冬キャンプでのシュラフ選び。保温性のマミー型シュラフがよく使われますが、マミー型シュラフは、寝返りが打ちにくく、足元の幅が狭いので窮屈に感じる人も多いです。ここでは、マミー型シュラフの保温性を維持しながら、広々とした快適性を実現したタスマンコンパクトX/-6の特徴・スペックについてご紹介します。
身体にフィットし保温性の高いマミー型
マミー型シュラフは、身体のラインにフィットし保温性が高い点が特徴です。無駄な隙間が少ないため、外気の侵入を最小限に抑えることができ、冬季の利用に適しています。
また、封筒型に比べて布地が少ない分軽量かつコンパクトなので、登山キャンプやツーリングキャンプなど、アイテムの軽量性や圧縮性が求められるキャンプスタイルに最適です。
濡れに強くコスパ抜群の化繊素材
化繊素材の特徴は、ダウン素材に比べて濡れた状態でもシュラフの機能が低下しにくい点です。そのため湿度が高い時期や地域での利用に適しています。冬季のキャンプでも、テント内を締め切ると結露によってシュラフが濡れてしまいますが、化繊素材なら安心です。
また、低価格な点に加えて、乾きが早く手入れも簡単なため、初心者キャンパーにおすすめのタイプです。
保温性と広々とした空間を両立
マミー型シュラフの高い保温性は維持しつつ、寝返りの打てる快適性にもこだわった設計になっています。特に、シルエットを見ると分かるように、足先が幅広になっているので、マミー型シュラフで気になる足元の窮屈さが大幅に改善されています。マミー型シュラフでありながら、窮屈さを感じずに快適に睡眠することができます。
外気の侵入を極限まで抑えることで最い保温性を実現
このシュラフはダブルレイヤーオフセット構造を採用しています。ダブルレイヤーオフセット構造とは、表地と裏地をそれぞれ斜めに縫製し、通常コールドスポット(中綿が薄く保温性が失われた場所)になりやすい縫い目を二重構造にすることで保温性を高める構造です。
また、ドローコードによってフード部分を閉めることで、外気の侵入口となりやすい首元のスペースを極限まで小さくすることが可能です。寝返りやちょっとした動きをしても冷たい外気が侵入する恐れがありません。
さらに、ファスナー部分の内側には中綿が詰まった3インチのドラフトチューブを設けることで、コールドスポット(中綿が薄く保温性が失われた場所)になりやすいファスナー部分をガードしています。
これら3つの機能によって使用可能温度-6℃~を実現しています。
コンパクト収納の煩わしさを解消
ダウン素材やマミー型シュラフの特徴は優れた圧縮性ですが、膨らんだ状態からコンパクトに収納するのは非常に難易度が高く、ベテランキャンパーでも手間取ることがあります。
そんな収納時の煩わしさを解消するのが、コンプレッション収納ケース&ベルトです。まずは、コンプレッションベルトによってある程度コンパクトに固め、収納ケースに入れた後、更に紐とベルトによって収納ケースごと圧縮していきます。こうすることで、非常に簡単でコンパクトに収納することができるのです。