バイクキャンプ・ツーリングテントおすすめ15選。前室が広いモデルも厳選
バイクツーリングにおすすめのテント15選や選び方、積載方法を紹介します。バイクでのツーリングキャンプは、ライダーの憧れ!しかしバイクの積載量には制限があるため、テント選びは慎重におこないましょう。
バイク旅に最適!ツーリングテントとは?
ツーリングテントとは、バイクや自転車に積みやすい軽量でコンパクトな1~2人用のテントのことです。バイクの駐輪スペースを確保できるツーリングに特化しているものや、通常のキャンプでも使えるものなど種類はさまざま。バイクや自転車には積載できる荷物に制限があるため、その制限内で積み込めるテントがツーリングに適しています。
編集部が選ぶベストツーリングテント3選!
hinata編集部が特におすすめする、バイクツーリングにぴったりのテント3選を紹介します。テント選びに失敗したくない!今すぐにでもツーリングテントが必要!という人に一押しのアイテムを厳選しました。
ツーリングテントの選び方
バイクツーリングに適したテントを選ぶための6つのポイントを紹介します。適切なテントを選ぶことで、安心してツーリングやキャンプを楽しめます。
1
サイズと重さ|積載量を確認する
2
広さ|使用人数+1で考える
3
広い前室|駐車スペースとして利用できる
4
設営方法|ワンタッチ式がおすすめ
5
テントの構造|携帯性と快適性に違いが出る
6
防水加工|耐水圧を確認する
サイズと重さ|積載量を確認する
バイクや自転車には道路交通法施行令で定められた積載量(※1)があります。定められたルールを守ることはもちろん、自分が安全に運転できる重さ・大きさの道具を選ぶことも重要です。
バイクや自転車に積載できる荷物の重さ、長さなどは以下の通り。
テントを選ぶときの重さの目安として、バイクなら5kg以下、原付や自転車なら3kg以下のものがおすすめです。また収納サイズは幅60cm以下のものであれば、制限をオーバーすることなく積載できるでしょう。ただし、バイクの種類や大きさにより積載できるサイズは変動するため、自分のバイクにはどのくらいの大きさまで積めるのか、事前に確認をしてください。
自転車に積載できる荷物の大きさや重さは、都道府県の条例で異なる場合もあります。上の表は東京都の条例(※2)を引用しました。また、自転車のリアキャリアによって最大積載量が異なるため、事前に確認しましょう。
広さ|使用人数+1で考える
ツーリングテントを選ぶときは、使用人数+1人分の広さがあるものを選ぶことがおすすめです。テントに表示されている使用人数とは「何人寝られるか」を示しています。1人用だと荷物を置くスペースがあまりなく、テント内が窮屈に感じることがあります。そのため荷物の置き場所として1人分の余裕がある広さのテントを選ぶと良いでしょう。
広い前室|駐車スペースとして利用できる
ツーリングキャンプでは広い前室があるテントが人気です。前室をバイクの駐輪スペースとして利用でき、雨や夜露・朝露でバイクを濡らしません。さらに寝室からバイクとの距離が近いことで就寝中のバイクの盗難・いたずら防止にも役立ちます。
なによりキャンプを楽しみながら愛車を間近で眺められることは、ライダーにとって大きなメリットといえるでしょう。
設営方法|ワンタッチ式がおすすめ
日が暮れるまでツーリングを楽しみたいという人には、暗くなってからでも簡単に設営ができるワンタッチテントがおすすめです。短時間で準備ができるため、ツーリングで疲れた身体をすぐに休ませられることもメリットといえるでしょう。
ワンタッチテント以外に、テントには「自立式」と「非自立式」の2種類があります。どちらもワンタッチテントに比べると設営に時間はかかりますが、それぞれメリットもあります。3種類のテントの特徴をまとめたので、設営時間にこだわらない人は、自立式と非自立式の特徴もチェックしてみてください。
ポールとシートが一体化しており、傘のように開閉するだけで簡単に設営・撤収ができることが特徴です。開閉するためのパーツにより、ほかのテントに比べて重く収納サイズが大きくなるものもあります。短時間で設営ができるため、夜に設営をすることが多い人や準備に時間をかけたくない人におすすめです。
自立式テントとは、ポールをテントに通すだけで自立するテントを示します。テントの中でもスタンダードなドーム型テントや、ファミリーキャンプに人気の2ルームテントが自立式テントです。テントの中では最も種類が多く、設営方法もシンプルなためキャンプ初心者にもおすすめです。
非自立式テントとは、張り綱やペグで固定しないと設営できないテントを示します。非自立式で人気なのは、おしゃれなデザインが特徴のワンポールテントです。テントの端をペグで固定し、中央にポールを立てて設営します。
ペグをしっかりと打ち込める場所ではないと設営が難しいですが、その名の通りポールを1本しか必要としないため、軽量なアイテムが豊富です。
テントの構造|携帯性と快適性に違いが出る
テントの構造には「ダブルウォール」と「シングルウォール」の2種類があります。2つの違いは、テントが二重構造か一重構造かという点です。軽さと過ごしやすさが異なるため、自分のツーリングやキャンプのスタイルに合ったものを選びましょう。
シングルウォールは、1枚の生地で構成されており、パーツが少ないため軽くコンパクトに収納できることが魅力です。外との温度差により結露が発生しやすい難点はありますが、携帯性を重視したい人には最適なアイテムといえるでしょう。
ダブルウォールは、上からかぶせるフライシートと寝室となるインナーテントの二重構造になっています。フライシートとインナーテントの間にできる空気の層により、暑さや寒さなどの外気が内部に伝わりにくいことが特徴です。二重になっている分、シングルウォールより重く収納サイズが大きくなりますが、テント内で快適に過ごしたい人は、ダブルウォールがおすすめです。
防水加工|耐水圧を確認する
万が一にそなえて防水性の高いテントを選んでおけば、急な雨でも安心です。テントの防水レベルは「耐水圧」で表示されています。一般的に1,500mm程度の耐水圧があれば、キャンプ中に雨が降ってきても対応可能です。耐水圧と雨量の目安は以下の通り。
多くのテントは1,500mm以上の耐水圧をそなえていますが、簡易的なテントは防水性が低いこともあるため、購入前にはしっかりと確認をしましょう。
バイクツーリングにおすすめのテント12選
バイクや自転車でのツーリングに最適な人気のテントを紹介します。デザインや広さはもちろん、収納サイズや重さなど、自分の愛車に安全に積載できるかもチェックしてみてください。
バイクにテントを積載する方法と注意点
バイクにテントを積載する方法と注意点を解説します。荷物が落下すれば事故につながる恐れがあるため、正しい積載方法を確認しておきましょう。
積載する方法
バイクにテントを積むときは、シートバッグに入れることが一般的です。シートバッグはバイクに積むことを前提につくられており、車体にしっかりと固定できるため安全に荷物を積載できます。選ぶときは、テントをはじめとするキャンプ道具を収納できるサイズであることはもちろん、道路交通法に反していない大きさのアイテムを選びましょう。
シートバッグに荷物を収納するときは、重い道具から入れていくことが鉄則です。テントのような重い道具は下に入れることで重心が低くなり、バランスが良くなります。
積載時の注意点
バイクに荷物を積むときに注意すべきポイントは以下の3点です。安全にツーリングするためにしっかりと押さえておきましょう。
まず注意したいことが荷物の傾きです。バイクに対してシートバックの中心がずれた状態で取りつけてしまうと、バッグが傾き、走行中のバランスがとりづらくなることがあります。またベルトの緩みも事故につながる恐れがあります。ベルトが緩んでいると、シートバッグがぐらついたり、落下したりすることがあり大変危険です。
最後に、荷物の積みすぎにも注意しなければなりません。シートバッグに入らなかった荷物はツーリングネットやコードを使用してバッグ上に積載が可能です。しかし、荷物を積み上げるほど崩れるリスクが高くなります。できるだけコンパクトな道具を選び、荷物を小さくまとめられる工夫をしましょう。
ツーリングテントでバイクキャンプを楽しもう!