焚き火を最大限に楽しもう!押さえておきたい3つのポイント!
最終更新日:2020/07/02
ノウハウ

たった3つのポイントを抑えるだけで、初心者でも焚き火を最大限に楽しめる!焚き火に挑戦してみたいけど、何を燃やせばいいのか、どうやって楽しんだらいいのかなど、お悩みはありませんか?ここでは、焚き火を楽しむために知っておきたいポイントや注意点を紹介します。
目次
焚き火なしではアウトドアを最大限楽しむことは不可能!

何時間でもずっと楽しんでいたいと思わせる焚き火、実はリラックス効果があると言われています。波の音や風の音、蛍の光など、自然界にある「規則的でも不規則的でもない揺らぎ」に人は癒しを感じるのだそう。普段、疲れていてリラックスする時間が欲しい、と思っている方はぜひ一度焚き火に挑戦してみてくださいね。
ここからは、アウトドアだからこそできる魅力的な焚き火を、最大限楽しむために押さえておきたいポイントを紹介していきます!
焚き火を楽しむポイント1. 薪にこだわろう!

焚き火に使うのは炭よりも薪が一般的!

メリット
・火がついてからの持続性が高い。
・燃え上がることがないので、火力が安定して調整しやすい。
デメリット
・着火するのに時間がかかる。

出典:AndrisBarbans/ゲッティイメージズ
メリット
・着火するのが簡単。
・燃え上がるため、寒い時には暖をとることができる。
デメリット
・燃え尽きるのが早い。
・火力が調整しづらいため、調理に向いていない。
まとめると、炭はバーベキューなど調理向けの燃料で薪は焚き火用の燃料に向いているということがわかります。ですので、焚き火ではすぐに着火でき、暖をとることもできる薪を使います。
焚き火に向いている薪は広葉樹!

出典:photo AC
木質がきめ細かい広葉樹の薪は燃焼時間が長く、燃やした時に大きな熱を発生。一方で針葉樹の薪は樹液が豊富なため、一気に激しく燃え上がります。そのため、着火する際の薪には針葉樹、焚き火にくべるためのメインの薪には広葉樹の薪が向いています。中でもクヌギやコナラといった薪は比較的手にいれやすく、扱いやすくて人気です。
とはいえ、日常的に木を見ることが多くない方に薪がどんな種類の薪なのかまで判断することは難しいもの。ですが、広葉樹と針葉樹の薪を見分けるのは比較的簡単です。針葉樹は一般的に樹皮がもろく、指でも剥ぐことができます。広葉樹は樹皮が比較的滑らかなものが多いです。この2種類を見分けられるだけでも、スマートに焚き火することができるので、覚えておくと便利ですよ!
焚き火するときの薪の組み方は2種類!


出典:photo AC
①まずは着火剤(固形燃料や新聞紙、薪の樹皮を薄く削ったものなど)を用意し、一番下に置きます。
②次に一番細い薪や木の枝(割り箸などでもOK)を着火剤の上に、てっぺんを揃えて、手前が横に広がるように(ハの字に見えるように)組みます。この際に、薪の間が狭すぎても広すぎてもNG。薪が燃える際には酸素と温度が重要なので、酸素の通り道は確保しつつ、隣同士の薪で温め合うように組んであげるのがコツです。
③細い薪を組み終わったら次にもう少し太い薪をハの字を保つように組んでいきます。炎は上に上がるので、下は燃えやすい薪、上に行くほど燃えにくい薪を組んでいきましょう。
④中くらいの薪が組み終わったら着火剤に火をつけて完了です。火の様子を見ながら、中くらいの太さの薪、太い薪をくべていきましょう。

出典:photo AC
①はハの字型と同じです。
②着火剤を取り囲んで、上から見たらキャンプファイヤーの「井」の字になるように細い薪を組んでいきましょう。
③細い薪を組み終わったら、中くらいの太さの薪を周りに立てかけるように組んでいきましょう。この時は井桁型になっていなくても大丈夫です。井の字の1辺に薪1本程度、組みすぎると空気の通り道がなくなってしまうので、ほどほどに組みましょう。
④中くらいの薪が組み終わったら着火剤に火をつけて完了です。「煙突効果」によって空気を送り込まなくても火が大きくなります。あとは、火の様子を見ながら、中くらいの太さの薪、太い薪をくべていきましょう!
焚き火をする時の薪のポイントは酸素と温度。酸素の通り道をうまく作り、温度が下がらないようにうまく薪を組んであげれば失敗することはありません。薪が水分を含んでいると、水分を蒸発させるために熱を使ってしまい、温度が下がることにもなるので薪はきちんと完走されているものを選びましょう。煙が多く発生する原因にもなってしまいます。
焚き火を楽しむポイント2. 焚き火料理にチャレンジしてみよう!

出典:DaryaRyabova / ゲッティイメージズ
簡単に焚き火料理をするコツは熾火(おきび)を使うこと!

出典:den-belitsky / ゲッティイメージズ
焚き火料理をするポイントは熾火をうまく使うことです。熾火は焚き火の炎が収まって、薪が炭のようになった状態。表面は白く、内部は赤く熱を発している状態になったら火力のコントロールも簡単で、食材の中にゆっくりと熱が通るため、じっくりと美味しい料理ができるようになります。
焚き火料理に使う道具はダッチオーブンが最適!

出典:kosobu / ゲッティイメージズ
煮込み料理にもぴったりですし、ふたを閉じれば熾火の中に入れて放置するだけでも絶品焚き火料理が完成します。ふたの上に熾火を置いて、ダッチオーブンの全方面からゆっくりと火を通した食材は、自然なうまみが引き出され、細かいレシピは必要ありません。かぼちゃや玉ねぎ、りんごなど大ぶりな野菜や果物をアルミホイルに包んでそのまま入れてもいいですし、雑に切った野菜にトマト缶を加えてトマト煮込みにしても美味しいですよ!
▼ダッチオーブンレシピについて詳しく知りたい方は、こちらをチェック!
焚き火料理をもっと簡単に楽しむ秘訣はアルミホイル!

玉ねぎやりんごなどを包むだけでもいいですし、シャケの切り身にキノコや野菜を乗せ、塩コショウで味をつけて一緒に包み、あまり火の強くない場所に置いておくだけで絶品料理が完成。完成した後にバターを乗せて溶かせばより味わい深くなります。他にもシイタケやトマト、ニンニクにお肉を包んで焼いても美味しく仕上がっておすすめです♪食材に燃えかすがつかないように、アルミホイルは二重にしておきましょう。
▼ホイル焼きレシピについて詳しくしりたい方は、こちらをチェック!
焚き火を楽しむポイント3. 焼き芋は作らないと損!

出典:kazoka30 / ゲッティイメージズ
焚き火で美味しい焼き芋作り方
美味しい焼き芋の作り方
①まず、さつまいもを洗います。
②アルミホイルで巻く前に、濡らした新聞紙でさつまいもを巻き、その上からアルミホイルで巻きます。
③熾火になって落ち着いたポイントに芋を置き、約40分放置して完成。取り出す前は火ばさみ等で触って柔らかくなっているかを確認しましょう。
濡らした新聞紙でさつまいもを包むだけでよりほくほくに仕上がります。着火する際に余っているものがあったら、ぜひ試してみてください!
焚き火で焼き芋をもっと美味しく楽しむコツは?

出典:ligora / ゲッティイメージズ
美味しい焼き芋の作り方
①、②の準備は先ほどと一緒です。
③熾火がだいぶ落ち着いて、焚き火の灰が十分にできたら、さつまいもを灰の中に埋めます。
④灰の中にさつまいもを埋めたら、熾火の上から落ち葉を乗せてふたをします。落ち葉の隙間から煙が出ていればOKです。風のある日は火のついた葉っぱが飛んでしまわないように注意しましょう。
⑤灰に埋めてから1時間半ほど放置すれば完成です。灰も熱いので必ず火ばさみを使って取り出しましょう。
1時間半かけてじっくりと火を通した焼き芋はとっても甘く、落ち葉の焼けた香ばしい匂いがついていてまさに絶品!手間はかかりますが、その分贅沢な焼き芋が作れますので、ぜひ試してみてください♪
焚き火を最大限楽しむおすすめの焚き火台
焚き火をもっと楽しむために注意したいポイント
直火禁止のキャンプ場では焚き火台を使って楽しみましょう!

出典:alisa24 / ゲッティイメージズ
直火禁止のキャンプ場でも焚き火台を使えば焚き火を楽しむことができます。多くのキャンプ用品メーカーから焚き火台が発売されており、直接地面で焚き火をしなくても済むのでぜひ使ってみてください。現在では非常にコンパクトに折りたためるものや、バーベキューグリルとしても使えるものまであるので持っていても損はありません!
▼焚き火台についてもっと詳しく知りたい方は、こちらもチェック!
焚き火を楽しむためのアイテム!焚き火テーブル

▼焚き火テーブルについてもっと詳しく知りたい方は、こちらもチェック!
服装は焚き火の火の粉が飛んでも大丈夫なものを!
タープ下で焚き火するならコットン製のタープを使おう!
焚き火をした後はしっかりと片付けをしよう!

出典:Pixabay