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雨に打たれるテント

出典:PIXTA

耐水圧…?初心者キャンパーの疑問、テントの耐水圧を徹底解説!

2024.07.22ノウハウ

※本記事には一部プロモーションが含まれます

キャンプ初心者がまず購入するキャンプアイテムといえば「テント」。テントは一万円以下のもの〜数十万円するものまでありますが、その価格差を生む要素の一つが耐水圧です。この記事ではテントの耐水圧の基準から、見るべきポイントまで徹底解説します。

耐水圧とは?

雨に打たれるテント

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耐水圧とは、防水性を示す指標の一つで、生地の上に1cm四方の水を積み上げていき、水が漏れずに耐えられる高さを数値化した値です。 キャンプは良い天気でおこなわれるイメージですが、突然の雨に見舞われることも珍しくありません。そのため、強い雨にさらされても安心な、耐水圧がある程度高いテントを購入しておくことが重要です。

耐水圧は高ければ良いというものではない

雨の日のキャンプ

出典:PIXTA

テントの耐水圧は1,000mm以下のものから10,000mmを超えるものまで幅広く存在します。わかりやすいもので例えると、雨の日に必ず持ち歩く傘の耐水圧は、およそ200~500mm程度。テントからすると低めです。 「傘でも十分雨を遮っているのでは?」と思う人もいるでしょう。しかしこの程度の耐水圧だと、長時間雨にさらされたときに、浸水してしまう可能性があります。 そのため、キャンプには長時間の雨に耐えられる耐水圧をそなえたテントが必要です。ここでは耐水圧の高いテントの特徴を紹介します。

耐水圧が高いメリット・デメリット

耐水圧が高いメリット

  1. 激しい雨や嵐に遭っても浸水しない

  2. 寒い時期は冷気の侵入を防いでくれる

耐水圧が高いデメリット

  1. 通気性が悪く結露の原因になる

  2. 夏になるとテント内が非常に蒸し暑くなる

雨水を通さないということは、同時に通気性も悪いということ。耐水圧が高いテントを購入する場合は、ベンチレーションという空気の通り道がそなわった、通気性の良いテントを選ぶようにしましょう。

耐水圧が1,500~2,000mmのダブルウォールテントがおすすめ!

耐水圧1,500mmで大抵の雨には対応できる!

耐水圧の目安として、500mmで小雨、1,000mmで普通の雨、1,500mmで強い雨に耐えられるとされています。そのためテントのフライシートは耐水圧1,500mm程度のものを選んでおくと、大抵の雨に対応できます。 主要アウトドアブランドのテントは、ほとんどが1,500mmを超えています。コールマンやSnow Peak(スノーピーク)、モンベルといったブランドでテントを探している人は、耐水圧を心配する必要はありません。

ダブルウォールテントなら浸水しにくい!

テントにはシングルウォールとダブルウォールの2種類があるのことを知っていますか?ダブルウォールとは、本体であるインナーテントとフライシート(テントの上に重ねる防水処理された布地)によって、二重の壁があるテントのことです。 ダブルウォールの場合、この二重の壁があることで浸水が起こりにくくなるほか結露もフライシートに発生するため、インナーテントに影響が出にくいというメリットもあります。

耐水圧1,500~2,000mmのダブルウォールテント

耐水圧1,500~2,000mmのダブルウォールテントが良い理由、分かっていただけたでしょうか?次にこの条件を満たす、主要アウトドアブランドのテントを少しだけご紹介します。

ファミリーサイズのダブルウォールテント

2〜3人で使えるダブルウォールテント

信頼度抜群!耐水圧が最高レベルのテント

「天気に関わらずキャンプに出かけたい!」という人は、雨の強さに特化したモデルを一つ持っておくことがおすすめです。ここでは高い耐水圧を誇る人気モデルを紹介します。

コールマンマスターシリーズ

耐水圧の高いモデルとして有名なのは、コールマンのマスターシリーズ。高温多湿な日本の気候にも対応し、雨や結露を気にせず快適にキャンプができるように設計されています。価格は高めですが、耐水圧約2,000mmのスタンダードなテントに比べて、マスターシリーズの耐水圧は3,000mmです。製品名の通り、どんな天候でも安心して使えます。

スノーピークアメニティドーム

おしゃれなデザインと高い機能性で人気のスノーピーク。スノーピークの製品の耐水圧は「1,800mmミニマム」といった、特殊な単位で表記されています。これは通常の単位で計測すると「3,000mm」のスペックがあり、雨の日に浸水する心配はほぼありません。アメニティドームはキャンパーなら誰しも知っている大人気モデル。耐水圧以外にも居住性や耐久性に優れ、S、M、Lの3サイズ展開とキャンプスタイルに合うものを選べます。

雨キャンプをおこなった後はメンテナンスも忘れずに!

テントを干している様子

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キャンプ中に雨に遭遇したときには以下の2点に注意しましょう。
  • 雨の通り道や川沿いではキャンプを続けないようにしましょう。増水すれば耐水圧が高くても下から浸水してしまいます。
  • 濡れたテントは干して乾燥させるなど、しっかりメンテナンスをおこなうことが大切です。テントのお手入れを怠ると、ポールがさびついて機能が低下し、防水性の劣化を招く原因になります。
耐水圧が高くてもこれらのことを守らなければ、思わぬ形で浸水が起こってしまいます。安心してキャンプを楽しむために、上記の2点は必ず守るようにしましょう。

耐水圧の高いテントで雨の日のキャンプを快適に!

耐水圧を理解すれば、テントが一段と選びやすくなります。テントにはさまざまな機能があり、それらを一つひとつ見ていくのは大変ですが、耐水圧は「1,500mmが目安」という点だけ覚えておけばOK。テントをこれから購入する予定の人は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。

今回紹介したアイテム

商品画像Coleman(コールマン) タフワイドドームⅣ/300LOGOS(ロゴス) ナバホTepee 400QUICKCAMP(クイックキャンプ) ダブルウォール キャビンテントMSR(エムエスアール) エリクサー2DOD(ディーオーディー)  ザ・テントMコールマン ツーリングドーム/LXコールマン 4Sワイド2ルームカーブスノーピーク アメニティドームL
商品名Coleman(コールマン) タフワイドドームⅣ/300LOGOS(ロゴス) ナバホTepee 400QUICKCAMP(クイックキャンプ) ダブルウォール キャビンテントMSR(エムエスアール) エリクサー2DOD(ディーオーディー) ザ・テントMコールマン ツーリングドーム/LXコールマン 4Sワイド2ルームカーブスノーピーク アメニティドームL
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