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ガソリンランタンの使い方を教わっている様子

【体験レポ】初心者でもガソリンランタンは使える!使い方をコールマンスタッフに質問攻めしてきました!

2022.06.10ノウハウ

※本記事には一部プロモーションが含まれます

キャンプ初心者にとって、憧れの存在であるガソリンランタン。でも、なんだか難しそうだからといって諦めてしまってはいませんか?今回は、憧れのガソリンランタンをキャンプ初心者の筆者でも使えるように、コールマンスタッフに質問攻めしながら使い方をマスターしてきました!!

ガソリンランタンは使い方を覚えれば初心者でも使える!

コールマンのガソリンランタン
よく、「初心者はLEDランタンを使うべき。ガソリンランタンは上級者向け。」といいますよね。たしかに、ボタンを押すだけで灯りが点くLEDランタンと比べれば、ホワイトガソリンや消耗品のマントルを扱ったり、ポンピングという作業が必要だったりするガソリンランタンは大変なイメージがあります。 でも、本当に初心者にはガソリンランタンを扱えないものなのでしょうか?多少の手間がかかったとしても、初心者にだってガソリンランタンを使いこなせるはず!何より、ガソリンランタンを使っているとかっこいい!ポンピングをするのは楽しそう!そんな思いから、ガソリンランタンの使い方を、コールマンスタッフに聞いてみることにしました! ▼ランタン全般の人気商品を知りたい方はこちらの記事をチェック!
▼コールマンの定番ランタンを知りたい方はこちらの記事をチェック!

ガソリンランタンとは!

ガソリンランタンは名前の通り、ガソリンを燃料にして灯りをともすランタンです。寒い季節でも消えにくく、抜群の明るさを放ってくれるためキャンプシーンでとても便利に使えるアイテム。また明るいだけでなく、ガソリンランタン特有の優しい雰囲気の灯りがテントサイトやテーブルの雰囲気も柔らかく演出してくれます。 光量も安定していますし自然の中で最高の雰囲気を作れるガソリンランタンですが、事前準備やメンテナンスも必要です。手をかけてキャンプアイテムを使っていきたい方におすすめです。

今回のメンバー紹介

hinata新人ライターのナカジ

ガソリンランタンを持ったghinata新人ライターのナカジ
hinataに入って間もない新人ライター。キャンプの経験がほとんどない中、憧れだけでガソリンランタンの使い方をマスターすることに。

コールマン広報の阿部さん

コールマン広報の阿部さん
アウトドアブランド、コールマン ジャパン広報の阿部さん。毎度イベント時に相当数のテントを設営をしているので、設営・撤収がめちゃくちゃ早い!!今回は、キャンプ初心者のナカジに対して、ガソリンランタンの使い方をレクチャーしていただく。

憧れのガソリンランタンを使いたい!!

ガソリンランタンについて語るナカジと阿部さん
ナカジ: こんなにちゃんとしたキャンプは初めてなんですが、キャンプってとってもいいですね!かっこいいギアに囲まれて、大自然の中でリラックスできる、なんて贅沢な時間なんだろうと... そして、なんといってもこのガソリンランタン!!これを使いこなせたら、めちゃくちゃかっこいい阿部: キャンプの楽しさを知ってもらえて嬉しいです!そのランタンは、ワンマントルランタン、通称「286A」というガソリンランタンですね!
ガソリンランタンについて説明を受けるナカジ
ナカジ: ガソリンランタンの中でも種類がいろいろあるんですね!僕、本格的なキャンプは未経験なんですけど、どうせキャンプするなら、ガソリンランタンが使いたいです!!...でも、やっぱり初心者には扱いが難しいんですか? 阿部: 初心者だからって諦めることないですよ!もちろん、LEDランタンと違って、使うには正しい手順とコツを知っておく必要がありますが、1度覚えてしまえば難しいことはありません
ガソリンランタンを手に笑顔のナカジと阿部さん
ナカジ: 初心者でも扱えるなら、やっぱりガソリンランタンが使いたいです!阿部さん、ぜひ使い方を教えてください!質問したいことが山のようにあります... 阿部: 大丈夫ですよ、できる限り分かりやすくお伝えしますので! それでは早速、準備しましょうか!!

ガソリンランタンを使う前の準備

ガソリンランタンを使うには何が必要?

ガソリンランタンを使用するのに必要なものの一覧
阿部: 今回用意したのは、この5つ。 ①ワンマントルランタン (通称286A) ②ホワイトガソリン ③マントル ④フューエルファネル ⑤ガスライター ガソリンランタンを使うには、この5つは必須ですね!細かい説明は追々。 ナカジ: 意外と、小物がたくさん必要なんですね!工作みたいでなんだかワクワクしてきました♪

手順は簡単3ステップ!

手順を教わるナカジ
阿部: ガソリンランタンを使うには、きちんとした手順に沿って準備してあげることが必要です。先に大まかな手順を把握しておきましょう! 手順1. タンクにホワイトガソリンを入れてポンピング 手順2. マントルを取り付けてカラヤキ 手順3. 点火して再度ポンピング ナカジ: たった3つだけ!!これなら、自分でもできそうです! 阿部: そう、手順自体は少ないんです。それぞれの手順でコツがあるので、実践しながら紹介していきますね!

手順1. タンクにホワイトガソリンを入れてポンピング

最初にホワイトガソリンを入れておく

ホワイトガソリンの蓋を開けている様子
阿部: では早速ホワイトガソリンを入れていきましょう! ナカジ: なんでホワイトガソリンから入れるんですか? 阿部: それは、手順2で行う「カラヤキ」の前に、この後説明する「ポンピング」を済ませておくためです。カラヤキを先に行ってしまうと、マントルがとても脆くなり、ポンピングに伴う揺れ程度の衝撃でも穴が空いてしまう危険性があるんです。 ナカジ: なるほど、だから、まずはホワイトガソリンを入れるんですね!
フューエルファネルをセットしている様子
ナカジ: ところで、さっきから気になっていたんですがこの赤い筒はなんですか? 阿部: それは、フューエルファネルといって、ホワイトガソリンをタンクに入れるために使います。何も使わずに入れようとするとこぼれてしまうので!また、ホワイトガソリンが目安の量になったら自動で止まるようになっています。 このあと、タンク内のホワイトガソリンに空気で圧をかける「ポンピング」という作業を行いますが、その時に、ホワイトガソリンの量が多すぎず、少なすぎず、およそ8割程度にするために、必要な道具なんです! ナカジ: なるほど、とても便利なアイテムなんですね!
ホワイトガソリンを入れている様子
阿部: ホワイトガソリンを入れる際の注意点は、注ぎ口が付いている方を上にして傾けることです。逆向きにすると、ゴポゴポとホワイトガソリンがハネてしまうので、注意しましょう!
ホワイトガソリンが乾いているのを確かめている様子
ナカジ: あ、ホワイトガソリンをタンクに少しこぼしてしまった!!どうしよう!! 阿部: 慌てなくても大丈夫ですよ。今回使用している純正のホワイトガソリンは、揮発性がとても高く、すぐ気化してしまいます。ほら、こぼしたところを触ってみて! ナカジ: すごい、もう乾いてる! 阿部: ただし、気化しやすい分、タバコなどの火にも引火してしまう可能性があるので、ガソリンランタンを扱う間は火気厳禁です!!

いよいよポンピングへ!

ポンプノブを差し込んでいる様子
ナカジ: いよいよポンピングですね!めちゃくちゃ楽しみです。 阿部: ガソリンランタンといえばポンピングですからね!ポンピングを上手に行うには指使いが大事です!親指と人差し指、中指をしっかり使わないとポンピングはできませんよ。 まずは、ポンプノブを左に2回転させ、空気を送り込むすき間を作ります。その次に、人差し指と中指をフックのようにしてポンプノブを挟み、親指でポンプノブに空いている穴を抑えます。その穴を親指で抑えた状態のまま、ポンプノブを手前に引いた後、奥まで真っすぐに押し込む。これを何度も繰り返します。 ナカジ: なるほど、自転車の空気を入れるみたいにだんだんポンプが固くなってきました!
ポンピングをしているナカジ
阿部: う〜ん、まだ足りないですね!ポンピングは、ポンプノブが押し込めなくなるまで行うので! ナカジ: そんなに!大変ですが、段々楽しくなってきました!でも、そもそもポンピングってなんのためにするんですか? 阿部: ポンピングの目的は、タンク内を高圧にして、燃料を点火部から吹き出させるためです。なので、タンク内にできるだけ多くの空気を入れてあげないといけません! それ以上ポンプを押せなくなったら、穴から指を外してOKです。指を外すと簡単にノブを押し込むことができるので、押し込んだ状態で回転が止まるまで右に回してノブを閉じたら、ポンピング完了です!

手順2. マントルを取り付けてカラヤキ

マントルは袋状にして取り付ける

マントルを持った阿部さんの手元
阿部: ここでようやく登場するのが、マントル!!マントルは、そのままだとうまく灯りが点かないので、燃料を出さずに直接ライターなどで火を点ける「カラヤキ」を行いましょう。 ナカジ: カラヤキはなんのために行うんですか? 阿部: マントルは、カラヤキすると、最初は黒くなり、その後白い灰状になります。その白い灰状になった部分が発光するので、あらかじめ、マントルを焼いておく必要があるんです。マントルをバーナーチューブにセッティングする際に、指を突っ込んで袋状にして、マントルにシワが寄らないように整えてあげておくと、最終的に燃料に点火した際にマントルがしっかり発光しますよ! ナカジ: なるほど、発光がうまくいくかどうかは、カラヤキの段階ですでに始まっているんですね。気をつけないと!
マントルをバーナーチューブに取り付けている様子
阿部: バーナーチューブに取り付けたら、余ったヒモを切ることを忘れずに!このヒモをしっかり切っておかないと、カラヤキした際に、脆くなったマントルにヒモが当たって、マントルが破損する原因になるんです。 ナカジ: そんなに繊細に扱わないといけないんですね、気をつけます!
マントルに着火している様子
ナカジ: マントルのセッティングができたので、着火しますね! 阿部: はい、マントルを隅々までキレイに燃やすために、マントルの下部に火を点けると火が下から広がっていきますよ!
カラヤキされたマントル
阿部: 一回火が点くと、黒くなりますが、そのまま待っていると灰になってまた白くなります。マントル全体がこの状態になれば、マントルのカラヤキは完了です!

手順3. いよいよ点火!灯りが安定するまでポンピングして完了

ガスランタンに点火している様子
阿部: 燃料バルブを左に回すと、シューっという音から、ジッジッという音に変わるのが分かりますよね?はじめのシューっという音は、ジェネレーター内の空気が出てきている音。一方で、その後のジッジッという音は、タンク内の燃料が出てきている音です。 タンク内の燃料が出てくる状態でないと火が点かないので、まずは、ジッジッという音が聞こえるようになるかチェック。問題なければ、一度燃料バルブをを閉じて、ガスを換気させましょう。 10秒程度時間を置いたら、グローブの下からガスライターを挿入して火種を近づけながら、燃料バルブを左に回します。そうすると、一気に火が点きますよ! ナカジ: わかりました、やってみます!
点火したガスランタン
ナカジ: !!ものすごく大炎上していますが、これはもしかして失敗ですか...? 阿部: いえ、これで大丈夫です!燃料が液体混じりの状態になっているので、単純に燃料が燃えている状態 = 火が安定していない状態なんです。すぐに、追加のポンピングをすると、液体混じりだった燃料が気化されて、現在の「燃えている」状態から「光る」状態に変わるんです!
綺麗に光がともったガスランタン
ナカジ: 本当ですね、ポンピングを続けたら、段々と炎が収まって、キレイに光が灯るようになってきました!! 阿部: ここまでくれば大丈夫!無事、ガソリンランタンの点火完了です!!一度灯りが安定すれば、数時間ポンピングする必要もないので、後はランタンの灯りの元、キャンプを楽しむだけ。初めてのガソリンランタン、お疲れ様でした!

意外と簡単なのに、達成感が半端じゃないガソリンランタンの魅力

点火完了したガスランタンを見て微笑む2人
キャンプ未経験者でも、無事ガソリンランタンを使うことができました!一通り終わってみると、なんだか拍子抜けなぐらい簡単だったガソリンランタンの使い方。最後のポンピングを終えたあとの、神々しく輝くガソリンランタンを見ていたら、なんだか達成感と高揚感で胸がいっぱいに。 憧れのガソリンランタンでしたが、初心者だからといって敬遠しなくて良かったです。
暗闇に光るコールマンのワンマントルランタン

ガソリンランタンの使い方をおさらい♪

ガソリンランタンを使用している様子
■手順1. ホワイトガソリンを入れてポンピング ポイント1. フューエルファネルを使って、ホワイトガソリンの量を最適に調整する。 ポイント2. ポンピングは、ノブが押し込めなくなるくらいまで行う。 ■手順2. マントルを取り付けてカラヤキ ポイント3. 取り付け前に指先でマントルを袋状に広げておく。 ポイント4. 取付け後に余ったヒモは切る。 ポイント5. カラヤキはマントル下部に火を点ける。 ■手順3. 点火して再度ポンピング ポイント6. ジッジッという音が出るかをチェック。 ポイント7. 光が安定するまで追加のポンピングを行う 。

ガソリンランタンの選び方を解説!

ライトの明るさを確認

ガソリンランタンを選ぶ際にはライトの明るさを確認しましょう。ランタンの明るさはCP(キャンドルパワー)、W(ワット)、lm(ルーメン)という単位が使われており、数値で明るさの目安を確認可能です。メインランタンとして使うか、サブランタンとして使うかによって適切な光量が変わります。 メインランタンで使用する場合、200CPまたはツーマントルタイプのガソリンランタンを選びましょう。200CPのガソリンランタンであれば、暗いキャンプ場でも自分のテントサイト全体を明るく照らせます。またツーマントルのガソリンランタンは光源であるマントルが2つ付いているタイプで、光源が2倍になり明るく照らせるランタンです。 テーブルに置くサブランタンとして使用する場合、光が強すぎても眩しいですし、熱かったり虫が寄ってきたりしてしまう可能性があります。そのため、サブランタンは100〜150CPの光量のガソリンランタンがおすすめです。

燃焼時間

燃焼時間とタンクの容量もチェックしましょう。キャンプの途中でランタンの燃料が切れてしまい火が消えてしまったら面倒です。できれば一回の準備でキャンプしたいですよね。そのため、ガソリンランタンの燃焼時間を確認するようにしましょう。 キャンプでどのくらいの時間ランタンを使うか想定して燃焼時間を確認し、ガソリンランタンを選ぶようにしましょう。キャンプ1泊の場合は夕方から就寝までランタンを灯すとして、5〜7時間燃焼可能なランタンがおすすめ。タンクの容量が多いからというだけで判断するのは注意が必要です。 ツーマントルやCPが高いランタンは燃料の消費も早いため、タンクの大きさだけでなく燃焼時間を確認するようにしてください。

燃料の種類

ガソリンランタンを選ぶ際には燃料の種類も確認するポイント。一般的なガソリンランタンの燃焼はホワイトガソリンです。ホワイトガソリンは純度の高いガソリンで、ススなどが出にくく、きれいに燃焼するのが特徴。ホワイトガソリン以外にレギュラーガソリンを燃料に使えるガソリンランタンもあります。 レギュラーガソリンはホワイトガソリンに比べると手に入れやすいという点がありますが、ススなど汚れが出やすいという欠点もあります。アウトドアだけでなく、災害用としてもガソリンランタンを使おうと考えている方には便利なアイテムです。アウトドアで使う際には極力ホワイトガソリンでの使用をおすすめします。

ガソリンランタンのメリット・デメリットは?

ガソリンランタンのメリット

ガソリンランタンのメリットは灯りが強く、寒い環境でも火がつきやすいという点です。ガソリンランタンはメインランタンとして使えますし、テントサイト全体を明るく照らせます。くわえてガソリンを使って灯りをおこしているため、LEDの灯りと比べるときれいで落ち着いた雰囲気を楽しめる点も特徴です。寒さに強く冬キャンプでも光量が落ちづらい点も冬キャンパーから人気を集めている理由の1つです。

ガソリンランタンのデメリット

ガソリンランタンのデメリットは、事前準備に時間がかかってしまう点と他の種類のランタンを比べると値段が高いという点です。ガソリンランタンは上記で紹介したように灯りをつけるまで、ポンピングやカラヤキなど事前準備が必要で灯りをつけるまでに少し時間がかかってしまいます。そのため、すぐに灯りが欲しい時には不便と感じる可能性があります。 もう1つのデメリットは、LEDランタンやガスランタンに比べて値段が高い点です。他の種類のランタンと比べると、ガソリンランタンの値段は2倍近く高価なため手を出しにくい価格となっています。

ガソリンランタンを長持ちさせるには?メンテナンス方法を紹介

ガソリンランタンを長く使っていくにはメンテナンスが必須です。シーズンオフのガソリンランタンをどう保管するのがいいでしょうか?シーズンが終わりガソリンランタンを使わないときにはタンクの中のガソリンをそのままにせず、缶に戻しましょう。ガソリンをそのままタンクの中に入れて保管しているとタンクが錆びたり、バルブが痛んでしまいます。そのため保管する時には燃料を空にしましょう。 また、ポンピングする際に使う棒の先端にあるポンプカップのメンテナンスも大切です。メンテナンスをしないと痛んでしまい、ポンピングしてもタンクの中に空気を押し込むことができなくなってしまいます。ポンプカップのメンテナンス方法は、コールマンが販売しているリュブリカントという潤滑油を使います。ポンプカップにOILと表記してある部分があるため、そこに2〜3滴ほどリュブリカントを注入。そうすることでポンピングの際に滑りがよくなります。 ポンプカットの寿命を長持ちさせるためには定期的にオイルを注入しましょう。

初心者でもガソリンランタンは使える!

ガソリンランタンの使い方を教わっている様子
初心者だからといって諦めることはありません!ガソリンランタンは意外と簡単に使えて、なおかつ、火が灯った時の達成感と高揚感が忘れられなくなる、そんなステキなアイテムです!みなさんもぜひ、一度ガソリンランタンを使ってみてください♪ ▼コールマンのランタンをもっと知りたい方は、こちらもチェック!
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今回紹介したアイテム

商品画像今回使用したのはワンマントルランタン、通称286A!コールマン リュブリカント
商品名今回使用したのはワンマントルランタン、通称286A!コールマン リュブリカント
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