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タープ

出典:PIXTA

ソロキャンプにおすすめのタープ13選!選び方や張り方も解説

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タープはキャンプ場で快適空間をつくるのに便利なアイテムです。ソロキャンプでもタープを使ってみたい、という人は多いはず。そこで本記事では、ソロキャンプでのタープの必要性やタープのメリットデメリット、タープの選び方を解説していきます。

タープとは?張るメリット・デメリット

タープとは、ポールとロープを使って設営する布状の屋根のことを指します。キャンプ中の突然の雨から荷物や身体が濡れるのを防ぐだけでなく、テーブルとチェアを置いてのんびり食事をしたり、本を読んだりくつろげる場所になります。テントが寝るための場所とすれば、タープはリビングエリアです。 キャンプに持っていくと便利そうなタープですが、もちろん良い点ばかりではありません。デメリットについてもしっかりと理解し、ソロキャンプで使用するか否かを判断しましょう。

タープを張る意味とメリット

タープを使うメリットは主に以下の3つです。 【メリット】
  • 日差しの眩しさ・紫外線・雨風を防げる
  • 設置方法を変えれば、シェルターとしても使える
  • 木の枝や虫の落下から身を守れる
  • キャンプ中はずっと外にいるので、太陽の日差しと紫外線をがっつりと浴びてしまいます。曇っていても紫外線の量は晴れている日と同じくらいあるので、日焼け対策にもタープは活躍します。また、突然の雨が降ってもタープがあれば、荷物もあなた自身も濡れずにすむでしょう。 また、タープの形状やタープの設営の仕方によっては、冷たい風、気になる他の人の視線を防ぐシェルター代わりにすることも可能。キャンプ中、プライベート空間を確保したいソロキャンパーにはぴったりです。 また、木のそばにテントを立てるときは要注意。葉っぱや木の枝だけでなく、虫や虫の糞などあなたが想像してる以上に木からの落下物は多いです。タープがあればこれを全て防ぐことができるので安心ですよ。

    タープを張るデメリット

    タープを持っていくデメリットは主に次の2つです。 【デメリット】
    • 荷物が増える
    • 設営撤収に時間がかかる
    ソロキャンプでは、少しでも荷物を少なく身軽にしたいという人は少なくないでしょう。当然ながら、タープを持っていくと荷物は増えます。大き目のタープともなるとタープ自体の重さだけでなく、タープを支えるポール自体の重さも加わることに。少しでも荷物を少なくしたい徒歩・自転車キャンパーは、タープ選びを慎重に行いましょう。 また、タープが増えることで設営と撤収の時間がかかります。夏場は日差しを遮るために、タープは必ず持っていきたいところですが、設営だけで汗だくになることも。設営に時間をかけたくない人は、すぐに開くワンタッチ式のタープなどを活用しましょう。

    ソロキャンプにおけるタープの必要性

    ソロキャンプではなるべく荷物を最小限に抑えたいという人も多いはず。ではどんなシーンにタープが必要なのか、逆にソロキャンプでタープが不要なのはどのような場合なのかについて解説します。タープを持っていくか持っていかないかを迷っている人はぜひチェックしてみてください。

    前室の広いテントを使っている人は不要!

    芝生に張られたコールマンのテント
    広い前室があるテントを持っていく場合、タープは不要です。 ソロキャンプにおいてタープは、主に次の2つの目的で使用します。
    • 日差しの強い日中を快適に過ごす(特に夏場)、日除け用
    • 雨が降っている場合でも野外で快適に過ごす、雨除け用
    タープを使ってテントに広々とした前室空間をつくり出せば、日除けをしながらテーブルやチェアを置いて、快適に過ごせます。また、雨除け代わりにもなるので、荷物が濡れることもありません。 その点、テーブルとチェアを置けるほどの広さがある前室付きのテントであれば、タープと同じ役目を果たすため、わざわざタープを持っていく必要が無くなります。

    前室のないテント、または狭いテントを使っているならタープはおすすめ!

    前の項目で解説したように、広い前室があるテントを持っていくならタープは不要です。 逆に、前室が付いていない、または前室が狭いテントの場合、タープを設置すると荷物を置けたり日陰をつくることができたりと快適に過ごせるのでタープを持っていくのがおすすめ。 なお、タープは製品によって重量感があるので、荷物を軽量化したい場合は、素材をチェックしてみましょう。おすすめは、山岳用に最適なポリエステルやナイロンといった合成繊維素材のタープです。

    ソロキャンプ用のタープなら、タープ泊も可能!

    テントを設置せず、タープのみで就寝することをタープ泊といいます。より自然に近い状態で過ごせる無骨なスタイルです。このタープ泊スタイルがソロキャンパーの人気を集めている理由は次の2つです。
    • 荷物をより軽量にして、身軽にしたい
    • より自然を感じながら眠りにつきたい
    広げたサイズが350×350cmほどあれば、ひとりのタープ泊に適しています。なお、寝るときは高さのあるコットや一人用の蚊帳を組み合わせて、虫さされなどを防ぐのがコツですよ。

    【タープの種類】ソロキャンプはヘキサ・ウイング・レクタタープがおすすめ!

    タイプスクエア(レクタ)タープ ペンタ(ウイング)タープヘキサタープスクリーンタープカーサイドタープ
    デザイン
    特徴四角形 大人数向き 日陰スペースを広く取れる 多彩なアレンジが可能五角形 伸びやかな形状が美しい 防風、防雨性が高い コンパクトで収納しやすい アレンジ性が高い 面積が狭い六角形 開放感がある 収納性が高い アレンジしやすい 面積が狭い居住性、防虫性抜群 風や寒さを防げる 強風に弱い かさばりやすく収納しにくい車専用 コンパクトで持ち運びやすい 設営方法がシンプル 面積が狭い
    タープはさまざまな形状の製品が販売されていますが、その多くは上の表のとおり5つのタイプに分類されます。 ソロキャンプではヘキサタープやレクタタープを選びましょう。ヘキサタープは高さが低く、流行りのロースタイルのキャンプとの相性抜群です!特に、レクタタープは生地面積が大きいので日陰の面積も大きく、広くスペースを使いたい人におすすめ! また、プライベート空間の確保に重きを置きたいなら、ペンタタープがおすすめ。屋根部分がかなり低く左右からの視線を遮ります。前面を支えるポールの高さを高くすると横からのシルエットが非常に美しいので、映えるサイトをつくりたい人にもおすすめです。

    ソロキャンプにおすすめのタープの選び方

    ソロキャンプで使うタープはどんなことに注意して選べば良いのか悩む人も多いはず。ここからは、ソロキャンプでのタープ選びのポイントを3つのポイントにまとめて解説していきます。ソロキャンプをより快適にするためにタープデビューをする人は必見ですよ!

    耐水圧で選ぶ

    タープは突然の雨から荷物を守るために使う物。当然、耐水圧が求められます。 タープの耐水圧は1,000~1,500mm以上あるものを目安にしましょう。耐水圧が低すぎるとタープに水が染み込み、最悪の場合はタープから雨漏りをしてタープ下が水浸しになってしまう場合も…。 長時間の豪雨が予想される日や突然の雨が多い夏場などにタープを持っていく場合は、なるべく耐水圧1,000~1,500mm以上になるタープだと安心して過ごせます。

    持ち運びやすさで選ぶ

    なるべく道具をコンパクトに軽くしたいソロキャンプは持ち運びやすさもタープ選びのポイント。特に荷物の積載に制限がある徒歩、自転車、ツーリングキャンプの場合は気を付けたいです。 徒歩キャンパーや自転車キャンパーの場合、重量が1kg以下に収まるものがおすすめ。 多少、荷物の重さに幅が出るツーリングキャンプであっても、1~2kgくらいに押さえたいところです。 軽くて持ち運びやすいタープは、ポリエステルやナイロンといった合成繊維素材が使われています。 軽さの他に、耐水圧が高く速乾性も優れているので、天候の急変が多い夏場に使うのに最適です。

    難燃性で選ぶ

    タープには、ポリエステル、ナイロン、テクニカルコットン(TC)、コットンの4種類の素材が主に使われています。それぞれのメリット・デメリットは以下の通り。
    素材難燃性メリットデメリット
    ポリエステルなし軽量 耐水圧が高い耐久性が低い
    ナイロンなし軽量 耐水圧が高い日光に弱め
    テクニカル コットンあり耐水圧が高い 耐久性がある重い かさばる
    コットンあり風合いがある 耐久性がある重い カビやすい
    キャンプで使うタープなら気をつけたいのが火災対策です。特にソロキャンプは焚き火のすぐそばで座って過ごしたいという人が多いはず。そんな人がタープを選ぶ際は、火の粉で穴が空いたり、燃え広がったりしない難燃性の素材に注目して選びましょう。 難燃性のある素材は、テクニカルコットン、コットン100%の2つです。特にテクニカルコットンは、ポリエステルが持つ耐水性の良さと、コットンが持つ難燃性を合わせた混合素材のいいとこどり。テクニカルコットンは重いのがデメリットではありますが、タープのそばで焚き火をしたいなら、迷わずテクニカルコットンのタープを選びましょう。

    持ち運びやすい!ソロキャンプにおすすめのヘキサタープ

    ここからはおすすめのタープを紹介していきます。まずは、一人でも立てやすいヘキサタープからです。初心者でも立てやすい簡単仕様なタープからプライベート空間も確保できるタープまでさまざまなタイプをピックアップしました。初めてでも立てやすいタープを探している人は必見です。

    簡単に設営できる!ソロキャンプにおすすめのウイングタープ

    横からの見た目が美しいウイングタープ。左右の屋根部分が他の形のタープに比べて下がるのでプライベート空間も確保できます。設営面積が小さいので軽量なタープが多いのもポイント。荷物を軽くしたいツーリングキャンプでも、タープを持っていきたい人は要チェックです。

    広い面積をカバー可能!ソロキャンプにおすすめのレクタタープ

    居住面積が最も広く、快適なリビング空間がつくれるレクタタープ。ファミリーやグループキャンプ向けと思われがちですが、ソロキャンプ向けのレクタタープもあるんです。リビング空間を広く取りたいソロキャンパーさんはぜひチェックしてみてくださいね!

    初心者でも扱いやすい!ソロキャンプにおすすめのワンタッチ式スクリーンタープ

    サッと広げて立ち上げるだけであっという間に完成するワンタッチ式のタープ。ポールをロープで固定したり、ペグを打ったりする時間がないので設営時間を短くしたい人におすすめ。ワンタッチ式のテントと組み合わせれば、キャンプ場についてすぐにのんびりした時間が楽しめます。ここでは初心者さんにおすすめのワンタッチ式タープを2つピックアップしてみました。

    車中泊・オートキャンプで活躍!ソロキャンプにおすすめのカーサイドタープ

    ここからは車中泊やオートサイトでのキャンプにぴったりのカーサイドタープを紹介します。通常のタープと同じように開放感もあるタープからプライベート空間をしっかりつくれるものまで幅広くチョイスしてみました。車中泊でのキャンプ時間を快適にしたい人は必見です。

    コツさえつかめば簡単!ソロのときのタープの張り方は?

    キャンプ初心者にとってタープの設営はちょっとハードルが高いですね。1人でタープを設置する際、張り方がわからなかったら大変です!ここでは、タープの張り方をレクチャーします。 1. タープを広げてペグ打ちをする場所を決める
    タープの張り方
    まず最初にタープを広げ、ペグ打ちする場所を決めます。 ステップ1:タープのメインポールを差す位置を起点として、タープのセンターラインの延長線上に、メインポールを置きます。これは一次的に距離を計るために行います。 ステップ2:タープとは逆側のポールの端を起点として、タープのセンターラインの延長線と直角になるように、メインポールを動かし、ポールの端にあたる場所にペグを仮打ちして印を付けておきます。これは左右両方行います。 ステップ3:印を付けた位置がペグ打ちをする場所になります。
    2. 1カ所ペグ打ちする
    タープの張り方
    風上の1カ所はペグ打ちをし、固定しておきます。これをすることによって、突風などがきてもタープが飛ばされることはありません。ペグ打ちする位置は次の手順で決めます。
    3. ロープを張って各点ペグ打ち
    タープの張り方
    ロープを張ってペグ打ちします。今は寝かせてタープにペグを打っているので平面ですが、本当は立体なので、自在ロープは余裕を持たせて張りましょう。ペグはそれぞれタープの角から直線上に打ちます。 メインポール以外のペグ打ちは、距離感が分からないならポールを立ち上げた後でも大丈夫です。 4. ポールを立ちあげる 全てのペグ打ちが終わったら、ポールを立ち上げます。立ち上げたときに、ポールをやや内側に傾けるとタープの安定感が増します。タープを立ち上げたら、自在金具を引っ張り、テンションを調整しましょう。 以上で終わりです。コツさえつかめば簡単なタープなら5分ほどで立てることもできます! ▼タープの設置方法を動画でチェック!

    ソロキャンプにおすすめのタープの張り方!アレンジでサイトがおしゃれに

    タープはテントと同じくキャンプサイトの主役アイテム。タープの設置方法をアレンジすれば、キャンプサイトがより一層おしゃれになります!ここでは、ソロキャンプにおすすめの張り方を3つ紹介します。

    身軽に移動したいならタープ一つで地べたスタイル

    タープが張られたキャンプサイト

    出典:PIXTA

    広いスペースを確保できる、定番のペンタゴンタープ(五角形)やヘキサタープ(六角形)。張り綱をピンと張ったとき、流れるような曲線や曲面のルックスが魅力的です。 この美しさをいかせるのは、タープと地面との距離を短くした「地べたスタイル」。大地との一体感が感じられるようなソロキャンプが楽しめます。タープ下は、ロースタイルのチェアやテーブルをメインにキャンプギアを効率よく配置するのがおすすめ! タープのそばで焚き火をしたいのであれば、火の粉で穴の開きにくいテクニカルコットン素材のものがおすすめ。地べたに座りながら無骨にかっこよく焚き火を楽しめますよ。

    余裕のある空間が作れるテントとの連結スタイル

    ワンポールテントの使用イメージ
    余裕のあるキャンプサイト空間をつくり出したい人は、「小川張り」がおすすめ!日本のアウトドアブランド「ogawa」の製品である「セッティングテープ」を用いてテントとタープを連結する方法です。ogawaが自社製品でこのタープの張り方を紹介したことで「小川張り」という愛称がつきました。 小川張りは、テントと連結できるので雨の日でもテントの出入り時に濡れにくいのがポイント。さらにオートキャンプサイトのように限られた区画の中で、大きなヘキサタープを立てられるのも魅力のひとつ!さらに見た目がおしゃれなのも人気の張り方の理由です。 なお、基本的に小川張りはogawaのタープじゃなくても、セッティングテープを別途購入したり、自作したりすれば挑戦できるので安心してください。

    ワンランク上の車中泊を楽しむカーサイドタープスタイル

    テント設営の手間がない車中泊は、ソロキャンプの人気スタイル。ベースになる車をテントに見立てて、上部にテープを設置すれば、寝室やリビングの快適なツールームサイトが完成です! 最近は車中泊ニーズに対応した、専用のカーサイドタープ(シェルター)がさまざまなメーカーから登場しています。安定感のある専用フレーム構造で車にぴったりフィットし、設営も楽です。外にきっちり仕切られたプライベート空間を確保できるので、この機会に挑戦してみましょう。

    キャンプスタイルに合ったタープを選んでソロキャンプを充実させよう!

    今回は、タープの必要性、適した選び方、おすすめのタープを一挙に紹介しました。タープがあれば突然の雨や厳しい日差しも怖くありません。タープ下にローチェアとローテーブルを並べれば自宅のような快適なリビング空間が生まれます。荷物を少なくしたいソロキャンプではありますが、タープがあればキャンプがより快適になり、ソロキャンプの楽しみ方も増えますよ!この機会に、お気に入りのタープを手に入れてみてください。ベテランソロキャンパーのように、タープ泊にチャレンジするのもおすすめですよ。

    今回紹介したアイテム

    商品画像スノーピーク ヘキサイーズ1コールマン XPヘキサタープ/MDXコールマン ヘキサライト+コールマン ヘキサライトⅡLOGOS LAND ツーリングタープテンマクデザイン ムササビウイング13ft. TC“焚き火”バージョンノルディスク カーラーダイヤモンド10キャプテンスタッグ トレッカー レクタタープ290x180UVフィールドドア スクエアタープDD Hammmocks DD Tarp 3×3フィールドア ワンタッチスクリーンテントogawa カーサイドタープAL-IIフィールドア ワンタッチカーサイドタープ
    商品名スノーピーク ヘキサイーズ1コールマン XPヘキサタープ/MDXコールマン ヘキサライト+コールマン ヘキサライトⅡLOGOS LAND ツーリングタープテンマクデザイン ムササビウイング13ft. TC“焚き火”バージョンノルディスク カーラーダイヤモンド10キャプテンスタッグ トレッカー レクタタープ290x180UVフィールドドア スクエアタープDD Hammmocks DD Tarp 3×3フィールドア ワンタッチスクリーンテントogawa カーサイドタープAL-IIフィールドア ワンタッチカーサイドタープ
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