出典:Wittybear / ゲッティイメージズ
灯油ランタンおすすめ11選!燃料の入れ方〜メンテナンス方法まで一挙紹介
キャンプの必須アイテム”ランタン”の中でも、灯油ランタンは炎の揺らめきと暖かみを感じる光色で根強い人気があります。お手入れが大変そうなイメージがありますが、使い方は意外とシンプル!今回は、加圧式とフェアーハンド式、2タイプ別におすすめの灯油ランタンを紹介します。使い方や注意点をおさえて、灯油ランタンをキャンプで安全に使いましょう!
灯油ランタンとは?
灯油ランタンは、テーブル全体を柔らかい明かりで照らすアイテムとして使います。灯油はガソリンや石油と比べて安価で手に入りやすいです。使用する燃料は灯油だけでなく、パラフィンオイルでも使用OKです!また、灯油ランタンは初心者の方でも扱いやすく、安定した明るさを長時間持続できるため、夜のキャンプを彩りたいという方に人気があります!
灯油ランタンの種類
灯油ランタンは加圧式タイプとフェアーガンド式タイプから選べます。
加圧式タイプ
圧力式は、液体の灯油を圧力によって気化させて空気と混ぜ、燃えやすい気体を作り出す仕組み。予熱、気化、燃焼の順に進んでいきます。燃料とマントルをセットし、圧力計を見ながらポンピング。マントル部分に火をつけて、「プレヒート」と呼ばれる予熱作業を行います。温まったら、燃料バルブを開いて点火して完了です!
光量に優れていることが多く、テーブル上を明るく照らせるのが特徴です。明るさを重視して選びたい方におすすめ。加圧式タイプは扱いが難しいので、失敗すると怪我をする危険性があります。
フェアーハンド式タイプ
フェアーハンド式はドイツのランタンメーカー・フュアーハンド(Feuer Hand)の製品で採用している仕組みを用いています。安定して灯し続けられる平たい炎が特徴で、構造はアルコールランプとほとんど一緒。灯油が芯を上がって炎口の上の部分で燃焼するようにしたもので、燃費に優れています。
灯油を入れて内部の芯へ染み込ませるだけ、と加圧式より圧倒的に簡単です。毛細管現象によって灯油が上部へ染み込ませるのがポイント。時間が経ったら、芯に火をつければ完了!燃費がよく、20時間以上保つほど継続して燃焼し続けられるのが魅力!火が大きいほど芯が早く消費されやすいので、火力調節が大切です。
灯油ランタンの選び方
灯油ランタンの選び方を解説します。明るさ、メンテナンスのしやすさといったことに注目しながら、灯油ランタンを購入しましょう。
明るさで選ぶ
灯油ランタンの明るさは「キャンドルパワー(CP)」「カンデラ(cd)」「ルーメン(lm)」「ワット(W)」という単位で表記し、数値が大きいほど光量が多く、広範囲を明るく照らせます。
キャンドルパワーとカンデラは「1キャンドルパワー(カンデラ)=ロウソク1本分程度の明るさ」とされ、数値が200以上のモデルを目安としてメインランタンを選ぶのがおすすめです。ルーメンなら1,000ルーメン以上、ワットなら200ワット以上あるとキャンプサイト全体を明るく照らせます。
メンテナンスのしやすさ
灯油ランタンは、メンテナンスのしやすさに注目して選ぶのも大切です。圧力式はパーツが多くて構造が複雑なので、メンテナンスに時間がかかります。フェアーガンド式は芯の交換が必要ですが、シンプルな構造なので使い方もお手入れも簡単!初心者や面倒な手間を省きたい方は、手軽に使えるフェアーガンド式がおすすめです。
おすすめの灯油ランタン【加圧式】
加圧式タイプの灯油ランタンは光量が多いので、テーブルの周囲を明るく照らしてくれます。明るさメインでランタンを選びたい方におすすめです。
オレンジ色の光のおかげで目に優しく、温もりを感じられる灯油ランタン。キャンプサイトで使用すれば一気におしゃれな雰囲気を演出できます。明るさは700ルーメンを超えているため、テーブル上を照らすサブランタンにぴったり!
【基本情報】
- 使用サイズ:34×15×15cm
- 重さ:2.15kg
- 容量:1L
- 明るさ:784ルーメン
レトロなデザインの灯油ランタン。光量400Wと、テーブルランタンにぴったりな明るさです。別売りの「ペトロマックス ラジエーター」と「プロテクションプレート」を設置すれば、暖房器具としても使用できるのも魅力。
【基本情報】
- 使用サイズ:直径17×40cm
- 重さ:2.4kg
- 容量:1L
- 燃焼時間:8時間
- 明るさ:500CP(400W)
200点以上もの細かなパーツから構成される本格派ランタン。ニッケルやブラスといった素材を塗装して仕上げられた艶感や質感はレトロで美しいです!明るさは400W相当もあり、メインランタンとして十分に使えます。
【基本情報】
- 使用サイズ:直径17×40cm
- 重さ:2.4kg
- 容量:1L
- 燃焼時間:8時間
- 明るさ:500CP(400W)
おすすめの灯油ランタン【フェアーハンド式】
フェアーハンド式の灯油ランタンは、燃費効率に優れており、扱いやすいのが魅力です。初心者でも扱いやすい灯油ランタンが欲しい方はチェックしましょう!
白灯油やランタン用パラフィンオイルを燃料とし、優しい灯りをともすオイルランタン。燃焼時間は最大20時間!ハンドルを左右に回すだけで火力を調節できるので、初心者でも扱いやすいです。
【基本情報】
- 使用サイズ:17×14×30.5cm
- 重さ:490g
- 容量:300ml
- 芯の長さ:140mm
手のひらに乗ってしまうほど小柄の灯油ランタン。わずか150mlの灯油で約20時間も燃焼し続けます。重さは460gと軽量で、片手で持ちやすいです!雰囲気は味わいたい方から支持されています。
【基本情報】
- 使用サイズ:直径14×21.5cm
- 重さ:460g
- 容量:150ml
- 明るさ:5W
アメリカのデイツ社のハリケーンランタン。光量が異なる5種類から選べるため、用途に合わせて選ぶのがおすすめです。長時間燃焼タイプのデイツ2500は、75時間も点灯し続けます。
【基本情報】
- 使用サイズ:15×26.5(h)cm
- 重さ:470g
- 容量:340cc
- 明るさ:7CP
ハリケーンランタンのおすすめ商品を紹介!特徴・使い方・注意点も
ハリケーンランタンを使っていますか?ハリケーンランタンは、雨風が吹いても消えず、ゆらめく炎で素敵な空間を作り出す優秀なアイテムです。今回はアンティークなギアを探している方や、ちょっとこなれた感じにサイトを演出してみたい方にぴったりな「ハリケーンランタン」について、魅力や詳しい使い方を紹介します。
100年以上も前からランタンを作り続けているフュアーハンド社の人気商品。亜鉛メッキ処理された本体はさびにくく、少々強い風が吹いても安定して燃焼します。
【基本情報】
- 使用サイズ:15.5×26 cm
- 重さ:480g
- 容量:340ml
フュアハンドランタンの魅力を紹介!歴史や使い方も
ドイツ生まれのフュアハンドランタンは、120年以上愛され続ける灯油ランタンのオリジナルブランド。シンプルでおしゃれな見た目のフュアハンドランタンはテントサイトを優しく灯してくれます。長年愛用される魅力は高い耐久性や豊富なカラーバリエーション、コストパフォーマンスの良さなどさまざま。今回はフュアハンドランタンの魅力について解説します。
灯油、ディーゼル、植物燃料などの安全性燃料を使用するランタン。最大20時間も燃焼し続けます。重さは300gと軽量で持ち運びやすいです。火力はハンドルを左右に回すだけと簡単!
【基本情報】
- サイズ:直径24×15.5cm
- 重さ:300g
- 材質:鉄(亜鉛メッキ)、合成ガラス
レトロな雰囲気とシンプルなデザインが特徴の灯油ランタン。風が強い日に使用しても火が消えにくい構造が魅力です。カラーバリエーションが豊富なので、好みのデザインを選べます。
【基本情報】
- 使用サイズ:28×12×8cm
- 重さ:500g
- 容量:340ml
本物の火によってレトロな雰囲気を作ってくれる置き型灯油ランタン。つるして使える持ち手付き!アウトドアシーンだけでなく、お家のインテリアとしても使えます。燃料は煤と匂いの少ないパラフィンオイルがおすすめ!
【基本情報】
- 使用サイズ:15.5×24.5cm
- 重さ:440g
- 容量:250ml
灯油、ディーゼル、パラフィン油、水油、植物油などの安全性の高い燃料を使用するランタン。つるして使える持ち手付き!燃料をオイル注入口から注入し、芯に点火するだけと簡単で使いやすいです。部品は簡単に外して交換できます。
灯油ランタンの使い方
灯油ランタンは、加圧式タイプとフェアーハンド式で使い方が大きく異なります。今回紹介するのは、初心者でも扱いやすい、フェアーハンド式の使い方です。
給油する
点火前にタンクのふたを開けて、燃料を入れましょう。燃料を入れすぎると使い終わった後の処理が大変なので、満タンには入れず、8分目までで止めるのが重要です。ランタンの光量にもよりますが、1日使用するなら8分目でも十分足ります。
ライターの火を近づけて点火する
グローブ脇のレバーでグローブを持ち上げ、ライターやマッチで芯に火を灯します。その後は、グローブを元の位置に戻すだけ!燃料を入れてからすぐに火を灯しても火はつきません。芯に燃料が染み込むまで、燃料を入れてから10分ほど待ってから着火しましょう。
火の大きさを調節する
火の大きさは芯の長さに比例しています。本体の脇にあるレバーを回して芯の大きさを変更できるので、火を大きくしたい場合は芯を長く、火を小さくしたい場合は芯を短くしましょう。消火したい場合は、芯を一番下まで下げるだけでOKです!
灯油ランタンの注意点
アルコールランプやガソリンランタンと比べて扱いやすい灯油ランタンにも、実際に使う場合は危険が伴います。これから紹介する注意点を把握してから使用しましょう!
給油時は平らな地面に置いて行うこと
給油時は、ランタンを持ったまま行わず、平な地面に置いて行いましょう。斜めになったまま作業すると。燃料がこぼれてしまったり、上手く給油できないことが多いです。手に灯油がかかってしまわないように周りに何もない安定した場所で給油しましょう。
芯を出し過ぎないように!
点火後は、芯を出しすぎないようにするのがポイント。芯を出すと火力が強くなりますが、あっという間に燃え尽きてしまいます。点火時間が短くなってしまうので、適度に芯を調節して使用しましょう。火を長持ちさせたい方は、ほんの少し芯を出して使用するのがおすすめです。
灯油ランタンでキャンプをおしゃれに!
少し手間がかかる印象の灯油ランタンですが、使い方は意外とシンプルなので、コツを掴めば簡単に点火できます。今回紹介した種類と仕組みを理解できれば、安全にキャンプが楽しめるはずです!この機会に、自分にあった灯油ランタンを見つけてみましょう!