バーベキューで使える鉄板15選!キャンプにおすすめの鉄板料理も紹介
バーベキューといえば網を使うイメージが強いですが、鉄板を使うことで調理の幅が広がり、バーベキューをより一層楽しめることを知っていましたか?この記事ではバーベキューで使える鉄板について解説!鉄板の選び方やおすすめの鉄板、今話題のマルチグリドルパン、鉄板調理のアイデアなどをたっぷり紹介します。
バーベキューに鉄板があると便利!
バーベキューの定番といえば「網焼き」のイメージですが、実は鉄板を使うことで調理の幅をぐんと広げることが可能に!より一層バーベキューを楽しむために、まずは鉄板を使ったバーベキューのメリットや特徴を解説します。
網で焼けない食材も調理できる
焼きそばなどの麺類や、ハンバーグなど崩れやすいものを調理する際に網では食材が下に落ちてしまいます。しかし鉄板を使えばその悩みは解消!細かい具材なども調理できるのでこれまでのバーベキューとは違ったレシピにも挑戦できます!
いろいろな種類の料理が一度にできる
鉄板があれば、いろいろな種類の料理を同時進行で調理することができます。目玉焼きとハンバーグを一緒に調理したり、ウインナーを焼きながら野菜を炒めたり。小さめの調理器具を複数使って調理するよりも、洗い物も少なく時短にもなります。
厚みがあるので耐久性&保温性が高い
網でのバーベキューは、網が歪んだり焦げ付いたりして使い捨てにしてしまうことも多いのではないでしょうか。一方鉄板は厚みがあって丈夫なので、ちょっとやそっとでは破損することもなく、長く使えるアイテムです。
また、鉄板は保温性が高く調理しやすいのも特徴。網焼きのように食材から落ちた油で炎が上がり、焼いていた食材が黒焦げになるようなこともありません。バーベキューを始めたばかりの人にもおすすめしたいアイテムが「鉄板」なのです。
鉄板の選び方
鉄板にはさまざまな形状、サイズ、厚み、素材のものがあります。ポイントをおさえて、自分のバーベキュースタイルに合った鉄板を探してみましょう!
形状やサイズを選ぶ
鉄板といえばまずは平らな板状のものを思い浮かべますが、
- 具材や水分が落ちないようにフチが付いているもの
- お肉などの余計な脂を落とすために鉄板が波形になっているもの
- ソロキャンプでも楽しめる、ノートサイズのコンパクトな鉄板
- 韓国料理から火がついた、持ち手付きのマルチグリドルパン
など、実はバリエーションいろいろ。持っている
バーベキューコンロのサイズや、
調理したいもの、
アウトドアスタイルや人数などを考慮して選んでみましょう。
厚みをチェック
鉄板の厚さはさまざま。同じサイズで何種類もの厚さの鉄板を製造しているメーカーもあります。
鉄板は厚ければ厚いほど蓄熱性が高くなり料理がおいしくなるとされていて、鉄板焼きレストランでは6mmの鉄板を使うのが主流です。しかし厚ければ厚いほど鉄板は重くなるため、アウトドアシーンでは持ち運びが難しくなる場合も。
「厚い鉄板でおいしいステーキを焼きたい!」という場合は厚みがあるぶん小さいサイズの鉄板を使ってみたり、「大人数で使えて軽い鉄板がいい!」という場合は薄めで大きい鉄板を使うことで持ち運びやすさのバランスを取るとよいでしょう。
鉄板料理のおいしさと、持ち運びやすさを両立したい場合は、厚さ2.5mm〜4mmを狙うのがおすすめです。
素材の特徴を比較
「鉄板」というぐらいなので、まず主流の素材といえば「鉄」です。その他にも「アルミニウム合金」「ステンレス」「銅」などの素材があり、それぞれにメリットとデメリットがあるのでチェックしておきましょう。
おいしさを追求したい、じっくり調理したい場合は鉄。素早く火を通して調理したい場合や軽さを重視する場合はアルミニウム合金や銅、メンテナンスに手間をかけず気軽に楽しみたい場合はステンレスがおすすめです。
また、鉄板を「育てたい」人には鉄や銅がぴったり。自分に合う素材を選んでみてください。
ちなみに、鉄板を探していると「黒川鉄板」や「鋼板」という素材を目にすることがあるかもしれません。
まず黒皮とは、鉄を加工する過程でできる皮膜のこと。この黒皮が付いている鉄板を「黒川鉄板」と言います。自然にできる皮膜なので、世界に二つとない風合いを味わえます。
また、「鋼板」とは基本的には「鉄板」と同じ意味で使われているため、素材に「鋼板」と書いてあっても特別なものと思う必要はありません。
バーベキューで使えるおすすめの鉄板 15選
バーベキューで活躍する鉄板を、大きさや形ごとに紹介します!お気に入りの鉄板を探してみてください!
グループで使える中型〜大型の鉄板 7選
大きな鉄板で大量の焼きそばを焼きたい!みんなで鉄板を囲みたい!という場合に大きめの鉄板がおすすめ。また、中型の鉄板を持っておけば網焼きとの併用もできて便利です。
ソロキャンプにも便利なコンパクト鉄板 4選
ソロはもちろん、グループでのバーベキューにもサブで持って行くと何かと便利なのがコンパクトな鉄板。厚みのある鉄板であっても小さいのであまり重くないところがうれしいポイントです。
男爆(おとばく)鉄板というユニークな名前ですが、その道40年以上の職人が
一つ一つ手作りしている本格鉄板。
さまざまなサイズと5種類の厚さがラインナップされているのにも注目です。
【基本情報】
- サイズ:16.5×19.5cm
- 重さ:1.4kg
- 厚さ:6mm
- 材質:鉄
キャンプはもちろん、家で手軽に使うことも想定してつくられた鉄板。
各社シングルバーナーにフィットするサイズに設計されており、炭火に限らず自宅のコンロなどでも
本格派の鉄板料理が楽しめます。
【基本情報】
- サイズ:17×17×(h)2cm
- 重さ:1.3kg
- 厚さ:4.5mm
- 材質:鉄
「山頂でステーキ!」がコンセプトのソロ用鉄板。重さと厚さがバランスよく、登山やソロキャンプでの
携行性が高いのがポイント。各社メスティンが調理の際の蓋として使えるサイズというアイデアにも驚きです。
【基本情報】
- サイズ:17×10×0.6cm
- 重さ:410g
- 厚さ:3.2mm
- 材質:黒皮鉄板
クラウドファンディングで生まれた
純銅製のプレート。熱伝導率が鉄の5倍と言われ、食材がムラなく焼けます。
思わず自慢したくなる見た目もポイント。国内の自社工場で手作りされている逸品です。
【基本情報】
- サイズ:25.7×18.2cm
- 重さ:1.25kg
- 厚さ:3mm
- 材質:銅
さまざまなシーンで使えるマルチグリドルパン 4選
韓国料理から火がつき、今やアウトドア調理器具の新定番かと噂されるのがマルチグリドルパン。完全にフラットではなく、少しカーブしているのが特徴で、煮込み料理などにも使える便利なアイテムです。
シーズニング不要&油いらずで調理可能な便利なマルチグリドルパン。調理後はサッと拭き取るだけできれいになるので、
すぐ次の料理を始められます。IH対応なので、キャンプだけでなく自宅でも大活躍のアイテム。
【基本情報】
- サイズ:40×33cm
- 深さ:2cm
- 重さ:1kg
- 厚さ:3mm
- 材質:アルミニウム合金
33cmの他に29cm、36cmと
サイズ展開豊富なマルチグリドルパン。有害物質を含まないコーティング剤を使用しており、安全に使えます。
リーズナブルなので手軽に始めたい人におすすめ。
【基本情報】
- サイズ:33×39.5×(h)4.2cm
- 深さ:3.2cm
- 重さ:650g
- 厚さ:-
- 材質:アルミニウム合金
本場韓国のキッチン用品メーカー、「キッチンアート」のマルチグリドルパン。29cm、33cm、36cmの3サイズ展開です。パンを傷つけずに運べる
バッグも付属。IHは非対応です。
【基本情報】
- サイズ:36cm
- 重さ:1.14kg
- 厚さ:-
- 材質:アルミニウムダイカスト(フッ素樹脂コーティング)
ソロキャンプ用品専門メーカー「AND MYSELF」のマルチグリドル。取り外し可能な
木製の取っ手がおしゃれです。ソロキャンプに便利な29cmサイズで、4mmの厚さがありながら
1kgを切る軽さがポイント。
【基本情報】
- サイズ:29×35cm
- 深さ:2.5cm
- 重さ:750g
- 厚さ:4mm
- 材質:アルミ合金
鉄板は自作や代用が可能?
「自分が持っているコンロにちょうどいいサイズの鉄板が欲しい」
「たまにしかバーベキューをしないので、鉄板を買わずに鉄板料理を楽しみたい」
そんな風に思う人もいるかもしれません。鉄板は自分好みに自作することはできるのでしょうか。また、鉄板を買わずに何かで代用することはできるのでしょうか。
鉄板の自作は大変!オーダーメイドサービスがおすすめ
結論、
鉄板の自作はおすすめしません!というよりも、専用の設備が必要なので一般家庭でできるような作業ではありません。それでも
自分の思い通りの鉄板が欲しい!という場合は
オーダーメイドサービスを使ってみるのがおすすめです。
鉄板メーカーZEOOR(ゼオール)を有する「
鉄板市場」など、オーダーメイドを受け付けているメーカーがあるので、こだわりの鉄板が欲しいときは一度相談してみてはいかがでしょうか。
ダイソー商品で鉄板を代用できる!
ダイソーの「バーベキュー便利シート」という商品で、鉄板を代用することもできます。くるっと丸めてコンパクトに持ち運べる手軽さながら、フッ素加工も施されている本格派。
手持ちのバーベキュー網に重ねて使うことができるので、シートと網を交互に使ったり、網の半分にシートを重ねてダブル使いしてみたり…。アイデア次第でバーベキューが一段と楽しくなりそうなアイテムです!
鉄板の使い方とお手入れ
鉄板はさびやすいため特別な手入れが必要です。お気に入りの鉄板を手にしたら、しっかりメンテナンスをして長いお付き合いができるよう育て上げましょう!
使う前に「シーズニング」
新品の鉄板にはサビ防止の塗料が塗られており、そのまま使うと料理に塗料がうつってしまいます。そこで鉄板を使うときは塗料を落とし、食用の油で膜をつくってサビ止めを行います。この作業のことを「シーズニング」と呼びます。
- 洗剤で塗料をしっかり落とし、すぐに拭き取る
- 火にかけて水分を飛ばす
- オリーブオイルを塗る
- 2と3の工程を3〜4回繰り返す
- タマネギの皮などクズ野菜を炒めて匂いを消す
最初は少し面倒だな…と感じても、
道具に愛着が湧く作業でもあるのでぜひチャレンジしてみてください!
先に鉄板を温めて焦げつき防止
鉄板で調理をする際のポイントは「先に鉄板をしっかり温める」ことです。温めきっていないところに食材を載せると焦げ付きの原因になるので、水滴を垂らすとすぐ蒸発するくらいまで温めてから調理を始めてください。
鉄板の洗い方とメンテナンス
鉄板は使ったらその場で洗うようにしましょう。ヘラなどで焦げ付きを落とし、ペーパーで拭き取った後お湯で洗い流します。がんこな焦げ付きや汚れがある場合は中性洗剤でやさしく洗っても構いません。
洗い終わったらシーズニングと同じように空焚きし、水分を飛ばしてからオリーブオイルを薄く塗ります。この作業をしておかないとすぐにさびてしまうので、使用後は必ずメンテナンスを行いましょう。
バーベキューでの鉄板料理アイディア
鉄板を使ったバーベキュー料理のアイデアを紹介します!ぜひ次のバーベキューでの参考にしてみてください。
焼きそば・お好み焼きで屋台気分!
網のバーベキューではできない料理といえば「焼きそば」そして「お好み焼き」ではないでしょうか。
家のフライパンやホットプレートでつくるのとはまた違って、自然の中で食べる料理は格別!ワイルドな雰囲気がさらに食欲をそそりますね。屋台気分でたくさんつくってみんなで食べたいメニューです。
鉄板といえば肉料理!
バーベキューといえばやっぱりお肉が食べたい!
鉄板なら蓄熱性が高く、均一に安定した熱で調理することが可能。じっくり焼くことで、柔らかくておいしいお肉になりますよ!
スイーツもおまかせ!
鉄板でパンケーキやクレープなどのスイーツをつくるのもおすすめ。写真のように、小さいサイズのパンケーキをたくさん作るのも楽しそう!
サンゾクマウンテンのおしゃれな焚き火台に載せたこの鉄板は、「2家族でのファミキャンにはちょうどいい大きさ」とのこと。
アツアツのおつまみを楽しめる!
是非マネしてみたいのがこのカマンベールチーズフォンデュ。鉄板ならチーズのような溶ける食材も調理でき、アツアツのおつまみを楽しめますよ。
トマトやウィンナーに溶けたカマンベールチーズを絡ませて… 。見た目にも楽しいおしゃれな一品です。
鉄板を持ってバーベキューに出かけよう!
バーベキューをもっと楽しむならぜひ鉄板を持って行ってみましょう!これまでのバーベキューとは一味違った料理で笑顔が増えること間違いなし!
バーベキュースタイルや味へのこだわりなど、自分に合った鉄板を見つけたらいざバーベキューへ!
極厚鉄板でお肉が美味しく焼ける!分厚い鉄板が人気の秘密!
キャンプでのバーベキューといえば、炭火と網を使ったものを思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし、最近では鉄板で手軽に楽しむ方も増えています。極厚鉄板は、分厚い鉄板で焼きあげるので、お肉がおいしく焼けて、炭をおこす必要がありません。ここでは、極厚鉄板の魅力をご紹介します。