【プロ監修】最強バーベキューコンロ(グリル)おすすめ17選|選び方も徹底解説
キャンプやホームパーティーなどで欠かせないバーベキューコンロ(グリル)ですが、種類がありすぎてどれを選べば良いか悩む人も多いでしょう。この記事ではバーベキューの達人・下城民夫(しもじょう・たみお)さん監修のもと、選び方やおすすめ製品を紹介します!
バーベキューコンロ(グリル)とは?種類や使い方の違い
バーベキューコンロ(グリル)は、炭やガスを使って屋外で食材を焼くための調理器具です。焼き網の上で肉や野菜を焼くシンプルな使い方が基本ですが、最近では焚き火や鉄板料理に対応したモデルも登場し、アウトドアの楽しみ方に合わせて選べるバリエーションが増えています。主なタイプは以下の3つに分かれます。
- ハイスタイル:脚が長く、立ったまま使えるスタイル。大人数のBBQやイベントに
- ロースタイル:地面に近い低めの設計で、焚き火台と兼用できるモデルも。キャンプとの相性◎
- 卓上型:テーブルに載せて使えるコンパクトタイプ。ベランダや庭での少人数バーベキューに
それぞれ、使用人数・持ち運びやすさ・片づけやすさなどに違いがあります。まずは、自分の使いたいシーンに合うタイプを知ることが「最強の1台」選びの第一歩です。
バーベキューコンロ(グリル)の選び方
バーベキューコンロ(グリル)にはさまざまな種類があり、どれが自分に合っているのかわからない人もいるでしょう。バーベキュー協会会長・下城民夫さんにバーベキューコンロ(グリル)選びの6つのポイントを教えてもらいました。
種類|焚き火も楽しみたいならロースタイル
使用人数|2人で使用するなら焼き面サイズは30×20cm
着火|簡単に火起こしできるのはガス式
片づけ|炭の処理を簡単にするなら取っ手付き
素材|軽さを求めるならステンレス製
組み立て|コンパクトにしたいなら組み立て式
種類|焚き火も楽しみたいならロースタイル
まず使用シーンを想定することから始めましょう。大人数での立食形式なのか、少人数でゆっくり楽しむのか、または日帰りなのか宿泊をともなうかによっても、最適なバーベキュースタイルは変わります。
ハイスタイルとは脚の高さが70〜80cm程度のバーベキューグリルのことです。立食で楽しむのが一般的ですが、座面の高さが40cm程度のイスと組み合わせることで座って食事もできます。
ロースタイルとはハイスタイルよりも脚が短く座って楽しむスタイルのバーベキューコンロをいいます。昨今では焚き火台と兼用できる製品が人気を集めていて、キャンプの荷物をよりコンパクトにしたいと考える人が増えています。
テーブルに置いて使用する卓上タイプは、2〜4人でお店のようにのんびり座りながら食事が楽しめます。コンパクトなものが多いので持ち運びやセッティングが簡単で、庭やテラスなど、さまざまな場所で使いやすいのがメリットです。
使用人数|2人で使用するなら焼き面サイズは30×20cm
使用する人数に合わせて、焼き面のサイズも確認しましょう。大きすぎても小さすぎても使い勝手が悪いため、上記の表を参考に最適なサイズのものを選べるとバーベキューがより楽しめます。
また大人数の場合は、コンパクトなサイズのバーベキューコンロ(グリル)を数台持っていくのもひとつの手です。
着火|簡単に火起こしできるのはガス式
火起こしはバーベキューの醍醐味ですが、慣れていないと難しいもの。着火の方法や火の管理のしやすさでバーベキューコンロ(グリル)を選ぶことも一案です。
できるだけ簡単に火起こしを済ませたいなら、ガス式のバーベキューコンロ(グリル)がおすすめ。炭火は火を付けるのに時間がかかりますが、ガス式ならすぐに点火でき火力調節も簡単です。
片づけ|炭の処理を簡単にするなら取っ手付き
「少しでもあと片づけを楽にしたい!」という人は、取っ手の有無とパーツが分解できるかにも注目してみましょう。取っ手付きのものなら使用後の炭の持ち運びが楽になり、パーツを分解できるものは汚れを落としやすくなります。
またアメリカで主流の、鉄板を使用するプレートバーベキューなら網よりも汚れを落とすのが簡単です。
素材|軽さを求めるならステンレス製
バーベキューコンロ(グリル)の素材にはステンレスとスチールがありますが、軽くて持ち運びやすいのはステンレスです。価格はやや高めですが、さびにくく耐久性が高いため長持ちします。
しかし市場に出回っているバーベキューコンロ(グリル)は、スチール製のものがほとんど。手ごろな価格が魅力ですが、ステンレスに比べると重くてさびやすいというデメリットがあります。
頻繁に使う機会がないのであればスチール製でも十分にバーベキューを満喫できますが、長く愛用したい人にはステンレス製がおすすめです。
組み立て|コンパクトにしたいなら組み立て式
バーベキューコンロ(グリル)の組み立て方法には、組み立て式と折りたたみ式があります。一般的には脚と本体が分解できる組み立て式が主流ですが、バーベキューコンロ(グリル)の形が多様化している昨今では、網を外して本のように閉じる形の折りたたみ式も増えています。
また組み立て方法で確認しておきたいのが、ネジの有無。ネジが必要かどうかによって組み立ての複雑さが変わることを覚えておきましょう。
下城さんイチ押しのバーベキューコンロ(グリル)を紹介
さまざまなタイプの製品がある中で、プロは実際にどのようなバーベキューコンロ(グリル)を使用しているのでしょうか?バーベキューのプロ・下城さんの愛用品を聞きました。
ユニフレームのTGシリーズがおすすめ!
ユニフレームのTGシリーズは、バラせば小さく収納できるほかオプションが豊富で「とにかく使い勝手が良い」と下城さんイチ押しの製品です。コンパクトさを追求しながらも、4〜5人の家族が十分に楽しめる大きさがあります。
【ハイスタイル】バーベキューコンロ(グリル)のおすすめ10選
おすすめのバーベキューコンロ(グリル)を「ハイスタイル」「ロースタイル」「卓上型」のタイプ別に紹介します。どういったシーンで使用したいかを想像しながら、ぴったり合うスタイルを見つけてください。
【ロースタイル】バーベキューコンロ(グリル)のおすすめ
【卓上型】バーベキューコンロ(グリル)のおすすめ5選
あると便利!バーベキューを快適にするおすすめグッズ
下城さんにおすすめの便利グッズを教えてもらいました。バーベキューの達人が使っているアイテムをそろえて、バーベキューをグレードアップさせましょう。
グリルブラシ
シェラカップ
グリルマット
バーベキューコンロ(グリル)のお手入れ方法
バーベキューコンロ(グリル)を長く使うには、メンテナンスが重要です。ここでは、初心者でも簡単にできるバーベキューコンロ(グリル)の洗い方とお手入れ方法を紹介します。
洗い方
【必要なもの】
【手順】
- 炭に火がついているうちに網にアルミホイルをかぶせ、10分ほど置いておく
- グリルブラシやスチールタワシで網を洗う
日常的な手入れのポイント
使用頻度が高く、使うごとにきれいに掃除をしていれば、日常的なメンテナンスは必要ありません。食べカスなどが付着しているとそこから菌が繁殖し衛生的に良くないので、網から落ちた食材や灰は使用後に取り除いておきましょう。丸洗いできるものはホースなどで水をかけて乾燥させた後にしまえばOKなので管理が楽です。
また、火床にアルミホイルを敷けば、バーベキュー後のメンテナンスを時短できます。
保管時の注意事項
長期間使用しない場合は網や火床に薄く油を塗り、さびがつかないようにすることがおすすめ。新聞紙で包んで保管すれば余分な油を新聞紙が吸い取ってくれるため、周囲のものに油が付くことを防げます。
バーベキューコンロ(グリル)に関するよくある質問(FAQ)
バーベキューコンロ(グリル)選びでよくある疑問を、初心者向けにわかりやすく解説します。購入前の参考にしてください。
Q. 炭火とガス、どちらのバーベキューコンロが初心者向き?
火起こしが簡単で扱いやすいのはガス式です。スイッチひとつで着火でき、火力調節もしやすいため、初心者や庭先での使用にぴったりです。ただし、風の強い日や冬場には火力が安定しづらいこともあります。アウトドアらしさや風味を重視したい人には炭火式もおすすめです。
Q. 家の庭やベランダでも使えるバーベキューコンロはある?
卓上型やコンパクトサイズのグリルなら使いやすいです。煙の少ない設計の「無煙グリル」やガス式の卓上タイプなら、近隣への煙の影響を抑えながら楽しめます。ただし、集合住宅では火気の使用に制限がある場合があるため、事前に確認が必要です。
Q. 子どもがいても安全に使えるバーベキューコンロはある?
安定感のある脚付きモデルや、ふた付きタイプが安心です。コンロが倒れにくく、火や熱に直接触れにくい構造のものを選びましょう。着火中にふたを開けて使用するなど、安全な使い方にも注意が必要です。
Q. バーベキューコンロの寿命はどれくらい?
使用頻度や手入れ状況によりますが、2〜5年が目安です。ステンレス製ならサビに強く10年以上使える場合もあります。使用後の洗浄や乾燥をしっかりおこなえば、長持ちさせられます。
Q. グリルの掃除を楽にする方法はある?
アルミホイルやグリルマットを活用すると片づけが劇的にラクになります。使用前に火床にアルミホイルを敷いたり、網の上にグリルマットを敷くことで、油汚れや焦げ付きが少なくなり、洗浄もスムーズです。
あなたにとっての“最強”バーベキューコンロを見つけよう
バーベキューコンロ(グリル)を選ぶ際にはいくつかのポイントがありますが、まずはどのようなバーベキューを楽しみたいのか、自分が理想とするバーベキュースタイルを決めることが大切です。紹介した内容を参考に、自分にぴったりのバーベキューコンロ(グリル)を見つけてくださいね。
おしゃれなバーベキューコンロ16選!キャンプを華やかに
バーベキューコンロはシンプルで地味なデザインが多いと思う方もいるでしょう。しかし、バーベキューコンロの中には 、キャンプやアウトドアに持って行きたくなるようなおしゃれなアイテムもあります。この記事では、そんなおすすめのおしゃれなバーベキューコンロをタイプ別に紹介します!また、人気でおすすめのカセットコンロも紹介するので、自分好みのおしゃれなアイテムを見つけてください!