ドームテントおすすめ39選!グランピング風大型ドームやソロ用も紹介
「ドームテント」はキャンプ初心者や、ソロ・ファミリーの幅広い層に人気です。コールマン・スノーピーク・ロゴス・DOD・キャプテンスタッグなど、有名アウトドアメーカーのラインナップが充実。この記事ではドームテントの選び方、おすすめ製品を紹介します。
ドームテントがおすすめな3つの理由
「ドームテント」とはその名の通りドーム(半球)状のテントのこと。2本のポールをクロスさせて組み立てるのが基本で、多くのアウトドアメーカーが販売する定番の形です。
ドームテントはそれぞれのバランスが取れているところが特徴で、
テントをはじめて購入する人にもおすすめ。この3つのポイントについて、詳しく説明します。
1.組み立てが簡単
多くのドームテントはインナーテントに2本のポールをクロスさせて通し、テンションをかけることで立ち上げる構造です。そこに雨風の侵入を防ぐフライシートをかぶせるだけなので迷うことなく設営可能。大型でなければ一人でも簡単に組み立てることができます。
簡単に設営できるよう、部品が色分けされている製品も多く、直感的に組み立てることが可能。たとえばスノーピークの「アメニティドーム」ではポール・スリーブ・ポール差し込み口の3カ所がグリーンとイエローに分かれており、ひと目でどこに何を差し込むべきかがわかるようになっています。
2.風に強い
「半球状」という構造そのものにも、風を受け流しやすいというメリットがあります。また、複数のポールを交差させることにより、1本のポールでテント全体を支えるワンポールテントなどに比べて強度や安定感に優れているのも特徴。
3.テント内の空間が広い
組み立てが簡単にもかかわらず、室内に余計なポールが立つことがないため、広い空間を存分に使うことができます。天井が高い製品も多く、圧迫感がなく快適に過ごせるところもうれしいポイント。
ドームテントの選び方6つのチェックポイント
ひとくちにドームテントと言ってもサイズや形状はさまざま。自分にあったテントを選ぶためにチェックしておきたい6つのポイントを紹介します。
サイズ:使用する人数+1人
販売されているテントには、一般的に「使用可能人数」が記載されています。テントを選ぶ際には、商品情報にある「00人用」という表記をまず確認。
たとえば「4人用」と記載されているものは「大人4人がちょうどぴったり横になれるサイズ」という意味合いが強かったりするため、実際に4人で使う場合には「荷物を置くスペースが全然ない」という問題が起きることも。ゆとりをもってテント内でのびのび過ごしたいなら、実際に使用するより1人分多いサイズを選ぶのがおすすめです。
【POINT】
「1人分の幅が70cmあるとゆったりできる」「荷物置き場として1人分の面積を確保する」と覚えておくとテントを選ぶ際の参考になります。
天井高:グループ=180cm、ソロ=110cmが目安
テントの中で窮屈さを感じないためには「天井の高さ」も大切なポイント。天井が高いほど圧迫感が少なく、快適に過ごせます。
高さが180cm程度のテントであれば、大人が立って着替えることもでき、グループでも息苦しさを感じにくくなります。
ソロキャンプで「テントでは寝るだけ」という場合は、110cm程度のテントがおすすめ。これぐらいなら収納時の大きさ・重さともにそこまで気にならないので荷物の軽量化がはかれるうえ、座れば十分着替えができるので窮屈さも感じにくいはずです。
【POINT】
ファミリーテントの定番、コールマン「タフワイドドームⅣ/300」の高さは185cm、ソロテントの定番、コールマン「ツーリングドームST」は高さ100cmで軽量・コンパクトさを優先した仕様になっています。
前室の広さ:キャノピー(ひさし)をタープ代わりにできるかどうか
「前室」とはインナーテントとフライシートの間の靴やちょっとした荷物を置くスペースのこと。前室が広いと靴の脱ぎ履きがしやすく、日中出していたチェアを就寝時にテント内に収納できるため便利です。
「キャノピー」はテント出入り口のひさし部分の名称。ポールで立ち上げることで調理スペースやリビングスペースとして活用が可能です。
日差し・雨除けとしてタープの役割を果たすことができるため、前室部分が広いテントがあれば、タープを別で購入しなくても十分キャンプが楽しめます。
耐水圧:1,500mm以上が安心
「耐水圧」とは、生地に水が染み込むのを抑える力を数値化したもの。つまり耐水圧が高いテントほど、強い雨にも耐えられるということです。耐水圧の目安は一般的に以下のとおり。
500mm:小雨程度なら耐えられる
1,000〜1,200mm:通常の雨に対応
1,500mm以上:大雨に対応
アウトドアでは突然の大雨にさらされることもしばしば。キャンプで一晩過ごすには
1,500mm以上あると安心です。
直接雨が当たるフライシートと、地面に染みた水に触れるフロアシートの耐水圧を両方確認しておくといいでしょう。耐水圧については下の記事で詳しく紹介しているので、こちらもチェック!
通気・防風性:夏は換気ができるか、冬は冷気が侵入してこないか
「ベンチレーター」は、テントに付いている換気口のことで、ほとんどのドームテントに装備されています。テント内部の空気が常に循環するので、就寝時に入り口を閉め切っているうちに熱がこもってしまったり、外気との温度差で結露ができてしまったりするのを軽減できます。テント内を快適な状態に保つことができます。
また、インナーテントやフライシートが一部メッシュになっているテントもあり、通気性を重視する場合はチェックしておきましょう。
「スカート」はテントの裾に付いた、まさに洋服のスカートのような部分のこと。フライシートの隙間から冷気がテント内に侵入するのを防ぎ、保温性を高めてくれます。
スカートのほかにもテントの屋根に「煙突穴」が付いればテント内で薪ストーブを使うことができます。冬キャンプにも行きたい人にはあると快適な装備です。
積載のしやすさ:車に問題なく積めるか
キャンプ場までの交通手段を考慮して、積載のしやすさもチェックしておきましょう。具体的には
など。「車でキャンプに行くからどんなサイズでも大丈夫!と思ったら、幅が合わなくて積み込めなかった」「電車でキャンプに行くつもりが、荷物が重すぎて途方に暮れた…。」など、積載の時点で困ることがないように、
運搬可能かどうかよく考えて選ぶのが大切です。【5〜6人】おすすめドームテント6選
ここからは、使用人数別におすすめドームテントを紹介します。まずはファミリーやグループでのキャンプにおすすめな5〜6人サイズから。前室やキャノピーも広めの空間を確保してゆったり過ごせるモデルが多数。
荷物が多く動きたい盛りのお子さんがいても窮屈に感じにくいので、設営の人数さえ確保できれば子連れキャンプにもおすすめの大型モデルです。
【3〜4人】おすすめドームテント10選
扱いやすく、一人でも設営しやすい汎用性のあるサイズ。各ブランドから多くのテントが展開されています。
キャンプスタイルがまだ定まらないときや、初めてのテントでどのサイズを購入しようか迷った場合は、この3〜4人サイズから選びはじめるのもおすすめ。自分にとって必要なポイント・余分なポイントが見つかりやすく、ニーズに合うテントが探しやすくなりますよ。
【2〜3人】おすすめドームテント8選
3〜4人用に比べてぐっと軽量化されたモデルが多いのがこの2〜3人用テント。収納サイズも非常にコンパクトなものが多く、電車など公共交通機関を利用してのキャンプにおすすめです。
デュオで広めに使うのにちょうどいいのもこのサイズ。
無骨な雰囲気がかっこいい2人用ドームテント。前後にメッシュの入口がついていて
換気しやすい構造です。最小限のペグやロープで設営できて軽量なのもポイント。ずば抜けた耐水圧にも注目です。
【基本情報】
- メーカー推奨人数:2人
- 使用サイズ(約):幅220×奥行き150×高さ110cm
- 収納サイズ(約):幅50×奥行き19cm
- 重さ(約):4.2kg
- 耐水圧:4,000mm
軽さが魅力の3人用ドームテント。前後に前室があり、大きめのドアが便利。
4面にベンチレーションが配置され、風通しもよく快適です。居室はやや長めで荷物があっても過ごしやすい。
【基本情報】
- メーカー推奨人数:3人
- 使用サイズ(約):幅224×奥行き183×高さ112cm
- 重さ(約):2.8kg
インナーとフライが一体化された、
直感的に設営可能なドームテント。複数のベンチレーションや、広い前室があり快適に過ごせます。
スカート付きで4シーズン対応。
【基本情報】
- メーカー推奨人数:3人
- 使用サイズ(約):幅226×奥行き203×高さ117cm
- 重さ(約):3.62kg
ブラックカラーとシャープなデザインがかっこいいドームテント。前後両方に出入り口があり、
前室は広めの台形タイプ。内側から開閉できるベンチレーション付きです。
【基本情報】
- メーカー推奨人数:3人
- 使用サイズ(約):200×390×(h)120cm
- 収納サイズ(約):22×22×50cm
- 重さ(約):3.8kg
- 耐水圧:フライ=1,500mm/フロア=3,000
傘のように簡単に設営できる
ワンタッチタイプのドームテント。前後の出入り口に加えてサイドにも窓があり風通しのよい設計。ひろびろした前室に
キャノピーを設営すればさらにゆとりのある空間に。
【基本情報】
- メーカー推奨人数:3人
- 使用サイズ(約):幅220×奥行き450×高さ180cm
- インナーサイズ(約):幅215×奥行き215×高さ165cm
- 収納サイズ(約):幅22×奥行き22×高さ75cm
- 重さ(約):8.4kg
- 耐水圧:フライ=2,000mm/フロア=5,000mm
【ソロ】おすすめドームテント8選
1キロ台の超軽量テントもラインナップ。とにかく軽くて収納サイズもコンパクトなソロ用のドームテントです。基本的には寝転ぶだけの天井高しかありませんが、前室などを上手に使えば思った以上に快適。
小さい中にも機能や形状などアイテムごとの個性を楽しむことができ、自分専用だからこそこだわって選びたいアイテムです。
ソロキャンプの
定番ドームテント。価格もお手頃ではじめてのテントにもおすすめです。前室が広く、別売りのキャノピーポールを使えばリビングスペースをつくることができ、チェアを置いてくつろぐ、調理するといった使い方が可能です。
【基本情報】
- メーカー推奨人数:1~2人
- インナーサイズ(約):幅210×奥行き120×高さ100cm
- 収納サイズ(約):幅19×奥行き19×高さ49cm
- 重さ(約):4kg
- 耐水圧:フライ、フロアともに1,500mm
ポップなカラーが目を引くツーリングテント。広めの前室には
サイドにフラップが付いており雨の日も安心です。手頃な価格ながらキャノピー設営用の
アップライトポールが2本付属しているのもうれしいポイント。
【基本情報】
- メーカー推奨人数:1人
- 使用サイズ(約):幅210×奥行き280×高さ115cm
- インナーサイズ(約):幅205×奥行き120×高さ108cm
- 収納サイズ(約):幅50×高さ18cm
- 重さ(約):4.89kg
- 耐水圧:フライ、フロアともに1,500mm
スタイリッシュなソロ用ドームテント。出入り口が両サイドに付いていて、それぞれに前室があり便利です。ベンチレーションとメッシュ窓で風通し、見通しもよく快適。
【基本情報】
- メーカー推奨人数:1〜2人
- 使用サイズ(約):幅255×奥行き245×高さ120cm
- 収納サイズ(約):幅52×奥行き20×高さ18cm
- 重さ(約):3.34kg
- 耐水圧:フライ、フロアともに1,800mm
アトムシリーズの二人用ドームテント。二人用ながら
2kgを切る軽さで、ソロで使うなら
荷物を置いてもゆったり過ごせます。さまざまな環境に適応するためフロアの耐久性が高いのもポイント。
【基本情報】
- メーカー推奨人数:2人
- 使用サイズ(約):幅130×奥行き213×高さ112cm
- 重さ(約):1.58kg
軽さと過ごしやすさを両立したバックパッカー用ドームテント。従来モデルより400gの軽量化に成功しました。日本の山岳でも快適に過ごせるようメッシュ部分は少なめの設計。
【基本情報】
- メーカー推奨人数:2人
- 使用サイズ(約):幅127×奥行き213×高さ101cm
- 収納サイズ(約):幅46×奥行き11cm
- 重さ(約):1.47kg
- 耐水圧:フライ、フロアともに1,200mm
高い耐水圧とすぐれた携行性、そして
リーズナブルさに驚きのソロ用ドームテント。インナーテントにオールメッシュを採用することで、通気性を高め
軽量化を実現しました。
【基本情報】
- メーカー推奨人数:1人
- 使用サイズ(約):幅200×奥行き150×高さ110cm
- インナーサイズ(約):幅200×奥行き90×高さ100cm
- 収納サイズ(約):38×15×15cm
- 重さ(約):1.88kg
- 耐水圧:3,000mm
傘のように
広げるだけでインナーが完成する、ワンタッチタイプのドームテント。
設営に自信がない人にもおすすめです。前室が広く、ドア部分はメッシュ。ベンチレーション付き。
【基本情報】
- メーカー推奨人数:1人
- 使用サイズ(約):幅210×奥行き210×高さ115
- インナーサイズ(約):幅210×奥行き90×高さ100cm
- 収納サイズ(約):幅17×奥行き17×高さ65cm
- 重さ(約):4.2kg
- 耐水圧:フライ、フロアともに1,500mm
ワークマン BASICドームテント 1人用
軽量で組立も簡単。
コスパ最強ドームテントです。インナーの入り口と背面上部がメッシュで、ベンチレーション付き。110cmのキャノピー用ポールも2本付属して
5,000円を切る価格には驚きです。
【基本情報】
- メーカー推奨人数:1人
- 使用サイズ(約):幅215×奥行き104×高さ98cm
- 収納サイズ(約):直径13×幅55cm
- 重さ(約):2.6kg
- 耐水圧:フライ=2,000mm/フロア=3,000mm
グランピング風!おしゃれなドームテント7選
おしゃれなビジュアルが魅力的なドームテントを紹介。まるでグランピングのテントのようで、人と違う個性的なドームテントはキャンプ場で注目の的になるかも?
そして見た目だけでなくこだわりの機能にも注目。煙突穴やメッシュ窓など、さまざまなシーズンを快適に過ごせる装備も充実していますよ。
12人寝られる超大型のドームテントです。斬新でおしゃれなデザインは風にも強い丈夫な構造。8つのメッシュウィンドウと
2つのベンチレーションが付いていて通気性も抜群。
スカートも装備していてオールシーズン利用可能です。
【基本情報】
- メーカー推奨人数:12人
- 使用サイズ(約):幅550×奥行き550×高さ230cm
- 収納サイズ(約):幅80×奥行き40×高さ35cm
- 重さ(約):19.5kg
- 耐水圧:2,000mm
高い天井と開放的な天窓が魅力的な個性派シェルター。付属の
グランドシートを結合すればドームテントとして使えます。ベンチレーションとスカートも装備。シーズン問わず使用できます。
【基本情報】
- 組立サイズ(約):幅380×奥行き330×高さ197cm
- 重さ(約):10.9kg
- 耐水圧:フライ、フロアともに3,000mm
ノルウェーの部族が暮らす伝統的な住居
「Gamme」をイメージした、おしゃれなドームテント。
煙突穴が空いており、テント内でストーブを使用できます。結露を防ぐベンチレーターは6カ所。インナーは別売です。
【基本情報】
- メーカー推奨人数:8人(インナーテント使用時6人)
- 使用サイズ(約):幅432×奥行き432×高さ216cm
- 重さ(約):12kg
- 耐水圧:3,000mm
フライシートとインナーテントが一体となった、
設営しやすいドームテント。計算されたベンチレーションの配置で風通しがよく快適。フェールラーベンらしい
カラーリングとデザインが目を引きます。
【基本情報】
- メーカー推奨人数:3人
- 使用サイズ(約):幅340×奥行き245×高さ115m
- 収納サイズ(約):幅20×奥行き44cm
- 重さ(約):3.68kg
とんがり帽子と無骨なカラーがおしゃれなドームテント。煙突穴が空いており、中で薪ストーブを使用できます。
ポールが色分けされていて設営が簡単。インナーとフロアは別売りです。
【基本情報】
- メーカー推奨人数:4〜6人
- 使用サイズ(約):幅345×奥行き370×高さ170cm
- 収納サイズ(約):幅29×奥行き58cm
- 重さ(約):6.82kg
- 耐水圧:3,000mm
常識をくつがえす、フロアレスでダブルウォールのドームシェルター。暖房器具を使用すると外気温が0℃でもテント内部が20℃になることも。冷気を通さないインナースカートを装備しています。
【基本情報】
- 使用サイズ(約):幅440×奥行き395×高さ190m
- 収納サイズ(約):-
- 重さ(約):15kg
- 耐水圧:2,000mm
6本のポールで設営できる、個性的な
球体ドームテント。5個のメッシュ付きの窓と2個のベンチレーションで
風通しがよく快適。サイトに映えるフォルムとブランドロゴが目を引きます。
【基本情報】
- メーカー推奨人数:4人
- 使用サイズ(約):幅230×奥行き218×高さ210cm
- 収納サイズ(約):幅73×奥行き26cm
- 重さ(約):11.07kg
- 耐水圧:フライ=1,500mm/フロア=10,000mm
ドームテントで快適なキャンプを
キャンパーにとって設営や撤収が簡単にできることはテント選びの重要なポイント。その点ドームテントは設営しやすく使い勝手もいいので、幅広い層のキャンパーにおすすめです。
自分のスタイルにぴったりなドームテントを見つけて、キャンプに出かけましょう!