料理の幅がグンと広がる!シーン別クッカーの選び方とおすすめ25選
クッカーを使って料理をしている人を、トレッキングに登山、キャンプにツーリングなど、様々なアウトドアシーンでよく見かけます。クッカーがあれば、キャンプでは定番のカレーや、焼き物や煮物など、いろいろな料理ができます。独りでも大勢でも、クッカーを利用してあらゆるアウトドアの食事シーンを大切な思い出の時間に大変身させましょう!
キャンプクッカーがあると料理の幅がグンと広がる!
クッカーとは、キャンプや登山などのアウトドアシーンで使う鍋やフライパンのこと。アウトドアでも使えるように頑丈でありながら、軽量性にも優れています。バーベキューコンロしかないと、バーベキュー^か焼きそばぐらいしか作れるものがありませんが、クッカーを用いることで、キャンプでの料理の幅がグンと広がるのです。
アウトドアクッカーの選び方!3つのポイント
形状
クッカーには大きく2種類あり、底が浅く円柱状に細長くなっている「深型」と、底が広く浅くなっている「浅型」があります。簡単にいうと、深型は鍋として、浅型はフライパンとしての役割を果たします。できれば深型と浅型がセットになったものを選ぶのがベストです。どうしても片方を選ばなければいけない場合は、お湯も沸かせる深型がおすすめです。
素材
クッカーの素材には大きく3種類あり、アルミ、ステンレス、チタンに分かれます。それぞれデメリットがあるので、しっかりチェックしておきましょう。ざっくり、オートキャンプであればアルミかステンレス、登山であればチタンがおすすめです。
■アルミ
メリット:
熱伝導率が良いので、底にバランスよく熱が伝わり、こげつきにくいなど、調理しやすい。・
デメリット:
耐久性がないので、凹みやすい。
■ステンレス
メリット:
多少の衝撃があっても、凹まない。
デメリット:
重量があるので、登山などの軽量性が求められる用途に不向き。
■チタン
メリット:
軽量なので、登山などのマイクロパッキング向き。
デメリット:
熱伝導率が悪いので、熱が底にうまく広がらず、熱の村ができやすいので調理しにくい。
セット内容
クッカーは基本的にセットになっているものが多く、そのセット内容も様々です。ファミリー向けの、大型、フライパン、鍋、ライスクッカーがセットになっているものから、1人用のコンパクトな鍋とフライパンがセットになっているものまで様々。自分のキャンプスタイルに合わせて、オートキャンプであれば、種類の豊富なクッカーセットでもよいですし、ソロキャンプやツーリング、登山の場合は、シンプルに鍋とフライパンのセットで上手に料理を作るようにしましょう。
登山・ソロキャンプ向きのキャンプクッカーおすすめ9選
iLOME キャンピングクッカー セット
収納袋、鍋、フライパン、お碗×2、おたま、しゃもじ、スポンジのセットです。全てがひとつにまとまっているため使い勝手がよく、いろいろな料理に対応できます。コンパクトで収納にも便利なので、どちらかと言えばソロキャンプ向きの商品です。
材質:アルミニウム合金
サイズ:(鍋サイズ)150x72mm
(フライパンサイズ)152x37mm
重量:456g
ファミリーキャンプ向けのキャンプクッカーおすすめ6選
サウスフィールド キャンプ クッカーLセット
ステンレス製の鍋が2つとフライパン、持ち運びに便利な収納ケースがセットになっています!鍋はサイズが異なるため、メイン料理とサブ料理用に使い分けることができます。料理を多く作るファミリーキャンプにはうれしいですね。
【基本情報】
セット内容:鍋 / 直径20cm、鍋 / 17.5cm、フライパン / 直径20cm、収納ケース
材質:ステンレス
炊飯ができるおすすめライスクッカー3選
ホットサンド専用おすすめクッカー3選
キャンプでオーブン料理もできるキャンプクッカー3選
ユニフレーム、スノーピークのダッチオーブンについて、詳しくはこちら!
スノーピーク「和鉄ダッチオーブン」を解説!レシピやお手入れ方法も分かる
スノーピークの「和鉄ダッチオーブン」は新潟県燕三条の鋳物成型技術によって、薄い・軽い・丈夫の三拍子を実現!ダッチオーブンの常識を覆し、新たな魅力を作り上げました。ここでは、スノーピークの「和鉄ダッチオーブン」の商品と共に、人気の理由を徹底解説!レシピやお手入れ方法まで解説しているので、使う前の参考にしてみましょう。
熱伝導に優れたスキレットはアヒージョやミニグラタンなどの調理におすすめ。耐熱性の鍋敷きを使えば、加熱したまま食卓に並べられます。料理を冷まさず、おいしくいただけます◎
【基本情報】
サイズ:直径26×5cm
材質:鉄
キャンプクッカーを賢い使い方!注意点も確認しよう
お気に入りのクッカーをテフロン加工する!?
キャンプに多く出掛けていると、普段使っているクッカーに愛着がわくもの。しかし、クッカーに焦げがこびりついて洗浄が大変だったり、アウトドアの場面なら思わぬ傷がついてしまったり、何かと大変ですよね。仕方なく特殊加工されているクッカーに買い替えるか、検討されている方に朗報!睦美化成ではお気に入りのクッカーを傷や焦げから守るテフロン加工をしてくれます!詳しくはこちらをチェック☆
【基本情報】
名称:株式会社 睦美化成
TEL:0942-33-3188
公式HP:
睦美化成100均のステンレス製食器で代用は可能!?
100円ショップのダイソーでは、ステンレス製のカップや食器を販売しています。キャンパーさんの中にはこれをクッカー代わりに使用している方もいますが、基本的にダイソーのステンレス食器は直火NG。
直火をかけて有害物質が発生する、といったことはないようですが、形がすぐに変形してしまったと、やはり使用に影響が出てきます。火を使った調理をする場合は極力、直火に対応したキャンプ用クッカーを購入するようにしましょう。
直火をする際の注意点!
基本的にキャンプ用クッカーへの直火はOK!なのですが、構造や素材によっては直火をすると危険な場合も!今回は3点紹介するので、しっかり確認しましょう☆
◆二重構造のクッカーは変形の恐れが
二重構造になっているクッカーを火にかけるときには要注意!二重構造の容器には内側と外側の間に空気が存在するため、熱すると空気が膨張し、容器自体を変形させてしまう恐れがあります。使用上の注意をよく読み、直火にもしっかり対応したクッカーかどうか確認するようにしましょう。
◆ダッチオーブンやスキレット使用時にはツーバーナーは使えない
熱伝導に優れ、オーブン料理が手軽に楽しめるダッチオーブン・スキレット。これら鋳鉄製のクッカーは、熱を上だけでなく、熱している側(下)からも発するため、ツーバーナーなど、下にガスがあるタイプの着火アイテムが爆発してしまう危険があります。鋳鉄製のクッカーの使用には十分注意しましょう。
◆焚火に直につけるとクッカーが煤だらけに!
焚き火で暖をとっているうちに小腹がすき、そのままクッカーを使って料理をしようと考えるかもしれません。しかし、焚き火で直に熱するとクッカーが煤だらけになってしまいます!お気に入りのクッカーが真っ黒になってしまうと落とすのも一苦労なので、焚き火で火にかけることはおすすめしません。
お出かけ先で簡単にできるおすすめ料理3選
お気に入りのクッカーが見つかったところで、最後にキャンプ場でも簡単にできる絶品料理を紹介します!レパートリーを増やしてキャンプ場で料理の腕をふるっちゃいましょう!
スタッフドチキン
スタッフドチキンはローストチキンの中にピラフや野菜など好きな具材を詰めてオーブンで焼く料理にです。
スタッフドチキンを作る場合、中まで火をしっかり通す必要があるため、熱伝導に優れたダッチオーブンを使うのが好ましいです!用意する具材はこちら
【材料】
チキン 1羽
お好みの食材(冷凍ピラフ、野菜など)
塩・胡椒
【調理器具】
ダッチオーブン
タコ糸
【作り方】
① 鶏全体に塩コショウをまぶし、腹の中にお好みの食材を詰めます。詰め物が加熱時に飛び出さないよう、タコ糸でしっかりと縛ります。
② ダッチオーブン内に入れて火にかけます。30分ほどたったらぶつ切りにしたニンジンやジャガイモなどの野菜を入れます。野菜の水分で鶏肉を蒸す効果があります。
③さらに30分ほど経ったら完成!
これであなたもプロ!スタッフドチキンの詳しい作り方はこちら
ダッチオーブンでつくりたい!スタッフドチキンの簡単レシピ
ダッチオーブンを購入したらまず挑戦したい料理がチキンの丸焼き。見た目が豪快で食してゴージャスなチキンの丸焼きは、ふたを開けたとたんに仲間から歓声が上がること間違いなしのキャンプでは鉄板のダッチオーブン料理です。誰もが一度はつくってみたいチキンの丸焼きですが、さらにひと手間加えたスタッフドチキンで仲間を驚かせてみませんか。
その他のダッチオーブン料理も紹介しているので要チェック!
キムチ鍋
寒い季節は鍋でポカポカになりましょう!筆者もキャンプで鍋料理に挑戦したことがありますが、簡単かつ大人数で食べれ、洗い物も少ないので、とってもおすすめです!
【材料】(4人分)
水 1000cc
キムチ鍋の素 300㏄
だし用昆布 1片
豚肉 300g
豆腐 1丁
白菜4分の1株
しいたけ、えのき、まいたけ お好み
ねぎ 1~2本
ニラ お好みの量で
キムチ お好みの量で
【作り方】
①水と市販のキムチ鍋の素とだし用の昆布をいれて、加熱します。
②白菜を一口サイズに切って、しんなりするまで煮ます。
③豆腐を6つに切り、白菜が煮えたら鍋に入れます。
④豆腐を入れたら、食べやすい大きさに切ったキノコ類や豚肉を入れて火を通します。
⑤ねぎとキムチを入れます。
⑥最後にニラを乗せてできあがり!
秋・冬キャンプで楽しめる鍋料理。もっと知りたい!という方はこちらも見てみてください♪
体が温まる冬キャンプ飯21選!初心者でも簡単なレシピとポイントを紹介
冬キャンプを快適に過ごすためには、おいしいキャンプ飯も欠かせません。この記事では、寒い日ほど食べたくなる鍋料理や焚き火を囲みながら楽しめるデザートなど、冬キャンプにおすすめのレシピを紹介します!冬の澄んだ空気の中、温かい料理を食べれば、体も心もポカポカに。「冬キャンプはどんなものを作ろう?」とお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
エビのアヒージョ
よくダイニングバーなどで出てくるアヒージョ。そんなおしゃれな食事をキャンプで作るなんて…と思っていませんか?実はアヒージョを作るのは超簡単!ぜひ挑戦してみて下さい☆
【材料】(4人分)
むきエビ 80g
マッシュルーム 8~10個
にんにく 1片
鷹の爪 1本
ブロッコリー 30g
オリーブオイル 150ml
塩
【作り方】
①鍋にオリーブオイル、にんにく、鷹の爪を入れて弱火にかけます。
②にんにくの香りが経ってきたら、一口サイズに切ったマッシュルーム、むきエビを加えて、10~15分ほど加熱します。
③茹でたブロッコリー・塩を入れて混たら完成!
詳しくはこちら
ハウス食品
その他、キャンプ場で作れる簡単&絶品料理を知りたい!という方はこちらをチェック☆
まとめ
クッカーは、登山やキャンプで必需品です。バーナーとランプ、クッカーがあれば、独りでもグループでもファミリーでも、楽しいアウトドアを演出することができます。外で作る料理は、食事が楽しい思い出に繋がっているため、美味しさが倍増します。自分のスタイルに合ったクッカー選んで、アウトドアを満喫してください。
▼初心者必読!快適にキャンプが楽しめるキャンプ用品特集はこちら!