自転車キャンプに必要な持ち物は?自転車で日本縦断をした私が教えます!
長期間の自転車旅では、毎日宿に泊まっていては費用もかさみがち。費用を抑えて旅行したいなら、テントを積んで自転車で長期間の旅をしてみませんか?今回は、自転車での日本縦断を経験した私が厳選する自転車キャンプに愛用しているキャンプグッズを紹介します。バイクパッキングのいろはも知りたい人も要チェック!
自由気ままなツーリング!自転車キャンプの魅力
出典:vovashevchuk / ゲッティイメージズ
キャンプやサイクリングを使って旅行を楽しみたい!と考えている方に向けて、バッグやキャンプグッズを自転車に直接取り付ける、バイクパッキングを解説します。
自転車旅を楽しむためには、自転車はもちろんのこと、テントが必須!毎日宿に泊まってもいいですが、場所や時期によっては、泊まる場所が見つからないかも…。そんな時、テントがあれば安心です。費用も圧倒的に安く抑えられ、キャンプ場さえあればすぐに泊まれます。
自転車キャンプの持ち物リストをチェックして忘れ物のないように!
まず、荷物は何を持っていけばいいか確認しましょう。独自に自転車キャンプに必要な持ち物をリスト化しました。「あれがない!」となっても自転車ではなかなか取りに戻れません。忘れ物がないか、しっかり確認してから出発しましょう!
□テント
□サイドバッグ
□キャリア
□防風・防水性のあるウェア・シューズ
□シュラフ
□バーナー
□LEDライト
□食器
□テーブル
自転車キャンプでのテントは重要!
テントの選び方
自転車旅用のテントを選ぶ時、私が考える必須とも言える条件は
- 重量が3kg以下であること
- 収納サイズが横幅45cm以下であること
上記の2つ!
荷物を少しでも減らしたい自転車旅では、重さとコンパクトさが最重要ポイントです。自転車に荷物は積載可能なので、登山ほどストイックに荷物の重さやサイズを気にする必要はありません。
しかし、走っているときの負担などを考えると、上記の条件は満たすとグッと長距離が楽になり、距離を走っているとより大きく違いを感じます。
条例によっては、自転車の積載荷物について
「自転車の積載装置の左右15cmをはみ出さないこと」と定めている地域もありますので、極力収納サイズの小さいテントを選びましょう。それに加えて、快適性や価格、デザインを踏まえて自転車用のテントを選ぶのがポイントです。
テントはどこに張る?
テントを張っていいのは、原則キャンプ場のみ。日本ならばそこかしこにキャンプ場があるので問題なく旅を進められます。
日本では公園や道の駅に宿泊しても何も言って来ないかもしれませんが、法律上は公有地も宿泊は禁止。どうしても宿泊場所がない場合は管理事務所に電話をして、確実に許可をもらってテントを設営しましょう。それまでは、その場所を利用する方にはもちろん、他の自転車乗りにも迷惑がかかるので無断宿泊は厳禁です。
自転車キャンプに最適なソロテントおすすめ8選
自転車キャンプの装備の仕方・積み方は?
自転車にテントを積む場合、リアキャリアをつけてそこに寝袋やマットとともに縛り付けるのが一般的です。リュックに背負ったりサイドバッグに入れるのも可能ですが、左右の重さのバランスを保つにはテントを横向きにしておくと走行にも支障がありません。
ランドナーなどのツーリング用自転車なら、すでに積載しやすいようにキャリアがついており、ロードバイクやクロスバイクなどにテントを積みたい方にぴったりです。
自転車キャンプにおすすめの装備8選
ハンドルバーに固定するフロントバッグ。メイン荷室には行動食やレインウェア、小物などが入り、サイドポケットは予備のチューブなどが収まるサイズです。ツーリングから街乗りまで幅広く対応します。
【基本情報】
- 使用サイズ:直径15×25cm
- 重さ:211g
- 容量:4.5L
私も旅で使用したリアキャリア。対荷重も18kgと申し分なく、一切故障の心配は入りませんでした!自転車によっては、取り付けに必要なダボ穴がない場合もあるので、場合によっては取り付け用の道具が必要です。
【基本情報】
- 使用サイズ:13.5×31.5×34cm
- 重さ:1.2kg
- 耐荷重:18kg
30デニールの軽量な防水透湿素材を使用したマルチシェルジャケット。腕や肩まわりに可動域を持たせつつ、腕を上げた時に裾がずり上がりにくい構造になっているため、動きやすいです。シンプルなデザインは汎用性が高く、普段使いもできます。
【基本情報】
- 使用サイズ:S、M、L、XL
- カラー展開:ブラック、ブルー、グリーン
形は頭まですっぽり覆うマミー型シュラフ。軽量ながら-14度まで耐えられるので、自転車キャンプの心強い味方になること間違いなし!寝返りしやすいゆったりしたつくりで野外でも快適な睡眠を得られます。
【基本情報】
- 使用サイズ:210×80cm
- 重さ:1.05kg
- 快適温度:-4℃
折りたたみ式でコンパクトになる、イワタニのジュニアコンパクトバーナー。手軽に持ち運びやすいカセットコンロが燃料で、ワンプッシュで点火する自動タイプ。初心者でも使いやすいシンプルなつくりです。
【基本情報】
- 使用サイズ:15.5×15.5×12.7cm
- 収納サイズ:8.2×6.8×10.9cm
- 重さ:274g
- 燃焼時間:120分
水に浮くフローティング機能を搭載したLEDランタン。グローブ全体が発光し、目に優しく影ができません。電池残量低下を知らせてくれる「バッテリーインジケーター」を搭載しているため、野外でも使いやすいです。
【基本情報】
- 使用サイズ:直径6.7×12m
- 重さ:156g
- 点灯時間:8〜107時間
これ一つで必要最低限の食器セットが手に入ります。収納時は重ねて収納袋に入れれば、場所も取らず、持ち運びやすいです。。
【基本情報】
- 収納サイズ:24.3×17.4×8cm
- 重さ:270g
- 材質:ポリプロピレン、スチロール樹脂
コストパフォーマンスの高いキャプテンスタッグのロールテーブルがおすすめ!天板をはずしてコンパクトに折りたためる上、アルミ製なので丈夫です。トレッキングやツーリング、釣り、お花見などの行楽にも最適!
【基本情報】
- 使用サイズ:40×29×12cm
- 重さ:700g
- 耐荷重:30kg
自転車キャンプのイベントも続々!
自転車キャンプに興味はあるけれど、なかなか始められない方は、同志の集まる自転車キャンプのイベントに参加してみましょう。今回は有名なキャンプフェスを2つ紹介します。
自転車キャンプを楽しむツーリングフェスタが三重県で開催!
三重県いなべ市のある人気のキャンプ場「青川峡キャンピングパーク 」で、2022年11月12日(土)〜13(日)の2日間、自転車キャンプツーリングフェスタ「BIKE&CAMP」が開催されました。
自転車で楽しむ「旅」をテーマに、自転車旅にまつわるキャンプギアの展示や販売のほか、シングルバーナーでつくる料理体験や、トークショーなど盛りだくさんで、自転車キャンプ初心者でも親しみやすい内容となっています。
【基本情報】
しまなみ海道でツーリングキャンプする「しなまみ自転車キャンプ」
各回6人限定の自転車でキャンプする「ノウハウ」に触れる2泊3日のモニターツアー「しまなみ自転車キャンプ」。2017年からスタートしたこの企画は、本州と四国を跨る「しまなみ海道」を1泊2日でツーリングするという内容です。開催日は3シーズンに分かれています。
テントやシュラフなどのキャンプ用品は各自で用意する必要がありますが、自転車はレンタルもできます。一人ではなかなか始められずにいるキャンパーさんにおすすめのイベントです。
【基本情報】
お気に入りのアウトドア用品を購入して、自転車キャンプを楽しもう!
今回は、自転車キャンプに愛用しているキャンプグッズを紹介しました。テントを積んで自転車旅をすれば、今まで味わったことのない自由を感じられるはず!自分に合ったお気に入りのテントを見つけて、相棒と共に旅をスタートしてみましょう。
プロ直伝・自転車キャンプ入門。初心者女子がバックパック一つで挑戦してみた
「自転車キャンプ」は知っているけれど、始め方が分からない...と一歩踏み出せずにいるキャンパーは多いはず。そこでこの記事では、自転車専門メディア「FRAME」に自転車キャンプのイロハを解説してもらい、hinataの女子スタッフが実際に挑戦。本格的に始めるのに必要な道具や、積載のポイントなどを紹介します。
初心者キャンパー向け!ソロキャンプおすすめ道具ガイド完全版
メディアで頻繁に取り上げられ、愛好家が急増中のソロキャンプ。開放的な自然に触れながら、静かに贅沢なひとときを体験できるのが魅力です。この記事では、必要な道具や使えるテクニック、注意点を解説するとともに、2人でソロキャンプをするデュオキャンプも紹介します。