冬キャンプにおすすめのテント21選!ソロ・ファミリー向けを厳選
冬キャンプを快適に過ごすなら「テント選び」が大切です。ここでは冬キャンプのテントの選び方やおすすめ商品を紹介します。ソロ・ファミリーなど人数にぴったりのアイテムを厳選しましたのでぜひ参考にしてみてください。
冬キャンプに最適なテントの特徴
テントには春夏秋に対応できる「3シーズン用」と、冬を含めたオールシーズン使える「4シーズン用」があります。その最大の違いは通気性と保温性の高さ。3シーズン用のテントは夏でも過ごしやすよう、通気性が良くつくられています。対して4シーズン用のテントは通気性とあわせて、保温性が確保されている点が特徴。暖房器具を使いやすいよう、ベンチレーションや煙突穴を備えたモデルもあります。
冬キャンプ用のテントの形はキャンプスタイルによって変わります。おこもりでお座敷スタイルにするならある程度の居住スペースが必要になりますし、寝るだけの場所ならコンパクトなテントの方が効率良く温まれます。キャンプシーンをイメージして、自分にあったものを選ぶことが大切です。
冬キャンプ用テントの選び方
素材はコットン・テクニカルコットンがおすすめ
スカート付きなら保温性がアップ
サイズは人数だけでなく暖房器具も考慮に入れる
ストーブを使うなら通気口や煙突穴の有無をチェック
冬キャンプ用のテントは、素材や機能性などさまざまな違いがあります。ここでは、冬用のテントを選ぶときに押さえておきたいポイントを解説していきます!
素材はコットン・テクニカルコットンがおすすめ
冬キャンプ用テントは、コットンやTC(テクニカルコットン)素材がおすすめです。やや重さはありますが、厚手で保温性が高く通気性にも優れているため、冬キャンプの悩みに多い結露の心配がありません。
また、耐火性にも優れており、火の粉で穴が開きにくいのも魅力のひとつ。テントの近くで薪ストーブや焚き火ができるので、冬キャンプをより快適に過ごせます。軽さを重視したい方は、火に強い難燃性のポリエステルなナイロンを使用したテントもあるのでチェックしてみましょう。
スカート付きなら保温性がアップ
フライシートの裾から伸びるカーテン状の生地を「スカート」と呼びます。このスカートがあると、地面とテントの隙間を塞ぐことができるため、テントの保温性が高まります。また、雨や雪の侵入を防ぐ効果も。風通しを良くしたい夏には不要な機能ですが、スカートがまくれるものなら季節を問わず使えます。
サイズは人数だけでなく暖房器具も考慮に入れる
テント内に暖房器具を入れるなら、テントは少し大きめのものを選びましょう。特にストーブは周辺に物を置くことができないため、想像以上にスペースを取ります。狭いと火傷や火事のリスクも高まりますので、使用人数プラス1~2人の広さを確保すると良いでしょう。
反面、暖房器具を使わない場合、大きすぎるテントは温まりにくいというデメリットが生じます。人数ぴったりのサイズを選んで、無駄なスペースを減らしましょう。
ストーブを使うなら通気口や煙突穴の有無をチェック
テント内で薪ストーブを使うなら、煙突穴や通気口が付いたテントを選びましょう。寒いとテントを閉め切りたくなりますが、密閉された状態でストーブを使うと一酸化炭素中毒の危険が高まり、大変危険です。ストーブを使うなら換気は必須!一酸化炭素は上へ昇っていく性質があるので、天井部分に通気口があると効率良く換気ができます。
【ソロ用】冬キャンプにおすすめのテント6選
【2人~3人用】冬キャンプにおすすめのテント6選
【4人~ファミリー用】冬キャンプにおすすめのテント9選
冬キャンプの大敵は結露!対策はある?
冬キャンプでの悩みのタネに多いのが結露問題。テント内の荷物が濡れてしまったり、乾くまで撤収ができなかったり、何かと困ることが多いですよね。結露が発生してしまう理由は、テント内外の温度差によるものです。定期的に換気することでテント内外の温度差をできるだけ小さくし、結露を減らすことができます。暖まった空気が出て行ってしまうため少し寒くなりますが、一酸化炭素中毒の予防にもなるのでおすすめです!
また、結露が発生したら早めにふき取ることも大切。ふき取る際にはマイクロファイバークロスなど吸水性のよいものを使うと楽です。
冬キャンプをあたたかく過ごすアイテムもチェック
冬キャンプに大切なのは、テント選びだけではありません。冬の寒さを乗り切るためには、暖房機部や防寒グッズが必要不可欠!ここでは、冬キャンプをあたたかく快適に過ごすためのおすすめアイテムを紹介します。
薪ストーブ
冬のキャンプシーンを盛り上げてくれる薪ストーブ。揺らぐ炎を眺めていると、体だけでなく心まで温まります。ストーブの上にクッカーを乗せれば調理に使うことも可能。中には網を乗せてバーベキューコンロとしても使えるモデルもあります。
おしゃれな雰囲気と機能性の高さが人気の薪ストーブですが、テントの中で使う場合は一酸化炭素中毒に注意が必要。長めの煙突付きのものを選び、煙はしっかり外に排出できるようにしましょう。
石油ストーブ
石油ストーブは灯油を入れれば火が付けられるので、薪ストーブより手軽に使えます。火力調整も簡単で、火の粉が飛ぶ心配がないので、比較的安全に使える暖房器具とも言えるでしょう。薪ストーブ同様、ストーブの上で調理をすることもできます。
石油ストーブには多方面じんわり暖めてくれる「対流式」と反射板により前面を集中的に温めてくれる「反射式」がありますので、シーンに合わせて選びましょう。テント内で使う場合は一酸化炭素中毒を防ぐため、しっかり換気を行うことが大切です。
電気毛布
電気毛布も、冬キャンプに人気の防寒アイテム!使用するには電源が必要ですが、ポータブル電源やモバイルバッテリーで使えるものもあります。就寝時の防寒にはもちろん、テント内に敷いてラグのように使ったり、ブランケットのように羽織ったり、さまざまな使い方ができます。コンパクトに持ち運べるので、1枚用意しておくと重宝します。
湯たんぽ
湯たんぽはお湯さえあれば使えるので、とても手軽。燃料コストがかからない上、購入費用も安く済むので経済的な防寒アイテムといえます。簡易的な仕組みに思えますが、保温性も高く、就寝時の防寒器具にはうってつけです。自然な暖かさが心地よく、朝までぐっすり眠れます。
ゆたんぽにはさまざまな素材がありますが、トタンやブリキ製のものは直火にかけて温められるので、キャンプにおすすめです。
コット
冬キャンプでは冬用のシュラフやインナーシュラフを使うことも大切ですが、コットがあると就寝時の底冷えを軽減できます。地面の凹凸も気にならなくなるので、就寝時の快適さもアップ!ただし、高さがあるものは転落の危険もあるので、特に子どもが使う場合は注意しましょう。
最強のテントで冬キャンプを楽しもう
冬キャンプは防寒対策が難しい、荷物が増えるなど大変なことも多く、初心者にはややハードルが高く感じるかもしれません。でも、澄んだ空気の中楽しむ焚き火は最高!星もとてもきれいで、冬にしか味わえない魅力がたくさんあります。この記事を参考にお気に入りのテントを見つけて、冬のキャンプを楽しみましょう。