば、大型のタープとしても使用可能です。また遮光性、遮熱性の高いコーティングが施され、強い日差しの下でも涼しく過ごすことができる点も人気です。
ノルディスクやキャンバスキャンプなどのブランドが取り扱っているコットン生地のワンポールテント。女性でも簡単に立てれるワンポールで、ナチュラルな風合いのコットンはキャンプ場でもよく映えます。
おしゃれなだけでなく、「夏は涼しく、冬は温かい」という機能性も良いテントです。
エンジニアであり発明家であり登山家でもある創業者が登山用品の安全と信頼性のために設立した会社のブランドです。
現在ではテントを始め、登山やキャンプに欠かせないアウトドア製品を開発しており、その製品は救助活動にも利用されるような安全で信頼性のあるものとなっています。
こちらのマザハバNX3は大人3人がゆったり寝られる3シーズンテント。重量も約2kgと軽量です。パーツを分担して運べば、登山の際にパーティメンバーの負担が少なくなります。
▼MSRのテントを詳しく知りたいからはこちらもチェック!
現在日本のアウトドアメーカーの中でもトップレベルの品質、人気を誇るブランド。当時の社長が登山用品に関する不満を解決するために開発したオリジナルの解決策を商品化したことがスノーピークの始まりです。
スノーピークのテントは、コールマンのテントとよく比較されていますが、品質に関していえばスノーピークが勝っているという意見が多くみられます。特に天気のすぐれない日はスノーピーク製品のほうが快適に過ごせるという意見が多いです。
こちらのアメニティドームSはそんなスノーピークの名作エントリーモデル。硬い耐久性と防水性を備えつつ、立て方はかんたん!最初の1幕にぴったりです。
組み立てやすい構造とデザインを備えた、ユーザーフレンドリーなアイテムを展開するアウトドアブランド、ホールアース。
3本のポールで構成されたトンネル型テントで、吊り下げ式のインナーテントが付属します。テントの生地は、UVカット機能と難燃加工が施され、日差しの強い春夏から、焚き火が恋しい秋冬までオールシーズン対応します。ベージュとネイビーのツートーンカラーが品のある印象です。
ユーザー第一の誠実なものづくりがファンを獲得している新潟のブランド、ユニフレーム。
こちらのREVOルーム4プラスは広い前室を備えたワンポールテントです。別売りの人気タープ、REVOタープとの組み合わせで、さらに快適に使えるよう設計されています。
サバティカル(SABBATICAL)のテント
モーニンググローリーTC
革新的なデザインの高品質なテントをリーズナブルな価格で提供し、一世を風靡する話題のブランド、サバティカル。こちらのモーニンググローリーTCは、コットンと化繊の利点をあわせ持つTC素材を使用し、オールシーズン快適なティピー型テント。入り口左右のポールの立ち上がりにより、見た目以上の居住空間を確保。入り口の大きなメッシュにより、夏も快適です。
購入はこちら:
サバティカル モンベル(mont-bell)のテント
モンベルは日本人トップクライマーだった辰野勇さんによって創立された。高温多湿という日本の気象に合ったテントを開発し、日本での評価はとても高いです。
辰野さんご自身が登山家であったため、登山用のキャンプを中心に高い評価を得ていますが、キャンプ用のテントに関しても商品展開を行っている。決して安くはないものの、性能はきちんとコストに見合っている質の高いテント・アイテムが多いです。
5人以上の大人数テント
世界で最も有名なキャンプブランドであり、キャンプと言えばコールマンといっても過言ではない。
テントのラインナップが非常に豊富で、利用シーンや人数など自分のキャンプスタイルに合ったテントを見つけることができるでしょう。すべての面においてオーソドックスなコールマンのテントは選んでおいて、間違いはありません。
1914年創業の名門テントブランド、オガワ(Ogawa)。流行にとらわれない普遍的なデザインと、信頼性の高いものづくりが人気の秘訣。こちらの大型トンネルテント、アポロンは、インナーテント付きで、4人家族がゆったり過ごせるサイズ感。全面をメッシュの状態にできるので、夏も快適。冬もスカート付きなので、冷気の侵入を防ぐことができます。
▼オガワのテントについて詳しく知りたい方はこちら!
ポールをしっかり固定するアシストクリップで1人でもスムーズに設営できます。前室を有効に活用できるキャノピーポール付き!吊り下げ式インナーテントを取り外せば大きなスクリーンタープ として使用できます。
ノルディスクの代名詞とも言われるハイセンスなデザインのベルテントを中心におしゃれキャンパーの間では人気のブランド。
北欧を意味する「ノルディスク」の名に恥じない、極寒の環境でも適応できる耐久性を持つテントを出しています。
圧倒的な量のラインアップをリーズナブルな価格で世に送り出し続ける新潟のブランド、キャプテンスタッグ。「鹿番長」の愛称で多くのキャンパーに支持されています。
優しいベージュカラーが目を引くこちらのテント、モンテはキャンプが初めての方でも立てやすくおすすめ!タープ不要のツールームテントです。
トンネルのような形をしていて、テント内は寝室スペースとリビングスペースがそれぞれ分かれているトンネル型ツールームテント。
タープを張らなくともリビングを作り出せるので、設営の手間もかかりません。テント内のリビングをおしゃれに飾りつけている方はとても増えています。
アメリカの老舗テントメーカー、カーカムス。アメリカの伝統的なロッジ型のコットンテントを作り続けており、メイドインアメリカにプライドを持つ人気ブランド。
こちらのハイラインはカーカムスの人気テントシリーズ。ヴィンテージ感のあるカラーがアウトドアの風景に馴染みます。オプションも豊富で、拡張性の高さも特徴。撥水コーティングもされており、コットン製でありながら、扱いがしやすいので、初めてのコットンテントとしてもおすすめです。
▼コットンテントを詳しく知りたい方はこちらもチェック!
ナチュラルな風合いが女子キャンパーに大人気!コットンテントの魅力
インスタグラムや雑誌などでよく見掛けるようになったコットンテントは、そのナチュラルな風合いにオシャレに敏感な女子キャンパーたちにも大人気。一見、見た目のかわいさが注目されがちですが、実はその素材から夏も涼しく快適な実力派のテントなのです。今回は実際に使用している筆者よりコットンテントの魅力をお届けします。
初心者にはテントのレンタルがおすすめ!
初心者キャンパーさんに一番おすすめしたいのがキャンプ用品のレンタルです。キャンプを始めるにあたって大きな問題となるのが「キャンプ用品は高い・大きい・重い問題」です。
キャンプ用品をいきなり全部そろえると、かかる金額は馬鹿になりません。アウトドア用品の中でも大きいものが多いキャンプ用品は、自分で持つとなると結構広い収納スペースが必要になります。大きい・重いので移動も大変です。
そんな問題を解決することができるのがレンタルサービスです。3、4人で利用すれば料金も安く済みますし、自宅に置かなくてもいいので収納スペースが少ない人でも気軽にキャンプを始められます。
キャンプ用品をレンタルする方法の一つがキャンプ場でレンタルすることです。キャンプ場でレンタルすることのメリットはレンタルできるアイテムの取り扱いに慣れているスタッフがいることです。
設営に困ったら気軽に聞けて安心です。また、デメリットは扱っているアイテムの種類が少なかったり、全キャンプ場でレンタルできるわけではないということです。キャンプ場に行く時には事前に確認しておきましょう!
手ぶらでOK!レンタル&コテージが充実!キャンプ場おすすめ42選
キャンプ用品一式のレンタルやコテージがあるキャンプ場で、手ぶらキャンプを楽しみませんか?今回は、キャンプ用品を持っていない初心者でも楽しめる、全国のレンタルができたりコテージのあるキャンプ場を紹介します。場所は北海道や関東、東海から関西までさまざま。レンタル品だけでも十分に楽しめます。
レンタル用品をキャンプ場に送って、使い終わったらキャンプ場から郵送で返せるレンタルサービスもあります!会社によって扱っているブランドが違ったりするので、いろんなブランドのアイテムを試したい方にはオススメです!
キャンプ用品レンタルおすすめ13選!安い・初心者向きサービスを比較
初めてのキャンプには「キャンプ用品レンタルサービス」がおすすめ。スマホで注文・キャンプ場現地で受け取り返却のできるオンラインサービスや、実物を見ながら選べる店舗型サービスまで、数ある中で自分に合ったものを選ぶポイントを紹介します。それぞれのサービスの特徴も合わせて解説!
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