二次燃焼を利用したおすすめ焚き火台&ストーブ14選!燃焼の仕組みも解説
二次燃焼を利用した焚き火台とストーブ。使ってみたくてもその仕組みがよくわからない人も多いのではないでしょうか。この記事では二次燃焼の仕組みや、メリット・デメリットを詳しく解説。二次燃焼を楽しめるおすすめのアイテムもたっぷり紹介します。
二次燃焼の仕組み
二次燃焼とは、薪を燃やしたときに出る煙にさらに高温の空気を送って着火させる仕組みのことをいいます。たとえば、焚き火を例にあげると、薪を燃やして発生した可燃ガスに火がつくのが一次燃焼と呼ばれる現象。その際に燃え切らなかったガスは煙となります。
二次燃焼のある焚き火台では、本体の横の下部と上部に穴が開いており、下から取り込んだ空気が加熱されて上昇。上部の穴から出た高温の空気が、残った可燃ガスを吹き付けて二次燃焼となります。
二次燃焼のメリット
二次燃焼の仕組みがわかったところで、二次燃焼を利用した焚き火台とストーブのメリットを3つ解説します。キャンプなどで焚き火をする際に悩みがある人はよくチェックしてみてください。
煙・灰が少ない
少量の燃料で燃やせる
燃料に木質ペレットが使える
煙・灰が少ない
一般的な焚き火の煙は、燃え切れなかったガスです。二次燃焼ではそのガスまで燃焼させるため、発生する煙が少ないのが特徴。風向きによって座る位置を変えたり、洋服に付く煙のにおいを気にしたりするストレスが軽減されます。また、薪を完全に燃やし切るため、燃え残りが少ないのもポイント。残るのはさらさらとした灰だけなので後片付けが楽な点も魅力です。
少量の燃料で燃やせる
二次燃焼は、燃焼効率が優れていることもメリットのひとつ。空気を対流させる構造なので、効率良く火をおこせます。2段階で燃焼させることにより、少量の燃料でも大きな炎がつくれるのが魅力。火おこしも簡単で、キャンプ場に着いたらすぐに焚き火を楽しめるのはうれしいポイントです。
燃料に木質ペレットが使える
二次燃焼構造の焚き火台やストーブには「木質ペレット」が使えるタイプがあります。木質ペレットとは、木材や枝葉などを固めて圧縮した燃料のこと。小さな円筒状で形が整っており、補充がしやすいのが魅力です。乾燥しているので火付けが良く、火力も十分。二次燃焼のメリットを最大限に生かせる燃料としておすすめです。
二次燃焼のデメリット
二次燃焼には多くのメリットがある一方で、デメリットもあります。二次燃焼を利用した焚き火台とストーブの購入を検討している人は、デメリットも理解しておくことが大切です。ここでは2つの点について説明します。
薪の消費が激しい
二次燃焼には燃焼効率が高いというメリットがある反面、燃料の消費が激しいというデメリットもあります。通常の焚き火台を使うときと同じ量の薪を用意した場合、二次燃焼構造の焚き火台ではあっという間になくなってしまうことも。大きな炎が魅力の二次燃焼ですが、長時間の焚き火には不向きであることを覚えておきましょう。
通常の焚き火台よりも重たい
二次燃焼を利用した焚き火台とストーブは、複雑な構造であるため通常の焚き火台に比べて重さがあります。コンパクトに収納できないものも多く、かさばって持ち運びしにくいのがネック。荷物をできる限り減らしたい登山キャンプなどには不向きであることを理解しておきましょう。
二次燃焼を利用したおすすめの焚き火台&ストーブ【箱型】7選
二次燃焼構造の焚き火台とストーブから箱型タイプのおすすめ製品を紹介します。長い薪がそのまま入るものや、ゴトク付きで調理しやすいものなどをピックアップ。コンパクトに収納できるソロキャンプ向けのアイテムもあります。
二次燃焼を利用したおすすめの焚き火台&ストーブ【円柱型】7選
円柱型の焚き火台とストーブを紹介します。熱に強く変形しにくいため、長く使えるのが魅力。デザインもおしゃれで、ソロキャンプ向けのコンパクトなものから、大人数で楽しめる大きなサイズのものなど、さまざまな容量のストーブを集めました。
スタンドが付いたユニークな焚き火台。高さの調節が可能なので、さまざまな用途で使えるのが魅力です。キャンプサイトを明るく照らす「かがり火」台として、また通常の焚き火台として焚き火や調理を楽しむこともできます。火がおこりやすい構造になっているため、火付けも簡単です。
【基本情報】
- 使用サイズ(約):直径22×高さ47〜62cm
- 収納サイズ(約):幅23.5×奥行き23.5×高さ25cm
- 重さ(約):1.5kg
軽量で持ち運びしやすいストーブ。
耐久性に優れたステンレス製で、組み立ても簡単です。付属のゴトクに鍋やポットを乗せて焚き火調理も可能。受け皿が付いているので、後片付けも楽におこなえます。
【基本情報】
- 使用サイズ(約):[ゴトク未使用時]直径20×高さ29cm [ゴトク使用時]直径21×高さ30cm
- 収納サイズ(約):直径20×高さ14cm
- 重さ(約):1kg
リーズナブルな価格が魅力の二次燃焼ストーブ。コンパクトサイズに収納でき、軽量なので持ち運びしやすいのが魅力です。耐久性に優れたステンレス製でメンテナンスも簡単。
気軽に二次燃焼ストーブを試してみたい人におすすめのアイテムです。
【基本情報】
- 使用サイズ:直径20×高さ28.2cm
- 収納サイズ:直径20.7×高さ12cm
- 重さ:1.1kg
ドイツのランタンメーカー、フュアーハンドの焚き火台です。
武骨で低重心のデザインは存在感抜群。ビッグサイズなので大きな薪をそのまま使えます。間口が広く、二次燃焼の美しい炎を見やすいのが魅力。豪快な二次燃焼の焚き火を楽しみたい人におすすめです。
【基本情報】
- 使用サイズ:直径57(脚幅62.3)×高さ34.9cm
- 重さ:11.2kg
二次燃焼を利用した焚き火台&ストーブを取り入れよう
二次燃焼の仕組みを利用した焚き火台とストーブ。いつもとはちょっと違う焚き火を楽しみたい人におすすめです。使用に伴う煙や灰の量が少なく後片付けが簡単なことや、燃焼効率が良くキャンプに着いたらすぐに使用できることなど、うれしいメリットも兼ねそなえています。リーズナブルな価格のアイテムもあるので、ぜひ気軽にキャンプに取り入れてみてください。
ウッドストーブおすすめ18選!使い方や100均グッズでの自作方法も紹介
ウッドストーブとは、木の枝やまつぼっくりなどを燃やすことで出る自然のガスを利用する小型のストーブ。携行性や収納性が高く、調理もできるすぐれものです。この記事では、ウッドストーブの仕組みや魅力を徹底解説!おすすめアイテムの紹介はもちろん、身近にあるものでウッドストーブを自作する方法もお伝えします!