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スノーピークのノクターン

【検証】スノーピークのノクターンをレビュー!人気ランタンとの比較も

※本記事には一部プロモーションが含まれます

Snow Peak(スノーピーク)のノクターンは、その小さくやさしい光が癒やされると、長く人気を集める定番アイテムです。本記事ではhinataスタッフが実際にノクターンを使ってみてその使用感をレビューします。明るさや風の影響の受けやすさなど気になる点をチェック!

スノーピーク「ノクターン」の特徴とは

テーブルに置かれたスノーピークの
スノーピークの「リトルランプ ノクターン」は、ガス缶を使用して小さな炎をともす屋外用のガスランタンです。シンプルでコンパクトな愛らしいたたずまいから長年にわたり多くの人に愛され、2016年にはグッドデザイン賞を受賞。そのデザイン性と機能性の高さはお墨付きです。

雰囲気抜群!スノーピーク「ノクターン」の使用感をレビュー

スノーピーク「ノクターン」
「やさしい明かりが雰囲気抜群」といった口コミが見られる「ノクターン」を、hinataスタッフが実際に使ってみました。以下の観点でその使用感をチェックし、ノクターンの魅力や使用上の注意点を本音でレビューします。
  • デザイン
  • サイズ
  • 明るさ
  • 風への耐久性
  • 燃焼時間

【デザイン】控えめながら繊細でスタイリッシュなたたずまい

スノーピークのノクターン
ノクターンはその小型でシンプルなデザインが魅力のひとつです。ノクターンとよく比較される製品に、同じくガスランタンであるColeman(コールマン)の「ルミエール」があります。ルミエールが高さ18.3cmなのに対してノクターンは10.5cmとおよそ半分の高さです。 また、ルミエールは曲線的なデザインでオールドランタンを彷彿とさせるクラシカルなフォルムですが、ノクターンは直線的な本体と繊細なデザインの部品をそなえ、シンプルかつスタイリッシュな印象を受けます。 ノクターンは、サイトの中で派手に目立つアイテムというより、独特の存在感でおしゃれな雰囲気を演出するアイテムなのです。

【サイズ】手のひらサイズのコンパクトさ

スノーピークのノクターン
前日の通りノクターンは高さ10.5cm。日本人の手のひらの長さは平均10.2cmなのでちょうど「手のひらサイズのコンパクトさです。ガス缶を装着していない状態だとより小さく感じるためか、スタッフからも「写真で見るより小さくてかわいい」との声があがりました。

【明るさ】周囲をほのかに照らす癒やしの光

スノーピークのノクターン
点灯した際のノクターンは控えめでやさしい明るさが特徴的です。キャンプサイトや食卓を煌々と照らすというよりは、徐々に暗くなる周囲の雰囲気に溶け込むような小さな光なので、ノクターンをメインランタンとして使うことはむずかしいでしょう。この日はスノーピークのローテーブル「IGTスリム」に置いて検証しましたが、幅94×奥行き40.3cmのテーブル全体を、作業ができるほどには十分に照らしきれませんでした。 そういった実用的な明るさよりも、暗くなったキャンプサイトで静かに揺れる炎そのものを楽しむことがノクターンの醍醐味といえそうです。
ノクターンの光量比較
[左]最小火力 [右]最大火力
明るさは、ノクターンに付いているツマミをひねり、ガスの噴出量を増減することで調節できます。この日は夕方から弱く湿った風が吹きはじめ、火力調節のためにガスを弱めるとすぐ火が消えてしまう事態に見舞われました。使用する場所や天候、ガスの残量や状態によりますが、精密な火力調節はむずかしいと考えて良さそうです。

【風への耐久性】不意に炎が消えていることがあるので注意

スノーピークのノクターンに扇風機を当てる様子
中程度の火力のノクターンに、強弱2段階調節可能な小型扇風機で風を当ててみました。真横から風を当てた際は思いのほか炎は消えづらく、弱風であれば5cmほどの距離まで接近しなければ炎は消えませんでした。「消えやすい」との口コミを確認していたため、もっと遠くからの風でも消えることを予測していたので意外な結果です。
炎が揺れるノクターン
とはいえ、風のせいで着火がなかなかうまくいかなかったり、炎が安定したと思ったら不意に消えてしまったり、ということが5〜10分おきに複数回発生。特に暗闇でノクターンを使用する際は、すぐ再着火できるようわかりやすい場所にライターやガストーチなどを置いておくと安心でしょう。 また、酸欠や一酸化炭素中毒のおそれがあるため、ノクターンは室内、車内、テントなどでは使用できません。風のない穏やかな気候の日に屋外で楽しみましょう。

【燃焼時間】最大71時間の長時間燃焼

スノーピークから発売されているODタイプのガス缶は「100」「250」「500」の3サイズあり、いずれもノクターンの燃料として使用可能です。ノクターンのガス消費量は1時間につき7gで、ガス缶それぞれのガス容量によってノクターンの燃焼時間が変わるため、使用したい時間や荷物のキャパシティとのバランスを考えてガス缶を選びましょう。 また、スノーピークのガス缶には「ギガパワーガス イソ(通称:銀缶)」シリーズと、「ギガパワーガス プロイソ(通称:金缶)」の2種類があります。プロイソは-40°Cでも着火できるプロパンガスと-10°Cで着火できるイソブタンが混合されているため、寒冷地でも使えることが特徴です。
ガス缶の容量ギガパワーガス 110ギガパワーガス 250ギガパワーガス 500
燃焼時間15時間35時間71時間

【収納】専用ケースが付属

ノクターンと収納ケース
収納ケースに入ったノクターン(収納ケースにはフタが付属します)
ノクターンには幅6×高さ11cmほどの白いプラスチックケースが付属しており、本体を安全に運べます。プラスチック製なので、踏んだり投げつけたりといった衝撃には耐えられない可能性がありますが、バッグに入れて運搬するだけであればキズや衝撃からノクターンをしっかり守れそう。 それでも不安な場合は部分的にでも内側へフェルトシールを貼ったり、ノクターンを薄手のクロスやエアキャップで包んでから収納するというのもひとつの手です。また、コンパクトゆえにバッグの中で行方不明に…とならないよう、運搬の際はバッグのポケットや小分けのポーチに収納することをおすすめします。

ノクターンの組み立て・片づけ方法

スノーピークのノクターン
ここからは、ノクターンの組み立て方と片付け方のポイントを解説します。
スノーピークのノクターン
グローブ(ガラス部分)とバーナー部分は、ゴム製のリングで固定されています。手入れの際に外したい場合はゆっくり回しながら引っ張ると外れます。

1.ガス調整ツマミを閉めてからOD缶を取り付ける

ガス缶に取り付ける前に、ノクターンのツマミを時計回りに回して、しっかり閉まっているか確認します。開いた状態でガス缶を取り付けると危険なので、この作業は怠らないようにしましょう。

2.ガス調整ツマミを開いて点火する

ノクターンに火をつけるようす
スノーピークのシンボルでもあるアスタリスクマークの部分から、ライターやガストーチで点火します。斜め下から火を挿し込むような形になるので、小さいライターよりも長いガストーチの方が安全に着火できそうです。

3.ガス調整ツマミで火力を調整する

ノクターンの火力調節
ガス調整ツマミを反時計回りに回すと噴出されるガスの量が増えて火力が上がります。逆に時計回りに回すと炎が小さくなります。あまり小さくすると消えやすく炎が安定しないので、ちょうどいいお気に入りのポイントを探してみましょう

4.火を弱めてガス調整ツマミを閉める

火を消す際はガス調整ツマミを時計回りに回してガスを止めます。

5.完全に冷めてから収納する

ノクターンからOD缶をはずす様子
消火直後の本体はとても熱くなっているため、10分ほど時間を置いてから収納しましょう。作業の際は耐熱手袋を使用し、火傷しないように注意が必要です。また、使用中を含め子どもが触らないように気をつけましょう。 ガス缶を外したら、ガス調整ツマミを水平になるまで回してから折りたたみ、ケースへ収納します。

ノクターンの注意点やメンテナンス・修理

ノクターンは繊細な部品で設計されており、特にグローブは衝撃を与えると割れやすいので取り扱いには十分注意しましょう。また、点火しない場合はいくつかの原因が考えられます。以下を確認して対応してください。

点火しないときのチェックポイント

  1. OD缶の接触不良

  2. 外気温

  3. バーナー部の目詰まり

  4. ノズルの目詰まり

もっと見る

OD缶の接触不良

ノクターンを持つ
ノクターンをガス缶にセットする際に正しく噛み合っていないと、接触不良でガスを送れず点火しません。うまく点火しない場合はまずガス缶とノクターンが水平に噛み合っていることを確認し、ずれていれば一度外してセットしなおしましょう。

外気温

スノーピークのOD缶
[左]ギガパワーガス プロイソ(通称:金缶) [右]ギガパワーガス イソ(通称:銀缶)
ノクターンが点火しない原因のひとつとして、外気温が低すぎることが考えられます。スノーピークのガス缶のうち、「ギガパワーガス イソ(通称:銀缶)」は気温20度以上が使用の目安です。それよりも気温が低い場所で使う場合は「ギガパワーガス プロイソ(通称:金缶)」を使用しましょう。

バーナー部の目詰まり

OD缶の接触不良でも、外気温の問題でもない場合、バーナー部分が目詰まりを起こしている可能性があります。OD缶と接触する部分が汚れていないか確認し、クロスや綿棒で拭き取ってメンテナンスしましょう。

ノズルの目詰まり

とろ火ライターでも着火できない場合は、ガスを噴出するノズルが目詰まりを起こしている可能性があります。この部分は自分で分解掃除をしようとせず、スノーピークのアフターケアへ問い合わせのうえ修理を検討する方が良いでしょう。 アフターサービスのご案内:スノーピーク

ノクターンには限定モデルも!

ノクターンはスノーピークの看板ギアとして高い人気を誇るアイテムだけあって、限定モデルも人気です。スノーピークが春秋の年2回開催するユーザー感謝祭「雪峰祭(せっぽうさい)」にもたびたび登場し、2023年秋にはキャンプフィールドの木々が描かれたモデルが注目を集めました。ほかの人と差をつけたければ限定モデルを手に入れるのもひとつの手です。

「ニクス」「ギガパワーランタン 天 オート」との違いは?

ニクス、ノクターン、ギガパワーランタン 天 オート
[左]ニクス [中央]ノクターン[右]ギガパワーランタン 天 オート
スノーピークはノクターンのほかに「ニクス」「ギガパワーランタン 天 オート」の2種類のガスランタンを展開しています。こちらのランタンはいずれも照度が80W相当で、LED電球でいうと1,160lm(ルーメン)の明るさに換算が可能です。キャンプのメインランタンとして使う光源は1,000lm以上が推奨されているため、ニクスとギガパワーランタン 天 オートがいずれもメインランタン級の明るさだとわかります。 ニクスは直径10×高さ18cmと、ノクターンやギガパワーランタン 天 オートに比べて2倍ほど大きく、存在感もばっちりです。一方のギガパワーランタン 天 オートは、6.2×6.5×10.3cmとノクターンと同じくらいの大きさですが、明るさの差は歴然。ノクターンに比べて白めの光がしっかりと周囲を照らします。 照明として明るさを重視したい場合は、ニクスやギガパワーランタン 天 オートが適しているといえます。一方で明るさはよりもゆっくりとくつろげる雰囲気を重視したい人にはノクターンがおすすめです。
商品
商品リンク
サイズ
重さ
Snow Peak(スノーピーク)
幅4.2×奥行き4×高さ10.5cm102g
Snow Peak(スノーピーク)
直径9×高さ15.5cm345g
直径5.9×高さ9.5cm(ガス缶含まず)125g

自然と調和するやさしい光が癒やしを与えてくれる

ノクターンは、ゆらめく炎を見ながらキャンプの夜をゆったりと過ごしたい人におすすめのアイテムです。シンプルなデザインでどんなギアとも合わせやすく、コンパクトなのでいつもキャンプに持っていけるところも魅力。大事にメンテナンスすれば、長いキャンプ生活をともにする相棒になりそうです。 ポケットサイズのおしゃれなガスランタン、ノクターンをぜひ次のキャンプに取り入れてはいかがでしょうか。

今回紹介したアイテム

商品画像リトルランプ ノクターンコールマン ルミエールランタンギガパワーガス110イソギガパワーガス110プロイソリトルランプ ノクターンノクターン2023EDITION (雪峰祭2023秋限定)ニクスギガパワーランタン 天 オート
商品名リトルランプ ノクターンコールマン ルミエールランタンギガパワーガス110イソギガパワーガス110プロイソリトルランプ ノクターンノクターン2023EDITION (雪峰祭2023秋限定)ニクスギガパワーランタン 天 オート
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