シングルバーナー人気おすすめ15選!キャンプや登山に!実際に使って比較
アウトドアで気軽に調理できる「シングルバーナー」は、イワタニやsotoが人気!一体型と分離型、OD缶とCB缶、といったようにさまざまな種類があり、どれを選べばいいか迷ってしまいます。ここでは、ソロや登山向きのコンパクトタイプから大人数向けのタイプまで、おすすめのシングルバーナーを紹介!事故に繋がらないように、使用上の注意点も解説します。
hinata編集部員が実際にシングルバーナーを利用して検証
本記事では人気定番シングルバーナーをhinata編集部員が使ってみて比較しました!
シングルバーナーの選び方
シングルバーナーを選ぶ際のポイントは次の4つ。①ガス缶の種類②シングルバーナーの形状③発熱量④点火や火力調節のしやすさです。
ガス缶の種類
OD缶はアウトドア缶の略名で野外用の燃料。容器が丈夫で高圧なガスを充てんできるため、寒さや標高の高さに強いとされています。
各メーカーでガス缶のサイズがガスの内容量によって110、250、500と分かれるものが多く、荷物の量を少なくしたい場合、小さいサイズを選ぶのがおすすめ!OD缶の中にもオールシーズン用、春・夏用などがあります。購入する際にチェックしましょう。
スーパーなどでは売られておらず、ホームセンター、通販で入手できます。
▼登山以外の用途であればOD缶でもCB缶(カセットボンベ缶)でも可能
CB缶はカセットボンベ缶の略名で、家庭でもよく使われています。スーパーやコンビニでも販売されており、手軽に入手できます。
キャンプ場や暖かい季節に利用するのであればCB缶でもOD缶でも好みの方を利用できます。
シングルバーナーの形状
一体型は燃料の入ったガス缶の上に直接ストーブ部分が乗るタイプ。コンパクトで軽く、マグカップや小鍋などに収納して持ち歩けます。
五徳が小さい製品が多く、湯沸用のケトルや小さいフライパンを加熱するのに最適!背の高いポットや大きなフライパンは安定しないため適していません。
分離型は燃料部分とストーブ部分がホースで繋がっているタイプ。五徳の重心が低く、安定感があるためフライパンや鍋を載せやすいです。キャンプで料理をする方はこちらのタイプがおすすめ。
発熱量
標高の高い山岳地帯は風が強く火力が安定しないため、なかなかお湯を沸かせません。そんな時は、シングルバーナーの発熱量が2,500kcal/h以上のものを使いましょう!1Lの水を約5分で沸騰させられるので、スピーディに調理をできます。
点火や火力調節のしやすさ
シングルバーナーの点火方法は、レバータイプとつまみタイプの2種類。メリットデメリットを解説します。
- レバータイプ…コンパクトに折りたためるので、収納時はかさばりません。指先で細かく操作しづらいデザインで、火力調整が難しいです。
- つまみタイプ…点火や火力調節がしやすいデザインで初心者向き。でっぱりがあるので、調理の邪魔になることがあります。
【CB缶・OD缶】1番人気のおすすめシングルバーナー
まずは本記事で購入数の多いシングルバーナーをCB缶、OD缶それぞれ紹介します。これを選べば間違いなしです!
イワタニ ジュニアコンパクトバーナー
使いやすさが魅力、風防と五徳の一体型シングルバーナー。シンプルな構造で着火ボタン、ガス調整のつまみも操作しやすい大きさです。五徳は鍋底が16cm以下(2〜3人用)の鍋なら、安定して置けます。破損することなく持ち運べる専用ハードケースが付属!コスパが良いので初心者も購入しやすいです。
SOTO アミカス
登山用におすすめしたいシングルバーナー。重さ81gと軽量で、持ち運びやすいです。炎口は窪んでいるため、横風にも強いく、安定した火力を保てます。五徳が小さいのでメスティン料理や湯沸に最適です。ワンタッチで点火できる圧電点火方式を採用し、初めてでも簡単に扱えます。
【基本情報】
- 使用サイズ:7.6×10.0×8.6cm
- 収納サイズ:4×4.3×7.5cm
- 重さ:81g
【CB缶】おすすめシングルバーナー
キャンプでの利用がメインで、登山に持っていく予定がないのであれば手軽にガス缶が手に入るCB缶タイプのバーナーがおすすめです。
SOTO レギュレーターストーブ
マイクロレギュレーターというガス調節機能により、気温が低くても安定した火力を発揮。耐風機能がなく、横から風を当てると画像右下のように、一部炎が消えてしまいます。しかし別売りのウインドスクリーンを使えば風を避けることも可能です。
他の一体型より多少サイズは小さいですが、2、3人用の鍋も安定して乗せられる五徳が特徴です。そして何より、使いやすいシンプルなデザインも魅力。コスパに優れているため、初心者におすすめです。
【基本情報】
- 使用サイズ:16.6×14.2×11cm
- 収納サイズ:14×7×11cm
- 重さ:330g
SOTO レギュレーターストーブ FUSION(フュージョン)
人気のレギュレーターストーブが進化して登場!レギュレーターストーブよりも五徳の直径が広いため、シングルバーナーよりも大きな容器を乗せても倒れることなく調理できます。メスティンはもちろん、大きな鍋を乗せても安定感があるので、使い勝手が良いです。
炎口がすり鉢状になっているため、横から来る風を遮断してくれます。天候の悪いシーンでも安定した火力で調理できるので、山岳での使用にぴったりです。
【基本情報】
- 使用サイズ:35×12×9cm
- 収納サイズ:15×7.5×9cm
- 重さ:245g
スノーピーク HOME & CAMP バーナー
家でもコンロとして利用したい方向けのシングルバーナー。かなり安定した炎が特徴です。
五徳のサイズ感も大きく安定感があるので、重量感のある大きめの鍋を置いても倒れにくいのがうれしいポイント!シンプルかつすっきりとした見た目はおしゃれで人気があります。五徳をガス缶設置部分に収納できるので、気軽に持ち運びやすいです。
【基本情報】
- 使用サイズ:30×34×12cm
- 収納サイズ:9×12×25.5cm
- 重さ:1.4kg
ユニフレーム テーブルトップバーナー
ゴトクの安定感が抜群で、大型クッカーやダッチオーブンでも楽に調理ができるシングルバーナー。20cmの汁受けが付いているので、輻射熱と吹きこぼれを軽減してくれます。卓上でも安心して使えるので、キャンプだけでなく自宅でも使用可能です。
フォアウィンズ フォールディングキャンプストーブ
鏡面仕上げのステンレス加工が美しく、デザイン性にも優れたカセットコンロ。輻射熱によるテーブルへのダメージを軽減してくれる構造が特徴です。屋外はもちろん、屋内使用もできます。折りたたみ式で持ち運びしやすく、誰でも簡単に組み立てられます。ハンドルが付いているので、持ち運びも楽です。
【基本情報】
- 使用サイズ:31.7×28.8×12cm
- 収納サイズ:11.1×28.5×11.4cm
- 重さ:1.6kg
【OD缶】おすすめシングルバーナー
登山で使われることの多いOD缶タイプ。もちろんキャンプでも利用可能なため、どちらでも使いたい方向けです。
キャプテンスタッグ オーリック 小型ガスバーナーコンロ
炎の出る範囲が他のシングルバナーよりも広いため、クッカー全体を均一に加熱できます。横から風が吹いても五徳が壁となってくれるので、炎が消えてしまうことはありません。
五徳の広さも特徴です。その分重量や収納サイズは大きくなりますが、2、3人用の鍋なら安定して置けます。コスパも良く、キャンプで料理をしたい方におすすめです!
【基本情報】
- 使用サイズ:12.5×12.5×8.5cm
- 収納サイズ:11.7×10.5×6.5cm
- 重さ:300g
コスパ抜群のキャプテンスタッグのバーナーを徹底紹介!
キャプテンスタッグは、使いやすさや手の届きやすさを第一に考えるユーザーに優しいブランド。そんなキャプテンスタッグのバーナーは、春夏のキャンプでもしっかりと支える機能性がありながら、コスパ抜群!詳しく紹介します。
プリムス エクスプレス・スパイダーストーブⅡ
炎口に沿うように配置したプレヒートパイプによって、燃焼熱でガスの気化を促進させ、安定して燃焼できるシングルバーナー。五徳を開いて固定するロック機構が付いているので、コンパクトに収納できます。
点火装置は付いていないので、火をつける際にはチャッカマンなどが必要です。余計な機能が付いていないシンプルさと安定した燃焼、鍋の置きやすさでキャンパーに人気があります。
【基本情報】
- 収納サイズ:8.7×4.0×8.3cm
- 重さ:195g
プリムスのバーナーおすすめ6選!人気商品を比較してみた!
プリムスのバーナーを使用したことはありますか?バーナーの王道とも呼ばれる「プリムス」ですが、どんな点に優れていて、どの商品が良いのかまでわかっている方は少ないかもしれません。今回はおすすめバーナーと、そのバーナーの優れた点をまとめました。使う目的に合わせて、自分が一番気に入るバーナーをゲットしましょう!
プリムス ウルトラ・スパイダーストーブII
プレヒートパイプを採用しており、連続使用や低温時などでも安定して火力を得られるシングルバーナー。炎口を五徳で4分割することで、どこか1側面が風で消えても他の側面をカバーでき、耐風性に優れています。
4本の五徳を伸ばすと、大きめの鍋でも無理なく使用できる広さに!点火装置が付いていないため火をつける際にはチャッカマンなどが必要です。
【基本情報】
- 収納サイズ: 9.3×10.0×3.5cm
- 重さ:167g
SOTO マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスター
安定感のある火力が特徴で、風や寒さにも強いシングルバーナー。風が強い場所でもバーナーの炎は流れにくく、風防を使う必要はありません。また、寒さにも強く、外気温が−5℃であっても2,800kcal/hもの火力を発揮!ソロキャンプや登山にぴったりです。
アミカスと比較すると炎口が少し広めで、ムラのない炎のため、クッカーを均一に加熱できます。五徳は脱着式となっており、別売りの4本五徳に差し替えれば、2、3人用の鍋も安定して乗せられるようになります。
【基本情報】
- 使用サイズ:9×11.7×10cm
- 収納サイズ:4.7×5.1×8.8cm
- 重さ:67g
プリムス 153ウルトラバーナー
五徳が広いため2、3人用の鍋であれば安定して乗せられるシングルバーナー。五徳が壁となっている耐風構造が特徴です。横から風を当てた場合、1側面のみ炎は消えましたが他の3側面の炎は出ている状態でした。風が強い状況でも安定した火力でお湯を沸かせる証拠です!
点火装置も押しやすく、簡単に着火できるので初心者におすすめ!初心者から上級者まで、多くの人が愛用しています。
【基本情報】
- 収納サイズ:7.5×8.8×3.0cm
- 重さ:116g
EPI(イーピーアイ) REVO-3700 STOVE
とにかくコンパクトで収納しやすいのが特徴のシングルバーナー。一体型シングルバーナーの先駆けで、多くの愛用者がいます。軽量かつコンパクトながら、3700kcalの高火力を実現!ガスの噴出を適度に抑えつつ、優れた燃焼効率を発揮しています。とろ火もできるので、じっくり煮込む料理も作れます。
【基本情報】
- 使用サイズ:8.6×15.2cm
- 収納サイズ:8.9×5.2×5.4cm
- 重さ:111g
コールマン ファイアーストーム
安定した火力を実現したシングルバーナー。最高火力は約3,300kcal/hもあり、高い防風性を備えているので、風が強い場所でも安心して使えます。調整レバーで火力を簡単調整できるので、初心者も使いやすいです!折りたたみ式で収納にも困りません。
【基本情報】
- 使用サイズ:12×11cm
- 収納サイズ:6×11cm
- 重さ:150g
MSR ポケットロケット2
重さ73gと軽量で、コンパクトサイズながら高い火力を備えたシングルバーナー。最大火力は2,143kcal/hもあり、見た目以上に高性能です!バーナーヘッドには風を防ぐY字型のウィンドクリップが付いており、約3.5分で1Lの水を沸騰させるパワーがあります。
【基本情報】
- 使用サイズ:3.4×4.4×7.9cm
- 重さ:73g
シングルバーナーの比較
今回紹介したシングルバーナーを、五徳の広さ、着火方法、耐風性能で比較してみました。気になる項目をチェックして、購入前の参考にしてみてください。
五徳の広さで比較
五徳の広さは料理において重要なポイント。分離型(①②③)、またはCB缶を使用する一体型のタイプ(④⑤)で比較すると、どれも広いことが分かります。
④のSOTOレギュレーターストーブのみ他のものと比べると、多少狭いです。
OD缶を使用する一体型バーナーの場合には、広さに差があります。左から広い順に並べてみました。
④のウインドマスターは五徳を別売りの4本足のものに変更すると広さが約1.5倍となります。
着火方法で比較
上記アイテムに関しては点火装置が付いていないため、チャッカマンやライターが必要です。
その他の製品には基本的に点火装置は付いていますが、風が強いキャンプ場は着火しにくいことも。どちらにしても点火するための道具は持っておきましょう。
耐風性能で比較
上図のバーナーに関しては炎の出元に直接風が当たらない構造となっています。
上記のプリムスは、五徳によって風を遮断するよう工夫されています。
SOTOレギュレーターストーブは別売りで風よけが販売されています。
バーナー使用上の注意点
バーナーを誤った使い方をして、思わぬ事故に繋がってしまいます。基本的な使い方を理解した上で、注意点も合わせてチェックしましょう。
密閉された空間で使わない
基本的にバーナーは、屋外で利用することを前提に設計されています。使用中には、周囲の酸素を大量に消費するため、屋内やテント内などの密閉された場所で使用すると、一酸化炭素中毒などの事故につながりかねません。また、テントに燃え移るなど、火災の危険もあるので、バーナーは屋外で使用しましょう。
こまめにOリングを取り替える
Oリングとは、ガスバーナーのバルブ内にある、ガスを止めるための重要な部品。この部品は基本的に年月とともに劣化によって消耗するものです。切れやひび割れ、縮みなどが起こった状態で使用し続けると、過剰な量のガスに引火して爆発する恐れもあります。定期的にメンテナンスを行いましょう。
空気の通りを遮らない
バーナーは背の高い風防けで周りを覆いすぎないようにしましょう。周囲を密閉しすぎると、空気の通りが悪くなり、ガスカートリッジが過熱されます。カートリッジは高温になると爆発してしまう恐れがあるため、注意が必要です!風が強い場合は、バーナー用風防を適切に使用しましょう。
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