人気ローコットを徹底比較!おすすめランキング12選【2025年】
hinataがおすすめしたい人気ローコットを比較検証!実際に設営・撤収、使用してして「寝心地の良さ」「組み立て・片づけのしやすさ」「持ち運びやすさ」を調査しました。ランキングや選び方も解説するので、家族や仲間とのキャンプでの快眠に役立ててみてください。
検証方法
検証スタッフ
hinataスタッフ
渡部
身長185cm。ソロ、ファミリーキャンプがメインで、移動手段は自転車やクルマがほとんど。睡眠時は横向き寝に適した枕と睡眠専門のスマートリングを愛用中。
hinataスタッフ
間﨑
身長150cm。ギアは手頃な価格かつ高い耐久性を備えた安心できるアイテムを選びたい。寝具は程よい反発があり、しっかり支えてくれるものが好み。
ローコットとは
ローコットとは、コットのなかでも高さがおよそ10〜20cm程度の製品のこと。コンパクトで軽量なモデルが多く、さまざまなキャンプスタイルに活用できる点も人気の理由の一つです。
軽量で携帯性に優れている
ローコットは脚が短いぶん、部品もコンパクトなのが特徴です。そのため軽量で持ち運びやすく、電車移動のキャンプやできるだけ荷物を減らしたいソロキャンプにマッチ。自転車やバイク旅のおともにも適しています。
安定感に優れている
ローコットは重心が低いため安定感が高いモデルが多いのも特徴の一つです。ハイコットで寝返りをうつと揺れることがありますが、ローコットは揺れが少なく快適に過ごせるはずです。
ケガの心配が少ない
ローコットは高いものでも20cm程度。もし転落してもケガをするリスクが少ない点も魅力的です。寝相が悪い人や子どもが使うのにも安心。
狭いテントでも圧迫感なく使用できる
ローコットは天井とのスペースに余裕をもたせられるので、室内の圧迫感を抑えられるはずです。ワンポールテントのような端が低いテントでも、コットを壁に寄せることが可能。狭いテントでも窮屈さを感じにくい点は非常に魅力です。
ローコットの選び方
ローコットを選ぶうえでチェックしたいポイントを解説します。
寝心地で選ぶ
寝心地や安定感を重視する場合は、幅65cm以上・長さ190cm以上を目安に選ぶのがおすすめ。
横幅に余裕があれば寝返りの際も安定してゆったりと過ごせます。肩幅が広く体格のよい人は、幅が70cm以上あるワイドサイズを選ぶとより快適です。
耐荷重とはコットが耐えられる重さのこと。ローコットの耐荷重は80〜120kg程度が主流です。フレームや生地の損傷を防ぐためにも、自分の体重を支えられる耐荷重かどうかを必ずチェックしましょう。
ローコットは地面との距離が近いため、生地の素材や季節によっては底冷えを感じやすいことも。コットの下にラグを敷いたり、コットの上にマットを併用したりと、コンディションに合わせての工夫も必要です。
設営・撤収のしやすさで選ぶ
コットを組み立てるとき、メインフレームに脚を接続する工程に大きな力が必要な場合も少なくありません。
そこで注目したいのが、脚に補助機構(ワンタッチレバー)を備えているモデル。小さな力で脚をセットできるので、設営のストレスやケガの心配を最小限に抑えられるというわけです。
ポールには中の空洞に「ショックコード」と呼ばれるゴムが通っているものがあります。
ショックコードが入っていれば、ゴムの縮む力でポールを簡単に繋げるので、設営・撤収が非常に簡単になります。ポールの一部を紛失してしまったり、ポールを差し込む順番がわからなくなったりすることがない点も魅力です。
設営・撤収をスムーズにしたい場合は、ショックコード入りのポールを採用しているコットを選ぶのがおすすめです。
軽さ・コンパクトさで選ぶ
ソロキャンプやツーリングの際は、アイテムの軽さとコンパクトさが非常に重要です。
自転車やバイクでバックパックやシートバッグに入れて持ち運ぶことを考えると、長さ50cm・重さ3kg以下がベター。2Lのペットボトル(高さ約30cm・重さ約2kg)の大きさと重さを目安に比較すると良いでしょう。
また、ローコットには1kg台の非常に軽量なものもあります。キャンプスタイルに合わせて運搬しやすい重さと収納サイズのものを選んでみてください。
人気ローコット12選おすすめランキング
hinataスタッフが実際に検証した結果をもとに、
人気のローコットをランキング形式で紹介します。
※各数値はhinata編集部が測定したものです。メーカー公表値とは異なります
※ランキング一覧表の価格はランキング公開時のもので、変動している場合があります
【第1位】TOMOUNT(トモウント) アウトドアベッド
【総合評価4.19】
寝心地4.25|組み立て・片づけやすさ3.83|持ち運びやすさ4.25
堂々1位に輝いたのは、手頃な価格と高品質なアイテムで話題の「トモウント」のローコットです。
いわゆる大手メーカーではなく、hintaスタッフも「Webで名前をよく見るけど、アイテムを手に取るのははじめて」という状態から検証スタート。
少々跳ねるほどにハリ感のある生地で、背中にしっかりと支えを感じる寝心地。体格のよい男性hinataスタッフが横になっても、快適に過ごせるとのことです。
また、今回検証したローコットは幅の平均が約67cmなのに対し、こちらは幅70cmと平均よりやや広め。ハリが強いぶんだけ、体感ではもっとワイドに感じられました。
ポールにはショックコードが内蔵されているので、スムーズに設営が可能です。生地のポールスリーブは少し狭めですが、問題なく通すことができました。
脚を接続する工程も非常にスムーズ。ほかのコットに比べて硬くなく、女性1人でも難なく作業できました。
片づける際も折りたたみやすいですが、ショックコードのはたらきでポールが暴れやすいのでしっかりとゴムで束ねて収納しましょう。収納袋は短めで腕まで入るハンドルが付いており持ちやすいと好評でした。
とにかく寝心地が良く、安定感があり、全体的に高評価。それでいて10,000円(税込)以下と手に取りやすい価格で販売されているので、「これからキャンプをはじめる人にも安心してすすめやすい」と、hinataスタッフも太鼓判でした。
【第2位】FIELDOOR(フィールドア) アルミコンパクトコット ワイドタイプ
【総合評価4.14】
寝心地4.34|組み立て・片づけやすさ3.91|持ち運びやすさ3.78
広さナンバーワン!寝返り余裕のリラックス系ローコット
僅差での第2位は、Web専売でコスパが高いと評判の日本のアウトドアブランド「フィールドア」のローコット。
幅78cmと、今回検証したコットのなかでも一番のワイドサイズでゆったり過ごせる点が高評価でした。体格のよい男性hinataスタッフも「寝返り余裕」と満足。脚がそれぞれしなることで衝撃が吸収されるbので、安定感も抜群です。
動くと少し「ムギュムギュ」といった音がする程度で静か。類似サイズのほか製品よりもハリ感があり寝返りしやすいので、多少反発のある寝具が好きな人や、よく寝返りする人におすすめです。
ポールはショックコード付きで連結しやすく、生地を張るのにも力は不要。脚がやや接続しにくくて苦戦しましたが、手を挟んでしまいそうな危険な部分はありません。
今回検証したローコットの平均組み立て時間が4分28秒であるなか、こちらの組み立て時間は4分29秒とごくごく平均的。難しい部品もなく直感的に組み立てられました。
余裕があるサイズの収納袋のおかげで、撤収しやすいと好評。巾着タイプで絞り紐とショルダーが一体化しており、肩掛けできるのもポイントです。上下のデザインが似ているので、反対に持って中身をこぼしてしまわないように注意しましょう。
広々としたワイドサイズながら、収納すると軽くてコンパクト。ゆったりした寝心地でリラックスしたい人におすすめのローコットです。
【第3位】Helinox(ヘリノックス) コットマックス コンバーチブル
【総合評価4.11】
寝心地5.00|組み立て・片づけやすさ2.83|持ち運びやすさ2.76
【基本情報】
- 使用サイズ(約):幅75×奥行き210×高さ17cm
- 収納サイズ(約):幅17×高さ17×奥行き58cm
- 重さ(約):2.9kg
- 耐荷重(約):145kg
- 素材:-
- カラー:ブラック
- 組み立て時間:6分39秒
- 片づけ時間:2分57秒
起き上がりたくない…優勝クラスの寝心地で快適さ抜群!
寝心地スコア最高得点「5.00」を叩き出したのが、「ヘリノックス」のローコットです。
hinataスタッフも横になった瞬間「あ〜〜、いい」と声を漏らすほど。生地が非常にしっかりしており、斜め方向のステッチが安定感を高めているのを実感。きしむこともなく、脚の安定性も抜群です。
体格のよい男性hinataスタッフも問題なく寝返りが可能。女性スタッフが「私、2人寝られるかも…」というほど広々しているのも特徴です。
最高の寝心地に賞賛が集まる一方、設営は少し難航。
脚の向きを確認しながらの設営に時間がかかり、平均よりも2分長い6分39秒を要してしまいました。また、生地をポールに引っ掛ける耳が硬いため注意が必要です。
脚はロック機構のおかげで女性1人でも作業しやすく好評でした。英語だけの説明書に加え、正規代理店が発行している日本語の説明書が付いている点も安心。
収納袋には持ち手が1つ付いているほか、Dカンとループ穴もそなえられているので、ショルダーベルトなどを追加したりとさまざまなアレンジが可能です。
このコットに関してはやはり寝心地の良さが最大の注目ポイント。とにかく何を差し置いても寝心地。という人には一番おすすめのローコットです。
【基本情報】
- サイズ(約):直径2.2×長さ28cm
- 収納サイズ(約):幅17×奥行き5×高さ39cm
ヘリノックスの超軽量コットがおすすめ!各モデルの比較や使用レビューも
Helinox(ヘリノックス)は、超軽量なアウトドアギアを数多く展開しているブランド。中でも、コットは軽量かつ丈夫で使いやすいアイテムとして人気があります。そんなヘリノックスのコットが、アウトドア愛好家に熱い支持を得ている理由や、アイテムごとの特徴を紹介!実際に使ってみた感想も合わせて紹介するので、購入前の参考にしてください。
【第4位】CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) トレッカー イージーライトコット
【総合評価3.94】
寝心地4.06|組み立て・片づけやすさ3.52|持ち運びやすさ3.90
【基本情報】
- 使用サイズ(約):幅64×奥行き182×高さ15cm
- 収納サイズ(約):幅15×高さ15×奥行き53cm
- 重さ(約):2.5kg
- 耐荷重(約):80kg
- 素材:ポリエステル、アルミニウム合金
- カラー展開:ブラック、カーキ
- 組み立て時間:3分35秒
- 片づけ時間:2分11秒
スマートながら寝返りしやすさトップクラス!高反発系ローコット
キャンプを始めたばかりの人からベテランまで、さまざまな人に人気のブランド「キャプテンスタッグ」のローコット。
幅64cmで今回検証したローコットの平均幅67.2cmに比べてややスマートですが、ハリが強くて狭さを感じさせません。ハリが強いぶん寝返りしやすく、寝返りのしやすさは2位のフィールドアのワイドコットを凌ぐとの感想も。
一方、奥行きが182cmのなので、身長185cmの男性hinataスタッフは頭がはみ出てしまったのが残念。しかしながら肩と肘はしっかりと収まりました。
組み立て時間は平均よりも1分ほど短い3分35秒を記録。
脚は安全ピンのような構造で作業は簡単なものの、直感的に設営できる仕組みではないので予習しておくのがおすすめです。また、脚をしっかり固定する際に、硬くてある程度の力が必要なことも覚えておきましょう。
収納袋はサイドファスナーのおかげで出し入れしやすい点が好評でした。持ち手が2つ付いているので両手で抱えて持ちやすいのもプラスポイント。
スマートなサイズですが、狭さを感じさせないハリ感と寝心地がおすすめのローコット。サイズが合えば、高反発な寝心地が好みな人におすすめです。
【第5位】ヘリノックス ライトコット
【総合評価3.82】
寝心地3.60|組み立て・片づけやすさ3.51|持ち運びやすさ4.55
【基本情報】
- 使用サイズ(約):幅60×奥行き185×高さ13cm
- 収納サイズ(約):幅13×高さ13×奥行き53cm
- 重さ(約):0.9kg
- 耐荷重(約):120kg
- 素材:-
- カラー展開:ブラック、グレー、ベージュ、ホワイト
- 組み立て時間:3分10秒
- 片づけ時間:2分3秒
3位のコットマックス コンバーチブルに続いて上位にランクインしたのが、こちらの「ヘリノックス ライトコット」です。
特筆すべきはやはりその軽さ。今回検証したローコットの重さ平均が2.7kgだったのに対し、こちらはなんと0.9kg。平均より3分の1もの軽さは魅力です。
「軽いコットって寝心地はどうなんだろう?」と横になってみると、寝心地も比較的良好。
今回の検証では最小の60cm幅とあって狭さは感じましたが、沈み込みはなし。金属が体に当たるような感触もなく、女性hinataスタッフは寝返りも可能。生地のシャカシャカ、ギュッギュという音はするものの、気になるほどではありませんでした。
ポールはショックコード式で、その軽さもあいまって取りまわしがよく、非常に組み立てやすい印象です。一方、片づけは少々難航。ポールをはずすのが硬くて大変との声があがりました。
収納袋には持ち手やショルダーなどがありませんが、軽くてコンパクトなのでつかんで持っても問題ありません。
軽さとコンパクトさを追求するなら断然おすすめのローコット。自転車や電車でのキャンプを持っておきたい人にもおすすめです。
【第6位】Naturehike(ネイチャーハイク) アウトドアベッド
【総合評価3.77】
寝心地3.88|組み立て・片づけやすさ3.77|持ち運びやすさ3.49
【基本情報】
- 使用サイズ(約):幅65×奥行き190×高さ15cm
- 収納サイズ(約):直径16×奥行き46cm
- 重さ(約):2.2kg
- 耐荷重(約):150kg
- 素材:オックスフォード生地、A7075(超々ジュラルミン)
- カラー展開:ブラック、ダークグリーン、ベージュ、ライトグリーン
- 組み立て時間:3分48秒
- 片づけ時間:2分16秒
設置・撤収がスムーズ!バランス型のコスパ系ローコット
第6位はコストパフォーマンスの高さで人気の、中国発のアウトドアブランド「ネイチャーハイク」のローコット。
幅は65cmとワイドではないものの、沈みが少ないため窮屈さは感じません。奥行きが190cmあるので高身長の男性hinataスタッフが横になっても余裕。思いのほか狭くないところも好印象でした。
動くと少々前後に揺れるものの、左右にずれる感じはなく安定して過ごせまます。
ポールにはショックコードが採用されているので、平均的な設営・撤収のしやすさでした。
設営タイムは平均より約40秒短いという結果。紙の説明書のほか、コット生地の裏側にも組み立て方が印刷されているのも親切です。
収納袋は持ち手が1つ付いていますが、手首までは通らず掴んで持つ仕様です。
全体的に平均的な評価でしたが、組み立てと片付けのしやすさが比較的高スコアをキープ。10,000円(税込)以下で入手できるので、低価格でスペックのバランスが良いローコットが欲しい人におすすめです。
【第7位】LOGOS(ロゴス) Tradcanvas(トラッドキャンバス) ポータブルアッセムプットベッド
【総合評価3.68】
寝心地3.88|組み立て・片づけやすさ2.62|持ち運びやすさ3.83
【基本情報】
- 使用サイズ(約):幅61×奥行き180×高さ13cm
- 収納サイズ(約):幅11×高さ22×奥行き40cm
- 重さ(約):2.7kg
- 耐荷重(約):120kg
- 素材:ポリエステル(PVC加工)、7001アルミ合金
- カラー:ベージュ
- 組み立て時間:6分21秒
- 片づけ時間:3分12秒
厚い生地で安心感のある寝心地!スリムでコンパクトなローコット
日本の老舗アウトドアブランド「ロゴス」のローコットが7位にランクイン。
幅61cm、奥行き180cmとスリムでコンパクトなサイズ感です。身長185cmの男性hinataスタッフは残念ながら頭がはみ出てしまいましたが、しっかりと安心感のある生地感による寝心地の良さは好感触。
生地や脚のきしみもなく非常に静か。とにかく「安定感」「安心感」が際立つ一台でした。
脚の機構が独特なので、設営前に予習&練習しておくのがおすすめです。
生地の耳の部分をポールに引っ掛けたり、生地からポールを抜いたりするのがやや大変。脚のロックは工程こそ簡単なものの、体重を乗せてもなかなかはまらず苦戦。カチッと音がしたりクリックを感じたりしないので、きちんと留まっているか判断しにくいのも不安点でした。撤収時もコツと思い切りが必要。脚を押し込みながら赤いボタンを押してはずします。
収納袋は非常にコンパクト。角に手のひらが差し込める程度のループがあるのでポーチのように持ち運べます。
組み立て・片づけでポイントを下げてしまいましたが、しっかりとした生地による寝心地はかなり高評価。コンパクトになるので、体格面のサイズが合う人にはおすすめのコットです。
使い心地抜群!ロゴスのおすすめコット5選
ロゴスは1953年創業以来、「Enjoy Outing!」を合言葉に人と屋外を繋ぎたい思いでアウトドアグッズを作ってきました。そんなロゴスが作るコットは軽いものや組み立てやすいものなど、使い心地が抜群!Enjoy Outing!の思いが伝わってきます。今回は、そんなロゴスが作る使い心地抜群のコットを5つ紹介します♪
【第8位】Coleman(コールマン) コンパクトローコット2.0
【総合評価3.61】
寝心地3.97|組み立て・片づけやすさ4.43|持ち運びやすさ2.27
【基本情報】
- 使用サイズ(約):幅68×奥207×高さ18cm
- 収納サイズ(約):幅18×奥行き51×高さ21cm
- 重さ(約):5.2kg
- 耐荷重(約):80kg
- 素材:ポリエステル、スチール
- カラー:ブラウン
- 組み立て時間:3分30秒
- 片づけ時間:1分40秒
ローにはめずらしい折りたたみ式
世界中で愛される、老舗アウトドアブランド「コールマン」の「コンパクトローコット2.0」が8位にランクインしました。
コットンのような風合いの厚手の生地が特徴的。幅、奥行きともにしっかり確保されているので寝返りもしやすく快適そのもの。
一方、少々前後に揺れることと、脚が横に滑るのがマイナスポイント。危険に感じるほどではありませんが、滑り止めにラグを敷いたり、脚にゴムストッパーを付けたりと対策をしてもよさそうです。
組み立て時は、折りたたまれたコットを開いて脚を固定します。次に生地端のファスナーを閉めて生地をしっかりと張れば完成です。
簡単作業で部品を無くす心配もありませんが、ファスナーを閉じきるのがかなり硬く苦戦。生地やファスナー、金属を慣らすためにも、あらかじめ設営・撤収の作業を繰り返しておくことをおすすめします。
収納袋はマチのあるファスナーポーチタイプで、出し入れしやすく好評。中に入れたコットが広がってくるので、ゴムやベルトでまとめるのもよさそうです。
広さもしっかりあって寝心地も満足。生地やポールなど、部品がしっかりしていて品質の高さが感じられるコットなので、組み立てと片づけをマスターできればおすすめです。
コールマンのコットおすすめ5選!快適に寝られて安定感抜群
本記事では、人気ブランドColeman(コールマン)のおすすめコット5選を紹介します。コットとはアウトドアで使う簡易ベッドのこと。寝返りが打ちやすいワイドタイプやコンパクトに折りたためるタイプなど、おしゃれで高機能なアイテムを厳選しました。
【第9位】DOD バッグインベッド
【総合評価3.55】
寝心地3.69|組み立て・片づけやすさ3.15|持ち運びやすさ3.44
【基本情報】
- 使用サイズ(約):幅72×奥行き183×高さ15.5cm
- 収納サイズ(約):幅12×奥行き51×高さ16cm
- 重さ(約):2.6kg
- 耐荷重(約):120kg
- 素材:600Dポリエステル、アルミニウム
- カラー展開:カーキ、ベージュ、タン
- 組み立て時間:4分44秒
- 片づけ時間:2分26秒
包まれる寝心地で体にフィット!組み立てのコツをつかめばいい相棒に
おしゃれで個性的なアウトドアアイテムを低価格で提案する「DOD」のローコット。
沈み込みが大きいモデルですが、満遍なく沈みこむのでストレスなく寝返りも可能でした。包まれる感覚が好きな人におすすめ。脚のジョイント部分から少し音がするものの、睡眠に支障あるほどではありません。
組み立て時は男性hinataスタッフもやや苦戦しました。特に脚の接続に力とコツが必要で、なれるまでは手を挟んでしまいそうな不安感も。比較的軽量&コンパクトで女性におすすめしたいアイテムなだけに、この組み立てのむずかしさは少し残念なポイントに感じました。
片づけはショックコードのおかげで非常に簡単。収納袋は口が大きく開くのでパーツを収納しやすく、きれいにまとめられました。手首が通るサイズのループが付いているので、持ち運びも苦ではありません。
非常にベーシックで使い勝手のよいサイズ感ということもあって、組み立ての大変さが惜しいポイント。とはいえ使ううちに各パーツが慣れてくるはずなので、沈む寝心地やデザインが好みの人にも価値ある製品です。
DODのコットを解説!抜群の寝心地で快適なキャンプに!
DODのおすすめコットと魅力について紹介します。コットとはキャンプ用のベッド台のこと。地面から離れているので、地面の冷えや凹凸を気にせず快適に寝られます。DODのコットは機能的でおしゃれなので、機能性やデザインを重視したい人におすすめです!
【第10位】DOD ワイドキャンピングベッド
【総合評価3.48】
寝心地3.69|組み立て・片づけやすさ3.67|持ち運びやすさ2.86
【基本情報】
- 使用サイズ(約):幅77×奥行き190×高さ19cm
- 収納サイズ(約):幅5×奥行き83×高さ21cm
- 重さ(約):4.4kg
- 耐荷重(約):100kg
- 素材:ポリエステル(PVC加工)、スチール
- カラー展開:ブラック、ベージュ
- 組み立て時間:4分42秒
- 片づけ時間:2分2秒
ワイドさはトップクラス!包まれるような寝心地の手頃なローコット
DODの「ワイドキャンピングベッド」が10位につづきランクイン。
幅77cmと、2位のフィールドアに次ぐワイド感です。生地のハリは強くなく、やわらかくて沈みがある寝心地です。広さもあいまって安定感があり、きしむ音などもありません。
ゴロゴロと寝返りができるタイプではありませんが、包まれる寝心地が好みの人におすすめです。
組み立ての工程は非常にシンプル。ポールを繋げて生地のサイドに差し込み、サイドポールの穴に脚をはめます。
ショックコードが入っていないので、設営・撤収時にポールが抜けてしまう点に注意。ポールを生地に差し込みながら繋げると、ポールが分解してしまいにくくスムーズでした。
収納袋はトートバッグ型になっており、間口が広くて収納しやすく好評。しかし大きめで重く、肩掛けしてもバランスがとりにくいところが難点でした。薄型で荷物の隙間に積載しやすいので、アウトドアワゴンなどで運搬するのがおすすめです。
ワイドなコットを手頃な価格で手に入れられるのも強み。自宅での置き場所や運搬方法さえ整えば、手軽にワイドコットを試してみたい人におすすめです。
【第11位】キャプテンスタッグ グラシア ロースタイルコンパクトベッド
【総合評価3.86】
寝心地2.93|組み立て・片づけやすさ2.99|持ち運びやすさ4.18
【基本情報】
- 使用サイズ(約):幅60×奥行き180×高さ18cm
- 収納サイズ(約):幅5×奥行き65×高さ20cm
- 重さ(約):2.5kg
- 耐荷重(約):80kg
- 素材:ポリエステル、鋼
- カラー展開:ブラック、カーキ(Amazon限定)
- 組み立て時間:4分47秒
- 片づけ時間:2分24秒
キャプテンスタッグの「ロースタイルコットコンパクトベッド」が11位にランクイン。4位の同社・トレッカー イージーライトコットに比べて非常にシンプルなつくりなのも特徴です。
生地のハリは少なく全体的に沈むタイプ。5位のヘリノックスと同じ60cm幅ですが、沈みが深いぶん狭く感じました。奥行きは180cmと比較的短め。男性hinataスタッフは頭が落ちてしまったので身長の高い人は注意が必要です。また脚が少し頼りなく前後にぐらつき、耐久性に不安が残りました。
組み立てと片づけの際は、ポールがはずれやすく苦戦。ショックコードが入っていないので、作業中にポールが分解してしまったりゆるんだりしてしまいました。
一方で収納袋には靴べらが付いていたりと、こまやかなアイデアが好印象。ショルダーが高めに付いているので、体にしっかりフィットして持ち運びやすい点も好評でした。
非常にシンプルで簡易的ながらも持ち運びやすくコンパクト。5,000円(税込)前後で販売されているので、サブで所有するアイテムとしてもおすすめです。
【第12位】Hilander(ハイランダー) 軽量アルミローコット
【総合評価3.86】
寝心地2.65|組み立て・片づけやすさ4.50|持ち運びやすさ3.71
【基本情報】
- 使用サイズ(約):幅68×奥行き188×高さ16cm
- 収納サイズ(約):直径14×奥行き55cm
- 重さ(約):2.6kg
- 耐荷重(約):80kg
- 素材:ポリエステル、アルミニウム
- カラー:ブラウン
- 組み立て時間:3分13秒
- 片づけ時間:1分17秒
バランスのとれたスペックが好評!音が気になる人は注意
人気のアウトドアショップ「ナチュラム」が手掛けるブランド「ハイランダー」のローコットです。
しっかりとハリがある生地で、ほどよい反発のある寝心地。ワイドでもスリムでもないバランスの良いサイズ感で、身長185cmの男性hinataスタッフが横になっても、頭や肩がはみ出ませんでした。
気になったのはきしむ音。脚や生地からギシギシと音がします。普段そこまで音を気にしないhinataスタッフも、「眠れないかも…」「まわりの人を起こしちゃうかも」と口にしていました。音以外の寝心地が良いだけに残念ですが、耳栓が必要かもしれません。
組み立ては力がいらず簡単。組み立てタイムは3分13秒と、2番目に早い結果でした。
ショックコード付きのポールは生地に通しやすく、耳もひっかけやすいと高評価。3位のヘリノックス コットマックス コンバーチブルと脚の構造が似ており、脚の数が少ないことも組み立てやすい理由のようです。
ゆとりある収納袋で出し入れしやすく、腕まで通せる持ち手が付きで持ちやすい点も非常に好印象。Dカン付きなのでショルダーベルトなどを追加するアレンジも可能です。
サイズ感、寝心地、組み立てやすさなど、非常にバランスがよく優れたコットですが、音の問題が大きな減点対象となりました。
ローコットの検証方法|3つのポイントで比較
hinata編集部が、売れ筋のローコット15選を「
寝心地」「
組み立て・片づけやすさ」「
持ち運びやすさ」の3つの観点で独自に検証しました。またキャンパーにアンケートを実施(※)し、コットを選ぶ際に重要視している項目を精査。アンケートの結果から、回答数に応じて以下のような重みづけをおこない、総合得点を算出しました。
- 寝心地(60%)
- 組み立て・片づけやすさ(15%)
- 持ち運びやすさ(25%)
※hinata公式Instagram(@hinata_outdoor)のフォロワーにアンケートを実施(実施日:2024年2月1日 有効回答数:424)
それぞれの項目でどのように比較検証をおこなったのか、具体的に説明します。
1. 寝心地
hinataスタッフ男女2人がそれぞれコットに寝転び、寝返りをうったり起き上がったりしながら、以下のチェックポイントに沿って検証しました。
チェックポイント
- 寝返りが打ちやすいか
- 脚部が安定しているか
- きしみや布地の擦れる音がしないか
スコアリング方法
上記項目を各人が5段階評価(絶対評価)し、平均値を算出しました。
2. 組み立て・片づけやすさ
hinataスタッフの男女2人で、以下のチェックポイントに沿って検証しました。
チェックポイント
- 組み立てにかかった時間
- 片づけにかかった時間
- 硬い、重いと感じる部分が何カ所あったか
- 危ないと感じる部分が何カ所あったか
スコアリング方法
組み立て・片づけに要したタイムをそれぞれ5段階評価(相対評価)して平均値を算出し、力が必要な箇所と危険箇所がある場合は減点しました。
3. 持ち運びやすさ
hinataスタッフの女性1人が、以下のチェックポイントに沿って検証しました。
チェックポイント
- 体積(収納したた状態)
- 重さ(収納した状態)
- 収納袋のサイズや生地
- 持ち手の長さ
スコアリング方法
収納した状態の体積と重さをそれぞれ5段階評価(相対評価)して平均値を算出し、「収納袋が薄い」「持ち手が長い」などのマイナスポイントがある場合は減点しました。
自分にぴったりなローコットを見つけよう
ローコットはコンパクトで軽量なので、持ち運びやすいのが最大の魅力。ファミリーキャンプはもちろん、ソロキャンプやツーリングなどさまざまなキャンプを助けてくれるアイテムです。
寝心地や携帯性など、何を重視するかによってコット選びのポイントは人それぞれ。自分の快眠に必要な要素を見極めてローコットを選んでください。
撮影/青柳光昭 取材・文/アヤ