出典:@chp37
ソロキャンプにおすすめのタープ21選!選び方や張り方も解説
雨避けや日除けに重宝される「タープ」。ベテランソロキャンパーの中には、極限まで荷物を軽くしたタープ泊にチャレンジしている人が増加しています。今回は、タープの必要性、適した選び方、おすすめのタープを一挙紹介!キャンプで使用するタープのメリットやデメリットをしっかりと理解して、ソロキャンプであなた好みにタープをアレンジしてみましょう。
タープのメリット・デメリット
タープを使うメリットとデメリットはこちら。メリットとデメリットを見比べた結果、メリットの方が勝っていると感じる方はタープ泊に向いています。
【メリット】
- 日差しの眩しさ・紫外線・雨風を防げる
- 木の枝や虫の落下から身を守れる
- 設置方法を変えれば、シェルターとしても使える
【デメリット】
ソロキャンプにおけるタープの必要性
ソロキャンプでは、荷物を最小限に抑えたいところ。どんなシーンにタープが必要なのか、そしてタープが不要な場合とはなにか、詳しく解説します。
前室の広いテントを使っている人は不要!
ソロキャンプにおいてタープは、主に次の2つの目的で使用します。
- 日差しの強い日中を快適に過ごす(特に夏場)、日除け用
- 雨が降っている場合でも野外で快適に過ごす、雨除け用
タープを使ってテントに広々とした前室空間を作り出せば、日除けしながらテーブルやチェアを置いて、快適に過ごせます。雨除け代わりにもなるので、荷物が濡れることもありません。前室付きのテントであれば、タープは不要です。
前室のないor狭いテントを使っていれば推奨!
前室のないor狭いテントの場合、タープを設置すると荷物を置けたり日陰を作れるので、快適に過ごしやすいです。タープは商品によって重量感があるので、荷物を軽量化したい場合は、素材をチェックしてみましょう。おすすめは、山岳用タープに用いられやすい、ポリエステルやナイロンといった合成繊維素材のタープです。
ソロキャンプ用のタープなら、タープ泊も可能!
テントを設置せず、タープのみで就寝することをタープ泊といいます。人気を集めている理由は、次の2つです。
- 荷物をより軽量にして、身軽にしたい
- より自然を感じながら眠りにつきたい
必要なのは大きめなタープのみ。広げたサイズが350×350cmあればソロキャンプに十分です。
タープの張り方やアレンジでサイトがおしゃれに!
タープの設置方法をアレンジすれば、キャンプサイトが一層おしゃれに!ソロキャンプにおすすめの張り方を紹介します。
身軽に移動したいならタープ一つで地べたスタイル
広いスペースを確保できる、定番のペンタゴンタープ(5角形)やヘキサタープ(6角形)。張り綱をピンと張ったとき、流れるような曲線や曲面のルックスが魅力です。
この美しさを活かせるのは、タープと地面との距離を短くした「地べたスタイル」。大地との一体感が感じられるようなソロキャンプが楽しめます。タープ下は、ロースタイルのチェアやテーブルをメインにキャンプギアを効率よく配置するのがおすすめ!
夏場は虫が気になる方は、蚊帳代わりになるメッシュ式のシェルターを使いましょう。解放感が損なわれることなく、快適に過ごせます。
余裕のある空間が作れるテントとの連結スタイル
余裕のあるキャンプサイト空間を作り出したい方は、「小川張り」がおすすめ!日本のアウトドアブランドの「小川キャンパル」の製品である「セッティングテープ」を用いた連結方法で、ヘキサタープを設営させた際に、メインポールが立つ位置にテントを入れ込んだスタイルです。
オートキャンプサイトのように限られた区画の中で、大きなヘキサタープを立てられるのが魅力!入り口にメインポールがないので、出入りがしやすいです。
ワンランク上の車中泊を楽しむカーサイドタープスタイル
テント設営の手間がない車中泊は、ソロキャンプの人気スタイル。ベースになる車をテントに見立てて、上部にテープを設置すれば、寝室やリビングの快適なツールームサイトが完成です!
最近は車中泊ニーズに対応した、専用のカーサイドタープ(シェルター)が続々登場!安定感のある専用フレーム構造で車にぴったりフィットし、設営も楽です。外にきっちり仕切られたプライベート空間を確保できるので、この機会に挑戦してみましょう。
ソロ用タープはヘキサ・ウイング・レクタタープがおすすめ!
タープはさまざまな形状の製品が販売されていますが、その多くは以上の5つのタイプに分類されます。
ソロキャンプではヘキサタープやレクタタープを選びましょう。ヘキサタープは高さが低く、流行りのロースタイルのキャンプとの相性抜群です!特に、レクタタープは生地面積が大きいので日陰の面積も大きく、広くスペースを使いたい方におすすめ!
ソロキャンプにおすすめのタープの選び方
ソロキャンプでタープが必要になった人のために、ソロキャンプでのタープの選び方を紹介します。
耐水圧で選ぶ
耐水圧が1,000mm以上のタープを選びましょう!耐水圧が低いとタープに水が染み込み、最終的にタープ下が水浸しになってしまいます。そのため最低でも耐水圧1,000mm以上で、なるべく数値が高いタープを選ぶのがおすすめ!
持ち運びやすさで選ぶ
重量が1〜2kgで収納袋が付属しているタープは、軽量で持ち運びやすく、ソロキャンプやツーリングキャンプなどにも持っていきやすいです。
特におすすめなのが、ポリエステルやナイロンといった合成繊維素材。 軽さの他に、耐水圧が高く速乾性も優れているので、天候の急変が多い夏場に使うのに最適です。
難燃性で選ぶ
キャンプで気をつけたいのが、火災対策。タープを選ぶ際は、難燃性に注目して選びましょう。生地がコットン100%、コットンとポリエステルの混紡素材であれば火の粉が生地に付着した際でも燃え上がりにくく、穴が開きにくいです。
持ち運びやすい!おすすめのヘキサタープ
簡単に設営できる!おすすめのウィングタープ
広い面積をカバー可能!おすすめのレクタタープ
コツさえつかめば簡単!ソロのときのタープの張り方は?
1人でタープを設置する際、張り方がわからなかったら大変!ここでは、タープの張り方をレクチャーします。
1. タープを広げてペグ打ちをする場所を決める
まず最初にタープを広げ、ペグ打ちする場所を決めます。
ステップ1:タープのメインポールを差す位置を起点として、タープのセンターラインの延長線上に、メインポールを置きます。これは一次的に距離を計るために行います。
ステップ2:タープとは逆側のポールの端を起点として、タープのセンターラインの延長線と直角になるように、メインポールを動かし、ポールの端にあたる場所に印を付けておきます。これは左右両方行います。
ステップ3:印を付けた位置がペグ打ちする場所になります。
2. 1カ所ペグ打ちする
風上の1カ所はペグ打ちをし、固定しておきます。これをすることによって、突風などがきてもタープが飛ばされることはありません。ペグ打ちする位置は次の手順で決めます。
3. ロープを張って各点ペグ打ち
ロープを張ってペグ打ちします。今は寝かせてタープにペグを打っているので平面ですが、本当は立体なので、自在ロープは余裕を持たせて張りましょう。ペグはそれぞれタープの角から直線上に打ちます。
メインポール以外のペグ打ちは、距離感が分からないならポールを立ち上げた後でも大丈夫です。
4. ポールを立ちあげる
全てのペグ打ちが終わったら、ポールを立ち上げます。立ち上げたときに、ポールをやや内側に傾けるとタープの安定感が増します。タープを立ち上げたら、自在金具を引っ張り、テンションを調整しましょう。
以上で終わりです。コツさえつかめば簡単なタープなら5分ほどで立てることもできます!
▼タープの設置方法を動画でチェック!
キャンプスタイルに合ったタープを選んでソロキャンプを充実させよう!
今回は、タープの必要性、適した選び方、おすすめのタープを一挙に紹介しました。タープがあればキャンプがより快適になり、楽しみ方も増えます!この機会に、お気に入りのタープを手に入れてみてください。ベテランソロキャンパーのように、タープ泊にチャレンジするのもおすすめ!
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