【今日のキャンプ用語辞典】今さら聞けない「ガソリンランタン」とは?
制作者
ryuki
キャンプ歴5年。アルプスを眺められるキャンプ場をメインに山梨、長野を巡るキャンパー。愛用テントはアライテントのエアライズ2。キャンプと登山で使用できるギアをテーマに軽量&コンパクトさを追求。特にノースフェイスは全てのアウトドシーン、タウンユースで使いやすいのでお気に入りです。
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ガソリンランタンの特徴
寒い場所でも安定した火力を保てるガソリンランタン。ここからはガソリンランタンの特徴を解説していきます!
キャンプサイトを明るく照らす光量
ガソリンランタンは、LEDランタンに比べ光量が大きく明るいのが特徴。明るさは「ルーメン(光の量)」や「キャンドルパワー(ろうそく1本を基準にした明るさ)」と呼ばれる単位で表します。
通常のLEDランタンは〜1,500ルーメンのものが多いですが、ガソリンランタンは1,500〜4,000ルーメン程でかなり明るくなります!そのため、メインランタンとして使いやすいアイテムです。
寒い季節でも高火力を維持できる燃焼性能
ガソリンランタンはホワイトガソリンを燃料にしているものが多いです。ホワイトガソリンの引火点はマイナス40度程なので、冬場でも安定した火力を保てます。そのため、冬場にキャンプを楽しみたい方はガスランタンよりもガソリンランタンがおすすめです!
長く使うためにメンテナンスが必用
ガソリンランタンはメンテナンスが必要です。使用前はポンピング、マントルの空焼きなどを行います。また定期的なメンテナンスとしてポンプカップ、ジェネレーター、マントルの交換が必要。そのためメンテナンスも楽しめる方におすすめ!
記事の後半では、ポンピングのやり方やマントルの空焼き、ガソリンランタンのメンテナンス方法などを解説しています。
ガソリンランタンの選び方
ガソリンランタンの選び方は
- 明るさ
- タンク容量
- ガソリンの種類
- 自動着火機能
- 専用ケース
明るさの基準は2,000ルーメン程度
メインランタンとして使う場合、ランタンの明るさは2,000ルーメン程がおすすめ。キャンドルパワー(CP)に換算すると318CP程です。
ただし、ソロキャンプ用など5畳程度の広さであれば、1,000~1,500ルーメンのランタンでも明るく照らせます。8畳以上のキャンプサイトの場合は、2,000ルーメン程度の明るさのガソリンランタンを選びましょう。
タンク容量は夜通し燃焼できる約600cc以上が目安
ガソリンランタンは、ガソリンの容量で使用時間が変わるので、タンク容量も確認しましょう。目安として、600cc以上か確認してみてください。600ccあれば約8時間は点灯できるので、夜通しガソリンランタンを使用できます。
防災用としても使うならレギュラーガソリンが使えるタイプを
防災用としても使いたいなら、レギュラーガソリンが入るタイプがおすすめです!一般的に、ガソリンランタンはホワイトガソリンを燃料として使用します。ホワイトガソリンは自動車に使うレギュラーガソリンと異なり、煤が発生しにくいのが特徴です。
ホワイトガソリンはアウトドアショップやホームセンターで販売されているため、災害時に入手しにくくなります。その点レギュラーガソリンであれば、ガソリンスタンドで手に入りやすく災害時にも便利です!
自動着火機能のありなしを確認しよう
初心者におすすめしたいのが、自動着火装置があるガソリンランタン。自動着火装置があれば、気化させたガソリンにチャッカマンなどで点火する必要がなく、ボタン1つで着火できます。火の扱いに慣れていない、着火をスムーズに行いたいという方は、自動着火装置があるか確認しましょう!
専用ケースが付属しているかの確認も忘れずに
ストレスなくケースを運搬するために、専用のケースが付いているかも確認しましょう!ガソリンランタンにはタンクが付いているため、LEDランタンなどと比較すると重さがあり、サイズも大きめな作りになっています。そのため、ガソリンランタン単独では持ち運びにくく感じるでしょう。
専用ケースが付いていれば運搬しやすくなるのはもちろん、ランタン自体も保護できます。安全に持ち運ぶためにも、ケースが付属しているかどうかを確認しましょう。
ガソリンランタンのおすすめ4選
日本製のガソリンランタンはコールマンがシェアの大半を占めています。以下では、コールマンのガソリンランタンのおすすめ4選を紹介します。
ガソリンランタンの使い方
ガソリンランタンの使い方は、大きく以下の3ステップに分かれています。
- ガソリンを注入してポンピングを行う
- マントルを装着して空焼きする
- 点火
1.ガソリンを注入してポンピングを行う
はじめに、ランタンのタンクにガソリンを注入します。ガソリンを注入する際は、フューエルファネルを利用すると便利です。フューエルファネルを利用すれば、ガソリンをこぼさずにタンク内に注げます。
ガソリンを注入後、ポンピングを行います。ポンピングを行う前に、燃料バルブがOFFになっているか、燃料キャップが閉まっているかの2点を必ず確認しましょう。その後、ポンプノブが押せなくなるまでポンピングをします。ポンプノブの中央にある穴から空気が漏れないよう、親指でしっかりと押さえながら押し込みましょう。
出典:Amazon
【基本情報】
- サイズ:6×14cm
- 重量:31.5g
2.マントルを装着して空焼きする
続いて、マントルを装着して空焼きを行います。まず、ランタンのガラスグローブ・ベンチレーターを取り外し、バーナーチューブの先端にマントルを装着します。
マントルを取り付けられたら、チャッカマンやライターで燃やしましょう。空焼きしたマントルは、指で触れるだけで崩れてしまうので、慎重に取り扱わなければなりません。
3.点火
出典:PIXTA
マントルを空焼きした後は、いよいよ点火です。ガラスグローブ・ベンチレーターを取り付け、燃料バルブを開きながら柄の長いチャッカマンなどを使って点火します。マントルに火が付いたら、追加でポンピングを行い火を安定させましょう。
消化をする際は、燃料バルブをOFFにするだけで火が消えます。ただし、ジェネレーター内に燃料が残っていると数分燃え続けることもあるので、きちんと消化されたかどうかは目視で確認しましょう。
ガソリンランタンはメンテナンスが重要!
出典:PIXTA
ガソリンランタンを長持ちさせるには、メンテナンスが重要です。こちらでは、ガソリンランタンのメンテナンス方法や、便利なアイテムを紹介します。
タンク内の燃料を抜く
ガソリンランタンの使用後は、タンクから完全に燃料を抜きましょう。ガソリンを抜かずに放置してしまうと、タンクが錆びる原因になります。また、ランタンを持ち上げた際や車での移動中に、タンクからガソリンが漏れてしまう危険も。
ガソリンを抜く際には、残ガソリン抜き取りポンプを利用すると便利です。残ガソリン抜き取りポンプを使えば、ポンピングと同じ要領でガソリン缶に燃料を戻せます。
出典:Amazon
【基本情報】
- サイズ:長さ約60cm
- 重量:約40g
ポンプカップにオイルを注ぐ
ポンプカップには定期的にオイルを注ぎましょう。ガソリンランタンの使用時には必ずポンピングを行いますが、何度も使用しているとポンプカップが乾燥してしまい、うまく空気を送り込めなくなります。
ポンプカップの乾燥を防ぐためには、「リュブカント」という専用の潤滑油を注ぎましょう。使用方法は、ポンプカップの「OIL」と書かれている穴にリュブカントを注ぐだけです。ポンプカップの劣化防止にもなるので、定期的にオイルを注ぎましょう。
出典:Amazon
【基本情報】
サイズ:約3×2×11.5cm
ホヤ(グローブ)を拭き取る
ガソリンランタンの使用後は、ホヤ(グローブ)の部分を拭き取りましょう。ランタンの使用後は、ホヤに煤や虫の死骸が付いていることがあります。放置するとこびり付いてしまい、ランタンの明るさを損ねてしまうので、使用後は乾いた布で拭き取りましょう。
部品が劣化していたら交換する
ガソリンランタンの部品が劣化していたら必ず交換しましょう。ガソリンランタンには、長く使うと劣化してくるパーツもあるため、定期的な部品の交換も必要です。
たとえば、劣化しやすいパーツの1つにジェネレーターがあります。ジェネレーターとはガソリンを気化させる装置のことで、劣化すると点火しにくくなったり火力調整ができなくなったりします。ジェネレーターは消耗品なので、予備のパーツとして用意しておくとよいでしょう。
出典:Amazon
【基本情報】
- サイズ:7.6x2.5x15.2cm
- 対象製品:286A・288A 288-5891
ガソリンランタン使ってみよう!
おすすめのガソリンランタンや、使い方、メンテナンス方法を紹介しました。ガソリンランタンは他のランタンよりも明るく、サイトの雰囲気をおしゃれに演出します。ぜひ次回のキャンプからガソリンランタンを使ってみてください!
今回紹介したアイテム
商品画像 | ||||||||
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商品名 | Coleman(コールマン)ワンマントルランタン | Coleman(コールマン) パワーハウス ツーマントルランタン | Coleman(コールマン) プレミアム デュアルフューエル ランタン | Coleman(コールマン)ノーススター チューブマントルランタン | コールマン フューエルファネル | コールマン 残ガソリン抜き取りポンプ | コールマン リュブカント | コールマン ジェネレーター |
商品リンク | Amazon で見る楽天市場 で見るYahoo! で見る | Amazon で見る楽天市場 で見るYahoo! で見る | Amazon で見る楽天市場 で見るYahoo! で見る | Amazon で見る楽天市場 で見るYahoo! で見る | Amazon で見る楽天市場 で見るYahoo! で見る | Amazon で見る楽天市場 で見るYahoo! で見る | Amazon で見る | Amazon で見る楽天市場 で見るYahoo! で見る |