検証方法
検証スタッフ
hinataスタッフ
渡部(わたなべ)
身長185cm、服のサイズはUSサイズのXL。ソロ、ファミリーキャンプがメインで、移動手段は自転車や車です。睡眠時は横向き寝に適した枕、睡眠専門のスマートリングを愛用中!
hinataスタッフ
間﨑(まざき)
身長150cm、服のサイズはXS。初心者キャンパーです。ギアは手頃な価格かつ耐久性など安心できるアイテムを選びたい派。寝具は程よい反発があり、しっかり支えてくれるものが好み。
2WAYコットとは
2WAYコットとは、高さをハイ・ローの2段階で変えられるコットのこと。1台でハイコットとしてもローコットとしても使える便利なアイテムです。
ハイとローの2通りの使い方ができる
2WAYコットの一番の特徴でありメリットは、使用目的に合わせてその高さを変えられること。高くすればハイベッドになるだけでなく、ベンチとしても使えます。
低くすれば安定感のあるローベッドに早変わり。日中はハイタイプでベンチとして、夜はロータイプでベッドとして使える汎用性の高いアイテムです。
最も人気がある(hinata調べ)
hinata公式Instagram(@hinata_outdoor)のフォロワーにアンケートを実施(実施日:2024年1月31日/有効回答数:320)
今や2WAYコットが人気の筆頭!アンケート結果から、57.2%が2WAYコットユーザーであることがわかりました。
「コスパがいい」「季節や気分、スタイルで高さを使いわけられる」「便利そう」といった理由で、2WAYコットが選ばれているようです。
収納サイズ・重さがやや大きくなる
2WAYコットはハイとローの2通りの使い方ができるぶんパーツが多く、収納サイズが大きくなりがち。2WAYコット(写真右)とローコット(写真左)を比べるとその差は一目瞭然です。
また2WAYコットは、重さもローコットよりやや重い傾向があります。しかし軽量な素材を使用することで、ローコット並みに重さを抑えているモデルも。持ち運びやすさにかかわる重要なポイントなので、収納サイズと重さはしっかりチェックしましょう。
値段の幅が広い
前述のとおり2WAYコットはパーツの数が多いため、価格もローコットよりもやや高め。一方、ハイコットよりは安価なモデルも多い点には注目です。
2WAYコットの選び方
2WAYコットを選ぶうえでチェックしたいポイントを解説します。
寝心地・安定感で選ぶ
寝心地や安定感を重視して選ぶ場合、まずは幅65cm以上・長さ190cm以上を目安に選んでみてください。横幅に余裕があれば寝返りをする際にも安定し、ゆったりと過ごすことができます。肩幅が大きく体格の良い人は、幅が70cm以上あるワイドサイズを選ぶとさらに快適です。
2WAYコットをハイタイプにするとベンチとしても使えますが、耐荷重を確認するようにしましょう。いずれの2WAYコットも1人で寝るぶんには問題ないものの、大人2人で座るときは要注意。150kg以上の耐荷重は欲しいところです。
また2WAYコットはパーツや結合部分が多いため、衝撃にやや弱いという一面も。安定した場所に設置し、負荷を加えすぎないように扱いましょう。
切り替えのスムーズさで選ぶ
2WAYコットは、脚を付け替えることで高さを切り替えられます。種類は主に、ローの状態のコットにハイ用の脚を取り付けるタイプと、脚の取り付け位置を挿し替えることで高さが変わるタイプの2つ。
検証の結果、前者のほうが作業時間が短く済むことがわかりました。一方、後者は部品の数が少なく、脚を持参し忘れたり紛失したりする心配が減ることがメリットです。
収納サイズと重さで選ぶ
2WAYコットはパーツが多いぶん、ローコットに比べて収納サイズが大きくなりがち。運搬方法やキャンプスタイルに合う収納サイズと重さのものを選びましょう。
価格で選ぶ
2WAYコットはローコットよりもやや価格が高いものの、ハイコットよりは安価なモデルも多く出まわっています。それでいて2通りの使い方ができるため、コストパフォーマンスに優れているといえるでしょう。
安価であっても、寝心地や安定性などは高価なものと遜色ないアイテムも多数。ブランドやモデルによって価格に幅があるので、費用を抑えたい人は海外製や新鋭ブランドの製品にも注目してみてください。
人気2WAYコット15選おすすめランキング
hinataスタッフが実際に検証した結果をもとに、
人気の2WAYコットをランキングで紹介します。
※各数値はhinata編集部が測定したものです。メーカー公表値とは異なります
※ランキング一覧表の価格はランキング公開時のもので、変動している場合があります
商品 | 商品リンク | 寝心地 | 切り替えやすさ | 持ち運びやすさ | 使用サイズ(約) | 収納サイズ(約) | 重さ(約) | 耐荷重(約) | カラー・カラー展開 | ハイ→ローの切り替え時間 | ロー→ハイの切り替え時間 |
---|
|
1 | | | | | 70×200×38/13cm | 15×17×53cm | 3.8kg | 150kg | ブラック、ベージュ、カーキ | 28秒 | 51秒 |
2 | | | | | 67×190×37cm | 18×18×60cm | 2.8kg | 150kg | ブラック、オリーブ、ベージュ、グレー | 19秒 | 1分12秒 |
3 | | | | | 66×190cm×37/17cm | 18cm×55cm | 3.3kg | 150kg | ブラック、ベージュ | 21秒 | 54秒 |
4 | | | | | 71×191×42/25cm | 17×19.5×59cm | 5.2kg | 120kg | グレー、ベージュ | 27秒 | 35秒 |
5 | | | | | 64.5×190×39/19cm | 17.5×17.5×63cm | 2.6kg | 150kg | グレー | 51秒 | 47秒 |
6 | | | | | 67×190×37/17cm | 17×17×56cm | 3.2kg | 150kg | ブラック、オリーブ、ベージュ | 18秒 | 46秒 |
7 | | | | | 68×190×37/17cm | 18×52cm | 3.3kg | 150kg | ブラック、カーキ | 21秒 | 37秒 |
8 | | | | | 71×190×41/20cm | 19.5×23.5×44cm | 4.2kg | 180kg | ブラック、グリーン、カーキ | 1分10秒 | 1分49秒 |
9 | | | | | 78×190×39/22cm | 22×25×44cm | 5.7kg | 180kg | ブラック、ベージュ | 50秒 | 36秒 |
10 | | | | | 66×190×37/16cm | 18×54cm | 3.1kg | 150kg | ブラック、ベージュ、オリーブ | 1分18秒 | 24秒 |
11 | | | | | 65×190×38/18cm | 20×20×75cm | 3.7kg | 150kg | カーキ、オリーブ、ブラックノルディック | 54秒 | 1分10秒 |
【第1位】AS2OV(アッソブ) フォールディングコット 2WAY
【総合評価4.85】
寝心地5.00|切り替えやすさ4.49|持ち運びやすさ4.70
2013年にバッグブランドとしてスタートした、日本のブランド「アッソブ」。ブランドが誇る高いデザイン性と機能性はアウトドアギアにも反映されており、「フォールディングコット 2WAY」もスタッフ陣から「おしゃれ!」との声が多数上がりました。
幅70cmのワイドタイプで、ゆったりと快適な寝心地。脚は3本ですが生地のたわみはなく、しっかりとハリ感があるところもスタッフから好評でした。
設営も簡単で、ローからハイにチェンジする際はハイ用の脚をはめるだけ。力を入れずに脚を装着できる点が高評価でした。フレームの抜き差しもしやすく、収納サイズも検証アイテムのなかで最もコンパクト。収納袋にタオルなどを詰めることで枕にできるというのも、機能性にすぐれたアイテムを展開するアッソブならではの着眼点です。
全項目において文句なし!寝心地やサイズ、価格が自分の好みと合えばぜひおすすめしたいアイテムです。
【第2位】WAQ(ワック) 2WAYフォールディングコット
【総合評価4.51】
寝心地4.59|切り替えやすさ4.16|持ち運びやすさ4.51
これからキャンプを始める人に!高品質なスタンダードモデル
「アウトドアを通じて人生にワクワクを」をテーマに掲げる「ワック」は、大阪のアウトドアブランド。誰でも扱いやすく、ついキャンプに出かけたくなるような商品を提案しています。
品質の改良によりギシギシ音が改善したとあって、きしむ音や生地の擦れを感じず静か。体格の良い男性は少々狭く感じるようですが、生地がしっかりと張っており、高反発な寝心地が好みの人におすすめです。
設営と撤収もしやすく、余分な力が必要ないところもうれしいポイント。ポールがマット加工されていて少々滑りにくいものの、抵抗なくポールを抜き差しできます。肩掛けと手持ちの両方が収納袋にはカラビナループが付いており、小物をぶら下げられるのも魅力的。
重さや大きさ、価格も平均的で、キャンプを始めたばかりの人にもおすすめしやすい2WAYコットです。
【第2位】HOTEL CAMPS(ホテルキャンプス) 2WAY フォールディングコット
【総合評価4.51】
寝心地4.59|切り替えやすさ4.55|持ち運びやすさ4.31
【基本情報】
- 使用サイズ(約):幅66×奥行き190cm×高さ37/17cm
- 収納サイズ(約):直径18cm×奥行き55cm
- 重さ(約):3.3kg
- 耐荷重(約):150kg
- 素材:600D撥水ポリエステル、A7075(超々ジュラルミン)
- カラー展開:ブラック、ベージュ
- ハイ→ローの切り替え時間:21秒
- ロー→ハイの切り替え時間:54秒
設営・撤収がシームレス!音も静かで上品なたたずまい
「アウトドアの眠り」に特化したキャンプギアブランド、「ホテルキャンプス」の2WAYコットです。2022年に誕生したばかりのブランドですが、機能性とデザイン性の高さからSNSなどで早くも話題に。
今回の検証では音の静かさが注目を集めました。きしみはほとんどなく、2人の検証スタッフどちらも高評価。幅66cmと比較的スマートなコットですが、それほど狭さは感じません。
設営・撤収も簡単です。切り替え方法は、ロー状態の脚にハイ用の脚を繋ぐことで高さを変えるタイプ。組み立て時に力は必要ないものの、脚をはめるときにカチっと音がするので、間違いなく設営できている安心感があります。収納袋には両端に持ち手があり、両手で持てるので運搬が楽。
寝心地や操作性、携行性と全体的にバランスが良く、レイアウトの関係などでワイドすぎないコットを探している人におすすめです。
【第4位】ogawa(オガワ) ハイ&ローコットワイド
【総合評価4.50】
寝心地4.87|切り替えやすさ4.73|持ち運びやすさ3.48
【基本情報】
- 使用サイズ(約):幅71×奥行き191×高さ42/25cm
- 収納サイズ(約):幅17×高さ19.5×奥行き59cm
- 重さ(約):5.2kg
- 耐荷重(約):120kg
- 素材:ポリエステル、アルミ合金
- カラー展開:グレー、ベージュ
- ハイ→ローの切り替え時間:27秒
- ロー→ハイの切り替え時間:35秒
1914年の創業から100年経ってもなお、日本のアウトドア業界を支え続ける老舗ブランド「ogawa」の2WAYコット。
特徴的なのは、脚の差込口を変えるだけで高さを切り替えられる調節システムです。切り替えに要するタイムはハイ→ローが27秒、ロー→ハイが35秒と非常に簡単。外付けパーツが不要なので、パーツ忘れや紛失の心配がありません。幅71cmのゆったりとしたワイドサイズで、ほどよく沈む生地は腰の圧迫感がなく快適な寝心地です。
一見パーツが多く見えますが、ショックコードで繋がっているので、ポールを連結する際の抜き差しに力は不要。設営や撤収の際に危ないと感じる箇所もなく非常に安全です。
巾着状に絞るタイプの収納袋は、絞り紐がそのままショルダー紐になっていて持ち運びしやすいのもポイント。コンパクトになるぶん袋が少々きついことと、絞り紐が抜けるアクシデントには注意してください。
高さの切り替えやすさとゆったりとした寝心地の良さが好評。1位のアッソブと比べると、ハリが強すぎないコットが好みな人におすすめです。
【第5位】TOKYO CRAFTS(トウキョウクラフト) UTコット
【総合評価4.47】
寝心地4.59|切り替えやすさ4.06|持ち運びやすさ4.42
【基本情報】
- 使用サイズ(約):幅64.5×奥行き190×高さ39/19cm
- 収納サイズ(約):幅17.5×高さ17.5×奥行き63cm
- 重さ(約):2.6kg
- 耐荷重(約):150kg
- 素材:600Dポリエステルリップストップ(PU加工)、A7075(超々ジュラルミン)
- カラー:グレー
- ハイ→ローの切り替え時間:51秒
- ロー→ハイの切り替え時間:47秒
スリムさで選ぶならコレ!個性とこだわりを感じるコット
2020年に発足した気鋭のアウトドアブランド「トウキョウクラフト」。「日本人が手がけた機能美が感じられるデザインを世界に届けたい」という思いでつくられた製品は、いずれも個性とこだわりを感じるラインナップです。寝台面のサイドにカラビナループが付いていて、ちょっとした小物を収納するのに便利。
今回検証した2WAYコットのなかでは一番スリムな64.5cm幅ですが、しっかりとハリのある生地でたるみがないので狭さを感じません。ハリのある硬めの寝心地が好みの人におすすめです。
高さ調節は、ロータイプの脚にハイ用の脚を連結させるタイプ。パーツははめるとカチッと音がするので、組み立て時に安心感があります。検証スタッフによれば、「少しねじるようにするとポールが抜きやすく、切り替えがスムーズ」とのこと。
収納袋は肩掛けでき、2.6kgと軽量で持ちやすいのもポイント。細部まで使い勝手がよく考えられていてこだわりを感じます。
小さめのテントや車中泊など、少しでも省スペースでコットを置きたい人におすすめです。
【第6位】VENTLAX(ヴェントラクス) 2WAYアジャスタブルコット
【総合評価4.37】
寝心地4.33|切り替えやすさ4.53|持ち運びやすさ4.35
【基本情報】
- 使用サイズ(約):幅67×奥行き190×37/17cm
- 収納サイズ(約):幅17×高さ17×奥行き56cm
- 重さ(約):3.2kg
- 耐荷重(約):150kg
- 素材:600Dポリエステル、A7075(超々ジュラルミン)
- カラー展開:ブラック、オリーブ、ベージュ
- ハイ→ローの切り替え時間:18秒
- ロー→ハイの切り替え時間:46秒
バランスのとれた優良モデル。切り替えスピードは最速!
大阪発のアウトドアブランド「ヴェントラクス」は、「高価ではなく高品質なキャンプギアを。」をコンセプトに掲げ、デザイン性が高く個性的なアイテムを手頃な価格で展開しています。
ほどよく沈む生地で、寝返りしやすく快適な寝心地。幅67cmでワイドタイプではないものの、広めに感じるところも好印象です。
高さ調節は、ロータイプの脚にハイ用の脚を連結するタイプ。ポールがしっかりと太めなので、そのぶん組み立て時には少し力が必要です。一方、取り外すときはポールがスポッと抜けてスムーズに切り替えできます。
カラビナを付けられる収納袋には持ち手が2つあり、肩掛けと手持ち両方が可能。重さは約3.2kgで今回検証した2WAYコットのなかでは比較的軽く、持ち運びやすさが好評でした。
寝心地と切り替えやすさ、持ち運びやすさのバランスがとれたモデルといえるでしょう。
【第7位】Brooklyn Outdoor Company The RePET 600D フォールディングコット
【総合評価4.36】
寝心地4.18|切り替えやすさ4.65|持ち運びやすさ4.63
【基本情報】
- 使用サイズ(約):幅68×奥行き190×高さ37/17cm
- 収納サイズ(約):直径18×奥行き52cm
- 重さ(約):3.3kg
- 耐荷重(約):150kg
- 素材:600Dリサイクル100%ポリエステル、A7075(超々ジュラルミン)
- カラー展開:ブラック、カーキ
- ハイ→ローの切り替え時間:21秒
- ロー→ハイの切り替え時間:37秒
抜群の寝心地とおしゃれなデザイン!日常使いもしやすいコット
2016年にNYのブルックリンで誕生した「ブルックリンアウトドアカンパニー」の2WAYコット。エコ、サステナブルを提唱するブランドとあって、生地は再生素材100%を実現しています。アウトドアだけでなく、日常でも使えるおしゃれさも人気。絶妙なカラーリングがキャンプサイトにも室内にもなじみます。
幅68cmで体格の良い男性は少々体が横にはみ出てしまうものの、きしむこともなく安定感は抜群。小柄な女性はなんら問題なく、余裕で寝返りがうてるサイズ感です。
組み立てに力がいるポイントはなく、安全に設営が可能。ポールが太めなのでサイドのスリーブに通しやすく、脚をはめる際もカチッと音がするので安心感があります。おしゃれな収納袋には大きめの持ち手が付いており、腕まで通せて持ちやすいです。
男性スタッフが寝た際に体がはみ出てしまったことがマイナスポイントとなりましたが、寝心地やハリ感は1位のアッソブに匹敵するほどと好評でした。
【第8位】Moon Lence(ムーンレンス) 第4代 アウトドアベッド ワイド 2WAY
【総合評価4.30】
寝心地4.74|切り替えやすさ2.77|持ち運びやすさ4.16
【基本情報】
- 使用サイズ(約):幅71×奥行き190×高さ41/20cm
- 収納サイズ(約):幅19.5×高さ23.5×奥行き44cm
- 重さ(約):4.2kg
- 耐荷重(約):180kg
- 素材:300Dポリエステル、A7075(超々ジュラルミン)
- カラー展開:ブラック、グリーン、カーキ
- ハイ→ローの切り替え時間:1分10秒
- ロー→ハイの切り替え時間:1分49秒
コスパの良さからネットで話題のアウトドアブランド「ムーンレンス」。さまざまなタイプのローコットや2WAYコットを展開しており、こちらは4代目のモデルです。
71cm幅とワイドでかなり広めな印象。生地は少々沈む感覚がありますが、ベーシックな寝心地です。サイドポケットのほか、裏側にネットが付いていて小物を保管しやすいのも魅力的。
組み立ての際はポールのボタンを押しながらまわし入れる必要があり、少しやりづらさを感じるかもしれません。撤収時も同様で、ボタンを押しながらポールを抜くので、指を挟まないように注意が必要。家で何度か練習しておくのがベターです。
収納袋には肩掛けできるショルダー紐と持ち手が付いているため、運搬しやすく高ポイント。比較的安価にワイドな2WAYコット手に入れたい人におすすめです。
【第9位】DOD ハンペンインザスカイ
【総合評価4.24】
寝心地4.59|切り替えやすさ4.39|持ち運びやすさ3.30
【基本情報】
- 使用サイズ(約):幅78×奥行き190×高さ39/22cm
- 収納サイズ(約):幅22×高さ25×奥行き44cm
- 重さ(約):5.7kg
- 耐荷重(約):180kg
- 素材:600Dナイロン(PUコーティング)、TPU、アルミ合金
- カラー展開:ブラック、ベージュ
- ハイ→ローの切り替え時間:50秒
- ロー→ハイの切り替え時間:36秒
おしゃれで比較的低価格なアウトドアギアが人気な「DOD」の、ネーミングも見た目も個性的なコットです。上部のエアマットにコットの足を接続する組み立てタイプで、まさにハンペンが浮いているかのようなスタイル。
検証現場にいたスタッフから「一度寝てみたかったやつ」との声も多く、実際に横になったスタッフからは思わず「めっちゃいい…」という感想がもれました。
エアマットならではのきしむ音が少ししますが、サイドにフレームもなくゆったりと過ごせて快適。頭の部分は少し多めに空気が入り、枕のような感覚です。
エアマットを膨らませる工程はなかなかの力仕事。エアマットのカバーをはずすと両手のマークが描かれており、そこを押して空気を入れます。
今回の検証では約500プッシュしてようやく空気が入り、設営完了までに10分以上の時間を要しました。設営だけで疲労してしまうため、別売りの電動ポンプを使うことをおすすめします。
一方、切り替えは簡単で、ショックコード入りのポールを穴に差し込むだけ。ハイからローに変更するときも、ポールを引き抜いて折りたたんで留め具にカチッとはめれば良いので、迷わず作業できます。
焚き火の近くで使えるDODの「タキビコット」を紹介!
焚き火とあわせて使いたい椅子やコットですが、火の近くで使うと舞い上がる火の粉で穴が開いてしまうことがあります。そんなときに使いやすいのは帆布素材で燃えにくいDODの「タキビコット」。今回は、そんなDODのタキビコットについて紹介します!
【第10位】RIOSOL(リオソル) HIGH & LOW 2wayコット
【総合評価4.20】
寝心地4.05|切り替えやすさ4.16|持ち運びやすさ4.59
【基本情報】
- 使用サイズ(約):幅66×奥行き190×高さ37/16cm
- 収納サイズ(約):直径18×奥行き54cm
- 重さ(約):3.1kg
- 耐荷重(約):150kg
- 素材:600Dポリエステル、A7075(超々ジュラルミン)
- カラー展開:ブラック、ベージュ、オリーブ
- ハイ→ローの切り替え時間:1分18秒
- ロー→ハイの切り替え時間:24秒
ショックコード付きで迷わず組み立て!ユーザー目線で扱いやすい
「リオソル」は、オーガニック食品や健康器具などを扱う企業のアウトドア好き社員が集まって発足されたというおもしろいストーリーを持つブランド。ユーザー目線に寄り添った機能やデザインを追求しています。
生地のハリは比較的強いタイプ。寝心地は少々腰を押される感覚があり、好みがわかれそう。ローにした際に少しガタつきが見られました。
今回の検証では設置や撤収、高さの切り替えがしやすい点が好評。ショックコード付きでポールが自分から連結されていくかのようで、取り回しの良さは4位のogawaに引けを取らないという意見もありました。しかし本体に脚をはめる際に、少々力がいるため減点対象に。収納袋は持ち手が2つあるところが高評価。
迷うことなく組み立てられるため、コットの組み立てに慣れていない人にもおすすめのコットです。
【第11位】FUTURE FOX(フューチャーフォックス) ワイド2WAYコット
【総合評価4.17】
寝心地4.33|切り替えやすさ3.53|持ち運びやすさ4.18
【基本情報】
- 使用サイズ(約):幅65×奥行き190×高さ38/18cm
- 収納サイズ(約):幅20×高さ20×奥行き75cm
- 重さ(約):3.7kg
- 耐荷重(約):150kg
- 素材:600Dポリエステル、A7075(超々ジュラルミン)
- カラー展開:カーキ、オリーブ、ブラックノルディック
- ハイ→ローの切り替え時間:54秒
- ロー→ハイの切り替え時間:1分10秒
「フューチャーフォックス」は、2020年に信州でスタートしたアウトドアブランド。ナバホ柄を取り入れたおしゃれなアイテムや、目からうろこの便利グッズなど、こだわりのある製品を展開しています。
脚の本数が5本で今回検証した2WAYコットのなかでは最も多く、安定感があってしっかり支えてくれる感覚。ハリの強さもトップクラスで、反発の強い寝心地が好みの人におすすめです。
脚の取り付けはレバーロック式でほかのコットに比べて力が必要なく、カチッと音がするので安心して組み立てられます。一方、脚の本数が多いぶんどうしても設営に時間がかかり、とにかく疲れるとの声がありました。
コットの重さに対して、収納袋の持ち手の強度が少し心配という面も。カートを使って荷物を運搬するほうが安心かもしれません。
組み立てに少し時間がかかりますが、安定した寝心地を求める人には一押しのアイテムです。
【第12位】Soomloom(スームルーム) コット
【総合評価4.15】
寝心地4.33|切り替えやすさ2.63|持ち運びやすさ4.63
【基本情報】
- 使用サイズ(約):幅69×奥行き192×高さ38.5/18.5cm
- 収納サイズ(約):幅15×高さ17×奥行き55cm
- 重さ(約):3.5kg
- 耐荷重(約):120kg
- 素材:1200Dポリエステル、アルミニウム
- カラー展開:ブラック、カモフラージュ
- ハイ→ローの切り替え時間:57秒
- ロー→ハイの切り替え時間:1分25秒
カモフラージュ柄が個性的!バッグタイプで持ち運びやすい
「スームルーム」は、アウトドアを気軽に始められるよう、本格的なアウトドアグッズを低価格で展開するブランドです。
この2WAYコットは密度の高い1,200デニールのポリエステルを採用しており、型崩れを防止します。寝心地はやや沈む感覚があり、好みがわかれるタイプ。きしみや生地の擦れる音はなく、静かに過ごすことができます。
ポールや脚をはめるには力が必要で、場合によっては女性だけの力では難しい可能性も。カチッと音がするまでひねりながらポールを押し込むと、ハイスタイルに切り替えられます。
「男性がいないと組み立てにくい」という声もあったので、事前に何度か練習しておくのはマスト!感覚を掴み、生地や金属を慣らしておくことをおすすめします。
収納袋はバッグタイプで間口が大きいうえに、ベルトで締めるのでコンパクトに。個性的なカモフラージュ柄や、コットのサイドにループが付属している点などデザイン性が高いところも好評でした。
【第13位】BAKKNEL(バクネル) アウトドアコット
【総合評価4.09】
寝心地4.33|切り替えやすさ2.50|持ち運びやすさ4.48
【基本情報】
- 使用サイズ(約):幅65×奥行き190×高さ38/17cm
- 収納サイズ(約):幅12.5×高さ18×奥行き52cm
- 重さ(約):2.9kg
- 耐荷重(約):150kg
- 素材:600Dポリエステル、A7075(超々ジュラルミン)
- カラー展開:カーキ、オリーブ
- ハイ→ローの切り替え時間:1分47秒
- ロー→ハイの切り替え時間:1分7秒
軽くてコンパクト。事前に設置のコツを掴めば良い相棒に!?
「バクバク食って、寝る」という豪快なメッセージが込められたブランド名の「バクネル」。知識もギアも最低限に、気軽にキャンプを始められるようにとの思いが詰まった、おしゃれで高品質なアイテムを展開しています。
2WAYコットは若干跳ねるような反発感があるものの、ベーシックな寝心地です。脚が細いものの安定感は問題なし。収納時の重さは約2.9kg。今回検証した2WAYコットのなかでもトップクラスの軽さで、携行性に優れています。
設置や撤収、高さ切り替えの際は力がいるポイントが多く、検証したスタッフも苦戦。ポールを抜くのにかなり力が必要で、検証スタッフから「女性1人だと難しいかも… 」との声が上がりました。ポールをはめるときはカチッという音がしないため、脚がきちんと装着できているのかわかりにくいです。
クセのない寝心地で携行性も高いモデルなので、設営・撤収、切り替えで得点を伸ばせなかったのが残念。あらかじめ設置や撤収の練習をして不安感をなくしておけば、良い相棒になる予感のするコットでした。
【第14位】VASTLAND(ヴァストランド) 2WAYキャンプコット
【総合評価3.97】
寝心地3.64|切り替えやすさ4.49|持ち運びやすさ4.43
【基本情報】
- 使用サイズ(約):幅65×奥行き190×高さ39/19cm
- 収納サイズ(約):幅17×高さ18×奥行き53cm
- 重さ(約):2.8kg
- 耐荷重(約):150kg
- 素材:ポリエステル(600Dオックスフォード)、A7075(超々ジュラルミン)
- カラー展開:ブラック、ベージュ、オリーブ
- ハイ→ローの切り替え時間:37秒
- ロー→ハイの切り替え時間:42秒
「ヴァストランド」は、テントやタープなどベーシックなキャンプギアから、ポータブル電源などのアウトドア家電までを幅広く扱う兵庫県のブランド。
2021年にアップグレードした2WAYコットは、以前のモデルに比べて収納袋や固定ベルトが追加・改良されました。65cmと幅が狭いタイプで生地がやや沈むため、体格の良い男性にはやや窮屈な印象。広さよりもコンパクトさを重視する人におすすめです。
ポールの先端部分が細くなっており、ポールを穴に入れやすいため組み立てが楽。切り替えはハイ→ロー、ロー→ハイ共に1分以内でした。ポールはスリーブにも通しやすく、スムーズに設置作業が進みます。ただし場所によっては若干硬いところもあるようです。
収納袋は調節可能な肩掛け紐が付き。自分の体にフィットするよう紐の長さを調節でき、重さ2.8kgで運びやすいのは高評価。
価格は今回検証した2WAYコットの平均が19,578円なのに対し、11,980円(税込)と割安。安価で軽量・コンパクトな2WAYコットを探している人におすすめのモデルです。
コットこそ「大は小を兼ねる」!?VASTLANDの2WAYワイドコットで快眠を約束
「価格」「品質」「使いやすさ」「直販」「思い出作り」にこだわる「VASTLAND(ヴァストランド)」が、「2WAYキャンプコット ワイドタイプ」を発売しました。175cmのコット幅で、よりゆったりとした使用が可能。組み立ては非常に簡単で、重さ3kgなので持ち運びも楽々!高さも2段階に調節できるのでベンチとしても使うことができ、キャンプのさまざまなシーンで活躍します。
【第15位】MINIMAL WORKS(ミニマルワークス) COT AND
【総合評価3.39】
寝心地2.95|切り替えやすさ3.97|持ち運びやすさ4.11
【基本情報】
- 使用サイズ(約):幅65×奥行き190×高さ41/25cm
- 収納サイズ(約):幅18×高さ18×奥行き64cm
- 重さ(約):3.8kg
- 耐荷重(約):140kg
- 素材:1000Dコーデュラナイロン(PU加工)、ジュラルミン
- カラー展開:ブラック、ベージュ、グレー
- ハイ→ローの切り替え時間:1分6秒
- ロー→ハイの切り替え時間:26秒
「ミニマルワークス」は、シンプルなアウトドアスタイルを提案する、韓国発のブランド。アイコニックなテントやシェルターが注目されており、韓国アウトドアブランドの人気を牽引しています。
今回検証に使用した2WAYコットも例にもれずおしゃれ!絶妙なカラーリングが目を引きます。生地のハリは強くなく程良い沈みがあって快適ですが、体格の良い男性が寝返りするには少々狭い印象です。
今回の検証でどうしても気になったのがきしみ音。ハイタイプ、ロータイプともに少し動くと音がするので、静かに眠りたい人には向かないかもしれません。
設営や高さの切り替えは、まずますの結果。ショックコードではないので脚をはめるのに慣れが必要ですが、安全に作業できました。収納袋の持ち手が丈夫なところも好評。デザインは抜群におしゃれで寝心地も快適です。
2WAYコットの検証方法|3つのポイントで比較
hinata編集部が、売れ筋の2WAYコット15選を「
寝心地」「
切り替えやすさ」「
持ち運びやすさ」の3つの観点で独自に検証しました。またキャンパーにアンケートを実施(※)し、コットを選ぶ際に重要視している項目を精査。アンケートの結果から、回答数に応じて以下のような重みづけをおこない、総合得点を算出しました。
- 寝心地(60%)
- 切り替えやすさ(15%)
- 持ち運びやすさ(25%)
※hinata公式Instagram(@hinata_outdoor)のフォロワーにアンケートを実施(実施日:2024年2月1日/有効回答数:424)
それぞれの項目でどのように比較検証をおこなったのか、具体的に説明します。
1. 寝心地
hinataスタッフ男女2人がそれぞれコットに寝転び、寝返りをうったり起き上がったりしながら、以下のチェックポイントに沿って検証しました。
チェックポイント
- 寝返りが打ちやすいか
- 脚部が安定しているか
- きしみや布地の擦れる音がしないか
スコアリング方法
上記項目を各人が5段階評価(絶対評価)し、平均値を算出しました。
2. 切り替えやすさ
hinataの女性スタッフ1人が、以下のチェックポイントに沿って検証しました。
チェックポイント
- ハイスタイル→ロースタイルへの切り替えにかかった時間
- ロースタイル→ハイスタイルへの切り替えにかかった時間
- 硬い、重いと感じる部分が何カ所あったか
- 危ないと感じる部分が何カ所あったか
スコアリング方法
切り替えに要したタイムをそれぞれ5段階評価(相対評価)して平均値を算出し、力が必要な箇所と危険箇所がある場合は減点しました。
3. 持ち運びやすさ
hinataの女性スタッフ1人が、以下のチェックポイントに沿って検証しました。
チェックポイント
- 体積(収納したた状態)
- 重さ(収納した状態)
- 収納袋のサイズや生地
- 持ち手の長さ
スコアリング方法
収納した状態の体積と重さをそれぞれ5段階評価(相対評価)して平均値を算出し、「収納袋が薄い」「持ち手が長い」などのマイナスポイントがある場合は減点しました。
検証スコアを参考に2WAYコットを選ぼう
現地のコンディションやキャンプスタイル、時間帯で臨機応変に使いわけ可能な2WAYコット。汎用性が高く、使用するシーンも多いアイテムだからこそ、自分に合うものをしっかりと見極めることが大切です。
寝心地や携帯性など何を重視したいかがわかったら、検証スコアを参考にベストな2WAYコットを見つけてください。
撮影/青柳光昭 取材・文/アヤ