初心者必見ランタンガイド!4種類のランタンを徹底解説
キャンプに持っていくアイテムの中で、持ち主のこだわりがよく現れるのがランタン!本記事ではランタンの種類や特徴について、詳しく紹介します。初めてランタンを買うという方はもちろん、2台目、3台目の購入を考えている方も参考にしてください。
まず知ってほしい、4種類のランタン
アウトドアでも快適な明かりをともせるようにと発明されたのが
ランタンです。キャンプ場の照明が少なく、日が暮れるとほとんど何も見えなってしまいます。そこで活躍するのがランタン!夜のキャンプを快適に、そして盛り上げてくれるヒーローなんです。
ランタンは燃料の違いから、4つの種類に分けることができます。
- LED(電池式)ランタン
- ガスランタン
- 灯油ランタン
- ガソリンランタン
明かりを灯すという目的は一緒でも、種類によってランタンの使い勝手は大きく変わってきます。それぞれのランタンの特徴を詳しく見ていきましょう。
初心者でも扱いやすい「LEDランタン」
LEDランタンの長所
これまで電池式のランタンは、蛍光灯ランタンが主流でしたが、近年は省エネで光量のあるLEDランタンが人気を集めています。
キャンプ初心者でもベテランキャンパーでもキャンプに必ず一つは持っていきたいのが電池式のLEDランタンです!理由はただ一つ、テント内でも使える唯一のランタンだからです。ガスやガソリンなどの燃焼系のランタンは、テント内で使用すると火事や一酸化炭素中毒の危険があります。LEDランタンはそういった心配をせず、安心して屋内や屋外を問わず使用できます!
ガス・ガソリンランタンと比較すると、大きな特徴は使用時間の長さです。ほとんどのLEDランタンは、通常のアルカリ電池を使用しても、最大光量で15時間以上は点灯し続けます。燃料コストはほとんどかかりません!
本体の価格も他の2種類のランタンと比べて、かなり安くなっています。3,000~4,000円で、十分な光量を持つLEDランタンを購入できます。
LEDランタンの最大の特徴のひとつは、なんといっても種類の豊富さ!乾電池を使わず、電源や太陽光で充電できるランタン。分割して使用できたり、懐中電灯に変形したりするランタン。光の色が変えられたり、炎のように光が揺らめくランタン。実に多種多様なLEDランタンがあります!目的に合わせてお気に入りのランタンを見つけるのも楽しいかもしれません。
LEDランタンの短所
欠点は、燃焼系のランタンよりも光量が小さいこと。しかし、テーブルの上を照らすには十分な明るさなので、適材適所で使用しましょう!また、最近では、1,000ルーメンという大きな光量のLEDランタンも発売されており、メインランタンとして使用できるものもあります。
LEDランタンの特徴まとめ
LEDランタンは、災害などの緊急時に、非常灯としても活躍してくれる便利なアイテムです。欠点もほとんどなく、買わない理由がありません!これからキャンプをはじめる方、ぜひとも一つは買ってほしいランタンです。
長所
・テント内で使用できる
・点灯時間が長い
・価格が安い
・種類が豊富
・緊急時にも使える
短所
・比較的、光量が小さい
LEDランタンのおすすめアイテム
バランスのとれた「ガスランタン」
ガスランタンの長所
次に紹介するのはガスランタン。LEDや蛍光灯が発光するランタンとは異なり、ガスを燃料としてマントルという布を燃やして明かりを灯します。使用しているときには本体が熱くなっているので、カバーのガラス部分を直接触らないように気を付けてください!
ガスランタンはLEDランタンよりも光量が大きいのが特徴です!火器を使用するため、テント内では使うことはできませんが、テーブルの上やテントサイトを明るく照らしてくれます。
ガスランタンの最大の特徴は、ガスという燃料です!キャンプでは、ストーブやバーナーなどガスを使うアイテムは他にもあります。そういった他のアイテムと兼用して、燃料を一つに絞ることができるのは大きな魅力。荷物を減らすことができますし、燃料を無駄にすることなく使えます!
また家庭用のカセットガスを、キャンプ用のガス缶につめかえることができる器具もあり、工夫次第で燃料コストを抑えることができます。ストーブやバーナーと燃料を兼用する場合には、使えるガス缶かどうかをしっかり確認してください!
さらに、本体価格もそれほど高くなく、1万円以下でも高性能なガスランタンを購入できます。
ガスランタンの短所
ガスランタンの欠点として、燃焼時間が短いという点があります。ランタンによって異なりますが、通常サイズのガス缶を使用すると、連続燃焼時間は5時間ほど!連続で使用するためには、予備のガス管を持ち運ぶ必要があるため、コストパフォーマンスがよいとは言えません。そのため、燃料を兼用したり、家庭用のカセットボンベを使用するなどの工夫で燃料コストを抑えるのがポイントです。
もう一点、光量が一定しないという欠点もあります。連続使用でガスの燃料が少なくなると、光量が弱くなり一定しません。また、気温が下がりガス管が冷やされることによっても光量が小さくなります。冬用のガス管も販売されていますが、冬キャンプや寒冷地でのキャンプにはガスランタンはあまり向きません。
ガスランタンの特徴まとめ
冬キャンプには向かないという欠点もありますが、初心者は春~秋にかけてキャンプをすると思いますから、ガスランタンを選んでもそこまで問題はありません!LEDランタンではなく、光量の大きい本格的なランタンがほしいという初心者におすすめです!
長所
・光量が大きい
・燃料を他の商品と兼用できる
・価格は抑えめ
短所
・テント内では使用できない
・燃焼時間が短い
・光量が一定でない
・寒冷地や冬は光量が落ちる
ガスランタンのおすすめアイテム
炎の揺らめきを楽しむことができ、テーブルランタンとして最適なサイズ・明るさの
リトルランプ ノクターンです。マントルを使わないので光量は落ちますが、炎の揺らぎを楽しむことができます。
【基本情報】
- サイズ:4.2×4×10.5cm
- 重量:102g
- 明るさ:170W(約200ルーメン)
- 燃焼時間:4〜8時間
シンプルなデザインと高い機能性をもつSOTOのガスランタン。この
レギュレーターランタンは、ガスランタンの弱点である低温下であっても安定した光量を維持してくれます。テーブルランタンにピッタリのサイズと光量です。寒さに弱いというガスランタンの弱点を克服したランタン。冬キャンプもいつか行きたいと考えている人、検討してみましょう!
【基本情報】
- サイズ:10×13×15cm
- 重量:247g
- 明るさ:80W(約100ルーメン)
- 燃焼時間:4〜8時間
燃料が安い「灯油ランタン」
灯油ランタンの長所
灯油ランタンは、ガソリンスタンドなどで手に入る灯油を燃料として使うランタン。最大のメリットは、灯油の値段が安いのでランニングコストを抑えられる点。また、灯りとしてだけでなく、寒い季節にちょっとした暖房として使える暖かさもあります。
灯油ランタンの中にも、「圧力式」と「フェアーハンド式」という2つの種類があります。「圧力式」は、燃料タンクに圧力をかけて灯油をガス状にして灯りを灯すタイプ。明るさを重視するならこちらのタイプがおすすめです。「フェアーハンド式」は芯を使って燃料を吸い上げて灯りを灯すタイプ。こちらは燃費にすぐれています。
灯油ランタンの短所
安く使える便利な灯油ランタンですが、デメリットは点火やメンテナンスに知識や手間が必要である点。安く使えるのはありがたいポイントですが、とりあえず簡単に使えるランタンが欲しい、メンテナンス不要のランタンが欲しいという人には灯油ランタンは向きません。
灯油ランタンおすすめ15選!燃料の入れ方やメンテナンス方法紹介
キャンプの必須アイテム“ランタン”の中でも、灯油ランタンは炎の揺らめきと暖かみを感じる光色で根強い人気があります。お手入れが大変そうなイメージがありますが、使い方は意外とシンプル!今回は、加圧式とフェアーハンド式、2タイプ別におすすめの灯油ランタンを紹介します。使い方や注意点をおさえて、灯油ランタンをキャンプで安全に使いましょう!
光量が大きい「ガソリンランタン」
ガソリンランタンの長所
ガソリンランタンは、ホワイトガソリンを燃料として使うランタンです。ここまでの紹介した他3種類のランタンの中で最も光量が大きく、冬場でも安定した火力を維持できるのが特徴で、燃料も低コスト。ガスランタン同様、火気を使うためテント内では使用できませんが、テントサイトを快適に過ごすのに十分な明かりを生み出してくれます。
特にキャンプ好きに愛用されているランタンです。また炎がゆらぐため、揺れる炎をじっくり眺めたい人におすすめ!
ガソリンランタンの最大の特徴は、使用する際にポンピングという作業があることです。空気を燃料タンクに送りこんで、ガソリンを気化して安定した光を放つことができます。燃料が少なくなるとガスランタンは光量が落ちてしまいますが、ガソリンランタンはポンピングをすることで光量が安定。
燃焼時間もガスランタンに比べると長く、燃料タンクの容量にもよりますが10時間前後は明かりが続きます!一泊のキャンプであれば、燃料の追加はせずに済むので、コストを抑えることが可能。また、寒さにも強く光量が落ちないので、冬キャンプに挑戦するキャンパーはガソリンランタンを選ぶことが多いです!
ガソリンランタンは明るさがCP(キャンドルパワー)やW(ワット)で記載されています。メインランタンで使用する明るさの目安は1000ルーメン以上なので、200CPまたは130W以上のガソリンランタンがおすすめです。
ガソリンランタンの短所
ガソリンランタンは、本体価格が高くなっています。1万5千円以上のものが多く、初心者には少し手が出しづらいかもしれません。
メンテナンスやポンピングなどに手間がかかることも欠点としてあげられます。ポンピングは40回以上行わなければなりません。しかし、ベテランキャンパーの中には、この手間も味わいになると、好んでガソリンランタンを使う方もいます!
ガソリンランタンの特徴まとめ
長く使うためには使用後のメンテナンスも重要なため、初心者の一つ目のランタンとしてはおすすめしません。キャンプに慣れてきて、より楽しみたい、本格的なキャンプがしたいという人は購入を検討してもよいかもしれません。
長所
・最も光量が大きい
・寒冷地や冬でも一定した光量をもつ
・燃焼時間が長い
・ポンピングの作業を楽しめる
短所
・テント内では使用できない
・価格が高い
・ポンピングの手間がかかる
・メンテナンスが必要
ガソリンランタンのおすすめアイテム
ノーススター チューブマントルランタンは、マントル部分がチューブ状になっており、光量が大きいガソリンランタンです。光量が大きく、コールマンランタンの中でも特に人気のあるガソリンランタンです!
【基本情報】
- サイズ:17.3×34.3cm
- 重量:1.8kg
- 明るさ:360CP(約4,500ルーメン)
- 燃焼時間:7〜14時間
1910年に世界で初めて灯油ランタンを発明したのがペトロマックスです。その後改良を重ね、1917年に圧力式灯油ランタンが開発されました。ほとんどモデルチェンジすることなく現在まで使われ続けています。こちらは燃料に灯油を使用するランタンです。ドイツ軍にも採用された、高性能モデル。
【基本情報】
- サイズ:17×40cm
- 重量:2.4kg
- 明るさ:500CP(約6,300ルーメン)
- 燃焼時間:8時間
第5のランタン、キャンドルランタン
紹介した4種類以外にも、キャンドルをセットして使うUCOのキャンドルランタンがかわいくおしゃれと人気です!揺れるキャンドルの炎を楽しむことができるランタン!キャンプ場だけでなく、家庭でも使えるので、興味がある方はチェックしてみてください!
たった一本のキャンドルを使用する、シンプルなランタンです。小型・軽量なので持ち運びに便利で、どこでもキャンドルの炎を楽しむことができます。カラーは全部で5色あるのでお気に入りの色を選びましょう。
【基本情報】
- サイズ:16.5×5cm
- 重量:180g
- 燃焼時間:9時間
たった一本のキャンドルを使用する、シンプルなランタンです。このキャンドルランタン ブラスは、真ちゅうを使用しており、重厚感あるデザインになっています。ここではUCOのキャンドルランタン ブラスの特徴・スペックを紹介します。
【基本情報】
- サイズ:24.1×5.1×16.5cm
- 重量:250g
- 燃焼時間:9時間
インテリアにもぴったり!オイルランプでおしゃれキャンプ♪
オイルランプが最近キャンプに取り入れられるようになってきているのをご存知ですか?アンティーク調のインテリアとしても活躍し、雰囲気抜群で可愛いアイテムなので、おしゃれキャンパーさんたちから注目を集めているんです!今回はオイルランプの役割と、おすすめのオイルランプをご紹介します!
4種類のランタンを比較して、自分にあったアイテムを購入しよう!
これを読んだあなたは、ランタンの基礎知識がばっちり身についたはず!初心者の方は、まずはLEDランタンを購入して、キャンプでランタンを使うという体験をしてみるのがよいかもしれません!ランタンと一緒に、これからのキャンプシーズンをさらに楽しみましょう!