ランドナーおすすめ8選!日本縦断「後」に知って後悔したその魅力
ランドナーは一言でいえば、旅をするための自転車。日本一周・世界一周するサイクリストの間で、定番の自転車です。それすら知らず、私はロードバイクで日本縦断をしました。私のように旅に出てから後悔しないために、この記事ではランドナーについて徹底解説します。
ランドナーの魅力
私は過去にロードバイクで自転車日本縦断を達成しました。ランドナーの知識が何もなかった私は、ロードバイクで出発。キャリヤも無理やり取り付け、荷物も背負った状態で「なんとかなるだろ」と、考えていました。道中で出会ったサイクリストの人にランドナーの存在を教えてもらい、何度後悔したことか。
クロスバイクやロードバイクなど数ある種類の中で、ツーリングにはランドナーがおすすめです。自分の経験から身をもって実感したランドナーの魅力を紹介します。
積載能力がすごい!
ランドナーは、旅をするために生まれてきた自転車です。最大の特徴は、大量の荷物が積載できること。1つ20Lのサイドバッグを前輪後輪各両サイドで最大4つ。フロントバッグ、サドルバッグ、後輪のキャリアの上…と、積もうと思えばいくらでも詰めます。
積載量だけではありません。重たい荷物をたくさん積んでも耐えられる、丈夫なタイヤやフレームを備えています。そのため、パンクや壊れる心配がありません。これが、世界中を旅するサイクリストたちに愛される理由です。
長距離走行に向いている!
長距離走行では、姿勢を変えられる方がベター。ずっと同じ姿勢で走っていては疲れてしまうためです。長距離走行を支える、重要な役割を果たすのがドロップハンドルです。ロードバイクに標準装備の、曲がりくねった形状のハンドルで、ランドナーにも標準装備されています。
ドロップハンドルのおかげで、前傾姿勢をとれるので、長距離もラクに走れます。フロントバックに干渉しないよう、外側に少しハの字型に開いているのもポイントです。
雨の日でも泥はね知らず
「泥除け」は、雨の日や悪路の走行の際に欲しい機能です。泥除けがないと、お尻がビショビショになったり、泥だらけになったりします。天候に左右される長旅に、必須の機能です!
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タイヤが太いので安定感あり
ロードバイクと比較すると、ランドナーのタイヤは太めです。ランドナーのタイヤは650×35A×38B、タイヤの幅は30mmが主流。タイヤが太いので、タイヤ内に空気がたっぷり入ります。
タイヤ内の空気が多いことで、衝撃吸収の能力が高くなり、重い荷物を載せた時の安定感が増します。そのため、荒れた地面の運転で疲労が少なくなります。
輪行ができるから電車移動も可能
ランドナーは「輪行」できるのも大事なポイント。輪行とは、自転車を解体し、袋に入れて電車や飛行機などに乗せることです。
クロスバイクやロードバイク同様にランドナーも輪行できます。キャリアや泥除けは考慮して分解できる設計なので、見た目以上にスッキリ収納できます。
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パーツの互換性が高い
ランドナーは「パーツの互換性が高い」です。長距離走行するサイクリストにとって、自転車のトラブルはつきもの。ランドナーは、パーツが破損した時に近くの自転車屋さんですぐに修理できます。互換性の低い自転車の場合、パーツがなくて修理ができず、立ち往生してしまうことあるので互換性は必ずチェックしておきましょう。
ランドナーの選び方
ランドナーを選ぶ際に注目すべきポイントは、タイヤ・ギヤ変速数・フレーム・ダボ(ネジ穴)です。それぞれ解説します。
ギア変速数とタイヤの太さ
長距離走行では、走行性が最大のポイント。長距離ツーリングの場合、太めのタイヤ(目安は32mm以上)がおすすめです。太めのタイヤであれば、路面からの衝撃を和らげてくれ、乗り心地がアップ。パンクのリスクも減らせます!
ギヤ変速数が多いランドナーは、重い荷物を背負った走行や、急勾配な道が走りやすくておすすめ。フロント部分にギアを3枚搭載した「フロントトリプルギア」は、パワーが出やすく坂道走行に向いています。
フレーム
ランドナーのフレームは主にクロモリとアルミの2種類があり、それぞれ特徴があります。
【フレームごとの特徴】
- クロモリ:衝撃吸収に優れている
- アルミ:軽量で持ち運びやすくさびにくい
クロモリは衝撃吸収に優れており、
長距離のツーリングやキャンプに最適です。耐久性が高く、長く使用できます。
アルミは軽いつくりですが、クロモリと比較すると耐久面はあまり期待できません。軽量なボディだからこそ、ランドナーを持って運ぶ場面が比較的多い、
通勤や通学などの日常使いをする際はアルミフレームがおすすめです。
キャリアとボトルゲージを取り付けられる数
荷物を沢山積むためのキャリアやボトルゲージはネジ止めする必要があります。ネジ止めするためのネジ穴のことをダボといいますが、ランドナーによってダボの数が違います。
キャンプや長距離走行などで、大量の荷物が必要になる場合は、ダボの数が多いランドナーを選びましょう!目安としては、最低限前後のタイヤにそれぞれダボが付いているものを選んでください。
【ギア25以上】長距離の自転車ツーリングにおすすめ
ギア変速数が多く、坂道走行を多くする予定の人におすすめのランドナーを紹介します!長距離に向いているのでツーリングを本格的にする人にも向いています。
長距離走を走るために作られたバイク。長年愛され続けているモデルで、トレックの中で最年長です。
変速ギアは27もあるので、坂道や悪路で走行性が落ちません。とはいえ、外見は街乗りで周囲の目を惹くモダンでおしゃれなデザインなので、普段使いもおすすめです。
【基本情報】
- タイヤサイズ:700×38C
- フレームサイズ:480〜570mm
- 重さ:14.24kg
- ギアチェンジ:27
正統派ツーリングモデルである TUR Touriste(ツーリスト)。650Bホイール、繊細なフレームワークなどを採用した設計で、フームチューブ・フォークブレードはオールクロモリ、メインチューブはダブルバテッドで構成されています。
【基本情報】
- タイヤサイズ:650×38B
- フレームサイズ:500, 550mm
- 重さ:13kg
- ギアチェンジ:48-38-28Tトリプルギヤ・12-32Tカセットギヤ
軽量なうえ丈夫で、軽快・安定感のあるバイクを生産し続ける
マリンの36年間の開発で培った技術とノウハウを結集させた究極のバイクです!ハイグレードなダブルバテッドクロモリフレームと短めのクロモリフォークが衝撃を吸収し、長距離でも安定した走行を実現します。
【基本情報】
- タイヤサイズ:650B/700C×42mm
- フレームサイズ:S/M
- 重さ:13.5kg₋
- ギアチェンジ:27
【ギア24以下】街乗りにおすすめ
ゆるやかに広がるマイルドなラインのランドナーバーで、背もたれ部分など様式美を追求しています。コンポネートはリヤ10段シフトを備えていて、
ランドナーのための理想的なスペックを実現しています。クラシックなデザインを楽しみたいときに、ぜひおすすめです。
【基本情報】
- タイヤサイズ:650×47A
- フレームサイズ:500〜540mm
- 重さ:10.9kg
- ギアチェンジ:10
ディスクブレーキを使用した全天候型クロスバイクで
通勤・通学など街乗りにぴったりです。耐パンク性の高いクラシックカラーサイドタイヤ・シマノ製ハイドロリックディスクブレーを採用しています。
【基本情報】
- タイヤサイズ:700×28C
- フレームサイズ:440〜520mm
- 重さ:12.9kg
- ギアチェンジ:24
おしゃれなランドナー自転車
おしゃれで高級感あふれるデザインが揺るがない人気を誇るルイガノ。直進安定性を向上させるために、フロントチューブやリアセンターの長さを調節。アップライトな姿勢で走行できるので
道や疲労度により姿勢を変えられて便利です。
【基本情報】
- タイヤサイズ:26×1.75
- フレームサイズ:370〜520mm
- 重さ:18.34kg
- ギアチェンジ:30
コスパのいいランドナー自転車
ランドナーは得てして決して安くありません。ここでは、ランドナーの中でも手の届きやすい高コスパモデルを紹介します。
アラヤは高級感のある高機能ランドナーを生み出し続けてきた日本の老舗ブランド。ですが!その技術を惜しげも無く詰め込みつつも、購入のハードルを下げるため価格が抑えられたのがこのランドナーです。
身長150cm台から乗れる小型のサイズもそろえています。
【基本情報】
- タイヤサイズ:650×38B
- フレームサイズ:450〜550mm
- 重さ:14.61kg
- ギアチェンジ:8
細身のフレームと落ち着いたカラーリングで人気のミヤタのランドナー。多くのレースで活躍するミヤタのクロモリフレームを使用していながらも、
驚異の安さで人気のモデル。はじめてのスポーツサイクルにおすすめです!
【基本情報】
- タイヤサイズ:700×45C
- フレームサイズ:450〜550mm
- 重さ:15.7kg
- ギアチェンジ:7
ランドナーとともに最高の旅を!
大変なことも多いけれど、一生の思い出になる自転車での旅。大事なのは「相棒」となる自転車選びです!どんな自転車でも旅はできますが、快適性と安心感を求めるならランドナーにしておけば間違いはありません。お気に入りのランドナーとともに、自転車の旅に出てみてはいかがですか?