スキレットで絶品ステーキに挑戦!初心者でもおいしくつくるコツとは?
ステーキは焼き方の違いで味が変わることを知っていますか?この記事では、「スキレット」でおいしいステーキを焼き上げるコツを紹介。スキレットの基本的な使い方や肉の焼き方の手順を解説します。外はこんがり、中はジューシーなステーキに焼き上がりますよ。
スキレットの基本的な使い方
スキレットは、高温で溶かした鉄を型に流し込んで冷やした鋳物(いもの)。鉄でできているため、使用前後はお手入れが必要です。使い始めのシーズニングと、使用後のお手入れについて解説します。
スキレット購入後に済ませる「シーズニング」
出荷時のコーティングを取り除き、油をなじませてスキレットをさびから守ることをシーズニングといいます。シーズニング自体は簡単で、スキレットに油を敷いて野菜くずを炒めるだけ。この野菜は食べられないため、調理をした後に残った野菜の芯など捨てる部分を活用してください。
製品によっては、すでにシーズニングがおこなわれているものもあります。また素材が鉄ではなく、ステンレスの場合はシーズニングは不要。各製品の説明書をしっかり確認しましょう。
スキレット使用後のお手入れ方法
スキレットを使ったら、水洗いをしてから水分を拭き取って乾燥させてください。スチールたわしや洗剤の使用は基本的にNGです。どうしても汚れが取れない場合はやむを得ませんが、その場合はシーズニングをもう一度やり直す必要があります。
スキレットを洗って乾燥させたら、最後に食用油を塗ってさび止めをしてから収納します。スキレットは鉄でできているため、水分が残っているとあっという間にさびてしまうので要注意です。
おいしくステーキを焼くための4つのポイント
ステーキを焼く前に、ステーキをおいしく焼くコツについて確認しておきましょう。
1. 牛脂を使用する
牛脂は独特のコクがあり、ステーキを焼くにはぴったりの油。牛脂を使ったステーキと使っていないステーキを食べ比べてみると、味わいにかなりの違いがあることがわかるはずです。スーパーの精肉売り場で無料で配られていることも多いので、ステーキを焼く際はチェックしてみましょう。
2. 肉は約30分前に常温におく
肉に熱を均一に通すには、肉が常温になっている必要があります。おおよそ30分で牛肉は常温に戻るため、事前に冷蔵庫から出しておきましょう。
3. 自分好みを見極めて正確な時間で焼く
ステーキは、焼き時間が命です。ステーキの焼き方としては、レア・ミディアム・ウェルダンの3パターンがあるため、それぞれの焼き方をマスターしましょう。
4. アルミホイルの中で休ませる
焼き上がったらすぐにテーブルに持っていきたいところですが、ここでひと手間かけましょう。焼き上がったステーキをアルミホイルで巻きます。肉を休ませることで、肉汁がステーキの中にとどまり、ジューシーに仕上がります。
スキレットでステーキを焼いてみよう!
スキレットでおいしいステーキを焼く方法について説明します。
【材料】
- 牛肉 300g(自分の食べたい量により好きに調整)
- 塩コショウ 適量
- 牛脂 1かけ
【作り方】
- 冷蔵庫から牛肉を取り出し、トレイにのせて片面に塩コショウを振りかける。そのまま30分程度、常温におく
- スキレットを火にかけて強火でよく熱し、脂を入れる。牛脂が溶け出したらスキレットをまわして全体に脂をなじませ、牛脂を取り除く
- 火加減は強火のまま、塩コショウした面を下にして牛肉をスキレットに加えて焼く
【レア】
強火で30秒焼いたらそのまま弱火にして1分焼き、裏返してまた強火で30秒焼いたあと弱火で1分焼く
【ミディアム】
強火で30秒焼いたらそのまま弱火にして2分焼き、裏返してまた強火で30秒焼いたあと弱火で2分焼く
【ウェルダン】
強火で肉汁が出始めるまで片面を焼き、裏返して同じく強火で肉汁が出るまで焼く
- スキレットから肉を取り上げ、アルミホイルの中で10分ほど寝かせる。10分経ったら、アルミホイル上で食べやすい大きさに切り分け、スキレットに戻す
焼き加減は肉の温度や大きさによって変わるので、適宜調整してください。
スキレットで絶品ステーキを!
スキレットでステーキをおいしく焼くコツについて紹介しました。牛肉を焼くだけで、遠赤外線効果でジューシーに焼きあがります。いつもと違う味わいに驚くかもしれません。
牛肉で焼き方をマスターしたら、豚肉や鶏肉でもぜひ試してください。鳥皮がついた手羽先や手羽元などは、スキレットで焼くと皮の部分がカリカリと香ばしく焼けておいしいですよ。スキレットでさまざまな料理をつくって、アウトドアだけでなく料理を楽しみましょう。