燻製おすすめ食材18選!下ごしらえなしの具材や変わり種も紹介!
「燻製って簡単みたいだけどどうやるの?」「実際にどんな食材を使えば良いの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?本記事では初心者でも簡単にできる燻製方法やおすすめの燻製食材、変わり種の具材、hinata編集部で実際に試した燻製食材を紹介します!ぜひ本記事を参考に燻製食材をそろえてみてください!
燻製の作り方3種類を解説!
燻製と一口に言っても、作り方が大きく3種類に分類されます。「熱燻(ねっくん)法」と「温燻(おんくん)法」と「冷燻(れいくん)法」の3つで、食材を燻す温度と時間が違います。
冷燻法は外気温との兼ね合いを考えた長時間の温度管理が必要なので上級者向けです。アウトドアには1時間〜長くても半日程の時間で簡単に作れる熱燻法、温燻法が向いています。それぞれの違いと向いている食材を確認しましょう!
熱燻法
80〜140℃の高温で1〜2時間燻煙します。保存目的というより、味と香りを楽しむ為の方法で調理のようなものです。
温燻法
30〜70℃で1〜7時間煙でいぶします。できあがった燻製は水分が多く、保存が効きにくいですが、幅広い食材を燻製できる方法です。ハム、ベーコンをはじめとした、馴染み深い多くの燻製がこの方法で作られています。
冷燻法
約25℃以下で長期間燻煙をかけ、熟成させます。保存しやすく、うまみも強くなります。生ハム、スモークサーモンなどが冷燻法で作られています。
燻製の調理工程は簡単3ステップ!
1、下味をつける!
下準備は2つ、「下味をつける」ことと「乾燥させる」こと。特に味気のないたまごやちくわ、豆腐は雑菌の繁殖を抑える意味でも下味をしっかりとつけるようにしましょう!チーズや明太子などすでに味が付いているものに関して、下味の工程は省略可能です!
2、乾燥させる
燻製前にしっかり乾燥させておかないと、燻製器内の温度がうまく上がらなかったり、煙の香りがうまく食材につかないのでしっかりと乾燥させましょう!特に豆腐のような水気が多く、大きなものは乾燥させづらいので注意です。キッチンペーパーなどでしっかり水分を抜いておきましょう!
3、スモークする
下準備さえ済んでしまえば、あとは網の上に並べて火をつけたスモークウッドを燻製機内にセットして、ふたを閉じるだけ。あとは待っていれば火力の調整など難しそうなこともいりません。
おすすめの燻製食材
燻製に使う食材はコンビニやスーパーで気軽に買えます。ここでは定番食材から、下ごしらえのいらない食材、チャレンジしてみたい変わり種まで、燻製のおすすめの食材を紹介します!
たまご
燻製の定番である「たまご」。火加減を調整することによって半熟など、好みの柔らかさにして食べられます。半熟にする際は60℃程度で時間をかけて燻しましょう!
燻製時間:30分〜1時間
枝豆
こちらもコンビニ燻製食材の定番、枝豆。冷凍されている枝豆はしっかり解凍して水分を飛ばしましょう!燻製し終わったら3時間程置けば落ち着いたにおいになり、燻製独自の濃縮された枝豆の味を楽しめます。
燻製時間:15〜30分
ししゃも
お酒のおつまみとして相性が良いししゃも。子持ちししゃもを燻製すれば小さな粒の食感を楽しめます。
燻製時間:20〜30分
ちくわ
燻せば風味と香ばしさがプラスされ、うまみが増すちくわ。燻したちくわをそのまま食べるのもおいしいいですが、マヨネーズやこしょうをかけるとさらにおいしく食べらます。
燻製時間:10〜15分
【熱燻】ベーコンの燻製を簡単&時間短縮!本格的なレシピも紹介
ベーコンを簡単につくれることを知っていますか?ベーコンの作り方にはさまざまな方法がありますが、この記事では簡単なものからこだわりの本格レシピまで、おすすめの3パターン紹介します。キャンプ場で、自宅で、おいしい燻製ベーコンをつくってみませんか。
ホタテ
食後のつまみに最適なホタテ。燻製する前に日本酒に付け、キッチンペーパーなどで水分を拭き取り、2時間程乾燥させましょう!とろっとした食感に燻製の風味がプラスされうまみが増します。
燻製時間:20〜30分
下ごしらえなしでOKの食材
燻製は、味付けや乾燥など燻す前に下ごしらえが必要ですが、もともと味がしっかり付いていて下ごしらえのいらない食材もあります。燻製にはじめてチャレンジするとき、キャンプで手軽に燻製を作りたいときにおすすめの下ごしらえなしでOKの食材を紹介します。
ベーコン
燻製の定番であるベーコン。市販のベーコンを買えば燻すだけで燻製を楽しめますが、自家製ベーコンも作れます。自家製ベーコンは準備が大変ですが、好みに合わせて味付けができるのでおすすめ!
燻製時間:4時間
ソーセージ
ベーコンと並んで定番食材のソーセージ。下ごしらえもいらないので初心者にも人気です。スーパーで売っているソーセージがおいしいスモークソーセージに!粗挽きや辛味のあるチョリソーなど市販のソーセージの種類によっていろいろな味を楽しめるのでおすすめ。
燻製時間:30分
明太子
明太子の燻製は短時間でできます。燻製時温度を低くして柔らかく仕上げることも可能。一晩寝かしておくとさらにうまみが増します。
燻製時間:10〜15分
チーズ
チーズを燻せば風味が増しおいしく食べられます。チーズの味とチップの風味を変えれば違う風味を楽しめるのもうれしいポイント!下ごしらえせず、簡単に燻製できるので初心者にもおすすめ!
燻製時間:15分
塩サバ
スーパーに売っている塩さばは元々塩漬けされているので、下ごしらえいらず。さばの生臭さが消え、味に深みが増します!お酒のおつまみとしてもおすすめです。
燻製時間:15分
ミックスナッツ
コンビニ燻製食材として人気のミックスナッツ。燻製器にかけ終わったら、強いにおいが収まるのを待って、オイルを混ぜ塩を振りましょう。これでスモークナッツの完成。塩やオイルにこだわるとよりおいしくなります!
燻製時間:5〜10分
ポテチ
ポテチは下準備なしですぐに燻製できます。水分がなく且つ、味付けもされているので手間いらず。ポテチのサクサク感に燻製独自の香ばしい味がプラスされ、おいしく食べられます。
おすすめの変わり種食材
ここでは燻製の変わり種食材を紹介!またhinata編集部が実際に変わり種に挑戦した食材も紹介します!
カニカマ
コンビニなどで手ごろな価格で買えるカニカマも燻製でおいしいおつまみになります。カニカマは水分が多いので事前に水分を拭き取り乾燥させるのがポイント。そのままの味と燻製したカニカマを食べ比べてみるのも楽しそうです。
餃子
餃子の燻製は燻製前に水分をしっかり拭き取ることがポイント。皮の中に燻製の香ばしいにおいがぎっしり詰まり、いつもとは一味違う餃子を楽しめます。
調味料「ほりにし」の燻製
さまざまな燻製調味料が発売されていますが自分で燻製調味料をつくることもできます!今回は、キャンプ愛好家に大人気の調味料「ほりにし」を燻製。燻製方法はいたって簡単。「ほりにし」をアルミカップに入れて、網の上に置き、通常通り燻製。スモーキーな香りの「ほりにし」に大変身しました。この特製「ほりにし」、ポップコーンやチーズとの相性が抜群です。
納豆の燻製
市販の納豆を燻製器でスモーク。納豆特有の臭みが和らぎ、食べやすくなりました。ホットサンドにも合いそうな味わいです。納豆パックのまま燻製するとパックが溶けてしまいますので、こちらもアルミカップに入れ替えて燻製しましょう。
チーズ味のカロリーメイトとどら焼きの燻製
チーズ味のカロリーメイト(写真右)とどら焼き(写真左)を燻製してみました。燻製との相性が良いチーズですが、カロリーメイトのチーズ味の燻製はインパクト弱めの印象。どら焼きは、皮がパサついてしまいましたが、あんこの甘さがまろやかになりました。さらに燻製の香りもまとって、お酒にも合う味に変身。
これは失敗…チキンラーメンの燻製
チキンラーメンの袋麺を燻製!スモークされた鶏肉がおいしいからと、期待は高まりますが…。実際は焦げたような味になり、おいしいとは言えない結果に。
燻製器の自作方法5選!100均・ホームセンターの材料で手軽に作ろう
グルメ派がキャンプ場でも実践することが多い「燻製」。憧れるけど専用器具をそろえるのはハードルを高く感じる人も多いはず。そこで今回は、手軽に安く作れる燻製器の自作テクニック5種類を紹介します。段ボールや鍋など、身の回りにあるものでOK。ぜひチャレンジして極上のスモーク料理を味わってみてください!
燻製作りにおすすめのアイテムを紹介
ここではこれから燻製にチャレンジしていきたい方向けに、hinataスタッフがおすすめ燻製アイテムを紹介していきます!
燻製器編
シンプルな設計なので洗いやすくてお手入れ簡単。前面のふたが大きく開くので、大きな食材も楽々配置できます。使用前後はとてもコンパクトに折りたためるので、
持ち運びも簡単。収納する時も場所をとらず、かさばりません。
【基本情報】
- 使用サイズ:22.2×19.4×41.5cm
- 収納サイズ:23×4×44cm
- 重量:2kg
- 材質:スチール、天然木
- セット内容:本体、フタ、燻煙網(2枚)、チップ皿、つり下げフック(3本)、木製つまみ(2個)
温度計付きで熱燻製にも対応している本格的な燻製器。燻製器内の温度管理が簡単にできます。付属のフックがついており、魚をスモークすることも可能。
内部は2段棚式になっており、一度にたくさんの食材を調理できます。
【基本情報】
- 使用サイズ:25×26.5×40cm
- 重量:2.1kg
- 材質:ステンレス
- セット内容:本体、棚網×2枚、チップ皿、フック×4
手軽に燻製を楽しみたい方におすすめの燻製器。使用時以外は取手を折りたたんでおけるので、場所も取らず収納に困りません。
アウトドアはもちろん、家庭での使用にも向いています。 ガス・炭火・オーブン・IHとマルチ対応な燻製器です。
【基本情報】
- 使用サイズ:17.5×42.5×7cm
- 収納サイズ:17.5×30×7cm
- 重量:1,265g
- 材質:ステンレス
- セット内容:本体、トレイ、網、ウッドチップ155ml×1 、日本語説明書
スモークチップ編
香りが強く、クセの強い食材に合います。日本ではヒッコリーと同じくらいメジャーなスモークチップです。市販の加工肉類もさくらのチップで燻製されていることが多いです。
肉類にはさくらのスモークチップを使用するのがおすすめ。
【基本情報】
- サイズ:21×33cm
- 容量:1.7L(500g)
- 素材:新鮮な国産原木のみ
甘くマイルドな香りが特徴のりんごチップ。
鶏肉や白身魚などの淡白な味の食材を燻製する際におすすめです。色づきは弱めなので、色をあまり変えることなく、燻製の香りが楽しめます。
【基本情報】
- サイズ:21×33cm
- 容量:1.7L(500g)
- 素材:薬品無添加の新鮮な国産原木
色付きがとても良いのが特徴のならのスモークチップ。見た目にもおいしい燻製ができあがります。香りにクセがないので、
魚の燻製におすすめです。
【基本情報】
- サイズ:21×33cm
- 容量:1.7L(500g)
- 素材:高品質の国産原木
初心者必見!燻製に必須のスモークチップをわかりやすく解説
スモークチップは木を細かく砕きチップ状にした燻煙材のことです。食材に香りをつけるため、燻製には欠かせません。サクラやリンゴなどいくつか種類があるので、違いがわからないなんてことも。今回は、燻製の基本知識とスモークチップの種類、おすすめの食材を紹介します!スモークチップの違いを理解して、さまざまな風味の燻製料理を楽しみましょう。
今回の燻製体験で学んだこと・気づいたこと
燻製を作りの経験から学んだこと、気づいたことを皆さんに共有します。失敗なくおいしい燻製が作れるように、燻製にチャレンジする際はぜひ参考にしてください!
燻製は事前準備が大事
燻製では食材の水分が抜けないと、食材が酸っぱくなります。今回編集部が行った燻製では豆腐の水分が十分に抜けていなく燻製中、食材表面の水分と煙が反応し「酸」が発生し、酸っぱい豆腐が出来上がってしまいました。
豆腐はもともと水分が多く、一晩キッチンペーパーで給水しても足りなかったと考えられます。一晩キッチンペーパーで水気をしっかりとった後、風通しの良い場所で乾燥させた方がよかったです!燻製をはじめてしまえばあとはもう待つだけなので、事前準備をどれだけしっかりとできるかが重要と言えるでしょう。
また、事前準備が面倒、というときには、下ごしらえのいらない食材を選ぶのがおすすめです!
燻製は温度管理が命
今回はダンボール燻製器を使って、温燻方と呼ばれる燻製方を試してみましたが、温度が上がりきっていないように感じました。温度が上がらないと食材にしっかりと色もつきません。今回食材の下面はしっかり色付きましたが、上面の方にまで色がうまくつかなかったのは温度管理がしっかりしていない証拠です。
初心者でもとっても簡単!
燻製は「下味付け」「乾燥」「燻す」だけの作業しかないのでとても簡単です!食材もスーパーやコンビニで気軽に買えます。もともと下味がついているものなら、下ごしらえも不要でより気軽に燻製を楽しむこともできます!
甘いものを燻製にするのは意外にアリ
今回編集部は変わり種としてチーズケーキとマシュマロを用意しました。選ぶときには「失敗して面白ければいいかな」という軽いノリで用意してしまいましたが、意外においしかったのでびっくりしました!チーズケーキはスポンジの部分がカリカリになり、燻製の香りと控えめな甘さが相まってとてもおいしかったです。マシュマロはいい香りのする焼きマシュマロのような感じで、外はカリカリ中はとろとろでした!
次はショートケーキやチョコレートケーキも燻製してみたいです。
燻製に挑戦してみよう!
燻製は簡単でキャンプ初心者でも簡単にできます。食材をスーパーやコンビニで揃えて燻製器や段ボールで燻すだけ。もし今キャンプ場に向かわれている方で燻製してみたいと思った方は、本記事を参考にスーパーやコンビニで食材を揃えて、燻製にチャレンジしてみてください!
燻製マニュアル!初心者におすすめの食材やレシピ、燻製器を紹介
チーズやベーコンなどを煙で燻してつくる、キャンプで人気の「燻製」料理は独特の香ばしさが癖になる人も多いです。はじめる前は「自分ではできない」「難しい」と思われがちですが、実はとっても簡単。この記事では基本的な手順やおすすめ食材・燻製機を紹介します。